BALMUDA Phoneは10月から使えなくなる?修理・サポート終了後も使える機能を整理

BALMUDA Phoneは、2026年9月30日で修理受付や問い合わせサポートが終了します。さらに、スケジューラの配信や天気情報、計算機の為替変換など、一部のオンライン機能も同日で終了します。
ただし、10月1日になった瞬間にBALMUDA Phoneそのものが使えなくなったり、電源が入らなくなったりするわけではありません。
BALMUDAは、サービス終了後も「端末本体の基本機能」や「サービス連携を必要としないアプリ機能」については、引き続き利用できる場合があると案内しています。一方で、今後の動作保証やサポートは行われません。
では、電話やモバイル通信、Wi-Fi、LINEはどうなるのか。BALMUDA独自のスケジューラや計算機はどこまで使えるのか。9月30日時点のBALMUDAとSoftBankの公式情報をもとに、明日から変わることを整理します。
BALMUDA Phoneは10月から使えなくなる?まず結論
BALMUDA Phoneが2026年10月1日から一斉に利用不能になる、という発表はありません。
今回終了するのは、BALMUDAによる修理・サポートとアクセサリ販売、そして純正アプリに含まれる一部のオンライン機能です。
電話や4G・5G通信、Wi-Fi、カメラなどについて、9月30日のサポート終了に伴って一斉停止するという案内は出ていません。LINEやYouTubeなど、BALMUDA以外の会社が提供するアプリについても同様です。
| 機能・サービス | 10月1日以降 | 注意点 |
|---|---|---|
| BALMUDA Phone本体 | 一斉停止ではない | 今後の動作保証はなし |
| 音声通話 | 今回の終了による一斉停止の発表なし | SIM・契約・通信事業者側の条件は別 |
| 4G/5G・SMS | 今回の終了による一斉停止の発表なし | 将来までの利用を保証するものではない |
| Wi-Fi・Bluetooth | 今回の終了対象ではない | 今後の動作保証はなし |
| LINE・YouTubeなど | 10月1日に一斉停止するものではない | 各アプリの対応OSなどに左右される |
| カメラなど端末内の基本機能 | 今回の終了対象ではない | 今後の動作保証はなし |
| スケジューラのダウンロード | 終了 | 9月30日で提供終了 |
| スケジューラの天気情報 | 終了 | 10月1日以降利用不可 |
| 「時間と天気」の天気情報 | 終了 | 時計アプリ全体の終了ではない |
| 計算機の為替変換 | 終了 | 通常の計算とは別機能 |
| 計算機の音声入力 | 終了 | 通常の計算とは別機能 |
| BALMUDAの修理・サポート | 終了 | 9月30日まで |
| SoftBankの通常修理受付 | 終了予定 | 9月30日が受付終了予定日 |
| BALMUDA純正アクセサリ販売 | 終了 | 在庫状況により先に終了する場合あり |
ポイントは、「今のところ使える機能」と「今後も動作が保証されている機能」は同じではないことです。
BALMUDA自身も、サービス終了後について「今後の動作保証やサポートはいたしかねます」としています。今動いているから将来もずっと同じように使える、という意味ではありません。
今日9月30日で何が終了する?
BALMUDAが2026年7月17日に発表した「BALMUDA Phoneおよび関連アプリのサポート、アクセサリの販売終了のお知らせ」では、終了日を2026年9月30日(水)としています。
終了するのは、BALMUDA Phoneの修理受付とサポート受付、「スケジューラ」アプリのダウンロード提供です。
さらに、純正アプリでは次のオンライン機能が利用できなくなります。
- 「スケジューラ」の天気情報表示
- 「時間と天気」の天気情報表示
- 「計算機」の為替変換
- 「計算機」の音声入力
ワイヤレス充電器、純正ケース、保護フィルム、ACアダプター、USB Type-CケーブルなどBALMUDA Phone関連アクセサリのBALMUDAによる販売も同日で終了します。
詳しい終了内容は、BALMUDAのサポート・サービス終了に関する公式発表で確認できます。
なお、これはBALMUDA Phoneの「販売終了日」ではありません。SIMフリーモデルX01Aは、BALMUDAオンラインストアやブランドショップでは2024年9月30日にすでに販売を終了しています。
10月1日以降も使える機能は?
BALMUDAは、サービス終了後も端末本体の基本機能や、外部サービスとの連携を必要としないアプリ機能については、引き続き利用できる場合があるとしています。
そのため、「サポート終了=Androidスマートフォンとして起動できなくなる」と考える必要はありません。
電話・モバイル通信は使える?
今回のサポート終了に伴い、10月1日からBALMUDA Phoneの電話や携帯電話ネットワークへの接続を停止するという公式発表は確認できません。
BALMUDA Phoneは5G・LTEに対応し、SoftBankモデルではVoLTE/VoLTE(HD+)にも対応しています。SoftBankのオンラインマニュアルでも、4G LTEを利用する音声通話の仕様が案内されています。
したがって、「BALMUDAのサポートが終わるから、明日から電話できなくなる」という話ではありません。
4G・5Gのモバイル通信やSMSについても同様で、今回の終了を理由に10月1日に一斉停止するとは案内されていません。
もちろん、実際の通信にはSIM、契約状態、利用する通信事業者、サービスエリアなど別の条件があります。将来の通信サービス変更まで含めて利用を保証するものではありません。
LINEやYouTube、Googleマップなどは?
LINEやYouTube、Googleマップといった第三者アプリも、BALMUDAのサポート終了によって10月1日にまとめて利用不能になるわけではありません。
こちらはBALMUDAではなく、それぞれのアプリ提供会社が決める対応OSやアプリの最低バージョンが重要です。
BALMUDA PhoneはAndroid 11で発売され、Android 12へのアップデートが提供されています。そのため今後、アプリ側がAndroid 12をサポート対象から外した場合には、最新版へ更新できない、あるいは利用できる機能が限られるといった影響が出る可能性があります。
LINEについては2026年11月にも古いアプリバージョンのサポート終了が予定されています。BALMUDA Phoneに限らず古いAndroid端末を使っている場合は、LINEは11月から古いスマホで使えなくなるのかを整理した記事もあわせて確認してください。
Wi-Fi・Bluetooth・カメラなどは?
Wi-Fi、Bluetooth、カメラといった端末の基本機能は、BALMUDAが今回発表した終了サービスには含まれていません。
BALMUDA Phoneの仕様上も、Wi-Fi、Bluetooth 5.2、USB Type-C、NFC/FeliCa、指紋認証などを搭載しています。
カメラや端末内に保存した写真・動画なども、今回の発表で10月1日に削除されるという内容ではありません。
ここでも「終了対象ではない」と「将来にわたって動作が保証される」は分けて考える必要があります。BALMUDAによる端末サポート自体は終了するため、今後発生するOSや外部サービス側の変化まで保証されるわけではありません。
BALMUDA独自アプリはどうなる?
今回、少し分かりにくいのがBALMUDA独自アプリです。
「スケジューラ終了」「計算機終了」とまとめてしまうと、実際の発表内容とは違います。終了するのはアプリそのものとは限らず、オンラインサービスとの連携が必要な一部機能が中心です。
スケジューラ|配信と天気情報が終了
「スケジューラ」は、1日から1年まで予定を連続的に確認できるBALMUDA独自のカレンダーアプリです。GoogleカレンダーやOutlook予定表との連携にも対応していました。
9月30日で明確に終了するのは、スケジューラアプリのダウンロード提供と、アプリ内の天気情報表示です。
ここで注意したいのは、「ダウンロード提供終了」と「インストール済みアプリが10月1日に起動不能になる」は同じ意味ではないことです。
BALMUDAは、サービス連携を必要としないアプリ機能については引き続き利用できる場合があるとしています。一方で、スケジューラのどの機能が今後どこまで正常に動き続けるかを個別に保証しているわけではありません。
特にスケジューラはGoogleアカウントでのログインやGoogleカレンダー、Outlookとの連携機能を持つため、予定表示や同期を含む全機能が将来も変わらず使える、とまでは断定できません。
また、10月1日以降はダウンロード提供自体が終了します。端末を初期化したりアプリを削除したりした後に、これまでと同じように再取得できることを前提にしない方がよいでしょう。
「時間と天気」|終了するのは天気情報
「時間と天気」は名前の通り天気だけのアプリではありません。
世界時計のほか、目覚まし、ストップウォッチ、カウントダウンなどの時計機能を備えています。
今回BALMUDAが終了すると明示しているのは、「時間と天気」アプリの天気情報表示です。
そのため、「10月1日から『時間と天気』アプリそのものが全部使えなくなる」とするのは正確ではありません。少なくとも目覚ましやストップウォッチなどは今回の終了項目として挙げられていません。
ただし、これらについても10月1日以降の動作保証が続くわけではありません。
計算機|通常の計算まで使えなくなるわけではない
計算機はさらに分かりやすい例です。
BALMUDA Phoneの計算機には通常の四則演算だけでなく、3桁カンマ表示と億万表示、計算履歴、長さ・面積・温度の単位換算、リアルタイムレートを利用した為替換算、音声入力などが搭載されています。
このうち9月30日で終了するのは、為替変換と音声入力です。
通常の四則演算まで終了するとは発表されていません。長さ・面積・温度の単位換算についても、今回の終了対象には挙げられていません。
つまり、「BALMUDA Phoneの計算機が10月から使えない」ではなく、計算機のうち外部サービス等との連携が必要な一部機能が使えなくなると理解するのが近いでしょう。
故障したらもう修理できない?SoftBank版も受付終了
現役ユーザーにとって、一部アプリの終了以上に影響が大きいのが修理です。
BALMUDAは、SIMフリーモデルについて2026年9月30日で修理受付を終了します。
ではSoftBankで購入したBALMUDA Phoneならどうかというと、SoftBank公式の製品サポートページでも、BALMUDA Phoneの修理受付終了予定日は2026年9月30日とされています。
SoftBankのBALMUDA Phoneサポートページでも最新状況を確認できます。
したがって、「BALMUDAでは修理できなくなるが、SoftBank版なら今後も通常どおり修理できる」というわけではありません。
画面破損や水濡れ、バッテリー劣化なども含め、10月以降にBALMUDA Phoneそのものを公式の通常修理へ出せることを前提にはできなくなります。
SoftBankの保証サービスに入っている場合は別途確認を
ただし、「修理受付終了=SoftBankの保証サービスまで無条件ですべて終了」という意味でもありません。
SoftBankは修理受付終了機種について、故障や破損が発生した場合、契約している保証サービスや利用条件によって、指定機種への交換や特別価格での機種変更といった特典を設けています。
どの対応を利用できるかは、加入している保証サービス、契約状況、故障状態、交換機の在庫などによって異なります。
つまり10月以降に故障した場合は、「BALMUDA Phoneを通常修理して使い続ける」以外の対応になる可能性があります。SoftBank版を使っていて保証サービスに加入している人は、故障した時点でSoftBankに自分の契約内容を確認するのが確実です。
バッテリー交換も公式修理終了の影響を受ける
BALMUDA Phoneは2021年発売の端末なので、長く使っている人ほどバッテリーの劣化は気になるところです。
今回の発表では、修理受付終了後もバッテリー交換だけを特別に継続するという案内は確認できません。
そのため、10月以降もBALMUDAやSoftBankの通常修理でバッテリー交換を受けられる前提にはできません。
もちろん、これは「10月1日になったらバッテリーが使えなくなる」という話ではありません。現在のバッテリー状態に問題がなければ端末はそのまま使えますが、今後劣化や故障が起きた際に公式修理という選択肢を取りにくくなる、という違いです。
OS・セキュリティアップデートはどうなる?
ここは今回のサポート終了とは時期を分けて考える必要があります。
BALMUDA PhoneはAndroid 11を搭載して発売され、2022年9月にAndroid 12へのOSアップデートが提供されました。
SIMフリーモデルの公式ソフトウェア更新履歴では、2023年10月5日のビルド「1.280MI」で動作安定性とセキュリティの向上が行われています。SoftBankモデルも同日の「1.280PO」で同様の更新が案内されています。
さらにBALMUDAは、携帯端末事業終了後のQ&Aで、定期的なセキュリティアップデートは2023年11月をもって終了したと明記しています。
つまり、「2026年9月30日のサポート終了によって初めてセキュリティ更新が止まる」というわけではありません。定期更新はすでに約3年前に終了しています。
一方、BALMUDAは今後致命的な脆弱性などが見つかった場合について「対応を検討する」としています。そのため、「今後はいかなるソフトウェア更新も絶対に配信されない」とまで断定することもできません。
現在の公式情報は、BALMUDA Technologiesの携帯端末事業に関するQ&Aで確認できます。
BALMUDA Phoneはなぜサポート終了へ?発売からの経緯
BALMUDA Phoneの今回のサポート終了は、突然決まったものではありません。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2021年11月 | BALMUDA Phone発売 |
| 2022年9月 | Android 12へのアップデート提供 |
| 2023年5月12日 | BALMUDAが携帯端末事業の終了を発表 |
| 2023年11月 | 定期的なセキュリティアップデート終了 |
| 2024年9月30日 | BALMUDA直販などでSIMフリーモデルX01Aの販売終了 |
| 2026年9月30日 | 修理・サポート、一部オンラインサービス、純正アクセサリ販売終了 |
BALMUDAは2023年5月12日、2021年に参入した携帯端末事業を終了すると発表しました。
その時点ですでに利用していたBALMUDA Phoneについてはサポートを継続するとしていましたが、その後、2024年にSIMフリーモデルの販売を終了。今回2026年9月30日をもって、修理や問い合わせを含むサポートも一区切りとなります。
つまり、2024年の「販売終了」と2026年の「サポート終了」は別の出来事です。
現役ユーザーは今後どうすればいい?
10月1日になるからといって、正常に動いているBALMUDA Phoneを今日中に慌てて買い替えなければならないわけではありません。
一方、これまでと条件が同じとも言えません。
今後も使うなら、まず写真や連絡先など大切なデータが端末だけに残っていないか確認しておくことをおすすめします。故障してからデータを取り出そうとしても、10月以降は公式修理という選択肢を取りにくくなるためです。
また、普段使っているアプリについては、今後の対応OSにも注意が必要です。BALMUDA PhoneはAndroid 12まで更新できますが、アプリ側が対応OSを引き上げれば、将来的に最新版を利用できなくなるものが出てくる可能性があります。
特に確認しておきたいのは、次の点です。
- 写真・動画・連絡先など重要データのバックアップ
- Googleアカウントなど、機種変更時に必要になるアカウント情報
- 普段利用するアプリの対応OS
- バッテリーの状態
- SoftBank版なら現在加入している保証サービス
- スケジューラなど、9月30日で配信や一部機能が終了する純正アプリの利用状況
「明日から使えないから買い替える」のではなく、公式修理がなく、定期セキュリティ更新もすでに終了している端末を今後どこまで使うかという視点で判断する方が現実的です。
まとめ|10月1日から本体停止ではない。ただし「今まで通り保証付きで使える」でもない
BALMUDA Phoneは2026年9月30日で、BALMUDAによる修理・サポートが終了します。SoftBank版についても、SoftBank公式では同日が修理受付終了予定日です。
スケジューラのダウンロード提供と天気情報、「時間と天気」の天気情報、計算機の為替変換・音声入力も終了します。
一方で、10月1日からBALMUDA Phoneそのものが起動しなくなるわけではありません。電話やモバイル通信、Wi-Fi、カメラ、LINEなどが今回のサポート終了を理由に一斉停止するという発表もありません。
計算機もアプリ全体が終了するわけではなく、終了対象は為替変換と音声入力です。「時間と天気」も、終了が明示されているのは天気情報です。
ただし、ここから先は公式の動作保証や修理サポートがない状態になります。定期的なセキュリティアップデートも2023年11月ですでに終了しています。
「10月から使えない」ではないものの、「これまでと同じ条件で安心して使い続けられる」わけでもない。これが9月30日時点でのBALMUDA Phoneの現在地です。