- 楽天ペイの楽天カードタッチ決済終了は何が対象?9月30日・Google Pay・新ウォレットを解説
- 楽天ペイそのものが終了するわけではない
- 終了する「楽天カードタッチ決済」とは?コード払いとは別
- 楽天カード本体のタッチ決済も終了しない
- 9月30日に使えなくなる?終わるのは「新規設定」
- Google Payは引き続き利用可能。ただし完全な代わりではない
- iPhoneのApple Payは今回の終了対象ではない
- 新しいウォレット決済サービスとは?まだ分からないことが多い
- 今使っている人は何をすればいい?利用状況別に整理
- 9月30日以降に機種変更する人は要注意
- 楽天ペイアプリを削除すると現行タッチ決済も使えなくなる
- 楽天Edyはどうなる?今回の終了とは別
- Samsung Walletへの楽天ペイ対応とも別の話
- なぜ楽天カードタッチ決済を終了するの?
- 結局、今すぐ何をすればいい?
- まとめ
楽天ペイの楽天カードタッチ決済終了は何が対象?9月30日・Google Pay・新ウォレットを解説

「楽天ペイのタッチ決済が終了する」というニュースを見て、「楽天ペイ自体が使えなくなるの?」「楽天カードをスマホでタッチできなくなる?」と気になった人もいるのではないでしょうか。
今回終了するのは、Android版の楽天ペイアプリから設定して使う「楽天カードタッチ決済」です。
楽天ペイのコード・QR払いが終了するわけではありません。Androidで楽天カードをGoogle Payに登録して使うQUICPay、iPhoneのApple Pay、プラスチックの楽天カード本体に付いているタッチ決済も、今回の終了対象ではありません。
もう一つ間違えやすいのが日付です。2026年9月30日13時はサービス終了日時ではなく、新規設定の受付終了日時です。すでに設定している人は、その日から突然使えなくなるわけではありません。
先に要点
- 終了するのはAndroid向け「楽天カードタッチ決済」
- 2026年9月30日13時に終わるのは新規設定
- 設定済みなら2027年1月中旬~2月中旬ごろのサービス終了まで利用可能
- 新しいウォレット決済サービスは2026年10月下旬~11月中旬ごろ開始予定
- Google Pay、Apple Pay、楽天ペイのコード・QR払いは今回の終了対象ではない
- ただし9月30日13時以降に機種変更やアプリ削除で再設定が必要になると、現行サービスを設定し直せない
楽天ペイそのものが終了するわけではない
まず整理しておきたいのは、「楽天ペイ」と「楽天カードタッチ決済」は同じものではないという点です。
楽天ペイアプリには、店頭でバーコードやQRコードを使って支払う機能のほか、請求書払い、ポイントカードなど複数の機能があります。その中の一つとしてAndroid版に用意されているのが「楽天カードタッチ決済」です。
楽天カードと楽天ペイは2026年9月16日、Android端末向けの楽天カードタッチ決済を2027年1月中旬~2月中旬ごろに終了すると発表しました。
公式発表で終了対象とされているのは、楽天ペイアプリから設定するAndroid向けのタッチ決済機能です。
| 決済方法 | 主な端末 | 今回終了する? | 今後 |
|---|---|---|---|
| 楽天ペイ内「楽天カードタッチ決済」 | Android | 終了 | 新ウォレットへ移行予定 |
| 楽天ペイのコード・QR払い | Android/iPhone | 今回の終了対象ではない | 今回発表による終了なし |
| Google Pay+楽天カード | Android | 終了しない | QUICPayで継続 |
| Apple Pay+楽天カード | iPhoneなど | 終了しない | 継続 |
| 楽天カード本体のタッチ決済 | 物理カード | 終了しない | 従来どおり利用 |
「楽天のタッチ決済が全部終了する」と捉えると話が大きく変わってしまいます。今回対象となるのは、あくまでAndroidスマートフォンで楽天ペイアプリ経由で利用してきた一つの決済方式です。
終了する「楽天カードタッチ決済」とは?コード払いとは別
現行の楽天カードタッチ決済は、VisaまたはMastercardブランドの楽天カードをAndroidスマートフォンへ設定し、対応店舗の端末へスマホをかざして支払う仕組みです。
楽天ペイアプリから設定しますが、店頭では通常の楽天ペイのバーコードやQRコードを見せるわけではありません。
支払い時には「クレジットカードのタッチ決済で」と伝え、Visaのタッチ決済、またはMastercardコンタクトレスの加盟店で利用します。国内だけでなく、対応する海外の加盟店でも利用できるのが現行サービスの特徴です。
一方、楽天ペイのコード・QR払いは、楽天ペイアプリに表示したコードを店側で読み取ってもらったり、店舗のQRコードを利用したりする別の決済です。
楽天カード公式も、楽天カードタッチ決済の設定について「楽天ペイのバーコード/QRのお支払いの設定とは異なります」と案内しています。
そのため、普段楽天ペイを使っていても、レジでバーコードを見せているだけなら今回終了する機能を使っていない可能性があります。
楽天カード本体のタッチ決済も終了しない
「楽天カードタッチ決済」という名前から、財布に入っている楽天カードのタッチ機能までなくなるのでは、と考えるかもしれません。
これも別です。
楽天カードは現在、Visa、Mastercard、JCB、American Expressでタッチ決済対応カードを発行しています。今回の9月16日発表は、そうしたプラスチックカード本体を店頭端末へかざす決済の終了ではありません。
カード本体を普段かざして支払っている人が、今回の発表を理由に何か移行手続きをする必要はありません。
9月30日に使えなくなる?終わるのは「新規設定」
今回もっとも注意したい日付が2026年9月30日13時です。
この日時を境に楽天カードタッチ決済そのものが止まるわけではありません。
終了するのは新規利用設定の受付です。
| 時期 | 何が起きる? |
|---|---|
| 2026年9月30日13時 | 現行楽天カードタッチ決済の新規設定受付終了 |
| 2026年10月下旬~11月中旬ごろ | 新しいウォレット決済サービス提供開始予定 |
| 2027年1月中旬~2月中旬ごろ | 現行楽天カードタッチ決済のサービス終了予定 |
9月30日13時までに設定を済ませている人について、楽天は「サービス終了まで引き続き利用できる」と案内しています。
2027年の具体的な終了日は、9月17日時点ではまだ決まっていません。確定後、お知らせやメールなどで案内するとしています。
つまり、「9月30日から使えない」ではなく、「9月30日を過ぎると新たに設定できない」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
Google Payは引き続き利用可能。ただし完全な代わりではない
Androidにはもう一つ、楽天カードをスマートフォンでかざして支払う方法があります。
Google Payです。
今回の公式発表でも、Google PayはQUICPayマークのある店舗で引き続き利用できると明記されています。
ただ、現行の楽天カードタッチ決済からGoogle Payへ切り替えれば「まったく同じ状態になる」わけではありません。
| 項目 | 楽天カードタッチ決済 | Google Pay+楽天カード |
|---|---|---|
| 利用端末 | Android | Android |
| 主な設定先 | 楽天ペイアプリ | Google ウォレット/楽天カードアプリ |
| 対象ブランド | Visa/Mastercard | Visa/Mastercard/JCB |
| 店頭の方式 | Visaのタッチ決済/Mastercardコンタクトレス | QUICPay |
| 主な利用場所 | 対応する国内外の国際ブランド加盟店 | 日本国内のQUICPay加盟店 |
| 店頭での伝え方 | 「クレジットカードのタッチ決済で」など | 「QUICPayで」 |
| 今回の終了対象 | 対象 | 対象外 |
見た目はどちらも「Androidスマホをレジ端末へかざす」支払いですが、使っている決済網が違います。
たとえば、現行の楽天カードタッチ決済はVisa/Mastercardのタッチ決済マークがある国内外の加盟店で利用できます。
Google Payへ楽天カードを登録して店頭で支払う場合、楽天カード公式が案内しているのは日本国内のQUICPay加盟店です。
そのため、「今まで楽天カードタッチ決済が使えた店ならGoogle Payでも必ず使える」とは限りません。
楽天カードのGoogle PayはVisa、Mastercard、JCBが対象で、American Expressは対象外。QUICPay加盟店における1回あたりの利用可能金額は29,999円(税込)までと案内されています。
Google Payは今後も使える有力な選択肢ですが、現行タッチ決済の完全な置き換えと考えるより、別方式のスマホ決済として見た方が正確です。
iPhoneのApple Payは今回の終了対象ではない
今回終了する楽天カードタッチ決済はAndroid向けです。
楽天は9月16日の発表で、iOS端末についてはApple Payを引き続き利用できると案内しています。
そのため、iPhoneで楽天カードをApple Payへ登録して支払っている人が、今回の終了を理由に新しいウォレットへ移行する必要があるとは発表されていません。
楽天カードのApple Payへの登録は、現在Visa、Mastercard、JCBブランドが対象。American Expressブランドは対象外です。
新しいウォレット決済サービスとは?まだ分からないことが多い
現行サービスを終了する一方、楽天カードはAndroidユーザー向けに新しいウォレット決済サービスを用意します。
提供開始予定は2026年10月下旬~11月中旬ごろです。
楽天は、現在の楽天カードタッチ決済利用者に対し、新サービス開始後に新しいウォレット決済サービスへ移行するよう案内しています。
ここで気を付けたいのが、「移行」と書かれているからといって自動的に設定が引き継がれるわけではないことです。
公式発表には「設定には手続きが必要」と明記されています。具体的な設定方法については、後日お知らせやメールなどで案内する予定です。
2026年9月17日時点で分かっているのは、主に次の範囲です。
- Android向けに提供される
- 2026年10月下旬~11月中旬ごろ開始予定
- 現行利用者には新サービスへの移行が案内されている
- 設定には何らかの手続きが必要
- 端末によっては利用できない場合がある
一方で、正式名称を含め、サービスの核心部分には未発表事項が残っています。
新ウォレットが楽天ペイアプリの中に入るのか、独立したアプリになるのか、Google ウォレットと連携するのか。Visa/Mastercardのタッチ決済を引き継ぐのか、JCBやAmerican Expressにも広がるのか。国内外の対応店舗、ポイント還元、利用上限、詳しい対応端末なども、現時点では確認できません。
したがって、「新ウォレットでも今と同じ店で使える」「Google ウォレットへ統合される」といった説明は、続報が出るまではできません。
今使っている人は何をすればいい?利用状況別に整理
今回の発表を見て、全利用者が9月30日までに何かしなければならないわけではありません。
| 今の使い方 | 今回の影響 | 現時点での対応 |
|---|---|---|
| Androidで楽天カードタッチ決済を利用 | 対象 | 現行サービスは終了まで利用可。新ウォレット開始後に移行 |
| Androidで楽天ペイのコード/QR払いのみ | 今回の終了対象ではない | 今回を理由とした移行手続きは不要 |
| AndroidでGoogle Pay+楽天カードを利用 | 対象外 | QUICPayとして引き続き利用 |
| iPhoneでApple Payを利用 | 対象外 | 今回を理由とした移行不要 |
| 楽天カード本体をタッチして利用 | 対象外 | 従来どおり利用 |
現行楽天カードタッチ決済を使っている人についても、9月30日までに新ウォレットへ移行することはできません。新サービスの開始予定そのものが10月下旬~11月中旬だからです。
今は現行サービスをそのまま利用し、楽天から新サービスの設定方法が案内されるのを待つのが基本になります。
9月30日以降に機種変更する人は要注意
今回、単なる「サービス終了予定」以上に実際の影響が大きいのが機種変更です。
楽天カードの公式FAQによると、機種変更後も楽天カードタッチ決済を使うには、新しいスマートフォンで改めて最初から設定する必要があります。
ところが、現行サービスの新規登録受付は9月30日13時で終了します。
つまり、9月30日13時を過ぎてからAndroidスマートフォンを機種変更すると、新しい端末へ現行の楽天カードタッチ決済を設定することはできません。
新ウォレットは10月下旬~11月中旬ごろ開始予定なので、その間に機種変更する人は特に注意が必要です。
この場合でもGoogle Payなど別の決済方法は利用できますが、「現在設定している楽天カードタッチ決済をそのまま新端末へ移す」ということはできません。
楽天ペイアプリを削除すると現行タッチ決済も使えなくなる
機種変更だけではありません。
楽天カード公式FAQでは、楽天ペイアプリをアンインストールすると楽天カードタッチ決済も利用できなくなり、再び使うにはアプリをインストールしてタッチ決済を設定し直す必要があると説明しています。
9月30日13時を過ぎれば、その再設定自体ができません。
そのため、現行楽天カードタッチ決済をサービス終了まで使う予定なら、新ウォレットへの移行準備が整う前に楽天ペイアプリを不用意に削除しないことも重要です。
端末の故障などで設定が失われた場合の特別な救済措置については、9月17日時点で公式案内を確認できません。
楽天Edyはどうなる?今回の終了とは別
「楽天のタッチ決済が終了」と聞くと、楽天Edyも気になるところですが、今回の終了発表は楽天Edyを対象としていません。
楽天カードタッチ決済はVisa/Mastercardのコンタクトレス決済を使う仕組みで、楽天Edyとは別サービスです。
楽天Edyの将来について今回の発表から何かが決まったと考える必要はありません。
Samsung Walletへの楽天ペイ対応とも別の話
Galaxyユーザーの場合、「Samsung Walletで楽天ペイが使えるという話もあったのでは?」と思うかもしれません。
楽天ペイメントは2026年、Samsung Walletから楽天ペイと楽天ポイントカードを利用できる取り組みを発表しています。
ただし、こちらで案内されているのは楽天ペイのコード決済や楽天ポイントカードをSamsung Walletから呼び出して利用する仕組みです。
今回終了する楽天カードタッチ決済をSamsung Walletへそのまま移す、という発表ではありません。
9月16日に発表された「新しいウォレット決済サービス」とSamsung Walletが同一サービスだという公式情報も、現時点ではありません。
なぜ楽天カードタッチ決済を終了するの?
楽天カードが公式に示している理由は、「より快適な決済体験の提供を目的とした新しいウォレット決済サービスへの移行」です。
それ以上の詳しい理由は明らかにされていません。
利用者数の減少、運営コスト、Googleとの関係、セキュリティ上の問題などを終了理由とする公式説明も確認できません。
また、現行サービスは2027年初めまで継続予定です。安全上の問題が判明したため急きょ利用停止になる、という性質の発表ではありません。
結局、今すぐ何をすればいい?
普段使っている支払い方法によって答えが変わります。
楽天ペイのコード・QR払い、Google Pay、Apple Pay、楽天カード本体のタッチ決済しか使っていないなら、今回の終了を理由に今すぐ設定を変更する必要はありません。
Androidの楽天ペイアプリで楽天カードタッチ決済を使っている人も、現在の設定がそのままならサービス終了までは利用できます。
ただし9月30日13時を過ぎると、新規設定はできなくなります。特にその後に機種変更する予定がある人、楽天ペイアプリを削除する可能性がある人は注意が必要です。
新ウォレットの提供は10月下旬~11月中旬ごろの予定。設定方法や対応端末などは改めて案内されます。
現段階で無理に新サービスの仕様を予想するより、楽天カードから正式な移行手順が公開された時点で確認するのが確実です。
まとめ
今回のニュースは、「楽天ペイが終了する」「楽天カードのタッチ決済が全部なくなる」という話ではありません。
終了するのは、Androidの楽天ペイアプリから設定する「楽天カードタッチ決済」です。
2026年9月30日13時に新規設定を終了し、設定済みの利用者は2027年1月中旬~2月中旬ごろに予定されているサービス終了まで利用できます。
Google Pay、Apple Pay、楽天ペイのコード・QR払い、楽天カード本体のタッチ決済は今回の終了対象ではありません。
ただしGoogle PayはQUICPayを使う別方式なので、現行のVisa/Mastercardタッチ決済と利用できる店舗が完全に同じではない点には注意が必要です。
そして現行サービス利用者が特に覚えておきたいのが、9月30日13時以降は再設定もできなくなること。機種変更や楽天ペイアプリのアンインストールで設定し直す必要が生じた場合、現行サービスへ戻すことはできません。
新ウォレットについてはまだ未発表の部分が多いため、正式名称、対応端末、設定方法、使える店舗などが公開された段階で、改めて確認する必要があります。
※本記事は2026年9月17日時点で確認できる楽天カード・楽天ペイの公式発表および公式FAQをもとにしています。現行サービスの具体的な終了日、新ウォレットの正式名称・詳細仕様・対応端末・ポイント還元など、まだ発表されていない内容は断定していません。