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ダウ90000のコント・演劇はどこで見られる?歴代公演一覧と視聴方法

目次
  1. ダウ90000の歴代公演一覧|コント・演劇の視聴方法とDVD・配信情報
  2. ダウ90000のコント・演劇は今どこで見られる?
  3. 無料で見られる公式コント|初めてならこの作品から
  4. ダウ90000の歴代演劇公演一覧|第1回から第7回まで
  5. 第1回『フローリングならでは』|演劇活動の出発点
  6. 第2回『旅館じゃないんだからさ』|最初の岸田國士戯曲賞候補作
  7. 第3回『ずっと正月』|コメディとしての表現を追求
  8. 第4回『いちおう捨てるけどとっておく』|学習塾を舞台にした会話劇
  9. 第5回『また点滅に戻るだけ』|本多劇場へ進出した作品
  10. 第6回『旅館じゃないんだからさ』|大阪での再演
  11. 第7回『ロマンス』|全国4都市公演と岸田國士戯曲賞受賞
  12. ダウ90000の歴代単独コントライブ|10000・20000・30000・40000
  13. 『40000』の「具体」と「抽象」は何が違う?
  14. 『40000』全国10都市の公演日程一覧
  15. 過去の演劇公演は配信で見られる?2026年の再配信状況
  16. ダウ90000のDVDはある?『旅館じゃないんだからさ』が発売
  17. 岸田國士戯曲賞に関係した3作品の違い
  18. ダウ90000はどの作品から見るのがおすすめ?
  19. ダウ90000の作品についてよくある質問
  20. まとめ|ダウ90000の歴代公演と、今から作品を楽しむ方法

ダウ90000の歴代公演一覧|コント・演劇の視聴方法とDVD・配信情報

ダウ90000のコント・演劇はどこで見られる?無人の劇場を描いたイラストで、歴代演劇公演全7回と単独ライブ10000〜40000、YouTube・DVD・配信などの視聴方法を紹介。

ダウ90000のコントや演劇を見てみたい。でも、公式YouTubeで見られる作品と、劇場で上演された舞台作品では、視聴できる方法が異なります。

2020年の旗揚げから活動を続けるダウ90000は、短いコントを中心としたライブと、一本の物語を描く演劇公演を並行して制作してきました。

2025年までに演劇公演は第7回まで開催され、2026年には単独コントライブ『40000』で全国10都市を巡っています。

現在、最も手軽に作品を楽しめるのは公式YouTubeチャンネル「ダウ九萬」です。 過去の演劇公演については配信期間が終了したものもありますが、『旅館じゃないんだからさ』の公式DVDや、『ロマンス』の戯曲書籍といった視聴・入手方法もあります。

ここでは、2026年10月23日時点の視聴方法を最初に整理したうえで、歴代演劇公演7回と、数字を冠した単独コントライブ『10000』から『40000』までを振り返ります。

ダウ90000のコント・演劇は今どこで見られる?

ダウ90000の作品を見る方法は、大きく分けて公式YouTube、過去公演の映像配信、DVD、戯曲書籍、劇場での生公演があります。

ただし、すべての公演がいつでも視聴できるわけではありません。特に有料配信は販売・視聴期間が設定されているため、過去の配信告知が残っていても、現在購入できるとは限りません。

方法見られる内容2026年10月23日時点
公式YouTube短編コント、単独ライブからの抜粋、企画動画など無料公開あり
過去の有料配信『ロマンス』『また点滅に戻るだけ』など確認できた直近の再配信は終了
公式DVD『旅館じゃないんだからさ』2026年に発売。劇場・HMVで販売実績あり
戯曲書籍『ロマンス』紙書籍・電子書籍あり
劇場公演単独ライブ『40000』名古屋・横浜公演を予定

無料動画から入るなら公式YouTube、長編の演劇を知りたいなら歴代公演一覧、過去の舞台を手元に残したいならDVDや戯曲を確認するのが分かりやすいでしょう。

公式の新しい公演情報は所属先KOHENの公演案内で確認できます。

無料で見られる公式コント|初めてならこの作品から

ダウ90000の公式YouTubeチャンネルは「ダウ九萬」という名前で運営されています。

短編コントを多数公開しており、単独ライブで上演された作品の一部も視聴できます。

特に、実際の単独ライブから公開されたコントは、舞台でどのような笑いを作っているのかを知る入口になります。

『浪人』|8人が並ぶ会話劇

『浪人』は、2022年の初単独ライブ『10000』で披露されたコントです。

8人が横一列に座った状態で、会話を中心に展開します。

特別な装置や派手な動きを使わなくても、登場人物の発言や反応が重なっていくだけで笑いが生まれる。ダウ90000の大人数コントの特徴が分かりやすい一本です。

2022年5月の『10000』千秋楽を伝えた公演レポートでも、冒頭に披露された作品として紹介されています。

ダウ90000公式YouTube『浪人』/2023年1月4日公開

『即興』|人物同士の反応と会話の面白さ

『即興』も単独ライブ『10000』で上演されたコントです。

浮気相手との鉢合わせという状況から、登場人物たちが次々に対応を変えていく作品。誰かの発言によって状況が変わり、周囲がそれに反応していく会話の展開が特徴です。

ダウ90000のコントでは、最初に設定された人間関係が、会話の進行によって少しずつ違うものに見えてくることがあります。『即興』では、その変化を短い時間の中で楽しめます。

公式YouTubeで『即興』を見る

『幼馴染』|『20000』から公開されたコント

『幼馴染』は、2023年11月の単独ライブ『20000』で披露された作品です。

2024年6月30日に公式YouTubeで公開されました。

『20000』は『10000』より長尺のライブとして制作された公演です。単独ライブの歴史をたどる意味でも、『10000』のコントと見比べる楽しみがあります。

ダウ90000公式YouTube『幼馴染』/2024年6月30日公開

このほかにも、公式チャンネルには『フロント』『今更』『独白』『転職』などのコントがあります。

なお、YouTubeに公開されているのは単独ライブの一部作品です。『10000』『20000』の公演全編が無料公開されているという意味ではありません。

ダウ90000公式YouTube「ダウ九萬」

ダウ90000の歴代演劇公演一覧|第1回から第7回まで

ダウ90000は、短いコントを集めたライブとは別に、長編の演劇作品を定期的に発表してきました。

2025年までに上演された演劇公演は、第1回から第7回までの全7公演です。

ただし、第6回は第2回作品『旅館じゃないんだからさ』の再演にあたります。そのため、公演番号は7回ですが、異なる作品は6本になります。

回上演年作品名主な会場
第1回2021フローリングならでは北池袋新生館シアター
第2回2021旅館じゃないんだからさユーロライブ
第3回2022ずっと正月新宿シアタートップス
第4回2022いちおう捨てるけどとっておく新宿シアタートップス
第5回2023また点滅に戻るだけ本多劇場
第6回2024旅館じゃないんだからさ(再演)近鉄アート館
第7回2025ロマンス飛行船シアターほか

初期は東京の比較的小さな劇場を中心に活動していましたが、2023年には本多劇場へ進出。2024年には大阪で再演公演を行い、2025年の『ロマンス』では東京・大阪・金沢・福岡の4都市へ広がっています。

この変化は、ダウ90000の演劇活動がどのように発展してきたのかを知るうえでも興味深いものです。

第1回『フローリングならでは』|演劇活動の出発点

2021年1月29日から31日まで、東京・北池袋新生館シアターで上演されました。

ダウ90000として初めての本公演にあたり、脚本・演出を蓮見翔が担当しています。

当時は新型コロナウイルスの流行によって稽古環境に制約があり、通常どおりに舞台制作を進めることが難しい時期でした。

蓮見は終演翌日の2021年2月1日に公開した文章で、制作を振り返っています。

それまで毎月コントライブを開催していたこともあり、最初は長いコントを書くような感覚があった一方、本公演では演劇としての作品を作ろうとしていたことが語られています。

ここには、後のダウ90000にもつながる創作上の課題があります。短い時間で笑いを作るコントと、長い時間をかけて人物の関係を描く演劇。その両方をどう成立させるのかという問題です。

なお、初回公演には現在の固定メンバー以外の出演者も参加しており、現在の8人体制による公演とは出演構成が異なります。

第2回『旅館じゃないんだからさ』|最初の岸田國士戯曲賞候補作

2021年9月24日から27日まで、東京・渋谷のユーロライブで上演されました。

タイトルには「旅館」とありますが、舞台となるのはレンタルビデオ店です。

店に出入りする人々の会話や過去の関係を通じて、登場人物が抱える感情や記憶が次第に浮かび上がっていきます。

この公演は、ダウ90000が現在の8人体制へ移る際の重要な作品でもありました。

上演直前にメンバー2人が脱退することになり、蓮見は脚本を書き直して公演を実施。その後、作品は第66回岸田國士戯曲賞の最終候補に選出されました。

旗揚げから約1年で演劇賞の最終候補となったことで、ダウ90000の演劇作品が広く注目されるきっかけの一つになりました。

2024年には第6回演劇公演として再演され、2026年には公式DVDも発売されています。

8人体制になった経緯については、ダウ90000はなぜ8人?結成の経緯と「劇団」を名乗らない理由でも詳しく紹介しています。

第3回『ずっと正月』|コメディとしての表現を追求

2022年1月26日から2月6日まで、東京・新宿シアタートップスで上演されました。

蓮見は公演発表時、約90分のコメディとして制作する方針を説明しています。

前作『旅館じゃないんだからさ』が演劇賞の候補になった後の公演ですが、作品を難解な方向へ進めるのではなく、観客に笑ってもらうことを強く意識していたようです。

ダウ90000の演劇を考えるとき、長編だから笑いが控えめになるわけではないことは重要です。

コントのような会話のテンポを保ちながら、90分前後の一つの物語として成立させる。その取り組みを示した公演でした。

第4回『いちおう捨てるけどとっておく』|学習塾を舞台にした会話劇

2022年10月5日から19日まで、新宿シアタートップスで上演されました。

舞台となるのは学習塾・予備校です。そこで働く人々と生徒を中心に、日常の会話から人物の関係や事情が浮かび上がっていきます。

この作品では、ダウ90000のメンバー8人が出演。脚本・演出を蓮見翔が担当しました。

また、音楽面ではスカートが参加しています。澤部渡がオープニング曲とエンディング曲を書き下ろし、舞台の雰囲気を支えました。

2022年はダウ90000にとって、演劇公演だけでなく、テレビドラマや配信作品など活動の場が広がった年でもあります。

そうした時期に制作された本作について、蓮見は開幕時、周囲の環境が大きく変わった中でも、以前から続けている活動を大切にしたいという考えを語っています。

なお、本作も2022年11月に期間限定の映像配信が実施されています。これは当時の配信記録であり、2026年現在の常時配信を意味するものではありません。

第5回『また点滅に戻るだけ』|本多劇場へ進出した作品

2023年5月17日から21日まで、東京・下北沢の本多劇場で上演されました。

ゲームセンターや地元の人間関係を題材にした作品で、昔からの知り合い同士の関係や、時間が経つことで変わるものと変わらないものを描いています。

本多劇場は東京の演劇文化を支えてきた劇場の一つ。ダウ90000がそれまでの小規模な劇場から、さらに大きな舞台へ進出した公演でもあります。

本作は第68回岸田國士戯曲賞の最終候補に選ばれました。

『旅館じゃないんだからさ』に続いて、蓮見翔の戯曲が再び同賞の候補となったことは、演劇分野での評価を積み重ねた出来事でした。

2026年2月には『ロマンス』の受賞を記念して再配信されましたが、視聴期間は同年3月1日で終了しています。

第6回『旅館じゃないんだからさ』|大阪での再演

2024年9月20日から29日まで、大阪・近鉄アート館で上演されました。

この公演は、2021年の第2回演劇公演『旅館じゃないんだからさ』の再演です。

ダウ90000にとって、東京以外で初めて開催した単独公演という点でも重要な位置づけにあります。

初演と再演は何が違う?

同じ作品名ですが、2021年の東京初演と2024年の大阪再演は、それぞれ別の舞台公演です。

項目第2回・初演第6回・再演
上演年2021年2024年
都市東京大阪
会場ユーロライブ近鉄アート館
位置づけ第2回演劇公演第6回演劇公演・再演
映像配信2026年再配信2024年・2026年に配信

初演から約3年が経過し、出演者たちの活動経験も増えた中での再演でした。初演と再演を見比べれば、同じ戯曲でも演じる時期や舞台環境によって印象が変わる面白さがあります。

実際に2026年2月の再配信では、初演版と再演版の両方が視聴できる形式で提供されました。

現在はこの配信期間が終了していますが、2026年には公式DVDも発売されています。

第7回『ロマンス』|全国4都市公演と岸田國士戯曲賞受賞

2025年5月14日に東京・飛行船シアターで開幕した『ロマンス』は、ダウ90000にとって初めての4都市ツアーとなった演劇作品です。

東京、大阪、金沢、福岡を巡り、11月には東京・日本青年館ホールで追加公演も開催されました。

開催地日程会場
東京5月14〜18日飛行船シアター
大阪6月27日〜7月6日近鉄アート館
金沢10月24〜26日金沢21世紀美術館 シアター21
福岡11月7〜9日西鉄ホール
東京追加公演11月15〜16日日本青年館ホール

漫画・ドラマ・現実が交錯する物語

『ロマンス』は、数年前の短い時間を共有した二人の記憶をめぐるコメディ作品です。

同じ出来事を経験していても、何を大切に覚えているのか、どのような意味を持たせているのかは人によって異なります。

そうした記憶の違いが、漫画やドラマといった創作にも重なり合い、現実と作品の境界が複雑に交錯していきます。

メインビジュアルは漫画家の魚豊が担当。主題歌はカネヨリマサルによる書き下ろし楽曲が使用されました。

2026年2月16日、蓮見翔は本作で第70回岸田國士戯曲賞を受賞しました。

『旅館じゃないんだからさ』『また点滅に戻るだけ』に続く3度目の最終候補入りで、初の受賞となります。

この賞は劇作家の戯曲を対象とするもので、受賞者は蓮見翔、受賞作品は『ロマンス』です。

『ロマンス』は書籍でも読める

『ロマンス』は2026年5月20日、白水社から戯曲書籍として発売されました。

全180ページの単行本で、ISBNは9784560025987。紙書籍に加えて電子書籍も提供されています。

舞台の映像作品ではなく、蓮見翔が書いた台詞や場面構成を文字で読むための一冊です。

脚本として読むと、誰の発言が場面を動かしているのか、会話のどこに仕掛けがあるのかを、自分のペースで確かめられます。

書籍情報:『ロマンス』蓮見翔著・白水社(出版社提供書誌)

ダウ90000の歴代単独コントライブ|10000・20000・30000・40000

ダウ90000は演劇公演と並行して、短編コントをまとめた単独ライブも開催してきました。

『10000』『20000』『30000』『40000』という数字を冠したシリーズがあり、2026年までに4回の主要公演が企画されています。

数字付き単独ライブのほかにも『あの子の自転車』などのコントライブや企画公演がありますが、ここでは歴代の主要単独ライブを整理します。

公演名年開催時期会場・地域
1000020225月24〜29日ユーロライブ
20000202311月7〜19日ザ・スズナリ
3000020243月27日〜4月7日本多劇場
4000020267月3日〜12月27日予定全国10都市

『10000』|6本のコントで構成された初単独ライブ

2022年5月24〜29日、ユーロライブで開催。

全16公演を実施し、コント6本を約60分で披露しました。

ゲストや企画コーナー、幕間映像に頼らず、コントだけで構成された公演です。

『浪人』『今更』『転職』『即興』などが上演されました。

特に『浪人』は、8人全員が横並びで会話するという、人数を生かした舞台上の見せ方が特徴。『今更』では長く続いてきた友人関係、『転職』では職業紹介所での会話など、比較的身近な場面から笑いを生み出しています。

大がかりなセットがなくても、登場人物の言葉と反応だけで観客を引きつけられることを示した公演でした。

『20000』|約2時間を超える長尺のコント公演

2023年11月7〜19日、下北沢のザ・スズナリで開催されました。

新作コント8本を用意した公演で、初単独ライブ『10000』よりも上演時間が大幅に長くなっています。

上演時間については、開幕時に蓮見が約160分と説明した一方、劇場側の公演案内では約140分と記載されています。いずれにしても、約60分だった『10000』から大きく規模を広げた公演です。

ただし、全公演が予定どおりに実施されたわけではありません。

2023年11月18日の昼・夜2公演は、出演者の体調不良により中止となりました。翌19日の千秋楽は実施されています。

この中止が、次の単独ライブ『30000』で行われた特別な公開ゲネプロにつながります。

参考:ザ・スズナリ公式『20000』公演記録

『30000』|本多劇場で開催、前回中止公演への対応も

2024年3月27日から4月7日まで、本多劇場で開催されました。

前作『20000』の長尺化を踏まえ、蓮見は『30000』の上演時間について約100分と説明しています。

テーマソングは少年キッズボウイが担当しました。

この公演には、通常のライブとは別に特別な取り組みがありました。

3月27日の14時から行われたのは、前年『20000』の中止回のチケット購入者を対象とした公開ゲネプロです。

ゲネプロとは、本番とほぼ同じ条件で行う最終的な通し稽古のこと。今回は通常公演とは異なる形で観客を入れ、前作を見られなかった人に向けた機会が設けられました。

同日19時からは通常の公演も行われています。

また、『30000』は2024年4月8〜28日に期間限定で映像配信されました。

『20000』の中止回への対応、公演時間の見直し、本多劇場での上演という点で、シリーズの中でも転機となる公演でした。

『40000』|初の全国10都市コントツアー

2026年7月3日、大阪・近鉄アート館で開幕しました。

『30000』から約2年ぶりとなる単独コントライブで、今回は全国10都市を巡るツアー形式となっています。

演劇公演『ロマンス』ではすでに全国4都市を訪れていましたが、数字を冠したコント単独ライブがこれほど広い地域を巡るのは初めてです。

主題歌にはSundae May Clubの書き下ろし楽曲「爆音モノローグ」が使用されています。メインビジュアルは写真家の平間至が担当しました。

さらに『40000』では、会場によって「具体」と「抽象」という2種類の舞台演出が用意されています。

『40000』の「具体」と「抽象」は何が違う?

『40000』では、会場ごとに舞台の表現方法を「具体」と「抽象」に分けています。

この違いは、上演する都市を選ぶうえでも重要です。

具体|場所や時代背景を明確に示す舞台

「具体」は、舞台セットや衣装を作り込み、物語の場所や時代背景を明確に示す形式です。

例えば、舞台上の家具や小道具、衣装などから、登場人物がどのような場所にいるのかを観客が把握しやすい演出になります。

場面を具体的に示すことで、人物の行動や会話がその空間の中で起きていると感じられるのが特徴です。

抽象|象徴的な舞台美術や照明を使う形式

「抽象」は、舞台上の場所や時代を明確に限定せず、象徴的な美術や照明によって感情やテーマを表現する形式です。

具体的な場所を作り込む演出とは異なり、観客の想像によって場面を補う余地が大きくなります。

どちらもダウ90000のコントを見せる方法ですが、同じシリーズ名でありながら、会場によって舞台上の見え方が変わる点が『40000』の特徴です。

なお、具体と抽象の違いは舞台演出について発表されたものです。すべてのネタが完全に別作品になる、あるいは全編が同一の内容になるという意味ではありません。

『40000』全国10都市の公演日程一覧

2026年10月23日時点の公式発表に基づく公演日程です。

都市日程演出会場
大阪7月3〜12日具体近鉄アート館
東京7月15〜25日具体博品館劇場
札幌8月1〜2日抽象ジョブキタ北八劇場
仙台8月15〜16日具体仙台市シルバーセンター
福岡8月28〜30日具体西鉄ホール
広島9月19〜20日具体BLUE LIVE HIROSHIMA
鹿児島10月3〜4日具体Li-Ka南国ホール
金沢10月14〜16日抽象金沢21世紀美術館 シアター21
名古屋11月20〜22日抽象中日ホール
横浜12月25〜27日具体・抽象新都市ホール

金沢公演は初期告知の10月16〜18日から、10月14〜16日へ変更されています。

また、横浜公演は当初「具体」のみの予定でしたが、2026年7月25日の発表で「具体」「抽象」の両方を上演する形へ変更されました。

2026年10月23日時点では、今後の公演として名古屋と横浜が予定されています。

名古屋は抽象、横浜は具体・抽象の両形式です。横浜では公演回によって演出形式が異なるため、チケットを確認する際には日程だけでなく、どちらの形式なのかも確認する必要があります。

公演の最新情報はKOHEN公式公演情報、チケット販売情報はオフィスカニバブルの公式チケットページで確認できます。

過去の演劇公演は配信で見られる?2026年の再配信状況

過去の演劇作品を見る方法として、期間限定の有料映像配信があります。

2026年2月には、蓮見翔の第70回岸田國士戯曲賞受賞を記念して、過去の演劇作品が再配信されました。

対象となったのは3作品・4公演分です。

作品対象公演再配信状況
旅館じゃないんだからさ第2回・第6回2026年3月1日終了
また点滅に戻るだけ第5回2026年3月1日終了
ロマンス第7回2026年3月1日終了

『旅館じゃないんだからさ』は、2021年の初演版と2024年の再演版を1回の購入で視聴できる形式でした。

販売期限は2026年3月1日21時、視聴期限は同日23時59分です。

現在、この再配信の期間は終了しています。

また、『ロマンス』については2025年11月にも有料配信が始まり、2026年1月12日まで販売・視聴期間が延長されていました。

公式サイトには当時の配信告知が残っていますが、記載されている期限は過去の日付です。2026年10月23日時点で、これらの配信を常時購入できるサービスは確認されていません。

今後新たな配信が実施される場合は、KOHENの公式お知らせなどで案内されます。

ダウ90000のDVDはある?『旅館じゃないんだからさ』が発売

ダウ90000には、公式DVDも存在します。

2026年、単独ライブ『40000』の開催に合わせて、演劇作品『旅館じゃないんだからさ』のDVDが販売されました。

公式発表で案内された価格は4,000円(税込)です。

販売は『40000』の劇場物販のほか、HMVでの取り扱いも案内されました。2026年7月には、蓮見翔本人が劇場とHMVで販売していることを説明しています。

過去の演劇公演は期間限定配信が中心だったため、DVDとして映像を手元に残せることは、以前の公演を見たい人にとって大きな違いです。

なお、2026年8月28日にはDVDジャケット裏表紙の印刷誤植が発表され、2026年9月7日から12月27日までジャケット交換の対応期間が設けられています。

2026年10月23日時点では、現在の店舗別在庫や一般通販での販売継続状況は一律に確認できません。入手を希望する場合は、HMVの販売案内や公式物販の最新情報を確認する必要があります。

また、『旅館じゃないんだからさ』以外の歴代演劇公演について、同じように公式DVD・Blu-rayが現在販売されているという情報は確認されていません。

岸田國士戯曲賞に関係した3作品の違い

ダウ90000の演劇作品のうち、蓮見翔が岸田國士戯曲賞の最終候補または受賞に至った作品は3本あります。

作品初演年岸田國士戯曲賞位置づけ
旅館じゃないんだからさ2021第66回・最終候補最初の候補作。2024年に再演
また点滅に戻るだけ2023第68回・最終候補本多劇場で上演
ロマンス2025第70回・受賞全国4都市公演・戯曲書籍化

『旅館じゃないんだからさ』で初めて最終候補となり、『また点滅に戻るだけ』でも候補に選ばれ、『ロマンス』で受賞に至りました。

単に3作品が評価されたというだけでなく、その間に公演会場や上演地域が広がっていることも特徴です。

2021年のユーロライブから2023年の本多劇場へ、さらに2025年には全国4都市へ。その活動の広がりと並行して、蓮見翔は長編の戯曲を書き続けてきました。

同じダウ90000の作品でも、コントと演劇では求められる表現が異なります。演劇では、登場人物の言葉による笑いだけでなく、記憶や感情、時間の経過といった要素が長い物語の中で描かれていきます。

こうした作品を比較すると、ダウ90000がコントと演劇を分けて活動してきた理由も理解しやすくなります。

ダウ90000はどの作品から見るのがおすすめ?

初めてダウ90000の作品に触れるなら、過去の公演をすべて年代順に追いかける必要はありません。

今見ることができる作品の中から、興味のあるものを選ぶのが自然です。

大人数コントに興味があるなら『浪人』

8人が横並びになり、会話を重ねながら笑いを作る『浪人』は、大人数のグループであることを生かしたコントの一例です。

公式YouTubeで無料視聴できるため、初めて見る人にも入りやすい作品です。

会話劇が好きなら『即興』『幼馴染』

登場人物の言葉や反応によって場面が変わっていくコントが好きなら、『即興』や『幼馴染』も候補になります。

どちらも単独ライブから公開された公式動画で、ダウ90000が舞台で披露してきたコントに触れられます。

演劇の歴史を知りたいなら『旅館じゃないんだからさ』

演劇作品に興味があるなら、最初に岸田國士戯曲賞の最終候補となった『旅館じゃないんだからさ』は重要な作品です。

2021年の初演と2024年の再演があり、ダウ90000の歴史の中でも繰り返し上演されている作品です。

2026年にはDVDも発売されているため、現在の販売状況を確認する価値があります。

蓮見翔の脚本を読みたいなら『ロマンス』

脚本家としての蓮見翔に興味があるなら、『ロマンス』の戯曲書籍が適しています。

舞台で演じられた作品を文字で読むことで、台詞の流れや物語の仕組みをじっくり追えます。

また、2026年の『40000』では名古屋・横浜公演が予定されており、ダウ90000のコントを劇場で見る機会も残っています。

ダウ90000の作品についてよくある質問

ダウ90000の演劇公演は全部で何作品ある?

2025年までに第1回から第7回まで、7回の演劇公演が開催されています。

ただし、第6回『旅館じゃないんだからさ』は第2回作品の再演です。異なる演劇作品としては6本になります。

『10000』から『40000』まで、すべてのコントは無料で見られる?

公式YouTubeでは『10000』『20000』から抜粋されたコントなどを無料公開していますが、各ライブの全編が無料で視聴できるという意味ではありません。

公演によっては期間限定の有料配信が行われたこともあります。

『ロマンス』の舞台映像は現在も配信されている?

2025年11月からの配信は2026年1月12日まで、受賞記念の再配信は2026年3月1日まででした。

2026年10月23日時点では、確認できた配信期間は終了しています。戯曲については紙書籍・電子書籍が発売されています。

『旅館じゃないんだからさ』のDVDは一般販売されている?

2026年に公式DVDが発売され、劇場物販とHMVで販売が案内されました。

ただし、店舗ごとの在庫状況やオンラインでの購入可否は変動します。購入を考える場合は、現在の販売情報を確認する必要があります。

『40000』の次は『50000』になる?

『10000』『20000』『30000』『40000』と数字を増やす形で単独ライブが続いていますが、2026年10月23日時点では『50000』の開催日程や内容について正式発表は確認されていません。

今後の公演情報は、所属先や公式チャンネルからの発表が基準になります。

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まとめ|ダウ90000の歴代公演と、今から作品を楽しむ方法

ダウ90000は2020年の旗揚げ以降、コントと演劇の両方を制作し続けています。

演劇公演は2025年までに7回開催され、異なる作品は6本。単独コントライブは『10000』から『40000』へと発展し、2026年には全国10都市を巡る規模になりました。

今から作品に触れるなら、無料の公式YouTubeが最も手軽です。単独ライブで披露された『浪人』『即興』『幼馴染』などから、ダウ90000の会話劇を楽しめます。

長編の演劇については、期間限定配信が終了した作品もありますが、『旅館じゃないんだからさ』の公式DVDや、『ロマンス』の戯曲書籍という選択肢があります。

『旅館じゃないんだからさ』『また点滅に戻るだけ』『ロマンス』という3作品をたどれば、蓮見翔が岸田國士戯曲賞の最終候補から受賞に至るまでの歩みも見えてきます。

短いコントから長編演劇へ、東京の小劇場から全国公演へ。ダウ90000の作品を年代順に並べると、上演する場所や表現方法を広げながら活動してきた歴史が分かります。

これから初めて見る人も、昔の公演を探している人も、まずは見たい作品を決め、公式動画・映像商品・戯曲・劇場公演の中から現在利用できる方法を選ぶとよいでしょう。

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