- ぎょうぶの結成秘話と名前の由来|メンバーの経歴・芸風・M-1成績
- ぎょうぶはどんなお笑いコンビ?メンバーと基本プロフィール
- ぎょうぶの結成秘話|澤畑が為国を誘った理由
- 「ぎょうぶ」というコンビ名の由来は?
- ぎょうぶの漫才は何が面白い?ネタの特徴と2人のこだわり
- ぎょうぶのM-1グランプリ成績|最高は2023年準決勝進出
- ytv漫才新人賞の成績|2024年と2026年に決定戦進出
- ABCお笑いグランプリや生駒杯でも実績を残している
- 三遊間・空前メテオとの「漫才参観」はどうして始まった?
- 「ぎょうぶのラジオ参観」とは?新しいスポーツまで作ったPodcast
- 初単独ライブ「8行目」は2024年9月に開催を発表
- ぎょうぶの活動年表|結成から2026年まで
- ぎょうぶはこれからどうなる?2026年の活動と注目点
- まとめ|ぎょうぶは結成秘話も漫才も個性的なコンビ
ぎょうぶの結成秘話と名前の由来|メンバーの経歴・芸風・M-1成績

大阪の劇場を中心に活動するお笑いコンビ「ぎょうぶ」。2023年のM-1グランプリで準決勝に進出し、ytv漫才新人賞でも2度の決定戦出場を果たしている漫才師です。
メンバーは兵庫県出身の為国と、京都府出身の澤畑健二。ともにNSC大阪39期で、2018年7月31日にコンビを結成しました。
一風変わった「ぎょうぶ」というコンビ名は、実は為国の高校時代のサッカー部の後輩から取られたもの。さらに、2人とも別のコンビで活動した経験があり、澤畑から為国を誘ったことが現在のコンビの始まりでした。
この記事では、2人が芸人になるまでの経緯、結成秘話、名前の由来、独特の漫才スタイル、三遊間や空前メテオとの交流、M-1グランプリをはじめとする賞レースの成績まで詳しく紹介します。
ぎょうぶはどんなお笑いコンビ?メンバーと基本プロフィール
ぎょうぶは吉本興業に所属する漫才コンビです。大阪のよしもと漫才劇場などを活動の中心とし、日常の何気ない会話や考え方の食い違いを笑いに変える漫才を得意としています。
2人はNSC大阪39期の同期ですが、最初から一緒に活動していたわけではありません。為国は幼なじみと漫才を、澤畑はトリオやコンビでコントなどを経験した後、現在のぎょうぶを結成しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コンビ名 | ぎょうぶ |
| メンバー | 為国、澤畑健二 |
| 結成日 | 2018年7月31日 |
| 所属事務所 | 吉本興業 |
| 出身 | NSC大阪39期 |
| 主な活動 | 漫才、劇場ライブ、賞レース |
| M-1最高成績 | 2023年準決勝進出 |
| その他の主な実績 | ytv漫才新人賞決定戦2回進出、第1回生駒杯優勝 |
吉本興業の公式プロフィールとM-1グランプリの公式コンビ情報では、結成日やメンバーの生年月日が一致しています。
なお、2018年はあくまで現在のコンビを結成した年です。2人はそれ以前から芸人として活動しており、コンビ歴と芸歴は同じではありません。
為国の年齢・出身地・経歴
為国(ためくに)は1997年3月8日生まれ、兵庫県出身。2026年11月5日時点で29歳です。客席から見て左側に立っています。
吉本興業の公式プロフィールでは身長174cm、体重60kg、血液型B型。趣味はパチンコ、特技はリフティングと紹介されています。
学生時代はサッカー部に所属。芸人になる前から漫才への憧れがあり、好きだった芸人として博多華丸・大吉の名前を挙げています。
芸人を目指した直接のきっかけは、幼なじみからの誘いでした。最初に組んだコンビは「ピカソン」。後にその相方が芸人を辞めることになりますが、為国自身は芸人を続ける道を選びました。
現在のぎょうぶでは、身近な出来事や小さな疑問を独特の方向へ発展させる会話が漫才の持ち味になっています。
澤畑健二の年齢・出身地・経歴
澤畑健二(さわはた けんじ)は1992年9月21日生まれ、京都府出身。2026年11月5日時点で34歳です。客席から見て右側に立っています。
公式プロフィールでは身長176cm、体重73kg、血液型A型。趣味はバスケットボール、映画鑑賞、ボードゲームで、特技もバスケットボールです。
幼い頃から吉本新喜劇が好きで、友人の家などでよく見ていたそうです。その後、M-1グランプリを通じてブラックマヨネーズやチュートリアルを知り、お笑い芸人への憧れを強めました。
高校卒業後はすぐにNSCへ進みたいと考えていたものの、大学へ進学。就職活動も経験しましたが、最終的には芸人になる夢を選んでいます。
NSC時代には一石(うただ)らとトリオで活動し、その後は一石とのコンビに移行。解散後にはピン芸人として活動した時期もありました。
さまざまな形のお笑いを経験した澤畑でしたが、次にコンビを組むなら漫才をやりたいという思いがありました。その相手として目を付けていたのが為国だったのです。
ぎょうぶの結成秘話|澤畑が為国を誘った理由
現在のぎょうぶが誕生するまでには、2人それぞれに紆余曲折がありました。2024年2月に公開された関西のカルチャーメディア「MARZEL」のインタビューでは、芸人になるまでの経緯からコンビ結成のきっかけまで、詳しく語られています。
為国は幼なじみとの約束を優先して大学を辞めた
為国が最初に芸人を目指したのは、小学校から高校まで一緒だった幼なじみに誘われたことがきっかけでした。
当初、2人は大学を卒業してからNSCへ入る予定でした。ところが、幼なじみが予定を変更し、翌年には芸人を目指したいと言い出します。
為国はすでに大学の入学金や前期授業料を支払っていました。それでも、幼なじみと一緒に漫才をやりたいという思いが強く、大学を辞めてNSCに入ることを決断したそうです。
当時の決断について、本人はインタビューで率直に振り返っています。澤畑も、大学のために用意したお金の返済が続いているというエピソードを明かしていました。
こうして始まった「ピカソン」でしたが、活動は長く続きませんでした。1年目ごろに相方が芸人を辞めることになり、解散します。
為国はそこで芸人を辞めることも考えたものの、活動そのものが楽しかったため、続けることにしました。幼なじみとのコンビは終わっても、漫才への思いは残っていたのです。
澤畑はNSC時代から為国の漫才を面白いと思っていた
澤畑と為国はNSC大阪39期の同期ですが、当初はクラスが異なっていました。
澤畑は、為国が幼なじみと組んでいた「ピカソン」の評判を以前から耳にしていました。その後、クラス編成の変更で一緒になり、実際にネタを見る機会が訪れます。
ネタの作りには粗さを感じたものの、為国の漫才そのものを非常に面白いと思ったそうです。為国の独特の雰囲気も澤畑の印象に残っていました。
澤畑自身はコントを中心に活動した時期がありましたが、次は漫才に取り組みたいと考えていました。
そんな中、為国が前コンビを解散し、澤畑も相方と別れることに。お互いが新しい相方を探せる状況になったことで、澤畑の方から為国に声を掛けました。
最初は試しにネタを合わせていた
意外なことに、為国は澤畑から漫才をやりたいと言われても、最初から全面的に信用していたわけではありません。
というのも、澤畑は新喜劇への憧れから芸人になり、トリオやコンビではコントを経験し、ピン芸人として活動した時期もあったからです。為国にとっては、そんな澤畑が突然漫才をやりたいと言い出したことが不思議だったようです。
2人はすぐに正式なコンビを組むのではなく、何度か試しにネタを合わせました。そこで手応えを得たことから、2018年7月31日に「ぎょうぶ」として活動を始めています。
漫才を続けてきた為国と、さまざまな形式のお笑いを経験した澤畑。異なる道を歩んできた2人が、漫才をやりたいという思いでつながったことが結成の大きな特徴です。
「ぎょうぶ」というコンビ名の由来は?
「ぎょうぶ」という名前を聞いて、歴史上の「刑部」という役職を思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、実際の由来はまったく異なります。
コンビ名の「ぎょうぶ」は、為国の高校時代のサッカー部の後輩の名前から付けられました。
為国がコンビ結成前にその後輩について澤畑へ話していたところ、澤畑が「ぎょうぶ」という名前をコンビ名に使うことを提案したそうです。
澤畑によれば、その後輩は失敗も多いものの、周囲から愛される人物だったとのこと。そんなキャラクターに魅力を感じたことに加え、「ぎょうぶ」という言葉の響きや口馴染みのよさも気に入ったと説明しています。
芸人としての目標や漫才のスタイルから考え抜いた名前ではなく、何気ない会話に登場した人物の名前が、現在まで続くコンビ名になったわけです。
ちなみに2024年のインタビューで、為国は名前の由来になった後輩本人には直接知らせていないと話していました。その後、本人に伝えたかどうかについては公表情報を確認できていません。
ぎょうぶの漫才は何が面白い?ネタの特徴と2人のこだわり
ぎょうぶの漫才で印象的なのは、身近な話題から始まった会話が、思いがけない方向へ広がっていくところです。
大げさな設定や派手な動きだけに頼るのではなく、ある話題について2人が話し合い、考え方の食い違いが少しずつ大きくなっていく。その過程そのものが笑いにつながります。
日常の小さな話し合いを漫才にする
為国は2024年のインタビューで、自分たちは小さな話し合いのようなネタが多いと説明しています。
コントとして演じるには題材が小さすぎると感じることもある一方、漫才なら会話そのものを膨らませられる。そうした漫才ならではの表現を意識してネタを作っているそうです。
澤畑も、立ち話をするような感覚で演じられることが漫才の魅力だと語っています。
この2人の考え方を踏まえると、ぎょうぶの漫才は、特別な事件が起きるから面白いというより、普段なら深く考えずに終わる話題を、あえて掘り下げていくところに特徴があるといえます。
2023年M-1敗者復活戦では「鼻くそ」を題材にした漫才を披露
ぎょうぶのネタを語るうえで外せないのが、2023年のM-1グランプリ敗者復活戦です。
この大会では、鼻くそを食べるか食べないかという話題を漫才に取り入れました。全国放送の大きな舞台で披露したこともあり、その題材が強く印象に残った視聴者もいたようです。
2024年のインタビューで2人は、このネタによって周囲から「鼻くそ」のイメージを持たれるようになったことを振り返っています。
また、よしもと漫才劇場の記念ネタ動画では「屁の音」を題材にした漫才も披露しており、公開されているネタの題材に偏りがあったことを本人たちも認識していました。
ただし、ぎょうぶを下ネタ専門のコンビと説明するのは正確ではありません。2人は、より幅広い観客が楽しめるネタを作っていきたいという考えも明かしています。
2026年も漫才の作り方を模索している
2026年9月18日に公開されたFANY Magazineの三遊間との対談では、ぎょうぶの現在の課題についても語られています。
澤畑は、自分たちの好きなネタはある一方で、賞レースの限られた時間の中でより強い漫才に仕上げることが課題だと考えている様子でした。
為国も、ほかの芸人のネタを見ることについて振り返り、積極的に学ぼうとしていることを話しています。
2020年にはM-1準々決勝へ進み、2023年には準決勝進出を経験。それでも完成された形にとどまるのではなく、賞レースで結果を残すために漫才を磨き続けていることが分かります。
ぎょうぶのM-1グランプリ成績|最高は2023年準決勝進出
ぎょうぶのM-1グランプリにおける最高到達ラウンドは、2023年の準決勝です。
それ以前の2020年にも準々決勝へ進出しており、2025年にも同じく準々決勝まで勝ち上がりました。2026年大会でも大阪3回戦を突破し、準々決勝への進出を決めています。
以下は過去の大会記録と本人発言をもとに整理した戦績です。公式の最終結果まで照合できていない年度については、その旨を区別しています。
| 年度 | 到達ラウンド | 補足 |
|---|---|---|
| 2018年 | 2回戦進出との記録 | 最終結果の公式照合未了 |
| 2019年 | 未確定 | 年度別記録の追加確認が必要 |
| 2020年 | 準々決勝進出 | 澤畑本人が証言 |
| 2021年 | 3回戦進出との記録 | 1回戦通過は公式確認済み |
| 2022年 | 3回戦進出との記録 | 最終結果の公式照合未了 |
| 2023年 | 準決勝進出 | 敗者復活戦出場 |
| 2024年 | 3回戦敗退との記録 | 大会公式の個別結果は未照合 |
| 2025年 | 準々決勝敗退 | 公式ネタ動画あり |
| 2026年 | 準々決勝進出 | 11月5日時点・準々決勝開催前 |
2020年には劇場メンバー入り前に準々決勝へ進出
2020年の準々決勝進出は、ぎょうぶの経歴を振り返るうえで重要な出来事です。
2026年9月のFANY Magazineの対談で、澤畑は2020年に準々決勝へ進んだことを振り返っています。
当時はまだ、よしもと漫才劇場の正式なメンバーではなく、オーディションに挑戦していた時期でした。
三遊間のさくらいも、オーディションメンバーでありながらM-1準々決勝まで勝ち上がったぎょうぶの存在を知っていたと話しています。
もっとも、この結果ですぐに順風満帆な活動になったわけではありません。澤畑は、準々決勝進出によって期待されたものの、その期待に応えられず舞台で苦戦した時期があったと振り返っています。
早い段階で上位ラウンドへ進んだ経験と、その後の苦戦。どちらも現在のぎょうぶにつながる経歴です。
2023年に初のM-1準決勝進出
ぎょうぶがM-1で最も上位まで進んだのは2023年大会です。
準決勝まで勝ち上がったものの、決勝への直接進出は逃し、12月24日の敗者復活戦に出場しました。
敗者復活戦では「鼻くそ」を題材にした漫才を披露。大会後のインタビューでも、このネタに対する周囲の反応を2人が振り返っています。
なお、M-1での「準決勝進出」と「決勝進出」は異なります。ぎょうぶは2023年に準決勝まで進みましたが、決勝の10組には入っていません。
大会当時の出場記録はM-1グランプリ2023公式・敗者復活戦出場者一覧でも確認できます。
2025年は再び準々決勝へ|公式ネタ動画も公開
2025年大会では、11月19日に大阪・なんばグランド花月で行われた準々決勝へ進出しました。
準決勝進出は果たせませんでしたが、12月1日にはM-1グランプリ公式YouTubeチャンネルで、ぎょうぶの準々決勝ネタが公開されています。
2023年の敗者復活戦以降の漫才を見たい人にとっても、公式映像は貴重な資料です。
2026年も大阪3回戦を突破し準々決勝へ
2026年10月29日・30日に行われたM-1グランプリ大阪3回戦では、ぎょうぶが準々決勝進出を決めました。
大阪会場から勝ち上がったのは34組。ぎょうぶのほか、三遊間、空前メテオ、ぐろう、フースーヤ、豪快キャプテンなども含まれています。
ぎょうぶが出場する準々決勝は、11月18日に大阪・なんばグランド花月で開催予定です。
2026年11月5日時点では、準々決勝の結果はまだ出ていません。大会の進行状況はM-1グランプリ公式のぎょうぶのコンビページで確認できます。
ytv漫才新人賞の成績|2024年と2026年に決定戦進出
ぎょうぶはM-1グランプリだけでなく、関西の若手漫才師を対象とした「ytv漫才新人賞」でも実績を残しています。
2024年3月3日の第13回決定戦では初のファイナリストとなり、2026年3月1日の第15回決定戦にも進出しました。
| 開催年 | 大会 | ぎょうぶの成績 | 優勝 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 第13回 | 決定戦6位・455点 | 空前メテオ |
| 2026年 | 第15回 | 決定戦5位・449点 | ぐろう |
2024年は初の決定戦で6位
2024年の第13回ytv漫才新人賞では、事前選考会のROUND3を2位で通過し、初めて決定戦へ進出しました。
決定戦では455点を獲得して6位。優勝したのは、ぎょうぶと同じ「漫才参観」で活動している空前メテオでした。
この大会には、ぐろう、バッテリィズ、ドーナツ・ピーナツ、たくろう、ハイツ友の会も出場。関西で活動する実力派の若手漫才師たちと競い合いました。
2026年はROUND2を1位通過して決定戦5位
2026年の第15回大会では、事前選考会のROUND2で378点を獲得し、1位で決定戦進出を決めました。
決定戦では449点を獲得し、7組中5位。優勝はぐろう、準優勝はシカノシンプでした。
2024年と2026年の得点だけを比較すると6点下がっていますが、審査員や出場者が異なる大会のため、単純に漫才の評価が下がったとはいえません。
重要なのは、2度にわたって決定戦の舞台に立ったことです。M-1の準決勝進出と合わせ、ぎょうぶが複数の大会で上位ラウンドを経験してきたことが分かります。
2026年度はytv漫才新人賞のラストイヤー
2026年11月7日に放送される第16回ytv漫才新人賞ROUND1にも、ぎょうぶは出場予定です。
今回は芸歴10年目に当たり、同賞への挑戦はラストイヤーとなります。12組が出場し、上位2組が2027年春開催予定の決定戦への出場権を獲得します。
ぎょうぶの出場順は7番目。三遊間、シカノシンプ、オーパスツー、例えば炎、マーメイドなどと競い合います。
なお、ここでいうラストイヤーはytv漫才新人賞の出場資格に関するものです。M-1グランプリのラストイヤーでも、芸人活動の終了を意味するものでもありません。
2026年11月5日時点ではROUND1の結果は未発表です。大会情報は読売テレビのytv漫才新人賞公式ページで確認できます。
ABCお笑いグランプリや生駒杯でも実績を残している
ぎょうぶの大会実績はM-1とytv漫才新人賞だけではありません。
2024年には第45回ABCお笑いグランプリの準決勝に進出し、同年8月には奈良県生駒市で開催された「第1回生駒杯トーナメント」で優勝しています。
2024年ABCお笑いグランプリで準決勝進出
2024年6月21日に大阪・ABCホールで行われた第45回ABCお笑いグランプリ準決勝には、ぎょうぶも進出しました。
この大会は568組がエントリーし、45組が準決勝へ進出。そこから決勝に進めたのは12組でした。
ぎょうぶは決勝進出を逃しましたが、三遊間や空前メテオなどとともに準決勝の舞台に立っています。
2024年はytv漫才新人賞の決定戦にも進んでおり、複数の賞レースで実績を残した年でした。
第1回生駒杯トーナメントで初代王者に
2024年8月31日、奈良県生駒市の南コミュニティセンターせせらぎで「吉本笑撃LIVE! 第1回生駒杯トーナメント」が開催されました。
大会には若手芸人8組が出場。ぎょうぶは1回戦でポプラベティ、準決勝でぐろう、決勝でタチマチを破り、初代王者に輝きました。
| ラウンド | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | ポプラベティ | 3対0で勝利 |
| 準決勝 | ぐろう | 2対1で勝利 |
| 決勝 | タチマチ | 2対1で勝利 |
決勝では、おばちゃんたちの会話を題材にした漫才を披露しました。
普段の生活にある会話を広げて笑いにするという、ぎょうぶらしい題材で勝ち取った優勝です。
生駒杯は8組によるトーナメントであり、M-1とは規模や審査方式が異なります。それでも、3試合を勝ち抜いて初代王者になったことは、ぎょうぶの活動歴に残る実績です。
三遊間・空前メテオとの「漫才参観」はどうして始まった?
ぎょうぶの活動を語るうえで欠かせないのが、三遊間、空前メテオとのユニットライブ「漫才参観」です。
この3組のつながりには、2019年のM-1グランプリが大きく関係しています。
きっかけを作ったのは空前メテオの茶屋
2019年のM-1グランプリでは、ミルクボーイが優勝しました。
その大会の漫才に刺激を受けた空前メテオの茶屋が、ぎょうぶにライブを一緒にやろうと提案したことが、漫才参観の始まりです。
当時、ぎょうぶと空前メテオの両方と交流があったのが三遊間でした。ネタの相性もよさそうだということで、3組によるユニットライブが生まれます。
漫才参観では、各コンビが3本ずつネタを披露する形式を継続。賞レースを意識しながら、数多くの漫才に取り組む場となりました。
2024年のMARZELのインタビューでは、最初のきっかけを作ったのは茶屋だったと澤畑が明かしています。
三遊間とは2021年ごろから個人的な交流も深まった
三遊間との関係はユニットライブだけにとどまりません。
2026年9月のFANY Magazineの対談では、三遊間のさくらいが、2021年前半ごろからぎょうぶとの交流が深まったと振り返っています。
当時、澤畑は三遊間が面白いコンビだという評判を耳にしていました。ライブで一緒になった際に澤畑から声を掛け、そこから会話するようになったそうです。
為国とさくらいは帰る方向が同じだったため、一緒に帰ったこともありました。対談では、さくらいが為国を親友と呼ぶなど、親しい関係が伝わってきます。
2026年9月23日の「森ノ宮マンゲキ漫才の日」でも、漫才参観の公演が組まれるなど、3組の活動は継続しています。
賞レースでは競い合う相手でありながら、普段は一緒に漫才を磨く仲間でもある。そんな関係が、ぎょうぶの活動の一つの特徴になっています。
「ぎょうぶのラジオ参観」とは?新しいスポーツまで作ったPodcast
漫才参観から派生した活動として、ABCラジオのPodcast番組「ぎょうぶのラジオ参観」もあります。
番組は当初、ぎょうぶ、三遊間、空前メテオがそれぞれ担当する形で始まりました。その中で反響の大きかったぎょうぶが続投することになったと、2024年のMARZELの取材で紹介されています。
ラジオで特に面白い活動となったのが、リスナーと一緒に新しいスポーツを考案する企画です。
リスナーと考えた「ダドリー」を実際にプレー
番組内で考案されたスポーツは「ダドリー」と名付けられました。
三角形のフィールドを使い、相手にタッチされないよう外へ出たり、フラッグを取ったりして得点を競うゲームです。
ただし、普通のスポーツとは違って、独特の追加ルールが数多く用意されていました。プレーヤーが転んだら周囲が駆け寄って抱きしめるなど、遊び心のある仕組みが盛り込まれています。
2024年1月22日には大阪の下福島公園で実際にプレー。ぎょうぶの2人に加え、バッテリィズのエース、オーサカクレオパトラのりえちゃんらも参加しました。
漫才で何気ない話し合いを膨らませるぎょうぶが、ラジオではリスナーとの話し合いから本当にスポーツを作ってしまったわけです。
企画の発想から実際に体を動かすところまで実現した点は、ネタ以外の活動でも2人らしさが表れたエピソードといえるでしょう。
なお、これは2024年当時の活動です。現在のPodcastの更新頻度や配信状況については、当時の案内をそのまま現在の情報として扱うことはできません。
初単独ライブ「8行目」は2024年9月に開催を発表
ぎょうぶにとって、2024年は初の単独ライブを打ち出した年でもあります。
2024年7月25日、お笑いナタリーが初単独ライブ「8行目」の開催を報じました。
公演は9月1日に大阪・よしもと漫才劇場で予定され、開演時刻は午後9時。会場公演に加えてオンライン配信も案内されていました。
開催発表に際して為国は、ぎょうぶらしい空気で漫才劇場を満たしたいという意気込みを表明。澤畑も、自分たちがどのような単独ライブをするのか楽しみだとコメントしています。
2018年の結成から約6年。2023年のM-1準決勝進出、2024年のytv漫才新人賞決定戦進出を経て、初単独ライブを発表したことは活動の節目といえます。
ただし、当日の全ネタや観客数、満員だったかどうかについては、公演告知だけでは確認できません。
ぎょうぶの活動年表|結成から2026年まで
ぎょうぶの歩みを時系列で整理すると、結成後も劇場で経験を重ねながら、複数の賞レースや単独ライブへ活動を広げてきたことが分かります。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2018年7月 | 為国と澤畑健二が「ぎょうぶ」を結成 |
| 2019年以降 | 三遊間・空前メテオとのユニットライブ「漫才参観」を展開 |
| 2020年 | M-1グランプリ準々決勝進出 |
| 2021年ごろ | 三遊間との個人的な交流が深まる |
| 2023年12月 | M-1グランプリ準決勝進出・敗者復活戦出場 |
| 2024年1月 | Podcast企画のスポーツ「ダドリー」を実際にプレー |
| 2024年3月 | 第13回ytv漫才新人賞決定戦6位 |
| 2024年6月 | 第45回ABCお笑いグランプリ準決勝進出 |
| 2024年8月 | 第1回生駒杯トーナメント優勝 |
| 2024年9月 | 初単独ライブ「8行目」を開催予定として発表 |
| 2025年11月 | M-1グランプリ準々決勝進出 |
| 2026年3月 | 第15回ytv漫才新人賞決定戦5位 |
| 2026年9月 | 三遊間との対談がFANY Magazineで公開 |
| 2026年10月 | M-1グランプリ大阪3回戦を通過 |
| 2026年11月 | 第16回ytv漫才新人賞ROUND1出場予定、M-1準々決勝出場予定 |
ぎょうぶはこれからどうなる?2026年の活動と注目点
2026年11月現在、ぎょうぶは大阪の劇場を拠点に漫才を続けながら、M-1グランプリとytv漫才新人賞への挑戦を進めています。
ここまでの実績を見ると、2020年のM-1準々決勝進出、2023年の準決勝進出、2025年の準々決勝進出と、何度も大会の上位ラウンドを経験してきました。
一方で、2024年にはM-1で思うような結果を残せなかったという記録もあり、順調な時期ばかりではありません。
2026年9月の本人たちの対談では、賞レースに向けてネタの完成度を高めたいという考えや、ほかの漫才師から学ぼうとする姿勢も語られていました。
親しいバッテリィズがM-1で準優勝し、その後テレビやCMで活躍する姿から刺激を受けたことも明かしています。
もちろん、これから必ずM-1決勝へ進出する、全国的にブレイクするといったことは現段階では分かりません。
ただ、結成以来の歩みを振り返ると、漫才へのこだわりを持ち続け、試行錯誤を重ねながら挑戦を続けてきたコンビであることは確かです。
今後の注目点は、2026年のM-1準々決勝でどのような結果を残すのか、そしてラストイヤーとなるytv漫才新人賞で再び決定戦へ進めるのかという2つの大会です。
まとめ|ぎょうぶは結成秘話も漫才も個性的なコンビ
ぎょうぶは、為国と澤畑健二が2018年7月31日に結成した吉本興業所属の漫才コンビです。
為国は幼なじみに誘われて大学を辞め、芸人の道へ進みました。澤畑は新喜劇やM-1に憧れ、大学進学や就職活動を経てNSCに入りました。
それぞれ別のコンビで活動した後、澤畑が為国を誘ったことから現在のぎょうぶが誕生。コンビ名は為国の高校時代のサッカー部の後輩に由来しています。
日常の小さな話題を広げる独特の漫才で、2023年にはM-1準決勝へ進出。ytv漫才新人賞の決定戦にも2度出場し、2024年には第1回生駒杯トーナメントで優勝しました。
三遊間・空前メテオとの「漫才参観」、Podcastでの新しいスポーツ作りなど、賞レース以外にも興味深い活動を続けています。
2026年も漫才の完成度を高めようとする2人が、これからどのようなネタを生み出していくのか。劇場での活動とともに、今後の賞レースでの挑戦にも注目したいコンビです。