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おじさまと猫(1)レビュー|「私が欲しくなったのです」——心がほどける日常と、猫のやさしいことば
発売情報 どんな物語?(ネタバレなしの導入) ペットショップで売れ残れ、値札が下がり続ける成猫。もう誰にも選ばれない——そう諦めかけたその前に、ある日“おじさま”が現れます。静かに告げられた「私が欲し ...
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無職転生(コミックス)1巻レビュー|“やり直し”の最初の一歩が痛快で、ちょっと苦い
原作・理不尽な孫の手、キャラ原案・シロタカ。フジカワユカ作画のコミカライズ版『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』第1巻は、 “やり直し”の物語を観察と努力の積み上げで描く入門巻。赤ん坊に転生した主 ...
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海が走るエンドロール(8)レビュー|“撮りたい理由”を言葉にする段階へ。次巻で完結
2025/8/23 #マンガレビュー, #海が走るエンドロール
たらちねジョン『海が走るエンドロール』最新8巻は、うみ子と海(カイ)の関係がいよいよ“作品”そのものへ直結していく巻だ。 カナダの映画祭を経て、それぞれの胸に残った“刺さり”が、次の撮影と会話の選択に ...
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薬屋のひとりごと(ビッグガンガン版)1巻レビュー|“観察と仮説”で世界を解く、猫猫のはじまり
大人気小説のコミカライズ『薬屋のひとりごと』。ここでは ねこクラゲ(作画)×七緒一綺(構成)×日向夏(原作)の ビッグガンガン版 第1巻を取り上げます。 宮廷ミステリーとしての面白さはもちろん、主人公 ...
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シャングリラ・フロンティア(1)レビュー|“下手でも、遅くても、うまくなる”——砂埃の広場から始まる神ゲー冒険譚
2025/8/23 #シャングリラフロンティア, #マンガレビュー
砂埃の立つログイン広場で、中古のゴーグルを額に押し当てる少年がいる。名は陽務楽郎(サンラク)。彼は最新の神ゲーに入る直前まで、誰も褒めてくれない“クソゲー”をやり込み続けてきた変わり者だ。画質は粗い、 ...
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葬送のフリーレン(1)レビュー|“冒険のその後”をどう生きるか。静かな時間が胸に残る
葬送のフリーレン(1)レビュー|“冒険のその後”をどう生きるか。静かな時間が胸に残る 原作=山田鐘人、作画=アベツカサ。『週刊少年サンデー』連載の話題作『葬送のフリーレン』は、 「魔王を倒した後」から ...
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海が走るエンドロール(1)レビュー|65歳、映画は“観る側”から“撮る側”へ――その一歩が胸を熱くする
2025/8/23 #マンガレビュー, #海が走るエンドロール
たらちねジョン『海が走るエンドロール』第1巻は、「はじめるのに遅すぎることはない」を、熱量と生活感で説得する導入巻だ。 夫と死別したうみ子が映画館で偶然出会う美大生海(カイ)との邂逅は、「観る側」だっ ...
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つらねこ(1)レビュー|“こわさ・やさしさ・不思議”が同居するガールミーツ・ワンダーランド
『もっけ』で知られる熊倉隆敏による最新作『つらねこ』。青騎士コミックスから刊行された第1巻は、 「ヘンテコ不可思議異世界で、少女はこの世界の広さと美しさを知る」という公式の一文どおり、 こわさ・やさし ...
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新機動戦記ガンダムW Re:Master Edition(1)レビュー|“W”を今読む理由。新装版で入口がいちばん近くなる
2025/8/22 #アニメ原作コミカライズ, #ガンダムW, #マンガレビュー, #ロボットマンガ
90年代を代表する人気作『新機動戦記ガンダムW』のときた洸一版コミカライズが、新装版「Re:Master Edition」として復活。B6判・全244ページという手に取りやすいボリュームで、TVシリー ...