- Marvel’s Wolverineはオープンワールド?PS4版・発売日・CERO Zを整理
- 『Marvel’s Wolverine』はオープンワールドではない
- オープンワールドではない=完全一本道、ではない
- 『Marvel’s Spider-Man』とはゲームの作りがかなり違う
- 東京は登場するが、東京全体を自由探索するゲームではない
- PS4版は出る?「未発表」ではなくPS4非対応
- PS5専用?PC・Xbox・Switch 2版は?
- PS5 Proにも対応、PSSRも利用できる
- 発売日は9月14日?9月15日?
- 価格は8,980円、デジタルデラックス版は9,980円
- 予約・早期購入特典は「限定」と「早期アンロック」に注意
- CERO Zとは?18歳以上「推奨」ではない
- なぜCERO Zになった?
- 暴力表現を弱める設定も用意されている
- 日本版だけ表現が規制されている?
- 1人用?マルチプレイや協力プレイはない?
- 映画『X-MEN』やMCUの続編なの?
- プレイ時間はどのくらい?
- まとめ:Spider-Manと同じ会社でも、オープンワールドではない
Marvel’s Wolverineはオープンワールド?PS4版・発売日・CERO Zを整理

『Marvel’s Spider-Man』シリーズを手掛けたInsomniac Gamesの新作『Marvel’s Wolverine』が、2026年9月15日にPS5向けに発売されます。
同じ開発会社ということで、「今回も街を自由に動き回るオープンワールドなのでは?」と思った人もいるかもしれません。
しかし、ここは『Marvel’s Spider-Man』シリーズとは大きく異なります。
『Marvel’s Wolverine』はオープンワールドではありません。
PlayStation公式FAQでは、1人用のストーリー主導型アクションアドベンチャーであり、オープンワールドではないことが明記されています。一方で、完全な一本道というわけでもなく、各エリアには探索や寄り道、収集要素、任意チャレンジなどが用意されています。
さらに、PS4ではプレイできないことも公式に案内済みです。
まず購入前に気になるところをまとめると、次のようになります。
| 項目 | 2026年9月12日時点 |
|---|---|
| オープンワールド | 違う |
| 探索・寄り道 | あり |
| プレイ人数 | 1人 |
| 対応機種 | PS5 |
| PS4版 | 非対応と公式明記 |
| PS5 Pro | Enhanced・PSSR対応 |
| PC/Steam版 | 未発表 |
| Xbox版 | 未発表 |
| Switch 2版 | 未発表 |
| 日本発売日 | 2026年9月15日 |
| 通常版価格 | 8,980円 |
| デジタルデラックス版 | 9,980円 |
| CERO | Z(18才以上のみ対象) |
では、特に分かりにくい部分から順番に見ていきます。
『Marvel’s Wolverine』はオープンワールドではない
これは予想ではなく、すでに公式回答が出ています。
PlayStation公式FAQでは、『Marvel’s Wolverine』について「シングルプレイヤーのストーリー主導アクションアドベンチャーゲーム」であり、オープンワールドではないと説明しています。
ゲームディレクターのMike Daly氏も、開発チームは最初からオープンワールドやサンドボックスを目指したわけではなく、テンポの速いリニアなシングルプレイヤーアドベンチャーを作ろうとしていたと説明しています。
ローガンはひとつの街を守り続けるキャラクターというより、過去を追いながら世界各地を渡り歩く人物です。その性格に合わせて、ひとつの巨大都市を自由に巡るのではなく、場所を移しながら物語が進んでいく形が選ばれています。
そのため、
「Spider-Manのニューヨークをウルヴァリンで歩き回るようなゲーム」
を想像していると、かなり違います。
オープンワールドではない=完全一本道、ではない
ここは特に誤解しやすいところです。
ゲーム全体としてはストーリー主導のリニア構成ですが、「目的地まで一直線に進むだけ」という作りではありません。
PlayStation Blogの先行試遊では、マドリプールのロータウンを歩き回り、周囲の部屋を調べたり、仲間の会話を聞いたり、小ネタを発見したりできることが紹介されています。
さらに各地には、強化素材が入った隠し木箱や収集可能なウイスキーボトルなどが存在。任意で挑戦できる「悪夢の扉」から「悪夢の試練」へ入り、条件を達成する要素も確認されています。
つまり、
大きなひとつの世界を自由に回るオープンワールドではないものの、ステージの中には探索する余地がある
と考えるのが近いでしょう。
一部の発売前レビューでは、特定のエリアを「semi-open」に近い構造として表現する例もあります。ただし、それによって公式の位置づけが変わったわけではありません。ゲーム全体については、PlayStation自身が「オープンワールドではない」と明言しています。
『Marvel’s Spider-Man』とはゲームの作りがかなり違う
同じInsomniac Gamesの作品でも、『Marvel’s Spider-Man』シリーズとは移動と探索の考え方が違います。
『Marvel’s Spider-Man 2』ではニューヨークを自由に移動し、メインストーリーの途中でも街中のイベントやサイド要素へ向かうことができます。
『Marvel’s Wolverine』はそれとは違い、物語に合わせて世界各地へ場所を移していく構成です。
公式サイトでは、カナダの荒野、東京、マーベル世界に存在する島国マドリプールなどが主な舞台として紹介されています。
戦闘についても、スパイダーマンのような軽快なアクロバットをそのまま使い回した作品ではありません。開発チームはウルヴァリンというキャラクターに合わせて、より接近した戦闘や攻撃的なプレイへ作り直しています。
「Spider-Manより規模が小さいからオープンワールドではない」という話ではなく、最初から別のゲーム体験として設計されていると見るべきでしょう。
東京は登場するが、東京全体を自由探索するゲームではない
日本のプレイヤーにとって気になるのが東京です。
『Marvel’s Wolverine』では日本も重要な舞台のひとつで、公式サイトでは「入り組んだ東京の路地」が登場すると案内されています。
Insomniac Gamesは制作にあたり、実際に日本でも大規模な現地取材を行いました。
PlayStation Blogによると、雪山や竹林、地下駅、市街地など4種類の環境を調査し、600点以上をスキャン。160km以上を移動し、5.6TBのデータと18万9,589枚の写真を収集しています。
かなり力を入れた日本パートであることは分かります。
ただし、これは東京を丸ごと再現したオープンワールドという意味ではありません。
東京は物語の中で訪れる大きな舞台のひとつであり、その中で探索できるエリアが用意されている、と考えた方が正確です。
PS4版は出る?「未発表」ではなくPS4非対応
PS4についてはさらに明確です。
PlayStation公式FAQでは、
『Marvel’s Wolverine』はPS5向けに開発されており、PS4では利用できない
と案内されています。
そのため、「PS4版はまだ発表されていない」という段階ではありません。
2026年9月15日に発売される製品については、PS4は対応機種に含まれていません。
PS4とPS5の縦マルチだった『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』などとは状況が違うので注意が必要です。
PS5専用?PC・Xbox・Switch 2版は?
2026年9月12日時点で、公式に発売が発表されているプラットフォームはPS5のみです。
PC/Steam、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2版については正式発表されていません。
過去にはPlayStation Studios作品が発売後にPCへ移植された例もありますが、それを理由に、
「あとでPC版が出る」
「Steam版も確定」
とは言えません。
逆に、現時点でPS5しか発表されていないからといって、「今後も絶対にPC版は出ない」と将来まで断定することもできません。
現在確実に言えるのは、発売時に遊べるのはPS5版というところまでです。
PS5 Proにも対応、PSSRも利用できる
PS5 Proを持っている場合は、PS5 Pro Enhancedに対応します。
PlayStation公式FAQでは、PSSR(PlayStation Spectral Super Resolution)にも対応すると案内されています。
通常のPS5でももちろんプレイできます。
また、DualSenseのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーに対応し、リモートプレイにも対応しています。
具体的な解像度やフレームレートについては、レビューや技術検証で語られる数字と公式仕様を混同しない方がいいでしょう。
購入前の基本情報としては、
PS5でプレイ可能、PS5 ProではEnhanced・PSSR対応
まで押さえておけば十分です。
発売日は9月14日?9月15日?
ここはPS Storeを見て混乱しやすいところです。
日本向けの正式発売日は、
2026年9月15日(火)
です。
PlayStation公式FAQ、PlayStation Blogともに9月15日発売と明記しています。
ところが、PS Storeでは「発売日:2026/9/14」と表示される箇所があり、ページ上部には、
2026/9/14 03:00 PM UTC
という時刻も表示されています。
これを日本時間に直すと、9月15日午前0時です。
つまり、日本で9月14日に発売される別バージョンがあるわけではありません。
日本向けの記事で基準にする発売日は、SIEが案内している9月15日です。
ダウンロード版についても、PS StoreのUTC時刻は日本時間9月15日0時に相当します。ただし、日本公式が別途「午前0時からプレイ可能」と文章で案内しているわけではないため、現段階では「PS Storeの表示時刻を日本時間へ換算すると0時」と捉えるのが安全です。
価格は8,980円、デジタルデラックス版は9,980円
通常版の価格は、パッケージ版・ダウンロード版ともに8,980円(税込)です。
デジタルデラックスエディションは9,980円、通常版購入後に利用できるデジタルデラックスアップグレードは1,000円となっています。
| エディション | 価格 |
|---|---|
| パッケージ通常版 | 8,980円 |
| DLスタンダード | 8,980円 |
| DLデジタルデラックス | 9,980円 |
| デジタルデラックスアップグレード | 1,000円 |
デジタルデラックス版には、限定スーツ5種、限定の爪5種、テクニックポイントが追加されます。
ここで少し分かりにくいのが、PS Storeでは「テクニックポイント+4」と表示される一方、公式FAQのデラックス固有特典は+3となっている点です。
内訳を見ると、デラックス固有分が+3、予約・早期購入特典として+1が用意されています。予約・早期購入分まで含めると+4になるため、数字が食い違っているように見えます。
追加ストーリーDLCがデラックス版に付属するという案内は、現時点ではありません。
スーツや爪などの追加アイテムを特に必要としないなら、ゲーム本編を遊ぶだけなら通常版で問題ありません。
2026年9月15日発売予定のPS5用アクションアドベンチャー。Insomniac Gamesが手掛ける1人用のストーリー主導作品で、世界各地を巡りながらウルヴァリンならではの戦闘と探索を楽しめます。CERO Z(18才以上のみ対象)。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
予約・早期購入特典は「限定」と「早期アンロック」に注意
予約・早期購入特典として案内されているのは、「クラシック・ブラウン」スーツと「鏡の爪」の早期アンロック、テクニックポイント+1、PlayStationアバター4種です。
重要なのは「早期アンロック」という表現です。
これはデジタルデラックス版に含まれる「限定スーツ5種・限定爪5種」とは意味が違います。
「クラシック・ブラウン」スーツや「鏡の爪」が予約者しか永久に入手できない完全限定品、と読み替えない方がいいでしょう。
パッケージ版も早期購入特典の対象として案内されています。
CERO Zとは?18歳以上「推奨」ではない
日本版はCERO Zです。
ここも表現には注意が必要です。
CERO公式の区分では、Zは、
「18才以上のみ対象」
です。
CERO Dの「17才以上対象」などと違い、「18歳以上を推奨しています」という意味ではありません。
PS Storeでも、本作について18才未満には販売していないと明記されています。また、CERO ZのコンテンツをPS Storeで購入する場合は、クレジットカード決済が必要です。
したがって、18歳未満の人に対して、
「推奨年齢だから本人や保護者が判断すれば買える」
と説明するのは適切ではありません。
なぜCERO Zになった?
『Marvel’s Wolverine』では、ローガンの爪を使った激しい戦闘や強い暴力表現が描かれます。
PlayStation公式も本作を暴力的なシングルプレイヤーアドベンチャーとして紹介しており、Insomniac Gamesは流血などの表現を調整できる設定も用意しています。
ただし、
「この特定の場面が理由でCERO Zになった」
といった個別の審査理由は、今回確認できたCEROやSIEの公式情報では公表されていません。
そのため、
「激しい暴力表現を含むCERO Z作品」
とは言えますが、特定の描写だけを取り上げて「これがZ指定の原因」と断定するのは避けた方がいいでしょう。
暴力表現を弱める設定も用意されている
強い表現が苦手な人向けの設定もあります。
Insomniac Gamesが公開しているアクセシビリティ情報では、流血表示、部位切断表現、ローガンの身体に表示されるダメージ表現などを調整できます。
たとえば、ゲームプレイ中の流血を非表示にしたり、部位切断表現を無効にしたりする設定が用意されています。
ただし、この設定を使ってもCERO Zであることは変わりません。
18歳未満向けのモードになるわけではないので、その点は切り分けて考える必要があります。
日本版だけ表現が規制されている?
SIEが「海外版と日本版はすべて完全に同一」と公式に比較した資料は確認できませんでした。
一方、発売前に日本版の製品コードを使用した国内レビューでは、強い暴力表現が日本語版にも残っていることが確認されています。Game*Sparkも、日本語版を実際にプレイしたうえで大きな表現規制は確認できなかったと報告しています。
したがって現時点では、
「日本版でも強い表現は確認されている。ただし海外版との完全同一性をSIEが公式保証したわけではない」
という整理が最も安全です。
1人用?マルチプレイや協力プレイはない?
『Marvel’s Wolverine』は1人用です。
PS Storeでも「1人のプレイヤー」と案内され、公式FAQもシングルプレイヤー作品と説明しています。
ストーリーの中ではジーン・グレイ、ミスティーク、セイバートゥースなど他のキャラクターが登場しますが、それはオンライン協力プレイを意味するものではありません。
対戦やオンラインマルチプレイも発表されていません。
映画『X-MEN』やMCUの続編なの?
こちらも別物です。
PlayStation公式は、本作を感情を揺さぶるオリジナルストーリーとして紹介しています。
映画版『X-MEN』やMCU、『デッドプール&ウルヴァリン』の直接的な続編ではありません。
Insomniac Gamesは2021年の発表時、本作を独立したゲームとして紹介する一方、Spider-ManとWolverineを含む新しいオリジナルの世界を構築していくとも説明していました。
そのため、
「映画の続編」ではなく、Insomniac Gamesが手掛けるMarvelゲーム側のオリジナル作品
と考えるのが分かりやすいでしょう。
『Marvel’s Spider-Man』シリーズを遊んでいなければストーリーが分からない、という種類の直接続編としても案内されていません。
プレイ時間はどのくらい?
ここは公式数字が出ていません。
発売前レビューではプレイスタイルによってかなり差があり、The Vergeは約13時間のキャンペーンとしている一方、GamesRadar+では約20時間という例もあります。
探索や収集物をどこまで追うかでも変わるため、
「公式の標準クリア時間は未発表」
としておくのが正確です。
レビュー一社の数字を「クリア時間は○時間」と確定情報のように扱うべきではありません。
まとめ:Spider-Manと同じ会社でも、オープンワールドではない
『Marvel’s Wolverine』について、購入前に特に押さえておきたいのは、『Marvel’s Spider-Man』シリーズと同じInsomniac Games作品でも、ゲームの構造はかなり違うという点です。
本作はオープンワールドではなく、世界各地を巡る1人用のストーリー主導アクションアドベンチャーです。
ただし完全一本道ではなく、マドリプールや東京などの舞台では探索や寄り道、収集要素、任意チャレンジが用意されています。
PS4については「まだ未発表」ではなく、公式が非対応を明記。現在正式発表されている対応機種はPS5で、PS5 Pro EnhancedとPSSRにも対応します。
日本での発売日は2026年9月15日。PS Storeに9月14日と表示される箇所がありますが、同ページのUTC時刻を日本時間へ直すと9月15日0時になります。
そして日本版はCERO Z(18才以上のみ対象)です。暴力表現を弱める設定はありますが、設定変更によって年齢区分そのものが変わるわけではありません。
「Spider-Manのようなオープンワールド」を期待する作品ではなく、ウルヴァリンというキャラクターに合わせて作られた、より直線的で物語重視のアクションゲーム。
そこを理解しておくと、発売後に「思っていたゲームと違った」となる可能性はかなり減らせそうです。