つぶログ深掘り デジタル文化

「404 Not Found」の404って何?有名な“404号室説”は本当なのか

目次
  1. 404 Not Foundとは?なぜ404なのか・404号室説と由来を検証
  2. 結論|404は「CERNの404号室」が由来ではない
  3. そもそも「404 Not Found」とは何なのか
  4. 404の「4・0・4」には、それぞれ意味がある?
  5. では、なぜNot Foundが「404」になったのか
  6. 実は、最初のWebには今のような「404」がなかった
  7. 有名な「CERNの404号室説」はどこまで本当?
  8. Tim Berners-Lee本人も404号室説を否定している
  9. ただし「CERNには404号室が存在しなかった」も間違い
  10. 404号室説は、いつ広まったのか
  11. 404は「ページが永久に消えた」という意味でもない
  12. 403・404・410・500は何が違う?
  13. 画面に「404」と書いてあっても、HTTP 404とは限らない
  14. なぜ404だけ、ここまで有名になったのか
  15. よくある「404雑学」を整理するとこうなる
  16. 404号室伝説より、本当のWeb史の方が面白い
  17. 主な参照資料

404 Not Foundとは?なぜ404なのか・404号室説と由来を検証

404 Not Foundの意味と由来を調べるイラスト。初期WebとHTTPの歴史、CERNの404号室説を検証する記事内容を表している。

Webを見ていて、突然現れる「404 Not Found」。

ページが見つからないときに出る表示だということは知っていても、よく考えると不思議です。

なぜ「404」なのでしょうか。

ネット上では、「CERNの404号室に世界最初のWebサーバーが置かれていた」「Tim Berners-Leeの部屋が404号室だった」「404号室で人間がファイルを探していた」といった話が長く語られてきました。

ところが、WWWを作った当事者の記録や初期HTTPの資料まで遡ると、この有名な404号室説とはかなり違った歴史が見えてきます。

しかも興味深いことに、「404号室説はデマ。そもそもCERNに404号室なんて存在しなかった」という否定側の雑学まで正確ではありません。CERNの古い公式資料には、実際に「room 404」という部屋が登場します。

この記事では404という数字の意味から、最初期のHTTP、有名な404号室説、403や410との違い、そして現在のWebでも起きる「見た目だけ404」まで、一次資料を中心に順番に追っていきます。

結論|404は「CERNの404号室」が由来ではない

先に結論をまとめると、現在確認できる資料からは、HTTPの「404 Not Found」がCERNの404号室に由来するという証拠は確認できません。

それどころか、World Wide Webを考案したTim Berners-Lee本人と、初期WWW開発に携わったRobert Cailliauの双方が、404号室由来説を否定しています。

一方で、「では、なぜNot Foundが404なのか」という問いには、意外にも完全な答えが残っていません。

400番台がクライアント側のエラーを表すグループとして設計され、404がかなり早い時期からNot Foundに割り当てられていたことは確認できます。しかし、「なぜ404の下2桁が04になったのか」を説明する当時の決定記録までは確認できないのです。

つまり404には、都市伝説のような秘密の暗号が隠されているというより、初期Webの仕様が作られていく過程で定着した番号と見るのが最も資料に忠実です。

そもそも「404 Not Found」とは何なのか

404は、Webサーバーがブラウザなどへ返すHTTPステータスコードの一つです。

ブラウザでURLを開くと、裏ではブラウザからサーバーへHTTPリクエストが送られ、それに対してサーバーが応答します。その応答には本文だけでなく、「正常に処理できた」「別の場所へ移動した」「要求されたものが見つからない」といった状態を示す3桁の番号が含まれます。

現在のHTTP仕様をまとめたRFC 9110では、最初の数字によってステータスコードを大きく5種類に分類しています。

範囲分類大まかな意味
1xxInformational情報・処理途中
2xxSuccessfulリクエスト成功
3xxRedirection別の場所への誘導など
4xxClient Error要求された処理を完了できない
5xxServer Errorサーバー側の問題で処理できない

404の最初の「4」は、この4xx=Client Errorのグループに属していることを示しています。

「404=ページが削除された」という意味ではない

現在のRFC 9110における404 Not Foundは、簡単に言えば、サーバーが要求された対象の現在の表現を見つけられない、またはその対象が存在することを明かしたくない場合に返されます。

そのため404になる原因は、ページ削除だけではありません。

  • URLを入力し間違えた
  • 古いリンクが残っている
  • ページのURLが変更された
  • サイト運営者がページを削除した
  • リダイレクトの設定がされていない
  • 対象の存在そのものを公開したくない

こうしたさまざまな事情で404は返されます。

また「Client Error」という名前から、「404が出たのは閲覧者が悪い」と考えるのも正確ではありません。HTTP上の分類名であり、利用者の責任を意味する言葉ではないからです。

404の「4・0・4」には、それぞれ意味がある?

404を検索すると、ときどき数字を一桁ずつ分解した説明が見つかります。

たとえば「最初の4はユーザー側のエラー」「0は構文エラー」「最後の4はNot Found」といったものです。

これはHTTP仕様に基づく説明ではありません。

HTTPでは、最初の1桁が応答のクラスを表します。一方で、1996年のHTTP/1.0仕様であるRFC 1945にも、現在のRFC 9110にも、残り2桁には分類上の役割がないことが示されています。

404の部分仕様上確認できる意味
4044xx=Client Errorクラス
404「0」単独の分類上の意味はない
404最後の「4」単独の分類上の意味もない
404Not Foundに割り当てられたステータスコード
404の数字の意味を解説する図。最初の4は4xxのClient Errorクラスを示し、残りの04には個別の分類上の意味はなく、404全体がNot Foundとして割り当てられたコードであることを示している。

したがって、「404の0には○○という意味が隠されている」と数字を暗号のように読み解く必要はありません。

では、なぜNot Foundが「404」になったのか

ここが最も気になるところですが、実は一番簡単には答えられない部分です。

初期のHTTPでは、400番台にクライアント側のエラーをまとめる考え方が作られました。その中で、後に広く定着する並びとして次のコードが現れます。

  • 400 Bad Request
  • 401 Unauthorized
  • 402 Payment Required
  • 403 Forbidden
  • 404 Not Found

404号室説を否定しているRobert Cailliauも、後年の説明で、400~499をクライアント側のエラーに使い、404が「page not found」に使われたという趣旨を述べています。

ただし、現在確認できる初期資料の中に、

「Not Foundには、この理由で04を割り当てることにした」

と説明した設計メモまでは見つかりません。

そのため、「5番目のエラーだったから404」「Tim Berners-Leeが適当に付けた」「完全にランダムだった」といった説明も、事実として断定することはできません。

確認できる範囲では、404は早い時期からNot Foundに割り当てられていたが、なぜ下2桁が04なのかという具体的な理由は記録から確定できない。ここまでが最も正確な答えです。

実は、最初のWebには今のような「404」がなかった

もう一つ意外なのが、World Wide Webが誕生した最初から現在と同じ404が存在したわけではないことです。

Tim Berners-LeeがCERNでWWWを提案したのは1989年。1990年末までには、最初のWebブラウザとWebサーバーが動き始めました。

しかし、当時使われていた最初期のHTTP、いわゆるHTTP/0.9は現在とは驚くほど単純でした。

HTTP/0.9では、エラーも「文書」として返された

1992年にまとめられたW3CのHTTP/0.9解説では、クライアントは非常に単純なGET要求を送り、サーバーは文書を返します。

現在のHTTPのように、レスポンスヘッダーの先頭へ「HTTP/1.1 404 Not Found」といった3桁のステータスを付ける仕組みではありません。

エラーが起きた場合も、エラーメッセージを一つの文書として返すことができました。

つまり、「WWWができた瞬間から404 Not Foundも存在した」という説明は正しくありません。

1992年の保存資料でも、まだ「404」ではない

ここは404の歴史を調べると特に混乱しやすいところです。

W3Cには「1992」と記された歴史的なHTTPステータスコードのページが残っており、そこには400、401、402、403、404という現在につながる数字が掲載されています。

しかし、このページには1994年9月に項目を追加した記録も残っています。つまり、現在公開されているページ全体をそのまま「1992年当時の内容」と見なすことはできません。

一方、W3Cが保存している1992年9月22日更新版を見ると、エラーはまだ現在の3桁数字ではなく、CLIENT_ERRの下にDOC_UNAVAILなどの文字列を置く方式になっています。

DOC_UNAVAILは、指定された対象に一致する利用可能な文書がない場合に使われるもので、後の404 Not Foundにつながる役割と考えられます。

このことからも、「404が1992年の最初から完成形で存在した」と単純に語るのは避けた方がよいことが分かります。

1993~1996年に、現在へつながる形が固まっていく

CERN httpdの変更記録では、1993年6月に「500」を単なるエラー文書ではなく、正式なHTTPステータスとして返すよう修正した記録があります。

少なくともこの頃には、現在のような数値ステータスを実装する流れが進んでいました。

その後のW3C資料では400~404という体系が確認でき、1996年に公開されたHTTP/1.0のRFC 1945では、404 Not Foundが明確に仕様として記載されています。

時期確認できること
1989年Tim Berners-LeeがWWWを提案
1990年末最初のWebブラウザとWebサーバーが稼働
HTTP/0.9時代現在のような3桁ステータス体系はまだない
1992年保存資料ではCLIENT_ERR/DOC_UNAVAILなど文字列方式を確認
1993年CERN httpdで数値HTTPステータスを返す実装の記録を確認
1994年前後歴史的HTTP資料で400~404などの数値体系を確認
1996年RFC 1945(HTTP/1.0)に404 Not Foundを明記
2022年RFC 9110で現在のHTTP Semanticsを整理

なお、「数値404が初めて実装された正確な日付」までは今回確認した資料から確定できません。

404号室説と実際に確認できるHTTP 404の歴史を比較した図。404号室由来説には一次資料の裏付けがなく、HTTP/0.9から1996年のRFC 1945まで404 Not Foundが形成されていった流れを示している。

有名な「CERNの404号室説」はどこまで本当?

ここからが有名な都市伝説です。

404の由来として長く語られてきた話には、いくつものバリエーションがあります。

「404号室に世界最初のWebサーバーがあった」説

確認できるCERN公式資料とは一致しません。

世界最初のWebサーバーになったのはTim Berners-Leeが使っていたNeXTコンピューターで、CERNはこれをBerners-Leeのオフィスに置かれていたマシンとして紹介しています。

404という部屋との関係を示す記録は確認できません。

「404号室がTim Berners-Leeのオフィスだった」説

これも本人が残した記録とは一致しません。

Berners-Leeは自身のFAQで、WWWの提案や開発をCERNのBuilding 31の2階で進め、1990年9月にはより大きなオフィスへ移ってNeXTコンピューターを置いたと説明しています。

少なくとも「404号室だったから404」という説明を支える資料はありません。

「404号室で人間がファイルを探していた」説

「利用者からファイルの要求が来ると、404号室のスタッフが手作業で探し、見つからない場合にRoom 404: File Not Foundと返した」という話もあります。

しかし、初期HTTPやCERNのWebサーバー資料から、そのような運用を裏付ける証拠は確認できません。

最初期Webでも、要求された文書を処理するのはWebサーバーです。「部屋にいる人間が毎回ファイルを探していた」というストーリーは、後から作られた都市伝説と考えるのが妥当です。

Tim Berners-Lee本人も404号室説を否定している

404号室説については、WWWを考案したTim Berners-Lee本人の発言が残っています。

2014年、Berners-LeeがRedditで行ったAMA(Ask Me Anything)に、「404エラーは、あなたが働いていたオフィスに404号室が存在しなかったことから生まれたのか」という趣旨の質問が投稿されました。

本人アカウントの回答は非常に短いものでした。

“No. Nonsense.”

「違う。ナンセンスだ」という、かなり明確な否定です。

Robert Cailliauも後年、400~499をクライアント側エラーとして使ったことや404がpage not foundに使われたことを説明したうえで、部屋番号とは関係がないと否定しています。

少なくともWebの初期開発に直接関わった2人の証言から、404号室説を歴史的事実として扱う理由はありません。

ただし「CERNには404号室が存在しなかった」も間違い

ここが404号室説を調べるうえで、かなり面白い部分です。

都市伝説を否定する記事ではしばしば、

「そもそもCERNには404号室自体が存在しなかった」

と説明されています。

ところが、これは範囲を広げすぎた断定です。

CERNが公開している1968年の公式Bulletinには、職員向け保険制度の連絡先として「Main Building, room 404」という表記が実際に登場します。

つまり、少なくともCERNの歴史上、「404」という番号の部屋そのものは存在していました。

重要なのは部屋の有無ではありません。

「HTTP 404という番号が、その部屋を由来として付けられた証拠があるのか」

という点です。

そこには裏付けがなく、しかもWWW開発当事者自身が否定しています。

「404号室はなかったから都市伝説」ではなく、「404号室という部屋がCERNに存在した例はある。しかしHTTP 404との関係を示す証拠はない」と区別するのが正確です。

404号室説は、いつ広まったのか

では、この出来すぎた物語は誰が作ったのでしょうか。

残念ながら、今回確認できた資料から「この人物が、この年に最初に言い始めた」ところまでは特定できません。

1990年代末には404ページそのものを集めたり研究したりするWeb文化がすでにあり、2000年前後には404エラーを題材にした記事も登場しています。少なくともこの頃には、404という数字そのものが一般ユーザーにも知られる存在になっていました。

一方、404号室説の最初の発信者や最初のWebページまでは確認できていません。

この都市伝説が広まりやすかった理由は想像できます。

「CERNでWebが生まれた」「Tim Berners-LeeがCERNにいた」という部分までは本当です。そして「404」という無機質な番号に対して、「404号室へ行ったが目的のものが見つからなかった」という物語は、あまりにもきれいに出来ています。

しかも実際の番号決定の理由は地味で、詳しい記録も残っていません。

事実と事実の隙間に、覚えやすい物語が入り込んだ。404号室説が長く生き残った背景には、そんな事情もあったのかもしれません。

これは史料から確認できる事実ではなく、広まりやすさについての考察です。

404は「ページが永久に消えた」という意味でもない

現在のWebで404を見たときにも、一つ注意したいことがあります。

404だけでは、そのページが一時的に見つからないのか、もう二度と戻らないのかは分かりません。

RFC 9110でも、404は状態が一時的か永久的かを示すものではないとされています。

では「このURLのコンテンツは永久に廃止された」とサーバー側で分かっている場合はどうするのでしょうか。

そこで登場するのが410 Goneです。

403・404・410・500は何が違う?

404の周辺には、似ているようで意味の違うステータスコードがあります。

コード名称主な意味
400Bad Requestリクエストに問題があり処理できない
403Forbiddenサーバーは要求を理解したが、処理を拒否する
404Not Found要求された対象の現在の表現が見つからない、または存在を明かさない
410Gone対象が利用できなくなり、その状態が永久的である可能性が高い
500Internal Server Errorサーバー内部の予期しない問題で処理できない

存在を隠すため、403ではなく404を返すこともある

少し意外なのが403と404の関係です。

RFC 9110では、アクセスを禁止している対象について、その存在自体を明かしたくない場合、サーバーが403の代わりに404を返すことも認めています。

つまり404を受け取ったからといって、「そのURLに対応するものが絶対に存在しない」と404だけから証明できるわけではありません。

「削除されたら必ず410」でもない

410 Goneについても、「削除ページには本来404ではなく410を返さなければならない」と説明すると行き過ぎです。

永久的に利用できなくなったと分かっている場合には410が適していますが、永久的かどうか判断できない場合には404が使われます。

404と410は「削除された/されていない」という単純な二択ではありません。

画面に「404」と書いてあっても、HTTP 404とは限らない

私たちがブラウザで見る「404 Not Found」「ページが見つかりません」という画面と、HTTPの404ステータスコードも、本来は別物です。

Webサイトは、存在しないURLにアクセスされたとき専用のHTMLページを表示できます。

その画面に大きく「404」と書かれていても、サーバー側の設定を間違えていれば、HTTPでは200 OKを返してしまうことがあります。

200は本来、「正常に処理できた」側のコードです。

Googleは、存在しないことを示すページなのに200などの成功コードが返されるケースをsoft 404として扱うことがあります。

つまり、

  • 404ページ=人間がブラウザで見る画面
  • HTTP 404=サーバーが通信上返すステータス

この二つは必ずしも同じではありません。

なぜ404だけ、ここまで有名になったのか

HTTPには200、301、302、403、410、500など数多くのステータスコードがあります。

それでも一般ユーザーにまで数字そのものが知られているコードといえば、やはり404が突出しています。

理由を一つに絞ることはできませんが、Webの構造上、404は一般利用者が直接遭遇しやすいエラーです。

Webページは削除されます。URLも変わります。一方で、古いサイトや検索結果、SNS、掲示板、個人ブログなどには、そのページへ向かうリンクが長く残ります。

Webが巨大になればなるほど、「リンクは残っているのに、その先がない」という場面も増えていきます。

さらに404ページは、単なるエラー画面から一種のWeb文化へ発展しました。

企業や個人サイトがイラストやジョークを入れたり、トップページへの導線やサイト内検索を置いたり、時には簡単なゲームまで用意したりするようになったからです。

「○○ Not Found」という言い回し自体も、やがてネット上のジョークとして使われるようになりました。

こうした昔のWebならではの文化に興味がある方は、個人ホームページ文化はいまどこへ消えたのか?でも、かつての個人サイトから現在までの変化を掘り下げています。

よくある「404雑学」を整理するとこうなる

よくある説明判定理由
404はCERNの404号室が由来誤り裏付けがなく、WWW開発当事者が否定
404号室に世界初のWebサーバーがあった根拠なし最初のサーバーはBerners-Leeのオフィスに置かれたNeXT
CERNには404号室そのものがなかった誤り1968年のCERN公式資料にMain Building, room 404が登場
404の4・0・4にはそれぞれ意味がある誤り分類上の意味を持つのは先頭桁。残り2桁に分類上の役割はない
404=削除されたページ不正確URL間違い、URL変更、リンク切れなどでも発生する
404なら永久にページは存在しない誤り404だけでは一時的か永久的か分からない
403の代わりに404を返すことがある正しい対象の存在を隠したい場合に現行HTTP仕様が認めている
画面に404と表示されればHTTPも404誤り見た目は404でも200 OKを返すsoft 404などがある
WWW誕生時から404があった誤りHTTP/0.9には現在と同じ3桁ステータス体系がなかった

404号室伝説より、本当のWeb史の方が面白い

「404 Not Found」の404は、CERNの404号室から付けられた番号ではありません。

HTTPでは最初の4が4xx=Client Errorのグループを示していますが、「0」と最後の「4」に個別の意味が割り当てられているわけでもありません。

Not Foundがなぜ具体的に「404」になったのか。現在確認できる歴史資料からは、下2桁が04になった理由までは確定できません。

ただ、その過程を追うともっと面白い事実が見えてきます。

最初期のWebには、そもそも現在と同じ404はありませんでした。HTTPはごく単純な仕組みから始まり、エラーの表現方法も試行錯誤され、やがて3桁のステータスコードへ整理されていきます。

そして404号室説を否定するためによく使われる「CERNに404号室そのものがなかった」という話まで、CERN自身の古い資料と一致しません。

都市伝説を一つ否定すれば終わる話ではなく、さらに資料を遡ると、否定する側にもいつの間にか別の“雑学”が混ざっていたわけです。

404は、単なる「ページがありません」の数字ではありません。

今も毎日のように使われている3桁の数字の向こう側には、World Wide Webがまだ形を整えていなかった時代から続く、30年以上のWebの歴史が残っています。

つぶログでは、こうした身近なデジタル文化の「なぜ?」をつぶログ深掘りでも掘り下げています。

主な参照資料

-つぶログ深掘り, デジタル文化
-, , , ,