harmoおくすり手帳は9月30日終了|データは消える?eお薬手帳3.0への移行方法

「harmoおくすり手帳」は2026年9月30日(水)でサービスを終了します。10月1日以降はharmoのすべての機能が利用できなくなり、アプリ内のお薬データも閲覧できません。harmoカードも利用できなくなります。ただし、公式が「9月30日に保存データそのものを完全消去する」と発表しているわけではありません。後継の「eお薬手帳3.0」へデータを移せますが、現在のharmoアプリ、カードのみ、旧アプリでは手順が異なります。
この記事では、2026年9月30日時点のharmo公式情報を基準に、「今日何を確認すればいいのか」を利用状況別に整理します。
harmoおくすり手帳は今日9月30日で終了
harmoは、2026年9月30日をもって「harmoおくすり手帳」を終了し、株式会社ファルモが提供する「eお薬手帳3.0」へ合流します。
| 確認項目 | 9月30日まで | 10月1日以降 |
|---|---|---|
| harmoおくすり手帳 | 利用可能 | サービス終了 |
| harmoアプリ | 利用可能 | すべての機能が利用不可 |
| アプリ内データ | 閲覧可能 | harmoアプリから閲覧不可 |
| harmoカード | 利用可能 | 利用不可 |
| 後継サービス | eお薬手帳3.0へ移行可能 | |
最近、旧harmoアプリから新しいharmoアプリへ移行した人も今回の終了対象です。「新アプリへ移したから引き続き使える」というわけではありません。
なお、処方箋送信とオンライン服薬指導は、サービス終了より早い9月17日で新規受付を終了済みです。9月18日以降は新規受付ができず、過去の送信履歴を確認できるのも9月30日までです。
サービス終了に関する最新情報は、harmo公式「サービス終了と移行のご案内」で確認できます。
データは消える?10月1日からどうなる
一番気になるのは、これまで登録してきたお薬のデータでしょう。
harmo公式が明記しているのは、サービス終了後はharmoアプリ内でデータを閲覧できなくなるということです。
一方、「9月30日を過ぎた時点で保存データそのものがすべて完全消去される」とは発表されていません。この2つは分けて考える必要があります。
公式に確認できること
10月1日以降、harmoのすべての機能は利用できず、harmoアプリから過去のお薬データを閲覧することもできなくなります。
harmoのお薬手帳事業は株式会社ファルモへ譲渡されます。公式は、利用者が移行手続きを行うことで「eお薬手帳3.0」で引き続き電子お薬手帳を利用できるよう案内しています。
ただし、事業譲渡と利用者自身のアプリ移行は同じ話ではありません。何もしなくても自分のeお薬手帳3.0アカウントへ自動的にすべてのデータが表示される、という案内ではありません。
eお薬手帳3.0への移行方法|まず自分の利用状況を確認
移行方法は全員同じではありません。現在どの形でharmoを利用しているかで、最初の手順が変わります。
| 現在の利用方法 | 移行方法 | harmo側への問い合わせ |
|---|---|---|
| 現在のharmoアプリ | アプリから引き継ぎ情報を発行 | 通常は不要 |
| harmoアプリ+harmoカード | アプリから引き継ぎ情報を発行 | 通常は不要 |
| harmoカードのみ | eお薬手帳3.0登録後、本人確認を経てSMSで引き継ぎ情報を受け取る | 必要 |
| 旧harmoアプリ | カードのみ利用者と同じ方法 | 必要 |
現在のharmoアプリを使っている場合
現在のharmoアプリを利用している人は、アプリから引き継ぎ情報を発行し、eお薬手帳3.0へ取り込みます。アプリとharmoカードを併用している人も同じ方法です。
- harmoアプリを開き、eお薬手帳3.0への移行案内を開く
- 内容を確認・同意して「引き継ぎ番号を発行する」を選ぶ
- eお薬手帳3.0をインストールする
- eお薬手帳3.0で新規会員登録する
- 「データ移行へ」から、harmoで発行した引き継ぎ番号とパスワードを入力する
- 移行する本人を確認し、データ移行を開始する
- 完了後、「お薬手帳の記録を見る」でデータを確認する
画面付きの詳しい操作は、harmo公式のeお薬手帳3.0移行手順で確認できます。
引き継ぎ情報は発行から24時間以内
harmoで発行した引き継ぎ情報には有効期限があります。発行したら24時間以内にeお薬手帳3.0への移行を進めてください。
もう一つ注意したいのが、公式が「harmoで引き継ぎ番号を発行し、eお薬手帳3.0へ入力する移行手続きは必ず1回だけ」と案内していることです。
これは「引き継ぎ番号を一度しか発行できない」という意味ではありません。番号が24時間の有効期限を過ぎた場合などは再発行できます。一方、eお薬手帳3.0へのデータ取り込みを完了した後に再度移行すると、お薬情報や家族アカウントが重複する可能性があります。
harmoカードだけを使っている場合
harmoカードだけを利用している人は、アプリ利用者とは手順が違います。
まずeお薬手帳3.0で新規会員登録を行い、その後、harmo側でアカウント確認を受けます。本人のアカウントを確認できると、移行に必要な引き継ぎ番号と引き継ぎパスワードがSMSで案内されます。
公式が案内している確認情報は、利用しているharmo加盟薬局名、レセコン内患者IDまたは患者コード、氏名、生年月日、SMSを受け取れる電話番号などです。
薬局から移行案内のチラシを受け取っている場合は、手元に用意してから進めると確認しやすくなります。詳しくはharmoカードのみ利用者向けの公式移行手順を確認してください。
旧harmoアプリを使っている場合
旧harmoアプリは2025年12月2日に提供を終了しています。現在も旧アプリを利用している場合、旧アプリからeお薬手帳3.0へ直接移行することはできません。
この場合は、harmoカードのみの利用者と同じ「harmoアプリを介さない移行方法」を使います。旧アプリ利用者についても、harmo側へ連絡して引き継ぎ情報を受け取る流れです。
以前、新しいharmoアプリへの移行案内を見た記憶がある人は、今回の「harmo→eお薬手帳3.0」の移行と混同しないよう注意してください。旧harmoから新harmoへの移行と、今回のサービス終了に伴う移行は別の手続きです。
家族のお薬データも移行できる?
harmoで家族アカウントを登録している場合、本人が移行すれば、対象となる家族アカウントも自動的にまとめて移行されます。
eお薬手帳3.0の新規会員登録では、最初に自分自身の情報だけを登録します。移行画面に家族の名前が表示されても、家族を一人ずつ選んで同じ移行操作を繰り返す必要はありません。
ただし例外があります。お薬情報が一件も登録されていない家族アカウントは移行されず、アカウント名も引き継がれません。必要であれば、eお薬手帳3.0へ移行した後に家族アカウントを新たに作成します。
また、自分の家族アカウントと、他の人から共有してもらっている「共有アカウント」は別です。共有アカウントの情報は自分の操作では移行できず、共有元となっている人のスマートフォンから移行する必要があります。
家族分を登録している人は、harmo公式の家族アカウント移行案内も確認しておくと安心です。
何のデータがeお薬手帳3.0へ引き継がれる?
eお薬手帳3.0へ移行しても、harmoにある情報がすべて同じ形で移るわけではありません。公式は移行対象と対象外を具体的に案内しています。
| 情報 | 移行 | 注意点 |
|---|---|---|
| 本人アカウント | ○ | eお薬手帳3.0で本人として新規登録後に移行 |
| 家族アカウント | ○ | お薬情報がない家族は移行されない |
| 処方薬・市販薬のお薬情報 | ○ | harmoのお薬手帳へ登録した情報 |
| アレルギー・副作用歴・既往歴など | ○ | eお薬手帳3.0の仕様に合わせて変換される項目あり |
| マイナポータル連携で登録したお薬 | × | 移行後にeお薬手帳3.0で改めてマイナポータル連携 |
| 共有アカウント | × | 共有元の人のスマートフォンから移行 |
| 調剤情報ごとの自分用メモ | × | 移行対象外 |
| 服用チェックの記録 | × | 移行対象外 |
| お気に入り施設 | × | 移行対象外 |
| 処方箋の送信履歴 | × | 移行対象外 |
| 住所など「その他の情報」 | × | 移行対象外 |
アレルギー歴などは単純に同じ入力欄へコピーされるとは限りません。eお薬手帳3.0の仕様に合わせて変換される項目があるため、移行後に内容を確認しておくのが確実です。
詳しい対象はharmo公式「移行されるデータについて」で確認できます。
9月30日までに移行し忘れたらどうなる?
ここは「今日中に絶対移行しないとデータが消える」と言い切れる話ではありません。
2026年9月30日時点の公式情報では、eお薬手帳3.0への移行受付そのものを「○月○日で終了する」とした最終期限は明記されていません。
一方、harmoはサービス終了日までにやっておくこととして、eお薬手帳3.0または他のお薬手帳アプリへのデータ移行を案内しています。10月1日以降はharmoのすべての機能が利用できなくなるため、現在のアプリを使った通常の移行操作を終了後も同じように行えるとは確認できません。
さらに、現在案内されているharmoのお問い合わせフォームは9月30日まで利用可能とされています。状況によって変更する場合があるとの注記はありますが、終了後の一般利用者向け移行サポートがいつまで、どの形で続くかは現時点で明確ではありません。
結論:「9月30日を過ぎたら永久に移行できない」とは確認できません。ただし、harmoをまだ操作できる9月30日時点で移行できる人は、今日のうちに手続きを済ませ、eお薬手帳3.0でデータを確認しておくのが確実です。
カードのみ、旧アプリ、アプリにログインできないなど、自力で通常手順を進められない場合は、harmo公式お問い合わせフォームの案内を確認してください。
eお薬手帳3.0以外へ移行することもできる
後継として案内されているのはeお薬手帳3.0ですが、移行先はこれだけではありません。
harmoアプリには「共通フォーマットで書き出す」機能があり、調剤情報データの取り込みに対応した他のお薬手帳アプリへデータを書き出すこともできます。
基本的にはharmoの「設定」から「共通フォーマットで書き出す」を選び、対象ユーザーと形式を指定してファイルを保存。そのファイルを移行先のお薬手帳アプリで取り込みます。
ただし、取り込み方法や対応データは移行先アプリによって異なります。harmoから書き出したファイルをどのアプリでもそのまま完全に取り込めるわけではありません。
eお薬手帳3.0以外を使いたい場合は、harmo公式の他のお薬手帳アプリへのデータ移行手順と、移行先アプリ側の対応状況を両方確認してください。
いつもの薬局でもeお薬手帳3.0を使える?
現在利用している薬局がeお薬手帳3.0に対応していれば、これまでと同様に処方情報の自動連携を利用できます。
harmoは、現在harmoおくすり手帳に対応している薬局へ、後継のeお薬手帳3.0にも対応するよう働きかけているとしています。
ただし、「harmo対応薬局ならすでに全店がeお薬手帳3.0へ対応済み」という発表ではありません。いつもの薬局で自動連携を引き続き使いたい場合は、その薬局がeお薬手帳3.0に対応しているか確認する必要があります。
なぜharmoおくすり手帳は終了する?
harmoは今回の終了について、より安定したサービスを継続して提供するため、同じくお薬手帳事業を手がける株式会社ファルモへ事業を譲渡したと説明しています。
これに伴いharmoおくすり手帳を終了し、ファルモが提供するeお薬手帳3.0へ合流します。
利用者減少や経営不振などを終了理由として公式が示しているわけではありません。今回確認できる理由は、事業譲渡とサービス統合です。
harmo利用者が今日確認しておきたいこと
9月30日時点でharmoを利用できる人は、まず自分が「現在のharmoアプリ」「アプリ+カード」「カードのみ」「旧アプリ」のどれに当てはまるかを確認してください。
現在のharmoアプリを使っているなら、アプリから引き継ぎ情報を発行し、24時間以内にeお薬手帳3.0へ移行します。カードのみ、または旧アプリの場合は通常のアプリ移行とは手順が違うため、専用の公式案内に従います。
家族分を登録している人は、移行後に本人だけでなく家族のお薬情報も確認してください。自分用メモ、服用チェック、処方箋送信履歴など移行されない情報もあります。
そして、eお薬手帳3.0で「お薬手帳の記録を見る」を開き、必要なデータが移っていることを確認するまでは、harmoアプリを安易に削除しない方が安全です。アプリを削除するとデータそのものが消える、という意味ではありませんが、移行途中でharmo側の情報を確認できなくなる事態は避けた方がいいでしょう。
「今日を過ぎたらデータが完全消去される」と慌てる必要はありません。一方で、10月1日以降はharmo自体が使えなくなることは確定しています。移行できる状態にある人は、今日のうちに手続きを済ませ、移行先でお薬情報を確認するところまで進めておくのが確実です。