ゴエモン40周年のコレクションは、懐かしさだけで買っていいのか
『がんばれゴエモン大集合!』は、KONAMIから発売された『がんばれゴエモン』シリーズのコレクション作品です。
発売日は2026年7月2日。
対応機種はNintendo Switch、PlayStation 5、PC(Steam)で、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイで発売されたシリーズ13作品を収録しています。
本作は、シリーズ40周年を記念したコレクションタイトルです。
ゴエモンといえば、和風アクション、独特のギャグ、耳に残る音楽、そしてどこかお祭りのようなにぎやかさが魅力のシリーズです。
ただし、今回レビューするうえで大事なのは、「懐かしいからおすすめ」で終わらせていいのかという点です。
収録作品は多いです。
巻き戻しやクイックセーブ・ロードなど、現代向けのサポート機能も用意されています。
一方で、元が古いゲームである以上、今遊ぶと難しさや不親切さを感じる場面もあります。
つまり本作は、単なる名作詰め合わせではありません。
レトロゲームの良さと、昔のゲームならではのクセがそのまま入ったコレクションです。
この記事では、『がんばれゴエモン大集合!』は本当に買うべきなのか、収録作品、遊びやすさ、サポート機能、価格とのバランスまで、忖度なしでレビューしていきます。
がんばれゴエモン大集合!とは
『がんばれゴエモン大集合!』は、KONAMIの『がんばれゴエモン』シリーズをまとめたコレクション作品です。
ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイで発売された13タイトルを収録しており、シリーズ40周年に合わせて登場したタイトルです。
新作アクションゲームではなく、過去作を現代機で遊びやすくまとめた復刻コレクションです。
そのため、評価の軸は少し特殊です。
新作としての進化を見るゲームではなく、
「今この13作品をまとめて遊ぶ価値があるのか」
「昔のゴエモンを今遊んでも楽しめるのか」
「サポート機能によってどれだけ遊びやすくなっているのか」
ここがレビューの中心になります。
ゴエモンシリーズは、和風アクションにギャグ、ミニゲーム、町探索、RPG要素まで混ざったかなり独特なシリーズです。
同じゴエモンでも、作品によって遊び味はかなり違います。
横スクロールアクションとして楽しめる作品もあれば、RPG寄りの外伝作品もあります。
スーパーファミコン時代の作品では、ゴエモンインパクトやキャラクター切り替えなど、シリーズの個性がかなり強く出ています。
つまり本作は、単に昔のゲームを13本並べたセットではありません。
ゴエモンというシリーズが、どれだけ幅広い方向に広がっていたのかをまとめて確認できるコレクションです。
基本情報
- タイトル:がんばれゴエモン大集合!
- ジャンル:レトロゲームコレクション
- 発売日:2026年7月2日
- 発売元:KONAMI
- 対応機種:Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)
- 価格:5,478円(税込)
- 収録タイトル数:13タイトル
- 収録機種:ファミリーコンピュータ/スーパーファミコン/ゲームボーイ
- 主なサポート機能:巻き戻し、クイックセーブ/ロード、連射、ターボ、ミュージックモード、取扱説明書閲覧
本作で重要なのは、収録数だけではありません。
巻き戻しやクイックセーブ/ロードといった機能が入っていることで、当時の難しさをそのまま投げ出されるわけではない点です。
昔のゲームは、今遊ぶとチェックポイントの少なさや難易度の高さが気になることがあります。
特にゴエモンシリーズは、アクションのクセやミニゲームの連打、RPG作品のテンポなど、現代のゲームとは違う手触りがあります。
そこでサポート機能があるかどうかはかなり大きいです。
レトロゲームの雰囲気は残しつつ、遊び直しやすくする。
この方向性が、本作の評価を大きく左右するポイントになります。
良かった点
13作品をまとめて遊べるところ
『がんばれゴエモン大集合!』でまず大きいのは、13作品をまとめて遊べるところです。
収録されているのは、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイで発売された作品です。
| 収録タイトル | 機種 | 発売年 |
|---|---|---|
| がんばれゴエモン!からくり道中 | ファミリーコンピュータ | 1986年 |
| がんばれゴエモン2 | ファミリーコンピュータ | 1989年 |
| がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル | ファミリーコンピュータ | 1990年 |
| がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 | スーパーファミコン | 1991年 |
| がんばれゴエモン さらわれたエビス丸 | ゲームボーイ | 1991年 |
| がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝 | ファミリーコンピュータ | 1992年 |
| がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス | スーパーファミコン | 1993年 |
| がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め | スーパーファミコン | 1994年 |
| がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由 | スーパーファミコン | 1995年 |
| それ行け♥エビス丸 からくり迷路 消えたゴエモンの謎!! | スーパーファミコン | 1996年 |
| がんばれゴエモン 黒船党の謎 | ゲームボーイ | 1997年 |
| がんばれゴエモン 天狗党の逆襲 | ゲームボーイ | 1999年 |
| がんばれゴエモン 星空士ダイナマイッツあらわる!! | ゲームボーイカラー | 2000年 |
初代『がんばれゴエモン!からくり道中』から、スーパーファミコン時代の代表作、さらに外伝作品まで入っているため、シリーズの広がりをかなりまとまった形で追うことができます。
これは単純に本数が多いという話だけではありません。
ゴエモンシリーズは、作品ごとにかなり遊び味が違います。
初期作品は、昔のアクションゲームらしい難しさやクセが強めです。
一方で、スーパーファミコン時代の作品になると、演出、音楽、キャラクター性、町探索、ミニゲームなどが一気に濃くなります。
さらに、外伝作品ではRPGとしてのゴエモンも楽しめます。
つまり本作は、横スクロールアクションだけを集めたコレクションではありません。
アクション、探索、ミニゲーム、RPG、キャラクターの掛け合いまで含めて、ゴエモンというシリーズの幅をまとめて確認できる内容です。
特に、これまで一部の作品しか触れてこなかった人にとっては、かなり価値があります。
「ゆき姫救出絵巻」や「奇天烈将軍マッギネス」の印象が強い人でも、初期作品や外伝を遊ぶことで、シリーズの変化が見えてきます。
昔のゲームをただ懐かしむだけではなく、シリーズがどう進化していったのかを体験できる。
ここはコレクション作品としてかなり良いところです。
忖度なしで言うと、13作品収録というボリュームはかなり強いです。
1本1本の古さやクセはありますが、まとめて遊べる価値は高いです。
レトロゲーム好き、ゴエモン世代、そしてシリーズを後追いしたい人には、まずここが一番の魅力になると思います。
巻き戻しやクイックセーブで遊びやすくなっているところ
『がんばれゴエモン大集合!』で評価したいのは、レトロゲームをそのまま放り込んだだけではないところです。
本作には、巻き戻し、クイックセーブ/ロード、連射、ターボ、ミュージックモード、取扱説明書閲覧などの機能が用意されています。
| サポート機能 | できること |
|---|---|
| 巻き戻し | ミスした場面を少し戻してやり直せる |
| クイックセーブ/ロード | 好きな場面で保存し、すぐに再開できる |
| 連射・ターボ | 連打が必要な場面を遊びやすくできる |
| ミュージックモード | 収録作品のBGMを聴き直せる |
| 取扱説明書閲覧 | 当時の説明書を確認しながら遊べる |
この中でも特に大きいのは、巻き戻しとクイックセーブ/ロードです。
昔のゲームは、今遊ぶと思った以上に難しいです。
敵の配置が厳しい。
落下ミスが痛い。
回復手段が少ない。
ステージの最初からやり直しになる。
こういう作りは、当時のゲームとしては普通でも、今の感覚で遊ぶとかなり重く感じることがあります。
特にゴエモンシリーズは、アクションのクセや独特の当たり判定、ミニゲームの難しさなど、作品ごとに違った引っかかりがあります。
そこを巻き戻しやクイックセーブで補えるのはかなり大きいです。
もちろん、当時の緊張感をそのまま味わいたい人は、サポート機能を使わずに遊ぶのもありです。
ただ、今から13作品をまとめて遊ぶなら、便利機能があるかどうかで快適さは大きく変わります。
特に、初めて触れる作品や、昔クリアできなかった作品を遊び直すときには助かります。
「難しくて投げる」のではなく、「少し戻してもう一度やる」ことができる。
これだけで、レトロゲームへの入り口はかなり広くなります。
さらに、取扱説明書を見られるのも地味に嬉しいポイントです。
昔のゲームは、ゲーム内だけでは操作やルールがわかりにくいことがあります。
説明書込みで遊び方が完成していた時代の作品なので、当時の説明書を確認できるだけでもかなり遊びやすくなります。
忖度なしで言うと、本作のサポート機能はかなり重要です。
13作品収録という数の多さだけなら、昔のゲームに慣れている人向けで終わっていたかもしれません。
しかし、巻き戻しやクイックセーブがあることで、今から遊ぶ人にも届きやすくなっています。
レトロゲームの味は残しつつ、挫折しにくくしている。
ここはコレクション作品としてかなり評価できます。
和風アクションとギャグの濃さをまとめて味わえるところ
『がんばれゴエモン大集合!』の魅力は、収録本数や便利機能だけではありません。
やはり一番大きいのは、ゴエモンシリーズ独特の空気をまとめて味わえるところです。
ゴエモンは、ただの和風アクションではありません。
江戸時代風の世界観に、からくり、SF、ギャグ、町探索、ミニゲーム、巨大ロボ戦まで混ざっている、かなり不思議なシリーズです。
普通ならまとまりにくい要素を、勢いとノリで押し切ってしまう。
このごちゃ混ぜ感こそ、ゴエモンらしさだと思います。
特にスーパーファミコン時代の作品は、キャラクターの個性や演出がかなり強くなっています。
ゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエといったキャラクターが揃い、作品ごとにアクションや見せ場も変わっていきます。
横スクロールアクションだけでなく、見下ろし型の探索、謎解き、ミニゲーム、ゴエモンインパクト戦など、遊びの幅もかなり広いです。
このあたりをまとめて遊べるのは、コレクション作品としてかなり価値があります。
今のゲームと比べると、荒い部分もあります。
説明不足に感じる場面もありますし、テンポが古く感じる作品もあります。
ただ、その荒さも含めて、当時のKONAMIらしい勢いがあります。
きれいに整えられた優等生のゲームではなく、アイデアを詰め込めるだけ詰め込んだような濃さがある。
ここは今遊んでもかなり面白い部分です。
また、音楽の存在感も大きいです。
ゴエモンシリーズは、和風テイストの曲からコミカルな曲、テンションの上がるアクション曲まで印象に残るBGMが多いシリーズです。
本作にはミュージックモードも用意されているため、ゲームとして遊ぶだけでなく、曲を聴き直せるのも嬉しいところです。
忖度なしで言うと、本作は「昔のゲームを13本遊べる」だけの作品ではありません。
ゴエモンというシリーズが持っていた、変な勢い、和風のにぎやかさ、キャラクターの濃さをまとめて浴びられる作品です。
この独特の空気に価値を感じる人なら、かなり満足度は高いと思います。
ゴエモンの代わりになるゲームがほとんどないところ
『がんばれゴエモン大集合!』を遊ぶ価値は、単に昔の名作をまとめて遊べることだけではありません。
改めて感じるのは、ゴエモンの代わりになるゲームが今ほとんどないことです。
和風アクションというだけなら、現代にも多くの作品があります。
時代劇風のゲームもあります。
忍者や侍を題材にしたゲームもあります。
ただ、ゴエモンのように、和風、ギャグ、SF、町探索、ミニゲーム、RPG、巨大ロボ戦まで一気に混ぜてしまうシリーズはかなり珍しいです。
しかも、それを真面目な歴史物としてではなく、お祭りのようなノリで成立させている。
ここがゴエモンの唯一無二なところです。
普通なら、ごちゃ混ぜにしすぎると作品の方向性がぼやけます。
しかしゴエモンは、その雑多さ自体が魅力になっています。
江戸風の町を歩いていたと思ったら、急に変なミニゲームが始まる。
アクションをしていたと思ったら、巨大ロボに乗る。
時代劇風なのに、どこかSFっぽい仕掛けが出てくる。
この何でもありの空気は、今のゲームでは意外と見つかりません。
最近のゲームは、世界観やジャンルがきれいに整理されている作品が多いです。
それは完成度の高さにつながる一方で、ゴエモンのような「変だけど勢いで楽しい」作品は少なくなった印象があります。
だからこそ、本作で過去作をまとめて遊べる意味は大きいです。
懐かしさだけではなく、「こういうゲーム、今はあまりないよね」と感じられるコレクションになっています。
忖度なしで言うと、ゴエモンは古いゲームです。
でも、古いだけではありません。
今のゲームにはあまり残っていない、ジャンルをまたいだお祭り感があります。
この独特の濃さを味わえること自体が、本作の大きな価値だと思います。
音楽を聴き直せる価値があるところ
『がんばれゴエモン大集合!』で地味に嬉しいのが、ミュージックモードの存在です。
ゴエモンシリーズは、アクションやギャグだけでなく、音楽の印象もかなり強いシリーズです。
和風のメロディ。
にぎやかな町の曲。
テンションの上がるアクションステージ。
少しコミカルなイベント曲。
作品によって音の雰囲気は違いますが、どれもゴエモンらしいお祭り感があります。
特にスーパーファミコン時代のゴエモンは、BGMの存在感がかなり大きいです。
ゲームを進めていると、ステージの雰囲気や町のにぎやかさが、曲によって強く印象に残ります。
今遊んでも、音楽を聴いた瞬間に当時の記憶が戻ってくる人は多いと思います。
本作は、ただゲームを遊び直すだけでなく、そうした曲をミュージックモードで聴けるのが良いところです。
レトロゲームのコレクション作品では、遊ぶだけでなく、音楽や説明書まで含めて振り返れるかどうかが満足度に直結します。
その意味で、ミュージックモードは単なるおまけではありません。
ゴエモンというシリーズの空気を味わい直すための大事な要素です。
忖度なしで言うと、本作の価値は「13作品を遊べる」だけではありません。
音楽、説明書、当時の雰囲気まで含めて保存されているところに、コレクション作品としての意味があります。
ゴエモンのBGMに思い入れがある人なら、ミュージックモードだけでもかなり嬉しい要素だと思います。
初移植作品が含まれているところ
『がんばれゴエモン大集合!』で見逃せないのは、13作品の中に初移植作品が含まれているところです。
レトロゲームのコレクション作品は、ただ有名作を並べるだけだと、すでに何度も遊んだ人にはやや弱く見えることがあります。
しかし本作には、これまで現行機で遊ぶ機会が限られていた作品も収録されています。
| 初移植作品 | 機種 | 発売年 |
|---|---|---|
| がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由 | スーパーファミコン | 1995年 |
| それ行け♥エビス丸 からくり迷路 消えたゴエモンの謎!! | スーパーファミコン | 1996年 |
| がんばれゴエモン 天狗党の逆襲 | ゲームボーイ | 1999年 |
| がんばれゴエモン 星空士ダイナマイッツあらわる!! | ゲームボーイカラー | 2000年 |
特にゲームボーイ作品まで含まれているのは大きいです。
家庭用据え置き機のゴエモンだけでなく、携帯機で展開されていたゴエモンにも触れられるため、シリーズの全体像が見えやすくなっています。
ゴエモンシリーズは、スーパーファミコン作品の印象が強い人も多いと思います。
ただ、ファミリーコンピュータ時代の荒削りなアクションや、ゲームボーイ作品のコンパクトな作りまで含めて見ると、シリーズが時代ごとに形を変えていたことがよくわかります。
ここはコレクション作品としてかなり重要です。
単に代表作だけを集めるのではなく、シリーズの脇道や変化も確認できる。
これによって、懐かしい人だけでなく、後追いでゴエモンを知りたい人にも意味のある内容になっています。
もちろん、初移植作品だからといって、すべてが今遊んで快適というわけではありません。
古い作品には、操作感やテンポの面で今のゲームとは違うクセがあります。
それでも、これまで触れにくかった作品をまとめて遊べる価値は大きいです。
忖度なしで言うと、本作は有名作だけで勝負しているコレクションではありません。
初移植作品を含めることで、「シリーズをきちんと残す」という意味でも価値のある内容になっています。
レトロゲームをただ懐かしむだけでなく、当時のシリーズ展開をまとめて知る資料的な魅力もあります。
気になった点
昔のゲームならではのクセが強いところ
『がんばれゴエモン大集合!』でまず気になるのは、収録作品の多くがかなり昔のゲームであることです。
これはレトロゲームコレクションとして当然の部分でもありますが、今遊ぶと人を選びます。
敵の配置が厳しい。
落下ミスが痛い。
操作に少しクセがある。
次に何をすればいいのか、ゲーム内だけではわかりにくい場面がある。
こうした部分は、現代のゲームに慣れていると少し引っかかると思います。
特に初期の作品ほど、昔のアクションゲームらしい不親切さや難しさが残っています。
もちろん、それこそがレトロゲームの味でもあります。
手探りで進める楽しさ。
失敗しながら覚えるゲーム性。
少しずつ上達していく感覚。
こういう部分に魅力を感じる人には刺さります。
ただ、今のゲームのように、親切なチュートリアルや細かい誘導を期待すると厳しいです。
本作には巻き戻しやクイックセーブ/ロードといったサポート機能があります。
そのおかげでかなり遊びやすくなってはいます。
それでも、ゲームそのものの設計が現代風に作り直されているわけではありません。
あくまで当時のゲームを、便利機能で遊びやすくしている作品です。
ここはかなり大事です。
忖度なしで言うと、本作は「昔のゴエモンを今の感覚で完全に快適に遊べるゲーム」ではありません。
レトロゲームのクセを受け入れられる人向けです。
便利機能のおかげで入り口は広がっていますが、元のゲームが持つ難しさや荒さは残っています。
この部分を楽しめるかどうかで、評価はかなり変わると思います。
3D作品やNINTENDO 64以降のゴエモンは収録されていないところ
『がんばれゴエモン大集合!』で注意したいのは、収録範囲がファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイ作品に限られているところです。
シリーズ13作品を収録しているため、ボリューム自体は十分あります。
ただし、NINTENDO 64やPlayStationで展開されたゴエモン作品は収録されていません。
そのため、『がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』や『でろでろ道中 オバケてんこ盛り』あたりを期待している人は注意が必要です。
この2本は、3Dゴエモンとして印象に残っている人も多い作品です。
特にNINTENDO 64世代にとっては、ゴエモンといえばこのあたりを思い浮かべる人もいると思います。
しかし本作は、あくまで初期からスーパーファミコン・ゲームボーイ期までをまとめたコレクションです。
ここを勘違いすると、「13作品も入っているのに、遊びたかった作品がない」と感じる可能性があります。
もちろん、今回の収録範囲にも意味はあります。
ファミリーコンピュータからスーパーファミコンにかけてのゴエモンは、シリーズの土台を作った時期です。
横スクロールアクション、町探索、ミニゲーム、ゴエモンインパクト、キャラクター切り替えなど、シリーズらしさが強まっていく流れを追えます。
ただ、シリーズ全体を完全網羅したコレクションではありません。
忖度なしで言うと、本作は「ゴエモンシリーズ全部入り」ではなく、「初期〜16ビット期中心のコレクション」と見た方が正確です。
NINTENDO 64以降のゴエモンを目当てにしている人は、収録作品を確認してから判断した方がいいと思います。
作品ごとの完成度には差があるところ
『がんばれゴエモン大集合!』は、13作品をまとめて遊べるのが大きな魅力です。
ただし、13作品すべてが同じ感覚で楽しめるわけではありません。
ゴエモンシリーズは、作品ごとにかなり遊び味が違います。
アクション色が強い作品もあれば、探索要素が濃い作品もあります。
RPG寄りの外伝作品もあり、携帯機向けのコンパクトな作品もあります。
そのため、人によっては「この作品は面白いけど、これは少し合わない」と感じる場面が出てくると思います。
特に、初期作品やゲームボーイ作品は、今遊ぶとシンプルさや古さが目立ちやすいです。
スーパーファミコン作品のような演出のにぎやかさを期待すると、少し地味に感じるかもしれません。
逆に、昔ながらの素朴なアクションや、携帯機らしい軽さを楽しめる人には刺さります。
ここはコレクション作品ならではの難しさです。
本数が多いからこそ、全部が自分の好みに合うとは限りません。
ただ、シリーズの変化をまとめて味わえるという意味では、このばらつき自体にも価値があります。
忖度なしで言うと、本作は「13本すべてが現代でも同じように遊びやすい名作」というより、「ゴエモンシリーズの歴史と幅をまとめて味わうコレクション」です。
収録本数の多さは強みですが、作品ごとの古さや完成度の差も含めて楽しめるかどうかが、満足度を左右すると思います。
価格だけで見ると少し迷いやすいところ
『がんばれゴエモン大集合!』は、13作品を収録したコレクションとして見ると内容はかなり充実しています。
一方で、価格は5,478円(税込)です。
レトロゲームの復刻コレクションとしては極端に高いわけではありませんが、「昔のゲームをまとめたセット」として見ると、人によっては少し迷う価格だと思います。
特に、遊びたい作品が数本だけの場合は注意が必要です。
たとえば、スーパーファミコン時代の有名作だけを目当てにしている人。
NINTENDO 64以降の作品が入っていないことを知らずに買う人。
ゲームボーイ作品や外伝作品にはあまり興味がない人。
こういう場合、13作品収録という数字ほどの満足感を得られない可能性があります。
逆に、ファミリーコンピュータ期からゲームボーイ作品まで含めて、シリーズの流れをまとめて追いたい人には十分価値があります。
初移植作品も含まれており、巻き戻しやクイックセーブ/ロード、ミュージックモード、取扱説明書閲覧などの機能もあるため、単なる詰め合わせではありません。
ただし、本作の価値は「1本あたりいくら」という単純な計算だけでは判断しにくいです。
懐かしさ。
資料的価値。
遊び直しやすさ。
シリーズをまとめて残す意味。
このあたりに魅力を感じるかどうかで、価格への印象は変わります。
忖度なしで言うと、ゴエモンに強い思い入れがある人にはかなり納得しやすい価格です。
一方で、なんとなくレトロゲームを遊びたいだけの人には、少し慎重でもいいと思います。
13作品すべてを楽しむつもりがあるか。
収録範囲に納得できるか。
ここを確認してから買うのが一番後悔しにくいです。
| おすすめしやすい人 | 慎重でもいい人 |
|---|---|
| ゴエモンシリーズに思い入れがある人 | NINTENDO 64以降の作品を目当てにしている人 |
| ファミリーコンピュータ・スーパーファミコン期のレトロゲームが好きな人 | 最新アクションゲームのような快適さを求める人 |
| 13作品をまとめて遊び直したい人 | 遊びたい作品が1〜2本だけの人 |
| 巻き戻しやクイックセーブで昔のゲームに再挑戦したい人 | レトロゲーム特有の難しさや説明不足が苦手な人 |
| 音楽や説明書も含めて当時の雰囲気を味わいたい人 | シリーズ全作品を網羅した完全版を期待している人 |
おすすめできる人
ゴエモンシリーズをまとめて遊び直したい人
『がんばれゴエモン大集合!』は、ゴエモンシリーズをまとめて遊び直したい人に向いています。
特に、ファミリーコンピュータやスーパーファミコン時代のゴエモンに思い入れがある人なら、かなり刺さる内容です。
13作品を一気に遊べるうえに、巻き戻しやクイックセーブ/ロードもあるため、当時よりもかなり触りやすくなっています。
昔は難しくて途中でやめた作品。
名前は知っていたけれど遊ぶ機会がなかった作品。
もう一度BGMや雰囲気を味わいたい作品。
そういったものを、現代機でまとめて確認できるのは大きな魅力です。
また、シリーズを後追いで知りたい人にも向いています。
ゴエモンは、単なる和風アクションではなく、町探索、ミニゲーム、RPG、巨大ロボ戦まで含んだかなり独特なシリーズです。
作品ごとの違いを遊びながら追えるので、「ゴエモンってどういうシリーズだったのか」を知る入口としても使えます。
ただし、NINTENDO 64以降の作品は収録されていません。
そのため、本作はシリーズ全体を完全網羅したコレクションではなく、初期からスーパーファミコン・ゲームボーイ期までをまとめて味わう作品です。
忖度なしで言うと、ゴエモンに少しでも思い入れがある人にはかなりおすすめしやすいです。
逆に、シリーズをまったく知らず、レトロゲームにも強い興味がない人だと、古さやクセの方が先に気になるかもしれません。
この作品は、ゴエモンの歴史と濃さを楽しめる人ほど満足度が高くなるコレクションです。
忖度なしスコア
『がんばれゴエモン大集合!』の総合評価は、8.1点/10点です。
13作品収録というボリュームはかなり強く、シリーズ初のコレクションとしての価値は高いです。
ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイ時代のゴエモンをまとめて遊べるため、シリーズの流れを追える資料的な魅力もあります。
さらに、巻き戻しやクイックセーブ/ロード、連射、ミュージックモード、取扱説明書閲覧などの機能があることで、昔のゲームとしてはかなり遊び直しやすくなっています。
一方で、すべての人に強くおすすめできるわけではありません。
収録されているのは初期からスーパーファミコン・ゲームボーイ期の作品で、NINTENDO 64以降の作品は入っていません。
また、元が古いゲームなので、操作感やテンポ、難易度には時代を感じる部分があります。
便利機能でかなり遊びやすくなっているとはいえ、ゲームそのものが現代風に作り直されているわけではありません。
つまり本作は、ゴエモンに思い入れがある人、レトロゲームのクセを楽しめる人、シリーズをまとめて振り返りたい人にはかなり価値のある1本です。
逆に、完全に今風の快適なアクションゲームを期待すると、少し古さが気になると思います。
コレクション作品としては優秀。
ただし、収録範囲とレトロゲーム特有のクセを理解したうえで買うべき作品です。
そのバランスを考えて、総合スコアは8.1点としました。
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| コレクション作品としての完成度 | 8.8 / 10 |
| 収録ラインナップ | 8.7 / 10 |
| サポート機能・遊びやすさ | 8.6 / 10 |
| ゴエモンらしさの再現度 | 9.0 / 10 |
| 現代でも遊びやすいか | 7.5 / 10 |
| ボリューム・価格バランス | 8.0 / 10 |
| シリーズ初心者へのおすすめ度 | 7.8 / 10 | ```
| 総合スコア | 8.1 / 10 |
『がんばれゴエモン』シリーズ13作品を収録した40周年記念コレクション。巻き戻しやクイックセーブ、ミュージックモードにも対応し、懐かしの和風アクションを現代機で遊び直せる一本です。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
総評|ゴエモンを遊び直す入口としてかなり価値がある

『がんばれゴエモン大集合!』は、ゴエモンシリーズを現代機で遊び直したい人にとって、かなり価値のあるコレクション作品です。
13作品をまとめて収録しているため、ファミリーコンピュータ時代の荒削りな初期作から、スーパーファミコン時代のにぎやかな代表作、さらにゲームボーイ作品まで一気に触れられます。
ゴエモンの魅力は、単なる和風アクションに収まらないところです。
町探索、ミニゲーム、RPG、巨大ロボ戦、ギャグ、音楽。
こうした要素が作品ごとに形を変えながら詰め込まれており、今遊んでも独特の濃さがあります。
一方で、元が古いゲームである以上、現代のアクションゲームと同じ快適さを期待すると厳しい部分もあります。
操作感、テンポ、難易度、説明の少なさなど、時代を感じる場面はあります。
また、NINTENDO 64以降の作品は収録されていないため、シリーズ全部入りの決定版ではありません。
それでも、巻き戻しやクイックセーブ/ロード、ミュージックモード、取扱説明書閲覧といった機能があることで、かなり遊び直しやすくなっています。
昔はクリアできなかった作品に再挑戦する。
名前だけ知っていた作品を初めて触る。
BGMや雰囲気を改めて楽しむ。
そういう使い方ができるのは、コレクション作品としてかなり強いです。
忖度なしで言うなら、本作は万人向けの最新アクションゲームではありません。
レトロゲームのクセを楽しめる人、ゴエモンに思い入れがある人、シリーズの歴史をまとめて振り返りたい人向けです。
その条件に当てはまるなら、かなり前向きにおすすめできる1本です。