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『原神』スネージナヤ実装!約6年で第七の国へ|魔神任務で見えたファデュイと「淑女」の重み

原神スネージナヤ実装!魔神任務で見えたファデュイと「淑女」の重み

2020年9月にサービスを開始した『原神』が、ついにスネージナヤへ到達しました。

2026年8月12日、Ver.7.0「神に愛されぬ雪国」が正式リリース。HoYoverseが「7つ目となる国」と位置付けるスネージナヤが新地域として開放され、魔神任務も第七章へ入りました。

モンド、璃月、稲妻、スメール、フォンテーヌ、ナタ。

長い旅の末、今度はファデュイの故郷を旅人自身が歩くことになります。

もちろん、氷の女皇や神の心など、サービス開始時から残されてきた謎へ近づいていくことも楽しみです。

ただ、実際に魔神任務を進めていて個人的に特に良いと感じたのは、過去に倒した敵との物語まで、スネージナヤ側からもう一度見せ直していることでした。

その象徴が「淑女」ことロザリンです。

※ここからはVer.7.0および過去の魔神任務について一部ネタバレを含みます。

Ver.7.0でテイワット第七の国・スネージナヤが開放

Ver.7.0では、スネージナヤの新エリアとして、

新エリア
古獣の氷原
永結の凍土
霜つく峰
焔翼の谷
白樺の雪葬地

の5地域が開放されました。

これですぐにスネージナヤ全土のすべてが開放されたという意味ではありません。

それでも、2020年の公式「『テイワット』メインストーリーチャプターPV」で、モンドから始まる七国巡りの一つとして予告されていた「神に愛されぬ雪国」へ実際に入れるようになったことには大きな意味があります。

同PVではモンドからスネージナヤまでの各章に続き、その先にカーンルイアも示されていました。

約6年続いてきた七国を巡る旅が、一つの大きな節目へ到達したことになります。

スネージナヤは「ファデュイの国」だけではなかった

これまでスネージナヤについて聞くと、まず浮かんだのはファデュイでした。

氷の女皇。

十一人の執行官。

世界各地へ派遣された兵士や外交官。

そして、各国で集められてきた神の心。

旅人から見たスネージナヤは、長いあいだ「敵の本拠地」に近い存在だったと思います。

しかし当然ながら、国へ実際に入ればそこには普通の生活があります。

スネージナヤはテイワット北端に位置する極寒の国で、クルースニクエネルギーによって生活圏を維持。各地を鉄道が結び、中心都市スネージナヤ・グラードには活気ある街とファデュイ総本部が置かれています。

遠くから「敵国」として見ていた場所を、その中で暮らす人々の側から見る。

スネージナヤ編は、まずその視点の変化が面白いです。

魔神任務は第七章「神に愛されぬ雪国」へ

Ver.7.0では魔神任務第七章が始まり、

第一幕「神に愛されぬ雪国」

第二幕「死魂の夜想曲」

が8月12日に同時開放されました。

スネージナヤ到着後から、旅人は極寒の環境やエネルギーをめぐる問題、この国で動く複数の勢力へ関わっていきます。

ただ、新しい問題が次々に出てくるだけではありません。

むしろ印象的だったのは、ここまで旅してきたからこそ分かる過去とのつながりです。

これまでファデュイは旅人が訪れた各国へやって来る存在でした。

スネージナヤでは逆に、旅人の方が彼らの国へ入っていきます。

その瞬間から、以前の出来事にも別の角度が生まれます。

オデットは「淑女」配下だったファデュイ

その役割を担う一人が、Ver.7.0でプレイアブルキャラクターとして登場したオデットです。

オデットはスネージナヤで知られるバレリーナですが、それだけではありません。

HoYoverseは彼女について、明確に「『淑女』配下のファデュイ」と紹介しています。

先行プレイレポートでは、さらにファデュイ執行官第八位「淑女」ロザリンの教え子でもある人物として紹介されていました。

ここで、稲妻までの物語が一気に現在へ戻ってきます。

旅人にとって「淑女」は何度も対立してきたファデュイ執行官でした。

しかしオデットにとっては、単なる過去のボスキャラクターではありません。

彼女自身の人生に関わっていたロザリンという人物です。

稲妻で「淑女」に何が起きたのか

ここは誤解しやすいため、正確に整理しておきます。

稲妻の魔神任務で、旅人は淑女に御前試合を申し込みました。

戦闘では旅人が勝利します。

しかし、淑女を直接殺したのは旅人ではありません。

御前試合に敗れた彼女へ最後の裁きを下したのは雷電将軍でした。

したがって、「旅人が淑女を殺した」とだけ説明すると正確ではありません。

一方で、旅人が御前試合を申し込み、その戦いに勝ったことが彼女の死につながったのも確かです。

この微妙な立場が、スネージナヤへ来ると急に重くなります。

個人的に良かった「淑女の死が終わった話になっていない」こと

ここは今回の魔神任務で、個人的に特に面白いと感じた部分です。

稲妻でプレイしていた当時、淑女の死は非常に衝撃的でした。

それでも旅人の物語は続きます。

スメールへ向かい、フォンテーヌを巡り、ナタへ行き、さらにその先へ進んでいく。

プレイヤーにとっても、いつしか「稲妻で起きた数年前の出来事」になっていきます。

ただ、ロザリンとスネージナヤの関係については、一つ整理しておく必要があります。

スネージナヤはロザリンの故郷ではありません。彼女はかつてモンドで暮らし、スメールへ遊学した後、災厄を経てモンドへ戻った人物です。

重要なのは、旅人がロザリンの故郷へ来たことではなく、彼女が「淑女」として所属していたファデュイの本拠地へ、ついに自分から足を踏み入れたことです。

そして、ロザリンの死をファデュイ側から描く伏線は、今回初めて出てきたものでもありません。

2022年7月に公開された公式の「『テイワット』メインストーリー幕間PV-『冬夜の戯劇』」では、ファデュイ執行官たちが一堂に会し、亡くなった「淑女」を悼む姿が描かれていました。

公式もこのPVを、執行官たちが冬夜の中で「哀悼」する場面として紹介しています。

当時の旅人は、その場にはいませんでした。

稲妻で淑女との戦いを終えた一方、その死を受け止めるファデュイ側の時間は、旅人の知らないところで続いていたわけです。

それから約4年がたち、今度は旅人自身がスネージナヤへ入り、「淑女」配下だったオデットと出会う。

かつてPVで遠くから見ていた「淑女の死後」が、今度は旅人自身の物語へつながってくる。

そう考えると、稲妻での決着を数年越しに持ち出した意味が、より強く感じられます。

オデットを通してその事実が再び旅人の前へ戻ってくる構成は、かなり好きでした。

「淑女」が再びロザリンという一人の人物に戻る

『原神』を長くプレイしていると、「淑女」という呼び方の方が自然になっている人も多いと思います。

ファデュイ執行官第八位。

モンドでウェンティから神の心を奪った人物。

稲妻で週ボスとして戦った相手。

プレイヤーから見れば、どうしても役割や肩書きで記憶しやすいキャラクターです。

ところがスネージナヤには、彼女をロザリンとして知っていた側があります。

ここに来て初めて、旅人が各国で戦ってきた相手にも、自分たちから見えなかった人間関係や日常があったことを強く意識させられます。

そしてこれは淑女だけの話ではないはずです。

スネージナヤには、これまで出会ってきたファデュイたちの故郷があります。

その事実だけで、ファデュイという組織の見え方が以前とは変わってきます。

ファデュイを「敵組織」ではなく故郷から見る章

スネージナヤ編で今後さらに面白くなりそうなのは、ファデュイそのものの描き方です。

もちろん、これまで各国で彼らがしてきたことが消えるわけではありません。

事情が分かれば何をしても許される、という話でもないでしょう。

ただ、これまでは旅人の前へ現れる「外国の組織」として見ることが多かったファデュイを、今度は彼らの国から見ることになります。

総本部がある。

そこで働く人がいる。

家族を持つ者もいる。

誰かを尊敬している者もいれば、誰かを失った者もいる。

タルタリヤについては早い段階からスネージナヤの家族が描かれていましたが、Ver.7.0ではその視点が国全体へ広がっていくことになります。

敵を味方に変えるのではなく、敵にもこちらからは見えていなかった人生がある。

この描き方の方が、スネージナヤには合っていると思います。

約6年間続いた「神の心」の謎も本丸へ

スネージナヤへ来た以上、避けて通れないのが神の心です。

ファデュイは物語の初期から各国の神の心へ関わってきました。

その中心にいるのが氷の女皇です。

なぜ女皇は神の心を集める必要があったのか。

ファデュイは最終的に何をしようとしているのか。

女皇と天理の関係はどうなっているのか。

長年追い続けてきたこの問題は、スネージナヤへ入ったことでいよいよ遠い国の話ではなくなりました。

ただし、Ver.7.0開始時点ですべての答えが出たわけではありません。

むしろ最初から答え合わせをするのではなく、まずスネージナヤという国そのものを見せている印象があります。

ここは急がなくてもいいところだと思います。

氷の女皇はどう描かれるのか

スネージナヤ編で最大の注目人物は、やはり氷の女皇でしょう。

『原神』の序盤から名前が出ている七神でありながら、その人物像は長いあいだ遠い場所に置かれていました。

プレイヤーが実際に見てきたのは、女皇本人よりも彼女の下で動く執行官たちです。

だからこそ、スネージナヤでファデュイを単なる悪役として描かないのであれば、女皇もまた、

「敵組織のトップ」

だけでは説明できない人物として描かれる可能性があります。

何を守ろうとしているのか。

なぜ天理へ向かおうとしているのか。

その目的を知ったとき、これまでの物語がどう見え直すのか。

一方で、目的があったからといって、各国で行われた行為をどこまで正当化できるのか。

このあたりをどう描くかは、スネージナヤ編全体でもかなり重要になりそうです。

七国が揃っても『原神』の物語が終わるわけではない

Ver.7.0でスネージナヤが開放され、HoYoverseが示してきた七つの国へ旅人は到達しました。

だからといって、

「スネージナヤ=『原神』最終章」

と考えるのは早いです。

2020年公開の公式チャプターPVでは、スネージナヤの後にカーンルイアが示されています。

さらに、旅人と双子の問題、テイワットの成り立ち、天理をめぐる謎なども残っています。

七国を一つずつ巡る旅は、確かに終盤へ来ました。

しかし世界の謎を解く物語は、その先へ続いています。

そう考えるとスネージナヤは、

旅の終点というより、七国を巡って集めてきた物語が世界の核心とつながり始める場所

と見る方がしっくりきます。

ストーリーだけでなく遊びも大きく変わったVer.7.0

Ver.7.0ではゲーム面にも大きな変化があります。

スネージナヤの七天神像とインタラクトすると、旅人はついに氷元素を獲得。

さらに氷元素と風元素を組み合わせる新たな「星反応」として星拡散が追加されました。星拡散を起こすと「星の嵐」が生成され、追加の氷元素範囲ダメージを与えます。

また、スネージナヤでは従来の『原神』とはかなり感触の異なる三人称視点のシューティング要素も登場しています。先行プレイでは、専用エリアで銃を使って戦う本格的なTPSモードとして紹介されました。

新しい国へ来たことを、風景だけではなく遊び方からも感じさせるアップデートになっています。

まとめ|スネージナヤで面白いのは「6年間の旅が返ってくる」こと

2026年8月12日、『原神』Ver.7.0「神に愛されぬ雪国」が始まり、旅人はついにテイワット第七の国・スネージナヤへ入りました。

氷の女皇。

ファデュイ。

神の心。

その先にあるカーンルイア。

サービス開始時から追ってきた大きな謎へ近づいていることは、もちろん楽しみです。

しかし実際に魔神任務を進めてみて、個人的にそれ以上に印象に残ったのが淑女の扱いでした。

稲妻で旅人は淑女との御前試合に勝利し、その後、彼女は雷電将軍の裁きによって命を落としました。

当時の旅人から見れば、大きな敵との決着です。

でもロザリンの人生は、そこでゲーム上の「ボス撃破」としてきれいに終わるわけではなかった。

スネージナヤには、彼女を知る人が残っています。

そしてオデットは、公式にも「淑女」配下のファデュイとして設定されています。

旅人にとっては何年も前の出来事でも、残された側にとっては現在につながっている。

ここまで長く旅してきたゲームだからこそ、この描き方が効きます。

新しい国へ来たはずなのに、プレイヤーは何度も過去を振り返ることになる。

敵として見ていたファデュイを、その故郷から見る。

倒した人物を、その人物を知っていた側からもう一度見る。

6年間、自分たちが歩いてきた旅が、今度はスネージナヤ側からこちらへ返ってくる。

Ver.7.0をプレイしていて感じた一番の面白さは、そこでした。

七国を巡る旅はいよいよ大きな節目を迎えました。

ただ、『原神』そのものの核心はまだその先にあります。

スネージナヤは「最後の国」だから面白いのではなく、これまでのすべてを持ったまま到達する国だから面白い。

この先、氷の女皇とファデュイの真意が明らかになったとき、モンドから続いてきた旅がどんな意味に変わるのか。

スネージナヤ編で一番楽しみにしたいのは、そこです。

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