- 『ONI零~復活~Reboot』とは?原作との違い・追加要素・発売時期・Switch 2対応を整理
- 『ONI零~復活~Reboot』は2027年春~初夏に発売予定
- 原作『ONI零~復活~』とは?2001年発売の和風RPG
- なぜ25年後に『復活』からRebootするのか
- 原作から何が変わる?単純な移植ではない
- キャラクターデザインは南部佳絵氏が担当
- 『ONI零~流転~』はどうなる?
- 『ONI零X』とはどうつながる?
- 限定版には小説とサウンドトラック?
- 『ONI零~復活~Reboot』は移植?リメイク?リブート?
- 原作『ONI零~復活~』を2026年現在遊ぶ方法は?
- 2026年9月20日時点で分かっていること・まだ分からないこと
- まとめ|『復活』を作り直すこと自体が『ONI零X』への準備になっている
『ONI零~復活~Reboot』とは?原作との違い・追加要素・発売時期・Switch 2対応を整理

2001年に初代PlayStationで発売された和風RPG『ONI零~復活~』が、約25年を経て『ONI零~復活~Reboot』として再始動します。
発売元・開発元はメビウス。対応機種はNintendo Switchで、メーカーからは「Nintendo Switch 2互換有」と案内されています。2026年9月11日の発表時点では「2027年春」予定でしたが、9月18日の東京ゲームショウ2026(TGS2026)ステージでは「2027年春~初夏予定」と、より広い発売時期が示されました。
ただし、本作を単純な「25年前のゲームの復刻」と見ると、今回の企画が始まった理由を見落としてしまいます。
背景には、2025年に発表された新作『ONI零X(クロス)』と、かつて『復活』の続編として構想されながら発売されなかった『ONI零~流転~』があります。『ONI零X』を作る過程で「なぜ『流転』ではないのか」という声が寄せられ、そこから「まず25年前の『復活』を作り直そう」という流れにつながりました。
この記事では、2026年9月20日時点の公式発表とTGS2026で明かされた内容をもとに、原作との違い、Switch 2対応、発売時期、『流転』『ONI零X』との関係まで整理します。
『ONI零~復活~Reboot』は2027年春~初夏に発売予定
| 項目 | 2026年9月20日時点の情報 |
|---|---|
| タイトル | ONI零~復活~Reboot |
| ジャンル | RPG |
| 開発・発売 | メビウス |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| Nintendo Switch 2 | 互換有 |
| プレイ人数 | 1人 |
| 発売時期 | 2027年春~初夏予定(TGS2026での最新案内) |
| 具体的な発売日 | 未発表 |
| 価格 | 未発表 |
| CERO | 未発表 |
| 予約開始日 | 未発表 |
Nintendo Switch用ソフトで、Switch 2でも互換対応
まず注意したいのが、Nintendo Switch 2での扱いです。
メビウスが2026年9月11日に発表した製品情報では、対応ハードを「Nintendo Switch(Nintendo Switch 2互換有)」としています。
つまり、現時点で発表されているのはNintendo Switch用ソフトであり、Nintendo Switch 2でも互換機能を利用してプレイできるという位置付けです。
「Nintendo Switch 2版が発売される」「Nintendo Switch 2 Editionが用意される」という発表ではありません。
Switch 2専用機能や専用パッケージ、高解像度化などの個別対応についても発表されていません。PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam/PC版についても、2026年9月20日時点では発表なし。対応機種として正式に案内されているのはNintendo Switchのみです。
「2027年春」から「2027年春~初夏」へ
発売時期は、発表された日によって表現が異なります。
9月11日のメビウスによる初報では「2027年春」でした。その後、9月18日にKONAMIブースで行われたTGS2026ステージでは「2027年春~初夏予定」と案内されています。
そのため、現時点では後から示された「2027年春~初夏」を最新情報として扱うのが自然です。「2027年春」という初報が誤っていたわけではなく、発表後に予定時期の幅が広がったと考えるのがよいでしょう。
具体的な発売日はまだ決まっていないため、「2027年○月発売」といった情報は未発表です。
TGS2026全体の発表や関連記事については、東京ゲームショウ2026まとめでも整理しています。
原作『ONI零~復活~』とは?2001年発売の和風RPG
原作は、パンドラボックスから2001年3月22日に初代PlayStation向けとして発売された『PANDORA MAX SERIES Vol.6 ONI 零 ~復活~』です。
| 項目 | 原作 |
|---|---|
| 正式タイトル | PANDORA MAX SERIES Vol.6 ONI 零 ~復活~ |
| 発売日 | 2001年3月22日 |
| 対応機種 | PlayStation |
| 発売 | パンドラボックス |
| ジャンル | 和風RPG |
| 価格 | 1,980円+税 |
| 位置付け | PANDORA MAX SERIES Vol.6 |
PANDORA MAX SERIESは、パンドラボックスがPlayStationで展開していた低価格ソフトシリーズです。『ONI零~復活~』はその第6弾として発売され、結果として同シリーズ最後の作品となりました。
人間と共存しようとする「隠忍」を描く
『ONI零~復活~』の舞台は平安時代。妖魔でありながら人間の心を持ち、共存を望む「隠忍(おに)」の一族と、妖魔を討伐する「五行軍」を軸に物語が進みます。
主人公は司狼丸。沙紀、外道丸、緋焔童子などが物語に関わり、今回のRebootでもこれらの主要キャラクターの新たなデザインが公開されています。
ゲームシステムでは、シリーズを象徴する「転身」や「神降ろし」を採用。神々を集める収集要素や、本編とは別の依頼も用意されていました。2009年にゲームアーカイブス版が発表された際には、300人の神様を集める要素も紹介されています。
ストーリーはその後の展開を強く意識した構成ですが、この記事ではRebootの最新情報を知りたい人を主な対象としているため、原作終盤の重大なネタバレには触れません。
なぜ25年後に『復活』からRebootするのか
今回もっとも興味深いのは、なぜ2026年になって『ONI零~復活~』を作り直すことになったのか、という部分です。
きっかけは、『ONI零X(クロス)』でした。
2025年のTGSで新作RPG『ONI零X』が発表された際、シリーズを知るファンから「『ONI零~流転~』ではないのか」という声が寄せられたと、原作者の飯島多紀哉氏がTGS2026で説明しています。
『流転』は、2001年の『復活』と深く結び付いた続編として構想されていた作品です。飯島氏によれば、『復活』と『流転』はもともと「ふたつでひとつ」の物語として考えられていました。
しかし、『復活』自体がすでに25年前のゲームです。新作である『ONI零X』や、その前に位置する物語をいきなり現在のプレイヤーへ見せても、元となる『復活』を知らなければ話がつながりにくい。
そこで出てきたのが、「それなら『復活』から作り直そう」という発想でした。
つまり『ONI零~復活~Reboot』は、昔の作品を懐かしさだけで再発売する企画ではありません。今後の『ONI零X』まで含め、過去の物語と新作をもう一度つなぎ直すための入口として始まった作品です。
原作から何が変わる?単純な移植ではない
『ONI零~復活~Reboot』というタイトルだけを見ると、原作をそのまま現行機へ移す作品なのか、全面的なリメイクなのか分かりにくいところがあります。
現時点で確認されている変更点を見る限り、少なくともベタ移植ではありません。
| 変更・追加要素 | 現在分かっている内容 |
|---|---|
| 画面比率 | 4:3だった原作から16:9へ対応 |
| グラフィック | 16:9化に合わせてフィールドなどを描き直し |
| 戦闘 | テンポを高速化 |
| ロード | 戦闘中に発生していた待ち時間を改善 |
| ゲームバランス | 現代向けに遊びやすく調整 |
| イベント | 飯島多紀哉氏による新規イベントを追加 |
| 戦闘曲 | 新曲を追加。TGSでは5曲程度を予定と説明 |
| キャラクターデザイン | 南部佳絵氏がメインキャラクターデザインを担当 |
16:9化に合わせてフィールドを描き直し
原作『ONI零~復活~』は初代PlayStation時代の4:3画面で制作されていました。
Rebootではこれを16:9へ変更。TGS2026では、単純に画面を横へ引き伸ばすのではなく、16:9に対応するためグラフィックを描き直していることが説明されています。
一方、すべての戦闘背景、エフェクト、UIなどを完全に新規制作するのかまでは発表されていません。「全グラフィックをゼロから完全に作り直した」とまでは、現時点では言えません。
戦闘テンポとロード時間にも手を入れる
見た目以上にプレイ感へ影響しそうなのが、戦闘周辺の改善です。
原作では戦闘中、行動のたびに待ち時間が発生する場面がありました。TGS2026では、この部分を改善して戦闘を高速化することが説明されています。
さらにゲームバランスも調整し、現在の環境で遊びやすい作品へ整える方針です。
ただし、「2倍速モード」「オート戦闘」「演出スキップ」「難易度選択」といった具体的な機能は発表されていません。戦闘の高速化と、倍速機能の搭載は別の話なので注意が必要です。
新規イベントを追加、戦闘曲は5曲程度を予定
9月11日の初報から正式に案内されている追加要素が、飯島多紀哉氏による新規イベントと戦闘曲です。
TGS2026ではさらに踏み込み、戦闘曲は5曲程度を予定しており、その中にはボス戦向けの楽曲も含まれると説明されました。
媒体によって「5曲」「5曲ほど」など表現に違いがありますが、開発中の作品であることを考えると、「5曲程度を予定」と捉えておくのが安全です。
作曲者や原作曲のアレンジ内容、原曲がそのまま収録されるのか、サウンドトラックへ何曲収録されるのかといった詳細はまだ明らかになっていません。
キャラクターデザインは南部佳絵氏が担当
Reboot版では、メインキャラクターデザインをイラストレーターの南部佳絵氏が担当します。
TGS2026では、司狼丸、沙紀、外道丸、緋焔童子などの新たなデザインラフが公開されました。ただし、披露されたものは制作途中のデザインで、南部氏自身も今後さらに変わる可能性があることを説明しています。
南部氏は、1995年にPlayStationで発売された『戦国サイバー 藤丸地獄変』でもキャラクターデザインを担当しています。後述する『ONI零X』の主人公が同作の煉釖藤丸であることもあり、今回の起用はReboot一作だけに閉じたものではありません。
歴代ONIキャラクターの描き直しは『ONI零X』も見据えたもの
TGSでは、『ONI零X』に過去の『ONI』シリーズのキャラクターが多数登場する構想も説明されました。
その世界観を統一するため、『鬼忍降魔録 ONI』から『幕末降臨伝 ONI』までの歴代7作品に登場したキャラクターについても、南部氏が描き直しているとされています。
ここは「『ONI零~復活~Reboot』で歴代7作品すべてを作り直す」という意味ではありません。歴代キャラクターの再デザインは、今後の『ONI零X』を含めたシリーズ展開を見据えた取り組みとして説明されています。
『ONI零~流転~』はどうなる?
『ONI零~復活~』を知るファンが最も気になる存在のひとつが、『ONI零~流転~』です。
『流転』は、『復活』の続編として構想されていた作品です。『復活』と『流転』は密接につながる物語として考えられていましたが、『流転』は実際には発売されませんでした。
今回『復活』がRebootされることから、「その次はいよいよ『流転』なのでは」と考えたくなるところですが、2026年9月20日時点で『ONI零~流転~』の発売は正式発表されていません。
TGS2026で飯島氏は『流転』にも言及し、現在作るのであれば25年前に考えていたものとは異なる内容になる可能性を示しています。当時構想していた『流転』には、現在の『ONI零X』に近い部分もあるとのことでした。
将来的な展開を感じさせる発言ではありますが、「Rebootの次に『流転』発売が決まった」とまでは受け取れません。
『ONI零X』とはどうつながる?
『ONI零X(クロス)』は、2025年の東京ゲームショウで発表された新作RPGです。
当初は2027年発売予定とされ、『流転』ではない完全新作として紹介されました。主人公は『戦国サイバー 藤丸地獄変』の煉釖藤丸です。
ところが『ONI零~復活~Reboot』を制作することになったことで、『ONI零X』側にも変更が生じました。
TGS2026では、Rebootの内容を踏まえて『ONI零X』のストーリーを書き直す必要が生じ、発売時期も当初予定より先になることが説明されています。
そのため、2025年時点の「2027年発売予定」を現在も確定情報として扱うのは適切ではありません。『ONI零X』の新しい発売時期は未発表です。
『ONI零X』につながる新イベントは確定なのか
Rebootに新規イベントが加わること自体は、メビウスが正式発表しています。
ただし、そのすべてが『ONI零X』へ直接つながる追加シナリオとして確定しているわけではありません。
TGSの取材記事では「『ONI零X』につながる物語になる」とする説明もある一方、飯島氏が「ユーザーから要望があれば取り入れる可能性」に触れた部分も報じられています。
したがって現段階では、新規イベント追加は確定、『ONI零X』へ直接つながる追加内容の詳細は開発中と整理するのがよいでしょう。
限定版には小説とサウンドトラック?
TGS2026では、パッケージ限定版についても情報が出ています。
複数のTGS取材記事では、限定版を用意し、飯島氏による書き下ろし小説とオリジナルサウンドトラックを付属する予定と報じられました。
一方、ステージ中には小説について「限定版などの特典として執筆する構想」という段階の発言もあります。9月11日のメビウスによる正式な製品発表には、限定版の記載自体がありませんでした。
そのため、限定版を用意する方向性はかなり具体化しているものの、価格、予約開始日、小説の正式タイトル、ページ数、サウンドトラックの収録内容などはまだ未発表です。メーカーによる正式な商品仕様の発表を待つ必要があります。
2001年には『ONI零』の小説も発売されている
『ONI零』には、2001年7月19日にファミ通文庫から発売された『ONI零-時空翔けし仔らよ-』という小説があります。著者名は当時の「飯島健男」名義です。
TGS2026では、この小説が1巻で終わっていることや、現在では入手しづらいことにも触れられました。その流れから、新たな小説を書くなら「最初から」という構想も語られています。
つまり、現時点で「2001年版小説の第2巻が限定版に付属する」「未完だった小説の続巻が付く」と決まったわけではありません。
『ONI零~復活~Reboot』は移植?リメイク?リブート?
媒体によって本作は「移植」「リメイク」「リブート」など、さまざまな呼び方をされています。
もっとも確実なのは、タイトルそのものにも使われている「Reboot」です。KONAMIのTGS2026特設サイトでも、『ONI零~復活~』が「Rebootとして再始動」する作品として紹介されています。
ゲーム自体は2001年版を土台にしていますが、16:9化、グラフィックの描き直し、戦闘テンポとロードの改善、バランス調整、新規イベント、新規楽曲、キャラクターデザインの変更まで行われます。
この内容から単純なベタ移植ではないことは明らかです。
その一方、開発側が「フルリメイク」「完全リメイク」と公式に呼んでいるわけでもありません。ゲームシステムを全面的に別物へ作り替えるという発表もありません。
現時点では、「原作をベースに、現代向けの最適化や描き直し、新規要素を加えるReboot作品」と表現するのが実態に近いでしょう。
原作『ONI零~復活~』を2026年現在遊ぶ方法は?
原作は初代PlayStation用ソフトなので、PS1版の中古パッケージを入手して対応する実機で遊ぶ方法があります。
また、2009年には『PMS Vol.6 ONI 零~復活~』がゲームアーカイブスとしてPS3/PSP向けに配信されました。当時の価格は600円(税込)です。
ただし、「過去にゲームアーカイブスで配信された」ことと、「2026年現在も新規購入できる」ことは同じではありません。
2026年9月20日時点では、Web上から『ONI零~復活~』個別タイトルの現行販売状態までは確認できません。購入を考えている場合は、PS3/PS Vita本体側のPlayStation Storeで確認する必要があります。
なお、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、日本を含む地域のPS3/PS Vita向けPlayStation Storeについて、2027年7月に終了すると発表しています。購入済みコンテンツはサービス終了後も当面の間、再ダウンロードできる予定です。
ゲームアーカイブスで配信された初代PlayStation作品については、初代PSゲームアーカイブス全タイトル一覧|中古価格相場【2026年版】でもまとめています。
2026年9月20日時点で分かっていること・まだ分からないこと
| 気になる点 | 現在の答え |
|---|---|
| いつ発売? | 2027年春~初夏予定。具体的な発売日は未発表 |
| 対応機種は? | Nintendo Switch |
| Switch 2で遊べる? | メーカーが「Nintendo Switch 2互換有」と案内 |
| Switch 2専用版は? | 発表なし |
| PS5・Steam版は? | 発表なし |
| 原作との違いは? | 16:9化、描き直し、戦闘・ロード改善、バランス調整、新規イベント、新曲、キャラデザ変更など |
| 新曲は? | 戦闘曲5曲程度を予定。ボス戦用楽曲も含まれる予定 |
| 『流転』は発売される? | 発売決定の発表なし |
| 『ONI零X』はいつ発売? | Reboot制作に伴い当初予定より延期。新たな時期は未発表 |
| 限定版は? | TGSで用意する方向性が示されたが、正式な商品仕様・価格・予約日は未発表 |
| ボイス追加・フルボイス化は? | 未発表 |
| 倍速・難易度選択は? | 未発表 |
まとめ|『復活』を作り直すこと自体が『ONI零X』への準備になっている
『ONI零~復活~Reboot』は、2001年3月22日に発売された『ONI零~復活~』をそのまま現行機へ移す作品ではありません。
16:9化とフィールドの描き直し、戦闘テンポやロードの改善、ゲームバランス調整、新規イベント、新しい戦闘曲、南部佳絵氏によるキャラクターデザインなど、原作をベースにかなり手が加えられます。
そして今回のRebootで重要なのは、なぜ25年前の『復活』から作り直すのかという点です。
新作『ONI零X』を発表したことで、未発売となった『ONI零~流転~』との関係が改めて意識され、その前提となる『復活』を現在のプレイヤーにも届く形で再構築する必要が生まれました。その結果、『復活』を作り直し、その内容を踏まえて今度は『ONI零X』側のシナリオも見直すという流れになっています。
発売時期は2027年春~初夏予定。Nintendo Switch用ソフトで、Switch 2でも互換によりプレイできると案内されています。
一方で、価格、具体的な発売日、予約開始日、限定版の最終仕様、『流転』の今後、『ONI零X』の新たな発売時期などはまだ分かっていません。
25年前に止まった物語をただ復刻するのではなく、その先にある新作まで含めて組み直そうとしている『ONI零』。『復活』のRebootがどこまで新しい要素を取り込み、『流転』や『ONI零X』へどう橋を架けるのかが、今後の続報で最も確認したいところです。