HUNTER×HUNTER考察

HUNTER×HUNTER王位継承戦をわかりやすく解説|14人の王子・守護霊獣・現在の状況まとめ

王位継承戦が難しいと言われる理由

HUNTER×HUNTERの暗黒大陸編で始まった「王位継承戦」。

現在の物語の中心にある重要なエピソードですが、読者の中には「正直、何が起きているのかわからなくなった」という人も少なくないはずです。

無理もありません。

王位継承戦では、カキン帝国の14人の王子たちが次期国王の座を巡って争うだけでなく、それぞれの王子に仕える護衛、念能力者、私設兵、王妃、マフィア、幻影旅団、ヒソカまでが同じ船内で動いています。

しかも舞台は、暗黒大陸へ向かう巨大船ブラックホエール号。

上層では王子たちの継承戦、下層ではマフィアの抗争、さらにその裏では幻影旅団とヒソカの因縁まで進行しています。

つまり王位継承戦は、単なる「王子同士のバトル」ではありません。

政治劇、心理戦、念能力、暗殺、護衛任務、組織抗争が同時進行する、HUNTER×HUNTERの中でも特に情報量の多い章なのです。

ただし、基本の構図を押さえれば一気に見え方が変わります。

この記事では、王位継承戦のルール、14人の王子、守護霊獣、クラピカの立場、船内で起きている別の戦いまで、できるだけわかりやすく整理していきます。

王位継承戦とは何なのか

王位継承戦とは、カキン帝国の次期国王を決めるために行われる、王子たちによる生存競争です。

参加するのは、カキン王国の王子14人。

カキン王国には8人の正妻と14人の王子が存在し、全員が王位継承戦の参加者となる。

彼らは暗黒大陸へ向かうブラックホエール号に乗り込み、その船内で次の王を決める争いに巻き込まれていきます。

重要なのは、これは表向きには「公式な殺し合い」として説明されているわけではないという点です。

王子たちはそれぞれ立場も年齢も性格も違い、戦いに積極的な者もいれば、状況をよく理解していない幼い王子もいます。

しかし、儀式が始まった以上、彼らは全員が継承戦の参加者です。

しかも王位継承戦では、直接戦闘の強さだけが勝敗を決めるわけではありません。

情報を握る力、護衛を動かす力、他の王子を出し抜く判断力、そして守護霊獣という特殊な存在が、戦況に大きく影響します。

王位継承戦をわかりにくくしている最大の理由は、ここにあります。

これは少年漫画的な一対一のバトルではなく、誰が敵で、誰が味方で、誰が何を知っているのかを読み解く群像劇なのです。

なぜ14人の王子が争うことになったのか

カキン帝国には、ナスビ=ホイコーロ国王の子どもである14人の王子がいます。

王位継承戦は、その中から次期国王を選ぶための儀式です。

ただし、普通の選挙や指名制ではありません。

王子たちは「壺中卵の儀」によって、それぞれ守護霊獣を授かります。

この守護霊獣は、王子本人の性質や欲望、資質を反映するような存在で、各王子を守ると同時に、継承戦の流れを大きく左右します。

ここで厄介なのが、王子本人が守護霊獣を完全に理解しているとは限らないことです。

自分の能力のように自由に使えるわけではなく、守護霊獣は王子の意志とは別に動くこともあります。

そのため、王位継承戦では「王子本人の考え」と「守護霊獣の働き」を分けて考える必要があります。

王子が何をしたいのか。

護衛が何を企んでいるのか。

守護霊獣がどんな条件で動いているのか。

この三つが絡み合うため、王位継承戦は非常に複雑に見えるのです。

守護霊獣とは何か

守護霊獣とは、王位継承戦に参加する王子たちに憑く特殊な念獣です。

念能力の一種ではありますが、通常の念能力とは少し違います。

一般的な念能力は、本人が修行や発によって身につけるものです。

しかし守護霊獣は、カキン王家の儀式によって王子に宿る存在であり、王子本人が自由自在に操作できるものではありません。

カキン王家に伝わる「壺中卵の儀」。この儀式によって王子たちには守護霊獣が宿る。

また、守護霊獣は王子の性格や資質を反映していると考えられます。

攻撃的な性質を持つものもあれば、支配、操作、防御、情報収集のような方向に働くものもあります。

ここが王位継承戦の面白いところです。

王子本人が強いから勝つとは限らない。

王子本人が弱く見えても、守護霊獣の性質が非常に危険な場合もある。

逆に、本人が戦う気満々でも、守護霊獣の条件や制約によって思うように動けない可能性もあります。

HUNTER×HUNTERらしいのは、ここに「念能力のルール」が絡んでいる点です。

単純な火力勝負ではなく、条件、制約、相性、情報差が勝敗を左右します。

だからこそ、王位継承戦は読むたびに新しい発見がある一方で、初見ではかなり難しく感じるのです。

14人の王子をざっくり整理

王位継承戦を理解するうえで、まず押さえたいのが14人の王子です。

カキン王国の王子たち。年齢や立場は違っても、全員が王位継承戦の参加者となる。

全員を細かく覚えようとすると大変なので、最初は「上位王子」「中位王子」「下位王子」という大きな区分で見るとわかりやすくなります。

第1王子ベンジャミン

第1王子ベンジャミンは、軍事力と実行力を持つ有力候補です。

王子の中でも特に好戦的で、自分が王になることを当然のように考えている人物です。

私設兵の存在も大きく、王位継承戦ではかなり早い段階から強い圧力をかけてきます。

ベンジャミン陣営は、力で状況を制圧しようとするタイプです。

そのため、継承戦の中でも非常にわかりやすい脅威として描かれています。

第2王子カミーラ

第2王子カミーラは、強烈な自信と自己中心性を持つ王子です。

自分こそが王にふさわしいと信じて疑わず、他者を従わせることに迷いがありません。

カミーラは能力面でも危険な存在であり、王位継承戦の中では「下手に手を出すと危ない王子」として印象に残ります。

ベンジャミンが軍事的な圧力なら、カミーラは異質な怖さを持つ存在です。

第3王子チョウライ

第3王子チョウライは、落ち着いた立ち回りを見せる王子です。

派手な戦闘タイプというより、状況を見極めながら自分の立場を強めていくタイプに見えます。

王位継承戦では、各王子の考え方がそのまま戦い方に出ます。

チョウライはその中でも、短絡的な行動よりも継続的な利益や立場を重視する王子として見ておくと理解しやすいです。

第4王子ツェリードニヒ

第4王子ツェリードニヒは、王位継承戦の中でも特に重要な人物です。

表向きは知的で品のある王子に見えますが、その内面は極めて危険です。

さらに念の才能も異常なほど高く、短期間で念能力の理解を深めていきます。

クラピカにとっても、ツェリードニヒは非常に重要な相手です。

なぜなら、クラピカが追っているクルタ族の緋の眼と深く関係している人物だからです。

王位継承戦を読むうえで、ツェリードニヒは絶対に外せない存在です。

第5王子ツベッパ

第5王子ツベッパは、知的で現実的な判断をする王子です。

感情的に暴走するタイプではなく、状況を分析しながら動く人物として描かれています。

王位継承戦では、単に戦うだけでなく、同盟や交渉も重要になります。

ツベッパはその意味で、政治的な駆け引きの側面を強く持つ王子と言えるでしょう。

第6王子タイソン

第6王子タイソンは、独自の思想を持つ王子です。

他の王子が権力や生存を意識する中で、タイソンは宗教的・思想的な雰囲気をまとっています。

一見すると直接的な脅威には見えにくいですが、王位継承戦では「人をどう動かすか」が重要です。

タイソンの存在は、力ではなく信仰や心酔によって人を巻き込むタイプの危うさを持っています。

第7王子ルズールス

第7王子ルズールスは、王子たちの中では比較的ゆるく見える人物です。

しかし、王位継承戦では油断できる王子などいません。

本人の性格が穏やかに見えても、周囲の護衛や守護霊獣、他陣営との関係によって危険度は変わります。

ルズールスは、上位王子たちほど強烈な印象ではないものの、船内の勢力図を見るうえでは無視できない存在です。

第8王子サレサレ

第8王子サレサレは、享楽的な性格が目立つ王子です。

王位継承戦の重苦しさの中では、ある意味で異質に見える存在です。

ただし、HUNTER×HUNTERでは「軽く見える人物」が必ずしも無害とは限りません。

サレサレの描写は、王位継承戦が単純な強者同士の戦いではなく、人格や欲望そのものが戦局に影響する物語であることを示しています。

第9王子ハルケンブルグ

第9王子ハルケンブルグは、王位継承戦の中でも読者の印象に残りやすい王子です。

理想主義的で、王政や継承戦そのものに対して強い問題意識を持っています。

単に王になりたいというより、カキンという国のあり方そのものに向き合っている人物です。

そのため、ハルケンブルグは他の王子とは違う角度から物語を動かします。

王位継承戦の中で「正しさ」と「生き残り」が必ずしも一致しないことを象徴する存在とも言えるでしょう。

第10王子カチョウと第11王子フウゲツ

第10王子カチョウと第11王子フウゲツは、姉妹として強く結びついている王子です。

王位継承戦の中でも、特に感情面で読者に刺さる存在です。

他の王子たちが権力争いや策略を見せる一方で、カチョウとフウゲツの関係は「生き残りたい」「大切な人を守りたい」という切実な願いを感じさせます。

王位継承戦は冷酷な制度ですが、この二人の存在によって、その残酷さがより強く伝わってきます。

第12王子モモゼ

第12王子モモゼは、下位王子の一人です。

幼い王子たちは、自分の意志で継承戦を望んだわけではありません。

それでも儀式に参加させられ、命を狙われる立場になります。

モモゼの存在は、王位継承戦がどれほど非情な仕組みなのかを示す重要な役割を持っています。

第13王子マラヤーム

第13王子マラヤームもまた、幼い王子の一人です。

戦う意思や政治的な野心よりも、周囲の大人たちに守られる存在として描かれます。

しかし王位継承戦では、幼さは免罪符になりません。

むしろ本人が状況を理解できないぶん、護衛や母親、周囲の判断が生死を大きく左右します。

第14王子ワブル

第14王子ワブルは、王位継承戦に参加する王子の中で最も幼い存在です。

そして、クラピカが護衛として関わる王子でもあります。

ワブル本人は赤子であり、王位を望む意思など持っていません。

それでも継承戦の参加者として扱われ、命を狙われる立場に置かれます。

だからこそ、クラピカの護衛任務は非常に重い意味を持ちます。

王位継承戦におけるクラピカの目的は、単に誰かを倒すことではありません。

ワブルとその母オイト王妃を守りながら、船内で起きる異常事態を読み解き、さらに緋の眼に関わる目的も追わなければならないのです。

クラピカはなぜ王位継承戦に関わっているのか

王位継承戦の主人公ポジションにいるのがクラピカです。

ゴンやキルアが中心だった物語から一転し、暗黒大陸編ではクラピカが物語の軸になっています。

クラピカがブラックホエール号に乗り込んだ大きな理由は、クルタ族の緋の眼を取り戻すためです。

緋の眼は、クラピカにとって一族の尊厳そのものです。

その緋の眼を所有している人物の一人として、第4王子ツェリードニヒの存在が浮上します。

つまりクラピカにとって王位継承戦は、単なる護衛任務ではありません。

ワブル王子を守ること。

オイト王妃を守ること。

船内の異変を見抜くこと。

ツェリードニヒに近づくこと。

そして緋の眼を取り戻すこと。

複数の目的が重なっているため、クラピカは非常に難しい立場に置かれています。

しかもクラピカの能力には大きなリスクがあります。

エンペラータイムは強力ですが、その代償は重い。

王位継承戦が長引けば長引くほど、クラピカ自身の命も削られていく可能性があります。

そのため読者は、王子たちの争いだけでなく、クラピカがどこまで耐えられるのかにも注目する必要があります。

王位継承戦はなぜ船の中で起きているのか

王位継承戦の舞台は、暗黒大陸へ向かう巨大船ブラックホエール号です。

ここも重要です。

もし王位継承戦が王宮で行われていたなら、まだ話は理解しやすかったかもしれません。

しかし実際には、船という閉鎖空間で継承戦が進行します。

逃げ場が限られ、情報も分断され、階層ごとに身分や立場が違う。

上層には王族やVIPが集まり、下層には一般渡航者やマフィアが存在します。

つまりブラックホエール号は、単なる移動手段ではありません。

王位継承戦の舞台となるブラックホエール号。階層ごとに立場の異なる人々が乗船している。

カキンという国家の縮図であり、権力、身分、暴力、欲望が詰め込まれた巨大な密室なのです。

この構造が、王位継承戦をさらに複雑にしています。

上層で王子たちの争いが進む一方、下層ではマフィア同士の抗争が激化していきます。

さらに幻影旅団がヒソカを探して船内を動き始めることで、物語は王位継承戦だけでは済まなくなります。

幻影旅団とヒソカは王位継承戦とどう関係しているのか

王位継承戦をさらにややこしくしているのが、幻影旅団とヒソカの存在です。

幻影旅団は、クロロとヒソカの戦いを経て、ヒソカへの怒りと警戒を強めています。

ヒソカは旅団員を狙う存在となり、旅団側もヒソカを探しています。

その舞台が、たまたま王位継承戦と同じブラックホエール号なのです。

幻影旅団はブラックホエール号内でヒソカを追っており、王位継承戦とは別軸の火種となっている。

ここで重要なのは、幻影旅団とヒソカの戦いは、王位継承戦そのものとは別軸で進んでいるということです。

王子たちの争い。

クラピカの護衛任務。

マフィアの抗争。

旅団とヒソカの因縁。

これらが同じ船内で同時に進んでいるため、読者は「今どの話を読んでいるのか」を見失いやすくなります。

ただ、整理すれば構図はそこまで難しくありません。

王位継承戦は上層の王族争い。

マフィア抗争は下層を含む船内勢力争い。

幻影旅団とヒソカは、その中に入り込んだ別の火種。

この三つの軸が交差しているのが、現在のHUNTER×HUNTERなのです。

マフィア抗争も王位継承戦を難しくしている

ブラックホエール号には、カキンの三大マフィアも乗り込んでいます。

シュウ=ウ一家、エイ=イ一家、シャ=ア一家。

この三つの組織の存在によって、船内の下層では王子たちとは別の争いが発生しています。

特にエイ=イ一家のモレナは、王位継承戦の複雑さをさらに加速させる存在です。

モレナの能力は、船内に混乱を広げる危険性を持っています。

マフィア抗争は一見すると王子たちの争いとは別の話に見えますが、船内全体の治安、情報、人の流れに影響します。

そして幻影旅団もマフィアと接触していくため、王位継承戦の外側で進んでいたはずの争いが、少しずつ全体の状況に絡んでいきます。

ここがHUNTER×HUNTERらしいところです。

一つの事件だけを追っているつもりが、別の事件とつながっていく。

誰かの小さな行動が、船全体のバランスを変える。

王位継承戦は、そうした多層的な物語として描かれています。

現在の状況をざっくり整理

王位継承戦の現在地を大きく分けると、次のようになります。

まず、上層では14人の王子たちによる継承戦が進行しています。

各王子には守護霊獣が憑き、護衛や私設兵たちが水面下で動いています。

クラピカは第14王子ワブルとオイト王妃の護衛として行動しながら、念能力の情報共有や船内の異変に対応しています。

次に、王子たちの中でも特に注目すべき存在が、第1王子ベンジャミン、第2王子カミーラ、第4王子ツェリードニヒ、第9王子ハルケンブルグです。

ベンジャミンは軍事力。

カミーラは異質な能力と強烈な自己中心性。

ツェリードニヒは危険な人格と念の才能。

ハルケンブルグは理想と強い意志。

それぞれ違う方向で物語を動かしています。

そして下層では、マフィア抗争が激化しています。

そこに幻影旅団が絡み、ヒソカの存在も大きな脅威として残っています。

つまり現在のHUNTER×HUNTERは、王位継承戦だけを追えばいい状態ではありません。

王子たちの争いを中心にしながら、クラピカ、ツェリードニヒ、マフィア、幻影旅団、ヒソカの動きが同時に進んでいる状態です。

王位継承戦を読むときのコツ

王位継承戦を読むときは、すべてを一度に理解しようとしない方が楽です。

おすすめは、まず三つの視点に分けることです。

一つ目は、王子たちの争い。

誰が王になりたいのか。

誰が危険なのか。

誰が守られる側なのか。

ここを押さえるだけで、物語の中心が見えます。

二つ目は、クラピカの目的。

クラピカはワブルを守る護衛であり、オイト王妃の協力者であり、緋の眼を追う復讐者でもあります。

クラピカが何を守り、何を探しているのかを意識すると、王位継承戦の読み方がかなり楽になります。

三つ目は、船内の別軸の争い。

マフィア、幻影旅団、ヒソカの動きは、王位継承戦とは別の流れです。

ここを無理に一つにまとめようとすると混乱します。

まずは「王子たちの争い」と「下層の抗争」は別軸だと考えた方が理解しやすいです。

そして読み進めるうちに、その別軸が少しずつ交差していく。

これが現在のHUNTER×HUNTERの面白さです。

王位継承戦の見どころ

王位継承戦の魅力は、単に誰が勝つのかだけではありません。

むしろ面白いのは、誰が何を知っていて、誰が何を隠しているのかという情報戦です。

HUNTER×HUNTERでは、強い能力を持っているだけでは勝てません。

能力の条件を知られたら不利になる。

相手の意図を読み違えたら命取りになる。

安全だと思っていた場所が、実はすでに危険地帯になっている。

王位継承戦は、そうした緊張感の連続です。

また、クラピカの物語としても非常に重要です。

ヨークシン編で幻影旅団と対峙したクラピカは、ここで再び大きな因縁と向き合うことになります。

しかし今回は、ただ復讐だけに突き進めばいい状況ではありません。

守るべき赤子がいる。

協力者がいる。

情報を共有する相手がいる。

自分の能力の代償もある。

クラピカがどこまで冷静でいられるのか。

そしてツェリードニヒにどう近づくのか。

そこも王位継承戦の大きな見どころです。

王位継承戦は暗黒大陸編の前座なのか

王位継承戦は、暗黒大陸へ向かう途中で起きている出来事です。

そのため、「暗黒大陸に着く前の前座」と見られることもあります。

しかし実際には、王位継承戦そのものが巨大な本編と言っていいほど濃い内容になっています。

カキン王国の政治。

王子たちの資質。

クラピカの復讐。

緋の眼。

念能力の新しい解釈。

マフィアの抗争。

幻影旅団とヒソカの決着。

これだけの要素が詰め込まれている以上、単なる移動中のエピソードとは言えません。

むしろ王位継承戦は、暗黒大陸編の入口でありながら、HUNTER×HUNTER全体の因縁が集まる重要章です。

暗黒大陸に到着する前から、すでに船内は危険地帯になっています。

外の世界へ向かう前に、人間同士の欲望と権力争いが極限まで描かれている。

そこに、HUNTER×HUNTERらしい皮肉と面白さがあります。

HUNTER×HUNTER モノクロ版 39

王位継承戦が大きく動く最新刊『HUNTER×HUNTER』39巻。続きが気になる人は発売情報もチェックしておきましょう。

価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。

まとめ|王位継承戦は「難しい」けれど、構図がわかると面白い

HUNTER×HUNTERの王位継承戦は、確かに難しい章です。

14人の王子。

守護霊獣。

護衛たちの思惑。

クラピカの任務。

マフィア抗争。

幻影旅団とヒソカ。

これだけの要素が同時に進むため、初見で完全に理解するのは簡単ではありません。

しかし、基本構図は意外とシンプルです。

カキンの14人の王子が、次の王を決めるために船内で争っている。

クラピカは第14王子ワブルを守りながら、緋の眼に関わる目的も追っている。

船の下層ではマフィア抗争が起き、そこに幻影旅団とヒソカの因縁も絡んでいる。

まずはこの三本柱で見ると、王位継承戦はかなり読みやすくなります。

王位継承戦は、派手なバトルだけを楽しむ章ではありません。

誰が何を知っているのか。

どの能力がどんな条件で発動するのか。

誰の判断が次の事件につながるのか。

そうした細かい積み重ねを読む、非常にHUNTER×HUNTERらしいエピソードです。

久しぶりに読み返すと難しく感じるかもしれません。

でも、王子、守護霊獣、クラピカ、船内勢力の構図を整理してから読むと、物語の見え方は大きく変わります。

王位継承戦は、複雑だからこそ面白い。

そして今のHUNTER×HUNTERを理解するうえで、避けて通れない重要な物語なのです。

-HUNTER×HUNTER考察
-, , , ,