- ドラクエ5のSFC・PS2・DS・スマホ版を比較|違いとおすすめ
- 結論|ドラクエ5はどのバージョンがおすすめ?
- SFC・PS2・DS・スマホ版の違いを一覧で比較
- SFC版|1992年の原作だけが持つ魅力
- PS2版|4人戦闘・フル3D・オーケストラで大きく進化
- DS版|第3の花嫁デボラと新しい仲間モンスター
- スマホ版|DS版との違いは?
- 仲間モンスターは各バージョンで何種類いる?
- ビアンカ・フローラ・デボラ|花嫁候補による違い
- ストーリーやイベントは原作から変更されている?
- すごろく場・名産博物館・裏ボスの違い
- 2026年現在、ドラクエ5はどの機種で遊べる?
- SFC・PS2・DS版を持っている人はスマホ版を買い直すべき?
- よくある疑問|ドラクエ5のバージョン選び
- まとめ|今から遊ぶならスマホ版、PS2・DS・SFCにも独自の魅力
ドラクエ5のSFC・PS2・DS・スマホ版を比較|違いとおすすめ

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は1992年のスーパーファミコン版から始まり、PS2、ニンテンドーDS、スマートフォンへと展開されてきた名作RPGです。
親子3代にわたる物語、ビアンカとフローラの結婚相手選び、モンスターを仲間にできるシステム。こうした『ドラクエ5』ならではの魅力は、どのバージョンにも受け継がれています。
しかし、同じ作品だからといって、遊べる内容がすべて同じわけではありません。
SFC版では3人だった戦闘メンバーがPS2版から4人になり、DS版では第3の花嫁候補「デボラ」が登場。スマホ版には、モンスターが仲間になりやすくなる独自のアイテムもあります。
しかも、PS2版にはオーケストラ音源という、後のDS版やスマホ版では置き換えられない魅力が残っています。
では、2026年現在、初めて『ドラクエ5』を遊ぶならどの版がいいのでしょうか。原作を遊んだことがある人は、リメイク版を買い直す価値があるのでしょうか。
4つのバージョンを、戦闘・仲間・ストーリー・追加要素・現在の遊びやすさから比較していきます。
結論|ドラクエ5はどのバージョンがおすすめ?
今から初めて『ドラクエ5』を遊ぶなら、基本的にはスマホ版がおすすめです。
DS版の豊富な追加要素を受け継ぎ、戦闘速度の調整や中断セーブなど、少しずつ遊ぶための機能も備えています。現在も公式ストアで購入できるため、古いゲーム機を用意する必要がありません。
ただし、画面上の仮想パッドが苦手な人にはDS版が向いていますし、大画面での冒険やオーケストラ音楽を重視するならPS2版にも魅力があります。
| こんな人におすすめ | 選ぶ版 | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてドラクエ5を遊ぶ | スマホ版 | 追加要素が豊富で、現在も購入しやすい |
| 大画面とオーケストラ音楽を楽しみたい | PS2版 | 3D表現と生演奏のBGMが魅力 |
| 物理ボタンで遊びたい | DS版 | デボラなどの追加要素と携帯機の操作性を両立 |
| 1992年当時のドラクエ5を体験したい | SFC版 | 原作独自の3人戦闘やゲームバランスが残る |
| 仲間モンスター集めを楽しみたい | スマホ版 | 仲間の種類が多く、モンスターブローチも入手できる |
| 原作との違いをじっくり比べたい | SFC版とPS2版 | 最初の大型リメイクで何が変わったか分かりやすい |
スマホ版が便利なのは確かですが、PS2版やDS版を持っている人が必ず買い直す必要はありません。すでに遊べる環境があるなら、その版ならではの良さを楽しむ選択も十分にあります。
SFC・PS2・DS・スマホ版の違いを一覧で比較
最初に、それぞれの発売日と主要な違いをまとめました。
| 比較項目 | SFC版 | PS2版 | DS版 | スマホ版 |
|---|---|---|---|---|
| 発売日 | 1992年9月27日 | 2004年3月25日 | 2008年7月17日 | 2014年12月12日 |
| 戦闘参加人数 | 3人 | 4人 | 4人 | 4人 |
| 花嫁候補 | 2人 | 2人 | 3人 | 3人 |
| デボラ | なし | なし | あり | あり |
| 仲間モンスターの種類数 | 42種 | 70種 | 72種 | 72種 |
| グラフィック | 2Dドット | フル3D | 2画面対応の3Dマップと2D表現 | DS版ベースのスマホ向け表示 |
| オーケストラ演奏音源 | なし | あり | なし | なし |
| 仲間との会話機能 | なし | あり | あり | あり |
| すごろく場 | なし | あり | あり | あり |
| 名産博物館 | なし | あり | あり | あり |
| スライムタッチ | なし | なし | あり | あり |
| すれちがい通信 | なし | なし | あり | なし |
| 中断セーブ機能 | なし | なし | あり | あり |
| 5段階の戦闘速度調整 | なし | なし | なし | あり |
| モンスターブローチ | なし | なし | なし | あり |
| クラウドセーブ | なし | なし | なし | 対応 |
仲間モンスターの種類数は、イベントで加入するモンスターを含む攻略資料上の集計です。戦闘後に起き上がって仲間になる種類だけを数えた数字とは異なります。
この表からも、最初の大きな変化がPS2版、次の大きな変化がDS版だったことが分かります。スマホ版はDS版を土台に、操作や一部の仕様を調整したバージョンという位置付けです。
発売日については、スクウェア・エニックスの製品サポート情報およびスマホ版の公式配信発表に基づいています。
SFC版|1992年の原作だけが持つ魅力
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』がスーパーファミコンで発売されたのは、1992年9月27日です。
シリーズで本格的に導入された仲間モンスターシステム、主人公が少年から大人へ成長する物語、結婚相手の選択など、後のシリーズにも影響を与えた要素が詰まっています。
SFC版を選ぶ最大の理由は、リメイクでは変わってしまった当時のゲームバランスを、そのまま体験できることです。
戦闘メンバーは最大3人
SFC版では、戦闘に参加できるキャラクターは最大3人です。
主人公を入れた残り2枠に誰を置くか。攻撃役、回復役、仲間モンスターのどれを優先するかによって、パーティーの形が変わります。
後のリメイク版に慣れていると、1人少ないだけで窮屈に感じるかもしれません。しかし、その制約があるからこそ、仲間選びに独特の面白さがあります。
特に物語が進んで家族がそろったとき、誰を戦闘に出すかという悩みが生まれるのはSFC版ならではです。
当時の仲間モンスターと育成バランス
SFC版では、戦闘後に倒したモンスターが起き上がり、仲間になってくれる仕組みが登場しました。
スライムナイトやホイミスライムなど、モンスターごとに覚える呪文や特技、装備できる武器、防具が異なります。
仲間モンスターにはそれぞれ成長の限界もあり、人間キャラクターを使うかモンスターを育てるかで冒険の感覚が変わってきます。
ただし、リメイク版でおなじみのモンスターがすべて存在するわけではありません。例えばPS2版から仲間になるようになったメタルスライムなどは、SFC版では仲間にできません。
原作ならではの音楽とドット絵
SFC版の音楽は、すぎやまこういちさんによる楽曲を当時のスーパーファミコンの音源で表現したものです。
PS2版のオーケストラ演奏と比べると音の厚みは異なりますが、音色やテンポ、演奏の印象には原作ならではの魅力があります。
また、2Dドット絵で表現された街やダンジョンは、リメイク版とは違う雰囲気です。
画面の作りも当時のRPGそのものであり、1992年のゲームを歴史的に楽しみたい人に向いています。
その反面、仲間との会話機能やすごろく場、名産品博物館などはありません。現在の感覚では、リメイク版より遊びの幅が少なく感じられる部分もあります。
PS2版|4人戦闘・フル3D・オーケストラで大きく進化
2004年3月25日に発売されたPS2版は、『ドラクエ5』にとって最初の大型リメイクでした。
単にグラフィックをきれいにしただけではありません。戦闘人数、仲間モンスター、フィールド、街の構造、イベント、寄り道要素まで幅広く変更されています。
最大4人のパーティーで戦えるようになった
PS2版最大のシステム変更が、戦闘参加人数の3人から4人への増加です。
たった1人の違いに見えるかもしれません。しかし、仲間モンスターを組み込む自由度は大きく変わりました。
回復役を残したまま攻撃役を増やせたり、複数の仲間モンスターを組み合わせたりできます。
そして、物語の後半には親子4人を同時に戦闘へ参加させることも可能です。
親子3代の物語を描く『ドラクエ5』において、これは単なる人数増加以上の意味を持つ変更でしょう。
フル3D化で冒険の見え方が変わった
PS2版では、街やフィールド、ダンジョンなどが3Dで表現されるようになりました。
建物や地形に高さが生まれ、カメラを動かして周囲を見渡せる場所もあります。
一方で、立体的になったことによって、場所によっては進む方向や道のつながりが分かりにくくなった部分もあります。
後のDS版では一部ダンジョンの構造や見せ方も変更されているため、PS2版の3D表現をそのまま移植したわけではありません。
PS2版だけの大きな強みはオーケストラ音源
PS2版を語るうえで外せないのが、NHK交響楽団によるオーケストラ演奏のBGMです。
2004年の作品発表会でも、ゲーム内にオーケストラ演奏の音源を採用することが紹介されています。
「地平の彼方へ」「戦火を交えて」「結婚ワルツ」など、印象的な楽曲の数々を豊かなサウンドで楽しめます。
DS版とスマホ版はPS2版の生演奏音源をそのまま収録したものではありません。
現在でもPS2版を選ぶ理由として、音楽の違いは非常に大きい部分です。
後のリメイク版に追加要素が多くても、オーケストラ音源で冒険したいという目的ならPS2版が有力な選択になります。
仲間との会話や寄り道も大幅に追加
PS2版では、町の人に話しかけたり物語が進んだりしたとき、仲間の反応を聞ける会話機能が追加されました。
これによって、同じ場面でも誰を連れているかによって受ける印象が変わります。
さらに、すごろく場や名産博物館など、本筋とは別の遊びも増えました。
特にすごろく場では、サイコロを振ってマスを進み、アイテムや報酬を獲得できます。運の要素が強いものの、ゲーム終盤まで楽しめる寄り道として存在感があります。
仲間モンスターの追加と合わせて考えると、PS2版は『ドラクエ5』の遊びの幅を大きく広げたバージョンです。
DS版|第3の花嫁デボラと新しい仲間モンスター
ニンテンドーDS版は2008年7月17日に発売されました。
PS2版で追加された多くの要素を受け継ぎながら、2画面の携帯ゲーム機に合わせて作り直されたバージョンです。
DS版ならではの最大の追加要素は、やはり第3の花嫁候補「デボラ」でしょう。
デボラの追加で結婚相手が3人に
SFC版とPS2版では、結婚相手はビアンカとフローラの2人から選ぶ仕組みでした。
DS版では新たにデボラが加わり、3人から選択できるようになりました。
デボラはフローラの姉で、勝ち気な性格と独特の会話が特徴です。
専用の装備や戦闘能力の違いもあり、既存の2人とは別の魅力があります。
もちろん、デボラと結婚することで物語全体が別作品になるわけではありません。ただし、結婚後の会話や家族の雰囲気は大きく変わります。
特にSFC版やPS2版でビアンカ、フローラの両方を選んだことがある人にとって、デボラの存在は再プレイする十分な動機になります。
プリズニャンとアークデーモンが仲間候補に追加
DS版では、PS2版からさらに2種類の仲間モンスターが追加されています。
- プリズニャン
- アークデーモン
プリズニャンは比較的早い段階から出会えるモンスターで、アークデーモンは冒険の後半で仲間にできる候補です。
どちらもSFC版やPS2版では仲間にできなかったため、DS版以降を選ぶ理由のひとつになります。
2画面と物理ボタンによる操作
DS版は、上下2画面を利用したマップやゲーム画面が特徴です。
PS2版ほど大きな3D空間を見渡す作りではありませんが、携帯機の画面に合わせて地形やダンジョンの表現が整理されています。
また、十字ボタンと各種ボタンで操作できることは、後のスマホ版と比較する際の明確な利点です。
仮想操作パッドを使う必要がなく、手元を見ずにキャラクターを動かしたりコマンドを選んだりできます。
特に長時間遊ぶ場合は、この違いが好みに大きく関わります。
スライムタッチとすれちがい通信
DS版では、タッチペンを使って遊ぶ「スライムタッチ」が追加されました。
表示された色に対応するスライムを素早くタッチしていくミニゲームで、サラボナにあるルドマン邸で遊べます。
このスライムタッチはスマホ版にも引き継がれています。
一方、DS版にはすれちがい通信を利用したオリジナル名産品の交換機能もありました。
こちらはDS本体同士が近くにあることを利用する仕組みで、スマホ版のクラウド機能とは別物です。
本編のクリアに必須ではありませんが、当時の携帯ゲーム機ならではの追加要素でした。
スマホ版|DS版との違いは?
スマートフォン版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、2014年12月12日に配信されました。
基本的なストーリーや仲間、追加要素はDS版を引き継いでいますが、スマートフォンで遊ぶための変更が加えられています。
スクウェア・エニックスのスマホ版公式サイトでも、縦画面操作、戦闘速度調整、中断セーブなどが紹介されています。
縦画面と仮想パッドで片手操作に対応
スマホ版では、縦画面に合わせたインターフェースが採用されています。
仮想パッドの配置は変更でき、片手で操作することも可能です。
通勤や休憩時間など、短い時間でも冒険を進めやすい点はスマホ版の魅力です。
ただし、物理ボタンと比べると操作の感覚は異なります。
細い道を歩くときや、コマンドを何度も選択するときなど、タッチ操作に慣れが必要な場面もあります。
そのため、操作の快適さについてはスマホ版が無条件に上とは言えません。DS版の方が好みに合う人もいるでしょう。
戦闘速度を5段階で変更できる
スマホ版の便利機能のひとつが、戦闘速度の調整です。
戦闘の表示速度を5段階から選べるため、テンポよく戦闘を進めたいときに役立ちます。
『ドラクエ5』では仲間モンスターを集めるため、同じ地域で何度も戦闘を繰り返すことがあります。
そうした場面で、戦闘の待ち時間を減らせることは大きな利点です。
ただし、これは戦闘中の表示テンポを調整する機能です。モンスターの出現確率や経験値の獲得量が増える仕組みではありません。
ルーラとリレミトの消費MPが軽減
スマホ版では、移動呪文のルーラとリレミトの消費MPも変更されています。
| 呪文 | DS版 | スマホ版 |
|---|---|---|
| ルーラ | 8 MP | 1 MP |
| リレミト | 8 MP | 1 MP |
この変更によって、ダンジョンから脱出するときや街へ戻るとき、残りMPを過度に気にせず移動しやすくなりました。
派手な追加要素ではありませんが、長い冒険ではこうした小さな調整が遊びやすさにつながります。
中断セーブとクラウド同期に対応
スマホ版では、教会のない場所でも条件付きで中断セーブを行えます。
ただし、すべてのマップで使用できるわけではありません。
また、中断セーブはスマホ版だけに追加された機能ではなく、DS版にも存在します。
スマホ版で特に便利なのは、クラウド同期によってセーブデータを外部に保存できることです。
スクウェア・エニックスの公式サポートによると、スマホ版は通常、セーブデータをアプリ内に保存しています。そのため、アプリを削除すると通常のセーブデータと中断データは消えてしまいます。
事前に「通信」から「クラウド同期」を行っていれば、再インストール後に同期して続きを遊べます。
スマートフォンを買い替える場合やアプリを削除する前には、クラウドへの保存状況を確認しておきましょう。
詳しくはスクウェア・エニックス公式のセーブデータに関するFAQで案内されています。
モンスターブローチが追加された
スマホ版ならではの追加要素として見逃せないのが「モンスターブローチ」です。
これは、装備すると戦闘後にモンスターが仲間になりやすくなるアイテムです。
『ドラクエ5』には、キラーマシンやはぐれメタルなど、仲間にするまで何度も戦う必要があるモンスターがいます。
モンスターブローチは、そうした仲間集めを進める際に役立ちます。
このアイテムは2014年の配信開始時、早期購入特典として提供されていました。
しかし、現在は当時の特典コードがなくても入手できます。
2019年のアップデートで、ゲーム内のカジノ景品にモンスターブローチが追加されたためです。
これはドラゴンクエスト公式サイトの2019年の更新案内でも確認できます。
仲間モンスター集めを重視するなら、スマホ版は特におすすめしやすいバージョンです。
ただし、装備すれば必ずモンスターが仲間になるわけではありません。仲間になる確率や場所など、通常の条件も関係します。
スマホ版の実際の画面や雰囲気は、スクウェア・エニックス公式のプロモーション映像でも確認できます。
仲間モンスターは各バージョンで何種類いる?
『ドラクエ5』のバージョン選びで、結婚相手と並んで重要なのが仲間モンスターの種類です。
種類数はリメイクのたびに増加しています。
| バージョン | 仲間モンスターの種類数 | 主な違い |
|---|---|---|
| SFC版 | 42種類 | 原作の仲間モンスター |
| PS2版 | 70種類 | 通常加入のモンスターやイベント加入の仲間が増加 |
| DS版 | 72種類 | プリズニャン・アークデーモンを追加 |
| スマホ版 | 72種類 | DS版の種類を継承、モンスターブローチを追加 |
この種類数は、ベビーパンサー・キラーパンサーなどイベントで加入するモンスターも含む数え方です。戦闘後に仲間になるモンスターだけを数える場合とは一致しません。
また、仲間モンスターの種類数と、同時に所有・預け入れできる総数も別です。PS2版とDS版ではモンスターじいさんの預かり枠などにも違いがあるため、全種類を複数体ずつ集めたい場合は注意が必要です。
PS2版で大幅に種類が増えた
PS2版では、原作から多数の仲間モンスターが追加されました。
メタルスライム、プチヒーロー系やコロヒーロー系のモンスターなどが加わり、仲間集めの幅が広がっています。
また、戦闘後に仲間になるモンスターとは別に、特定のイベントを進めることで加入する仲間も追加されました。
これによって、PS2版では物語を終えた後も、仲間集めを目標として長く遊べるようになっています。
DS・スマホ版では72種類に
DS版で追加されたのはプリズニャンとアークデーモンの2種類です。
スマホ版にもこの2種類が収録されているため、仲間モンスターの種類数はDS版と同じです。
つまり、スマホ版にしか仲間にならない新種のモンスターがいるわけではありません。
スマホ版が有利なのは、仲間モンスターの種類数そのものよりも、モンスターブローチや戦闘速度調整など、集める過程を助ける機能があることです。
仲間モンスターを集める目的なら、種類数だけでなく、その収集にどれだけ時間や手間がかかるかも比べるとよいでしょう。
ビアンカ・フローラ・デボラ|花嫁候補による違い
『ドラクエ5』を代表する要素といえば、やはり結婚相手の選択です。
SFC版とPS2版ではビアンカとフローラの2人。DS版とスマホ版では、そこにデボラが加わります。
| 花嫁 | 登場する版 | 子どもの髪の色 |
|---|---|---|
| ビアンカ | 全バージョン | 金髪 |
| フローラ | 全バージョン | 青系の髪 |
| デボラ | DS・スマホ版 | 黒髪 |
花嫁候補の違いは見た目だけではありません。会話内容や装備、覚える呪文、戦闘時の使い勝手も異なります。
例えばビアンカとフローラは呪文を使った戦い方に特徴がありますが、デボラは物理攻撃を活かした戦い方ができる人物です。
また、リメイク版では幼年時代のイベントが追加されるなど、ビアンカやフローラとの関係を描く場面にも変更があります。
ただし、どの花嫁を選んでも物語の基本的な目的が変わるわけではありません。
誰と結婚するかによって仲間との旅や家族の会話が変化することに、この仕組みの面白さがあります。
初めて遊ぶなら、性能だけで選ぶよりも、自分が一緒に冒険したいと感じた相手を選んでもよいでしょう。
ストーリーやイベントは原作から変更されている?
『ドラクエ5』はどのバージョンでも、主人公の少年時代から始まり、親子3代にわたる人生を描きます。
PS2版以降も物語の基本的な流れは共通しています。
しかし、細部まで完全に同じというわけではありません。
PS2版から重要イベントの演出や登場人物の扱いが変化
PS2版では、主人公の幼年時代に追加された出会いの場面や、物語後半の重要イベントの演出変更などがあります。
特にゲマは、SFC版とPS2版以降で登場場面や物語への関わり方が異なります。
そのため、同じ物語を知っていても、原作とリメイクでは登場人物への印象が変わる可能性があります。
また、PS2版にはクリア後に楽しめる追加イベントも存在します。
原作の物語を大切にした作りですが、単にグラフィックだけが変わった移植ではないのです。
仲間会話によって人物像を深く知れるようになった
PS2版で追加された仲間会話は、リメイク版のストーリー体験を大きく変えた要素です。
同じ街へ立ち寄ったときでも、誰を連れているか、物語がどの段階にあるかによって、仲間の反応が変わります。
特に結婚後や家族との冒険では、この会話が物語への感情移入につながります。
SFC版にも十分に魅力的な物語がありますが、仲間の考えや反応をより細かく知りたいなら、PS2版以降を選ぶ価値があります。
すごろく場・名産博物館・裏ボスの違い
リメイクによる変化は本編だけではありません。寄り道やクリア後の遊びも大きく増えています。
すごろく場はPS2版から登場
すごろく場は、PS2版から追加された遊びです。
サイコロを振って進むだけのシンプルな仕組みですが、途中のマスで戦闘やアイテム入手などが起こり、ゴールすると貴重な報酬を獲得できます。
特にクリア後のすごろく場は、強敵との戦闘を終えたプレイヤーにとって、新しい目標になります。
DS版とスマホ版にも引き継がれているため、現在すごろくを含めて楽しみたいなら、SFC版以外を選ぶことになります。
名産博物館もPS2版から追加された
名産博物館は、世界各地に存在する名産品を集めて展示する寄り道要素です。
冒険の途中で手に入る品物を集め、博物館に飾ることで、世界を巡る楽しみが増えました。
単にモンスターを倒して強くなるだけでなく、各地の名物を探しながら旅をする。こうした収集要素が好きな人には、リメイク版の方が充実しています。
DS版ではすれちがい通信と組み合わせたオリジナル名産品の交換も追加されました。
エスタークはSFC版から存在する
クリア後の要素について、特に間違えやすいのが隠しボスのエスタークです。
エスタークはPS2版で初めて追加された裏ボスではありません。SFC版にも登場します。
SFC版にもクリア後の隠しダンジョンとエスタークとの戦闘が用意されていました。
PS2版で増えたのは、エスタークを倒した後の追加要素です。
PS2版からプチタークとプオーンが仲間に
PS2版以降では、クリア後に条件を満たすことで、プチタークとプオーンを仲間にできます。
プチタークは、エスターク撃破後に解放される謎のすごろく場をクリアすると加入します。
さらに、その後の条件を満たすことでプオーンも仲間にできます。
この2体は、通常の戦闘後に起き上がって加入するモンスターとは異なり、専用のイベントを通して仲間になる存在です。
原作では戦う相手だった存在に関係するキャラクターまで、仲間として育成できるようになったことは、リメイク版の大きな追加要素と言えます。
2026年現在、ドラクエ5はどの機種で遊べる?
今から『ドラクエ5』を遊ぶ場合、作品内容と同じくらい重要なのが、どの機種でプレイできるかという問題です。
2026年10月20日時点で、公式ストアで現在の販売を確認できるのはiPhone・iPad向けとAndroid向けのスマホ版です。
今回確認した公式の製品情報では、Nintendo Switch・Switch 2・PS5向けに『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を単独で発売した製品は確認できません。
現在の家庭用ゲーム機で遊べる別のドラクエ作品と、『ドラクエ5』の対応機種を混同しないようにしましょう。
スマホ版はApp StoreとGoogle Playで配信中
スマホ版は買い切り型のアプリです。基本プレイ無料のオンラインゲームとは異なり、アプリを購入すれば追加課金なしで本編を楽しめます。
公式ストアの商品ページは以下のとおりです。
2026年10月20日時点で、日本のApp Storeでは税込2,400円で販売されています。期間限定セールなどによって価格は変わるため、購入時は各ストアの表示を確認してください。
対応OSについては、App StoreでiOS 11.0以降、Google PlayでAndroid 6.0以降と案内されています。ただし、OSのバージョンだけで、あらゆる機種の動作が保証されるわけではありません。
古い端末や特殊な画面サイズの機種を使う場合は、ストアの対応表示と注意事項を確認してから購入しましょう。
DS版は対応するDS・3DS本体で遊べる
DS版を遊ぶには、対応するニンテンドーDSシリーズ本体、またはニンテンドー3DSシリーズ本体と、DS版ソフトが必要です。
パッケージ版の中古品を購入する場合は、ソフトの状態や端子の汚れ、動作保証の有無なども確認した方がよいでしょう。
また、現在は当時と同じように多くの人とすれちがい通信を行える環境ではありません。
本編は通信なしでも進められますが、当時のすれちがい文化まで含めて再現するのは簡単ではありません。
PS2版とSFC版は旧ハードの環境が必要
PS2版をパッケージで遊ぶ場合は、対応するPlayStation 2本体とゲームソフトが必要です。
SFC版についても、実機または正規の互換環境を用意する必要があります。
古いゲーム機は映像出力端子や本体の状態によって、現在のテレビに接続する際に別の機器が必要となる場合があります。
ソフト単体の中古価格が安くても、遊べる環境がなければ本体や接続機器の費用も考える必要があります。
新たにゲーム機をそろえる予定がない人には、スマホ版が現実的な選択肢になります。
SFC・PS2・DS版を持っている人はスマホ版を買い直すべき?
すでに『ドラクエ5』を遊んだことがある人にとっては、同じ物語をもう一度購入する価値があるかも気になるところです。
SFC版しか遊んでいないなら買い直す価値は大きい
SFC版とスマホ版では、戦闘人数、仲間モンスター、結婚相手、寄り道要素、イベントなどに多くの違いがあります。
特に4人戦闘とデボラの追加は、原作をクリアした人でも新鮮に感じられる変更でしょう。
物語の大筋は知っていても、パーティー編成や仲間との会話、クリア後の遊び方が変わるため、再び冒険する理由は十分にあります。
PS2版経験者にはデボラと追加モンスターが魅力
PS2版で追加された4人戦闘、すごろく場、名産博物館などは、DS・スマホ版にも引き継がれています。
そのため、SFC版から乗り換えるほど大きな変化ではありません。
ただし、PS2版にはいなかったデボラと結婚できるようになり、新しい仲間モンスターも加わっています。
さらにモンスターブローチや戦闘速度調整もあるため、仲間集めを中心に遊びたい人にはスマホ版の利点が大きくなります。
一方、PS2版のオーケストラ音源を気に入っている場合は、スマホ版が完全な代わりになるわけではありません。
DS版経験者なら操作環境の好みで判断してよい
DS版とスマホ版は、ストーリーや仲間など多くの内容が共通しています。
スマホ版では戦闘速度調整やモンスターブローチなどが追加されていますが、別の大規模リメイクというほどの違いではありません。
すでにDS版を所有し、快適に遊べる環境があるなら、無理にスマホ版へ買い直す必要はないでしょう。
逆に、いつでもスマホで起動したい人や、DS本体の状態が心配な人、仲間モンスター集めをもっと手軽に楽しみたい人なら、買い直す価値があります。
よくある疑問|ドラクエ5のバージョン選び
Q. デボラと結婚できるのはどの版?
DS版とスマホ版です。SFC版とPS2版ではビアンカとフローラの2人から選びます。
Q. PS2版とDS版はどちらが豪華?
グラフィックやオーケストラ音源を重視するならPS2版、追加キャラクターや携帯機ならではの機能を重視するならDS版です。
単純に新しいDS版がすべての面で上というわけではありません。
Q. スマホ版はDS版の完全移植?
基本的なストーリーやシステムはDS版が土台ですが、操作方法、戦闘速度、移動呪文の消費MP、モンスターブローチなどに違いがあります。
また、DS版のすれちがい通信はスマホ版には引き継がれていません。
Q. スマホ版に追加課金はある?
スマホ版は買い切り型で、アプリを購入すれば追加課金なしで遊べます。
カジノのコインやモンスターブローチも、ゲーム内の仕組みで入手するものです。
Q. 裏ボスのエスタークがいるのはどの版?
エスタークはSFC版から登場します。PS2版以降では、エスターク撃破後の追加すごろく場や、プチターク・プオーンの加入など、クリア後の要素が拡張されています。
Q. スマホ版を消したらセーブデータはどうなる?
アプリ内のセーブデータは、アプリを削除すると消えます。事前にクラウド同期で保存していた場合は、再インストール後に復元できます。
機種変更やアプリ削除の前に、クラウド同期の状態を確認してください。
まとめ|今から遊ぶならスマホ版、PS2・DS・SFCにも独自の魅力
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、1992年のSFC版から何度もリメイクされてきました。
それぞれのバージョンを振り返ると、作品の進化がよく分かります。
- SFC版:1992年の原作。3人戦闘や当時のドット絵、独自のゲームバランスを楽しめる。
- PS2版:4人戦闘、フル3D、仲間モンスター増加、すごろく場、オーケストラ音源などを追加した大型リメイク。
- DS版:第3の花嫁デボラや新モンスター、スライムタッチ、すれちがい通信を追加。物理ボタンで遊べる携帯版。
- スマホ版:DS版の内容を受け継ぎ、戦闘速度調整やモンスターブローチ、クラウド同期などを備えた現行の購入候補。
初めて遊ぶ人には、追加要素が多く、現在も購入しやすいスマホ版をおすすめします。
ただし、PS2版のオーケストラ、DS版の操作性、SFC版の原作バランスには、それぞれ代わりのない良さがあります。
『ドラクエ5』が長く愛されているのは、単にリメイクを繰り返してきたからではありません。仲間を選び、誰と結婚し、どんな家族と旅をするのか。プレイヤー自身の選択が、物語の記憶として残る作品だからでしょう。
同じ物語でも、遊ぶバージョンによって違った発見があります。初めての冒険にも、久しぶりの再プレイにも、自分の目的に合った『ドラクエ5』を選んでみてください。
なお、つぶログでは『ドラクエ5』を含むシリーズ全体の位置付けについて、ドラゴンクエスト歴代本編Tier表|40周年の今こそ考えたい“最高傑作”はどれなのかでも詳しく振り返っています。