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メタモルフォーゼの縁側(1)レビュー|“好き”が人をつなぐ——75歳と女子高生の静かな出会い

発売情報

  • 発売日:2018年5月8日
  • 出版社/レーベル:KADOKAWA/単行本コミックス
  • 判型:A5判/146ページ
  • 定価:858円(税込)
  • ISBN-13:978-4041068304
    出典:KADOKAWA 公式書誌、Amazon商品ページ。 KADOKAWAオフィシャルサイトAmazon

どんな物語?(ネタバレなしの導入)

本屋で表紙に惹かれて1冊のBLを手に取った、75歳の雪。レジに立つのは、こっそりBLを愛読する高校生・うらら。年代も立場も違う2人が“同じ好き”でゆるやかにつながっていく。1巻は、ふとした選択が日常の景色を変えてしまう“最初の一歩”の章。作品ページの要約も、この骨子を端的に示している。 KADOKAWAオフィシャルサイト

参考映像:公式PV

出典:YouTube 作品PV(ロングVer.)。 YouTube

この1巻で掴める“読み味”

1. 余白と間で進む

説明を削ぎ、視線や所作で心の動きを見せる。大ゴマの“静けさ”が読後の余韻をつくる。

2. 趣味が“居場所”になる

読書という個の行為が、人と人をつなぐ場所に変わる。書店・縁側・SNS——場所ごとの距離感も丁寧。

3. 世代差を“壁”にしない

導く/導かれるの図式に寄らず、並走する関係として描く。語りはやさしいが芯は強い。

見どころ(ニュアンスのみ)

  • はじめての“共有読書”
    同じページをめくる時間が、2人の会話を生む。言葉より前に並ぶ“姿勢”が良い。
  • 推し活の“はじめの一歩”
    作品の感想を言葉にする瞬間。自分の“好き”に輪郭が出てくる。

受賞・トピック

おすすめ読者層

  • 日常の中の“小さな再出発”を味わいたい
  • 世代を超えた友情物語が好き
  • 読書体験や推し活の“最初の一歩”に共感したい

——“好き”があれば、年齢も立場も超えられる。
2人の出会いがやさしく続いていく“始まり”の1巻。

📕 紙で読む(KADOKAWA) 📱 Kindleで読む

関連リンク(公式)

まとめ

“好き”は人生を変えるほど大げさじゃなくても、日々に小さな灯りを置いてくれる。1巻は、その灯りがともる瞬間を静かに切り取った入口。刺さったら、寝る前に1話だけ——心がほどよく温まる。

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