スガキヤがドムドムをグループ会社化|なくなる?店名・藤﨑社長・店舗はどうなる

「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズが、「ドムドムハンバーガー」を展開するドムドムフードサービスをグループ会社化しました。
このニュースを見て気になるのは、会社同士の難しい資本関係よりも、「ドムドムはなくなるの?」「店名がスガキヤに変わる?」「藤﨑忍社長は辞める?」「今ある店舗やメニューはどうなる?」というところではないでしょうか。
先に結論を整理すると、2026年10月3日時点で、ドムドムハンバーガーのブランド廃止や、既存店舗をスガキヤへ転換するとの発表はありません。
藤﨑忍氏も代表取締役社長を続投します。今回まず変わったのは両社の資本関係で、スガキコシステムズがドムドムフードサービスの株式を追加取得し、正式にグループ会社として迎えることになりました。
一方、単に株主が変わっただけでもありません。今後はスガキコシステムズが財務面や多店舗展開を支援し、ドムドムが得意とする物販やマーケティングなどのノウハウもグループ内で活用する方針です。2027年春には、スガキヤとドムドムハンバーガーが同じ商業施設へ共同出店する計画も明らかになっています。
| 気になること | 2026年10月3日時点で確認できること |
|---|---|
| ドムドムはなくなる? | ブランド廃止の発表はない |
| 店名がスガキヤになる? | 既存店をスガキヤへ転換するとの発表はない |
| 藤﨑忍社長は? | 代表取締役社長を続投 |
| メニュー・価格は? | 今回のグループ会社化に伴う変更は発表されていない |
| ポイント・アプリなどは? | 今回の発表では変更の案内なし |
| スガキヤと同じ店になる? | そのような発表はない。2027年春に同じ商業施設への共同出店を予定 |
スガキヤがドムドムハンバーガーをグループ会社化|何が変わった?
スガキコシステムズは2026年10月2日、9月30日付でドムドムフードサービスの株式を追加取得し、正式にグループ会社として迎えることで合意したと発表しました。
共同通信は、株式の追加取得によってスガキコシステムズの出資比率が50%以上になり、ドムドムフードサービスを子会社化したと報じています。株式の取得額は公表されていません。
ニュースによって「グループ会社化」「子会社化」「買収」と表現が違うのはこのためです。スガキコシステムズ自身は、今回の発表で「グループ会社化」という表現を使っています。
また、今回初めて両社に資本関係が生まれたわけでもありません。スガキコシステムズは2025年12月からドムドムフードサービスへ一部出資しており、その後も店舗運営などで協力を進めてきました。
ドムドムハンバーガーはなくなる?店名はスガキヤになる?
今回のグループ会社化に伴って、ドムドムハンバーガーを廃止するとの発表はありません。
「スガキヤのグループに入る」と聞くと、ドムドムの看板がスガキヤへ変わるようにも受け取れますが、会社の資本関係が変わることと、消費者向けのブランドを統合することは別です。
今回の公式発表では、スガキヤとドムドムという両ブランドを大切にしながら、それぞれの価値を高めて次の時代へつないでいく考えが示されています。
さらに2027年春には、両ブランドの強みを活かして同じ商業施設へ共同出店する計画があります。少なくとも現在発表されている内容は、ドムドムをスガキヤへ置き換えるというものではありません。
ドムドムフードサービスの社名も変わる?
共同通信は、子会社化後もドムドムフードサービスの社名は変わらないと報じています。
つまり、今回のニュースを「ドムドムフードサービスという会社そのものがなくなり、スガキコシステムズへ一本化される」と捉えるのも正確ではありません。
ただし、これは将来にわたってブランド名や社名が絶対に変わらないことを保証するものではありません。現時点で確認できるのは、今回のグループ会社化に伴うブランド廃止や店名変更は発表されていないということです。
藤﨑忍社長は辞める?グループ会社化後も続投
ドムドムフードサービスの藤﨑忍社長については、スガキコシステムズの公式発表ではっきり示されています。
藤﨑氏はグループ会社化後も代表取締役社長を続投し、引き続きドムドムフードサービスの経営を担います。
また、株式の追加取得後も、藤﨑氏はドムドムフードサービス株式の一部を引き続き保有します。
今回のグループ会社化は、藤﨑氏が退任して経営陣を全面的に入れ替えるという内容ではありません。
今あるドムドム店舗・メニュー・価格はどうなる?
利用者にとっては、資本関係よりも普段使っている店舗やメニューが変わるのかが気になるところです。
2026年10月3日時点で、既存のドムドムハンバーガー店舗をスガキヤへ転換するとの発表はありません。
既存店を一斉に閉店する、ドムドムのロゴやブランド名を変更する、スガキヤと一つのブランドへ統合するといった計画も、今回の発表では示されていません。
メニューや価格をスガキヤと統一する発表もない
ドムドムの既存メニューを廃止してスガキヤの商品へ置き換える、両ブランドの価格体系を統一するといった案内も出ていません。
反対に、スガキヤ店舗でドムドムの商品を販売する、ドムドム店舗でスガキヤの商品を販売するといった具体的な計画も、現時点では発表されていません。
ポイント、アプリ、クーポン、オンラインショップなどについても、今回のグループ会社化に伴う変更は確認できませんでした。
そのため「何も変わらない」と将来まで決めつけるのではなく、現時点ではこれらの変更は発表されていないと整理するのが正確です。
スガキヤとドムドムは以前から関係があった
今回のニュースだけを見ると、2026年9月になってスガキコシステムズが突然ドムドムをグループへ迎えたように見えます。
実際には、その前から段階的に関係を深めてきました。
2025年12月にスガキコシステムズが一部出資
スガキコシステムズは2025年12月、ドムドムフードサービスへ一部出資しました。
その後は資本関係だけでなく、コラボグッズの販売、管理部門の再構築支援、店舗運営や営業教育に関するオペレーションノウハウの共有などにも取り組んでいます。
2026年1月には藤﨑社長がMBO
2026年1月16日には、ドムドムフードサービスが藤﨑忍社長によるMBO(マネジメント・バイアウト)の実施を発表しました。
MBOとは、会社の経営陣が自社株式を取得することで経営権を得る手法です。
このとき藤﨑氏はレンブラント・インベストメントからドムドムフードサービスの株式を取得。共同出資者として、スガキコシステムズのほか、ベジテック、スワローホールディングスも参加しました。
そのため2026年9月30日の株式追加取得は、まったく関係のなかった会社を突然買収したという流れではありません。すでに株主として関わっていたスガキコシステムズが株式を追加取得し、資本関係をさらに深めたという経緯があります。
7月にはスガキヤ店舗跡地へドムドムが出店
資本面だけでなく、店舗展開でも具体的な連携が始まっていました。
2026年7月28日には、名古屋市大須に「ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店」がオープン。スガキコシステムズの店舗跡地を活用した店舗で、ドムドムにとって東海地方への復活出店となりました。
大須ではスガキヤの「スーちゃん」とドムドムの「どむぞうくん」によるコラボグッズも展開されるなど、グループ会社化の正式発表より前からブランド同士の取り組みも行われています。
なぜスガキヤはドムドムをグループ会社化した?
今回のグループ会社化には、両社がそれぞれ持っている強みを相互に活用する狙いがあります。
スガキコシステムズのグループは現在約300店舗を展開しており、長年の外食事業で店舗運営のノウハウを蓄積してきました。店舗開発、人材、物流・調達といった経営資源もあります。
同社は「1,000店舗チェーン」の構築を目標に掲げ、「スガキヤ」の約20年ぶりとなる関東再進出にも動いています。その中でラーメンとは異なる、テイクアウトを主力とする業態をグループに加えることで、出店できる立地の選択肢を広げる考えです。
一方のドムドムは、独創的な商品開発や企業・ブランドとのコラボレーションに加え、物販、ライセンス事業、マーケティング、テイクアウトなどに特徴があります。
グループ会社化後は、スガキコシステムズが財務面の包括的なバックアップや多店舗展開のノウハウをドムドム側へ提供し、より積極的な投資を行える環境を整える方針です。
逆に、ドムドムが持つ物販、マーケティング、テイクアウトなどのノウハウはスガキコシステムズ側でも活用します。
簡単にいえば、スガキコシステムズが持つ店舗運営・出店の基盤と、ドムドムが得意とする商品企画・物販・マーケティングを組み合わせることが、今回のグループ化の大きな狙いです。
2027年春にはスガキヤとドムドムが同じ商業施設へ共同出店
利用者から見て今後の変化を最も具体的に感じられそうなのが、2027年春に予定されている共同出店です。
スガキコシステムズは、両ブランドの強みを活かし、同じ商業施設へ共同出店する予定だと明らかにしています。
ここで注意したいのは、「同じ商業施設へ出店する」と「スガキヤとドムドムが一つの店舗になる」は同じ意味ではないことです。
2026年10月3日時点では、同じ区画を共有するのか、それぞれ別の区画へ入るのか、客席や会計を共通化するのかといった具体的な形態は発表されていません。出店先となる商業施設についても、今回の発表では明らかにされていません。
したがって、現段階で「スガキヤとドムドムの複合店が誕生する」「一つの店舗で両ブランドのメニューを注文できる」とまでは言えません。
ドムドムの店舗は今後増える?
グループ会社化によって期待されるのが、ドムドムの今後の店舗展開です。
スガキコシステムズは、多店舗展開のノウハウや財務面の支援によって、ドムドムフードサービスがこれまで以上に積極的な投資を行える環境を整えるとしています。
ただし、「ドムドムを何年までに何店舗へ増やす」といった具体的な店舗数目標は発表されていません。
スガキコシステムズが掲げている「1,000店舗チェーン」もグループ全体の目標です。「ドムドムを1,000店舗にする」という計画ではありません。
10月13日には「吉祥寺FC店」がオープン予定
一方、ドムドム自体の新規出店は続いています。
ドムドム公式サイトでは、2026年10月13日に東京都武蔵野市で「ドムドムハンバーガー 吉祥寺FC店」をオープンすると案内しています。
ただし、この吉祥寺FC店が今回のグループ会社化によって決まったとの説明はありません。発表時期が近いことだけを理由に、両者を直接結び付けることはできません。
スガキヤとドムドムの関係を時系列で整理
ここまでの動きを時系列にすると、今回のグループ会社化までに段階を踏んできたことが分かります。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年12月 | スガキコシステムズがドムドムフードサービスへ一部出資 |
| 2026年1月16日 | 藤﨑忍社長によるMBOを発表。スガキコシステムズなどが共同出資者として参加 |
| 2026年7月28日 | 名古屋市大須に「ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店」がオープン |
| 2026年9月30日 | スガキコシステムズがドムドムフードサービス株式を追加取得 |
| 2026年10月2日 | スガキコシステムズがグループ会社化を正式発表 |
| 2026年10月13日予定 | 「ドムドムハンバーガー 吉祥寺FC店」がオープン予定 |
| 2027年春予定 | スガキヤとドムドムが同じ商業施設へ共同出店予定 |
2025年末の出資から、MBOへの共同出資、店舗面での協力、株式の追加取得へと関係が深まってきました。今回のグループ会社化だけを切り取るより、この流れで見る方が両社の関係を理解しやすくなります。
まとめ|ドムドムの廃止発表はなし、変わったのはまず資本関係
スガキコシステムズは2026年9月30日付でドムドムフードサービス株式を追加取得し、10月2日にグループ会社化を正式発表しました。
今回の発表で確認できる範囲では、ドムドムハンバーガーのブランド廃止や、既存店舗をスガキヤへ転換する計画は示されていません。藤﨑忍氏も代表取締役社長を続投し、株式の一部を引き続き保有します。
メニュー、価格、ポイント、アプリなどについても、グループ会社化に伴う変更は現時点で発表されていません。
一方で、両社の連携はこれまで以上に深まります。スガキコシステムズは財務面や多店舗展開を支援し、ドムドムの物販・マーケティングなどのノウハウもグループ内で活用する方針です。2027年春には、両ブランドが同じ商業施設へ共同出店する計画もあります。
共同出店の具体的な形や、グループ化後にドムドムを何店舗まで増やすのかはまだ明らかになっていません。現段階では、「ドムドムがスガキヤになる」のではなく、それぞれのブランドを活かしながら同じグループとして連携を深めるというのが、今回の発表内容に最も近い整理です。