- おぼん・こぼん仲直り全4回|不仲の原因と結婚式の結末【水ダウ】
- おぼん・こぼんは結局仲直りした? 全4回の放送日と結末
- おぼん・こぼんはなぜ不仲になったのか?
- 第1回|2019年2月27日:解散ドッキリが本当の危機に
- 第2回|2019年7月3日:催眠術でも仲直りできなかった
- 第3回|2021年9月29日:おぼん・こぼんヒストリー
- 第4回|2021年10月6日:結婚式で解散寸前、最後に和解
- ナイツの役割は? 仲直りを見届けた後輩芸人たち
- 藤井健太郎が明かした舞台裏|結末は制作側も知らなかった
- ギャラクシー賞と放送文化基金賞を受賞
- 仲直り後はどうなった? 2026年もコンビ活動を継続
- 「おぼん・こぼん」全4回はどこで見られる?
- まとめ|一度は壊れかけたコンビが、もう一度漫才をするまで
おぼん・こぼん仲直り全4回|不仲の原因と結婚式の結末【水ダウ】

『水曜日のダウンタウン』で長年の不仲をさらけ出し、最後には仲直りした漫才コンビ、おぼん・こぼん。2019年の解散ドッキリから2021年の「THE FINAL」まで、番組は約2年にわたって2人を追い続けました。
結論から言うと、2人は2021年10月6日放送の完結編で和解し、その後もコンビ活動を続けています。ただし、娘の結婚式で最初に握手をしたから、そのまま仲直りできたわけではありません。一度は解散宣言にまで発展し、再び決裂した末の和解でした。
なぜそこまで関係がこじれたのか。どうして催眠術でも仲直りできず、結婚式では最後に気持ちが変わったのか。全4回の放送内容と、制作を担当した藤井健太郎さん、仲直り後のおぼん・こぼん本人の証言をもとに振り返ります。
おぼん・こぼんは結局仲直りした? 全4回の放送日と結末
おぼん・こぼんをめぐる企画は、2019年に2回、2021年に2回放送されました。TBS公式のDVD第11巻でも、次の4企画が一連の流れとして収録されています。
| 放送日 | 企画名 | 結果 |
|---|---|---|
| 2019年2月27日 | 芸人解散ドッキリ、師匠クラスの方が切ない説 | 解散話が現実味を帯び、険悪な結末に |
| 2019年7月3日 | おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説 | 仲直りに失敗 |
| 2021年9月29日 | おぼん・こぼんヒストリー | 不仲の経緯と2人の歩みを振り返る |
| 2021年10月6日 | おぼん・こぼん THE FINAL | 結婚式で決裂しかけた末、和解 |
2019年の最初の回は、そもそも仲直りを目指す企画ではありませんでした。師匠クラスの芸人に解散を持ちかけたらどうなるのか、というドッキリが思わぬ方向へ進み、そこから番組の関係修復プロジェクトが始まったのです。
制作側のインタビューでは「3部作」という数え方も見られますが、2021年の「ヒストリー」と「THE FINAL」をそれぞれ一つの放送回として数えると全4回です。ここではTBS公式の収録情報に合わせて整理します。
おぼん・こぼんはなぜ不仲になったのか?
2人は大阪の高校の同級生で、1965年にコンビを結成。上京後も一緒に活動し、1980年には『お笑いスター誕生!!』で10週勝ち抜きのグランプリに輝きました。漫才にタップダンスや音楽も織り交ぜる、浅草を代表するベテランコンビです。
実は若いころから険悪だったわけではありません。家族ぐるみで旅行するほど親しく、娘同士がコンビを組んだ時期もありました。ところが、長年一緒に仕事を続けるうちに少しずつ不満が積み重なります。2019年の企画時点では、仕事以外の会話を長く交わしていないと紹介されるほどでした。
決定的な転機は2015年の漫才協会理事選
2021年9月29日放送の「ヒストリー」で、不仲の背景として浮かび上がったのが2015年の漫才協会理事選挙です。
当時の結果は、1位が青空球児さん、2位がナイツの塙宣之さん、3位がこぼんさん、4位がおぼんさん。こぼんさんがおぼんさんの得票順位を上回ったのは初めてだったと、選挙の事情を知る塙さんが番組内で説明しました。
漫才協会の仕事に長く力を注いできたおぼんさんは、自分の活動が評価されなかったと感じ、選挙後の約1年間、協会や東洋館から距離を置くことに。一方のこぼんさんには、そうして仕事から離れた相方への怒りがありました。
その後、舞台上で手が出るほどの衝突も起きています。お互いに謝ってほしい気持ちはあるのに、自分から折れることはできない。問題は単なる選挙順位の話ではなく、長年の意地と不満が絡み合ったものになっていました。
もっとも、2015年の選挙だけが不仲のすべての原因だったわけではありません。マネージャーらの証言では、2人の関係はそれ以前から徐々に悪化していました。理事選は、すでにあった溝を決定的に深めた出来事と捉えるのが自然です。
第1回|2019年2月27日:解散ドッキリが本当の危機に
最初の企画は「芸人解散ドッキリ、師匠クラスの方が切ない説」。若手ではなく、長年連れ添った師匠クラスのコンビが解散を切り出したら、相方はどんな反応をするのかという検証でした。おぼん・こぼんのほか、東京丸・京平も登場しています。
おぼんさんが仕掛け人となり、こぼんさんに解散話を持ちかけます。ところが2人の間には、もともと深いわだかまりがありました。会話を重ねるほど互いの不満が噴き出し、こぼんさんも解散を受け入れるような反応を見せます。
見届け役のナイツは慌ててネタばらしに入りますが、こぼんさんの怒りは収まりません。ドッキリだからと笑って水に流せる話ではなくなっていたのです。
この回の後味が強烈だったのは、仕掛けよりも日ごろの不仲そのものが前面に出てきたから。普段なら笑いで終わるはずのドッキリが、コンビの将来を心配させる展開になりました。
第2回|2019年7月3日:催眠術でも仲直りできなかった
前回の結末を受け、番組は「おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説」を実施します。今度こそ2人の関係を改善しようと、相手を愛おしく感じさせる催眠術を試すことになりました。
対面した直後、こぼんさんは笑顔を見せます。しかし、おぼんさんの反応は早くも険しくなり、話は謝罪の問題へと戻ってしまいます。おぼんさんは相方からの一言を求め、こぼんさんも譲らず、催眠術による仲直りは失敗に終わりました。
企画を知らされたこぼんさんは怒って現場を去ります。残されたおぼんさんは、どうして素直になれないのかという思いをこぼし、涙を見せました。2人の間には、笑いの企画一つでは解消できない問題があることを、改めて突きつけられる回でした。
1回目では怒りが目立ち、2回目では悔しさや悲しさまで表に出た。仲直りできなかった2回の放送があったからこそ、後の「THE FINAL」には簡単には終わらない緊張感が生まれます。
第3回|2021年9月29日:おぼん・こぼんヒストリー
それから2年以上。2021年9月29日の放送では、これまでとは違う方法で2人に向き合いました。仕掛けを重ねるのではなく、高校時代から半世紀以上にわたるコンビの歴史そのものを振り返る企画です。
かつての仲の良さ、上京してからの苦労、漫才ブームでの活躍。そして前述の理事選や舞台上での衝突まで。家族、同級生、芸人仲間、マネージャーらの話をたどりながら、2人が歩んできた道が明らかになっていきます。
番組を見ていて驚かされるのは、不仲の期間だけを切り取れば激しく対立している2人が、長い歴史の中では互いの人生を支えてきた存在でもあること。今さら相手のことなど聞きたくない、という態度の奥にも、簡単には切り捨てられない時間が積み重なっていました。
この回では、こぼんさんの娘の結婚式が関係修復の機会として浮上します。ただし、過去を振り返っただけで仲直りが成立したわけではありません。物語は翌週へ持ち越されました。
まずはTBS公式の予告映像です。2人のこれまでの人生を振り返り、不仲の原因を探るという、この回の狙いが紹介されています。
第4回|2021年10月6日:結婚式で解散寸前、最後に和解
完結編「おぼん・こぼん THE FINAL」の舞台は、こぼんさんの次女・いづみさんの結婚式。娘さんはこぼんさんだけでなく、おぼんさんにも父親のような思いを抱いており、2人そろって式に参加してほしいと願っていました。
2人そろって新婦をエスコート
2人が本当に一緒に式へ来るのか。それさえ心配される状況でしたが、おぼんさんとこぼんさんはそろって出席し、新婦を両側からエスコートします。
ずっと険悪だった2人が、娘の大切な日に隣り合って歩く。その姿だけでも、これまでの放送を見てきた人にとっては大きな変化でした。家族や関係者の願いもあり、会場では改めて仲直りを働きかけます。
いったん握手、それでも再び「解散」の言葉が
ナイツの説得もあり、おぼんさんが戻ってきて、こぼんさんと握手。周囲には安堵の拍手が広がります。これで一件落着かと思いきや、話は終わりませんでした。
こぼんさんは、長時間待たされたことや、おぼんさんの戻ってきた際の振る舞いに納得できず、仲直りしたつもりはないと反発。お笑いの仕事を辞めるという発言まで飛び出し、解散の話が再燃します。おぼんさんも再びその場を離れてしまいました。
ここが、この企画を振り返るうえで一番間違えたくない場面です。結婚式で一度握手したことと、最終的に和解したことは別。家族の前で歩み寄った直後に、長年のわだかまりが再びあふれ出したのです。
撤収が始まった会場で、もう一度やり直す
それでもナイツは諦めません。家族や長年のマネージャーらとともに働きかけ、こぼんさんは漫才を続けることを承諾します。おぼんさんにもコンビを続けたい気持ちがありました。
やがて、撤収作業が進む式場におぼんさんが戻ってきます。自分にも意地を張っていたところがあったと認め、こぼんさんにもう一度やり直そうと手を差し伸べました。
今度はこぼんさんもその手を取り、2人は固く握手して抱き合います。ナイツも涙を流し、ようやく約10年にわたる不仲に一つの区切りがつきました。
最後のやり取りでは、2人がナイツに漫才のネタを頼む冗談も飛び出します。険悪な言い合いをしていたばかりの2人から、ようやく漫才師同士の掛け合いが戻ってきた瞬間でした。
その後、浅草・東洋館で披露した漫才
番組は結婚式の握手だけで終わりません。後日、浅草の東洋館で2人がそろって舞台に立つ姿まで紹介します。
赤いスーツを着て登場し、久しぶりに会話を中心とした漫才を披露。演じたのは「献血センター」のネタでした。おぼんさんは、仲直りできたらこのネタをやりたいと思っていたと話しています。
結婚式で握手できたことも大きいですが、再び2人で笑いを取る姿を見せたことが、この企画のもう一つの結末だったのではないでしょうか。元に戻ったのは人間関係だけではなく、漫才コンビとしての掛け合いでもありました。
こちらはTBS公式が公開した完結編の予告映像です。
ナイツの役割は? 仲直りを見届けた後輩芸人たち
このシリーズで欠かせないのがナイツの塙宣之さんと土屋伸之さんです。
2019年の解散ドッキリでは、思わぬ事態に慌ててネタばらしに入り、怒る師匠たちに謝罪。催眠術企画でも、仲直りに失敗する現場を見届けました。2021年には、漫才協会での事情を知る後輩として不仲の原因を説明し、完結編では最後まで説得に奔走します。
一度や二度の失敗では諦められなかったのは、同じ舞台に立つ芸人だからこそ、師匠たちがもう一度一緒に漫才をする姿を見たかったからかもしれません。少なくとも放送された姿からは、ドッキリの進行役だけでは済まないほど深く2人の問題に関わっていたことが伝わります。
もちろん、仲直りをナイツだけの手柄とするのは違います。娘さんをはじめとする家族、長く2人を支えたマネージャー、番組スタッフの働きかけがあって初めて成立した和解でした。
藤井健太郎が明かした舞台裏|結末は制作側も知らなかった
『水曜日のダウンタウン』の演出を担当した藤井健太郎さんは、2021年12月のTOKIONのインタビューと、2022年10月の放送文化基金によるインタビューで、この企画の制作経緯を詳しく語っています。
そもそも最初の解散ドッキリは、師匠クラスのコンビで試したらどうなるかという興味から始まったもの。ところが、2人の不仲が思いがけず深刻で、番組の企画によって関係をさらにこじらせたことへの責任も感じ、仲直りに向き合うことになったそうです。
さらに、企画が約2年に及んだ背景には、コロナ禍で取材やロケが進めにくくなった事情もありました。2021年の「ヒストリー」を作るにあたっては、番組スタッフ自身も2人の歴史や不仲の理由を十分に知らず、周囲の人たちへの取材を積み重ねたといいます。
そして印象的なのが、藤井さん自身は結婚式の撮影現場にいなかったという話です。現場のディレクターから一度、仲直りはできなかったと報告され、その後どう締めくくるかを相談していたところ、再び展開が動いたのだといいます。
制作側が用意したのは、家族や周囲の思いを届け、2人が向き合うための場。しかし、そこで本当に和解するかどうかは決まっていませんでした。藤井さんは、仮に仲直りできなくても、その結果に意味があれば放送する考えだったことも語っています。
だから「仕組まれた感動の結末」とひと言で片づけてしまうのは、この企画の面白さを取り逃がすと思います。大勢が願っていても簡単にはうまくいかない。最後に何が決定打になったのか、制作側にも説明しきれない。その予測不能さが、かえって強い余韻を残しました。
ギャラクシー賞と放送文化基金賞を受賞
「おぼん・こぼん THE FINAL」は、放送後に専門家からも高い評価を受けています。受賞したのは、いずれも2021年10月6日放送の完結編です。
| 賞 | 受賞内容 |
|---|---|
| ギャラクシー賞 | 2021年10月度 テレビ部門月間賞 |
| 第48回放送文化基金賞 | 番組部門・テレビエンターテインメント番組 最優秀賞 |
ギャラクシー賞の選評では、最初の解散ドッキリで終わらせず、長い時間をかけて関係修復に取り組んだ姿勢が評価されています。放送文化基金賞でも、意地やプライド、和解へ向かう感情を描き出した人間ドキュメントとしての側面が高く評価されました。
受賞の詳細は放送批評懇談会の月間賞一覧と放送文化基金の受賞作品ページで確認できます。ギャラクシー賞については年間大賞ではなく、2021年10月度の月間賞です。
仲直り後はどうなった? 2026年もコンビ活動を継続
感動的な結末を迎えたとしても、その後また不仲に戻ってしまったのでは、と気になるところです。
2022年7月に公開された東洋経済オンラインの本人取材では、2人が東洋館で目を合わせ、笑い合いながら舞台を務めている様子が伝えられました。一方で、本人たちはわだかまりが完全になくなったわけではなく、普通の関係に戻ったという趣旨の話もしています。
さらに2026年10月15日時点で、浅草・東洋館の公式出演予定表には、10月15日・16日のおぼん・こぼんの名前が掲載されています。少なくとも現在もコンビとして出演予定が組まれていることは確認できます。
2人の私生活や気持ちが今どうなっているかまで外から決めつけることはできません。それでも、一度は解散寸前までいったコンビが、その後も舞台を続けているという事実には重みがあります。
「おぼん・こぼん」全4回はどこで見られる?
DVD・Blu-rayなら4企画をまとめて振り返れる
確実に収録内容が確認できるのは、2022年8月24日発売の『水曜日のダウンタウン(11)おぼん・こぼんSP』です。TBS公式によれば、2019年の解散ドッキリと催眠術、2021年の「ヒストリー」と「THE FINAL」を収録し、未公開映像も加えた特別編になっています。
通常版のTBS公式価格はDVDが税込2,750円、Blu-rayが税込4,400円です。販売状況や価格は変わることがあるため、TBSショッピングのDVD商品ページや番組公式の収録案内で確認してください。
動画配信では放送日で探す
U-NEXTには『水曜日のダウンタウン』2021年放送分の公式作品ページがあり、Apple TVにも「ヒストリー」と「THE FINAL」のエピソード情報が掲載されています。
ただし、作品情報が表示されることと、現在の契約で該当回を再生できることは同じではありません。配信対象回や視聴条件は各サービスの画面で確認してください。探す際は、2021年9月29日と10月6日という放送日を手掛かりにすると見つけやすくなります。
まとめ|一度は壊れかけたコンビが、もう一度漫才をするまで
おぼん・こぼんの仲直り企画は、2019年の解散ドッキリで不仲が表面化し、催眠術でも改善できず、2021年に2人の歴史を振り返った末、娘の結婚式で和解するまでを追った全4放送回です。
不仲の大きな転機は2015年の漫才協会理事選。ただし、その前から長年の不満は積み重なっていました。完結編でも最初の握手で解決したわけではなく、再び解散の危機を迎えた後、おぼんさんが改めて歩み寄ったことで2人は仲直りしています。
何より印象深いのは、再び東洋館に立って漫才をする姿まで見せてくれたこと。きれいな感動話に収まらない生々しさと、最後に戻ってきた2人の笑い。その両方があったからこそ、『水曜日のダウンタウン』を代表する長編企画になったのでしょう。
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