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『水曜日のダウンタウン』歴代「説」Tier表|200説を6項目で本気採点

目次
  1. 『水曜日のダウンタウン』歴代「説」Tier表|200説を6項目で本気採点
  2. このTier表の採点基準
  3. 200説のTier早見表
  4. 200説を1本ずつ見る|何を試し、どう転んだか
  5. S Tier|90~100点
  6. A Tier|80~89点
  7. B Tier|70~79点
  8. C Tier|60~69点
  9. 200説を採点して見えてきたこと
  10. 今後について

『水曜日のダウンタウン』歴代「説」Tier表|200説を6項目で本気採点

『水曜日のダウンタウン』の“説”は、数分で答えが出る小ネタから、何日もかける大型検証、心理戦、スポーツ、街頭調査、ドッキリまで振れ幅が大きく、単純な「好きな回ランキング」では比べにくい企画ばかりです。

そこでこの記事では、番組で実際に検証された説を一つずつ追い直し、企画の着想、検証の組み立て、VTRとしての展開、結果の強さなどを6項目・100点満点で採点しています。初回公開時の100説に、正式採点と記事用確認を終えた100説を加え、現在は200説を掲載しています。

採点で重く見ているのは、知名度や放送規模そのものではありません。大がかりでも展開が単調なら伸びませんし、短い説でも「その発想を、その方法で試し、その結果に着地した」という流れが鮮やかなら高く評価します。説が外れたこと自体も減点理由にはせず、予想外の失敗が企画を面白くした場合は、むしろ結果・着地の強さとして見ます。

後年の人気、SNSでの拡散、炎上の大きさも原則として点数には足していません。この記事で比べたいのは“どれだけ話題になったか”ではなく、一本のテレビ企画としてどれだけよくできていたかです。

なお、ここに並ぶ200説は歴代ベスト200ではありません。全説の採点は現在も進行中で、現時点で正式採点と記事用の内容確認まで完了した200説をまとめたものです。今後、未掲載の説も確認が終わり次第追加していきます。

このTier表の採点基準

点数は100点満点。単純な好みではなく、次の6項目へ配点を分けています。

項目配点見るポイント
企画着想20点その疑問・発想自体に新しさや面白さがあるか
検証設計20点ルール、比較条件、仕掛け方が説を確かめる形になっているか
展開・エンタメ性25点VTRの途中で変化や駆け引きが生まれるか
結果・着地15点最後に明確な答えや強いオチへたどり着くか
実行・出演者との化学反応10点キャスティングや実際の反応が企画を押し上げているか
記憶性・番組史的価値10点その企画ならではの一枚絵や構造が残るか

Tierの目安

  • S Tier:90~100点 — 発想・設計・展開・着地の複数項目が突出し、企画全体として完成度が非常に高い
  • A Tier:80~89点 — 明確に強い企画。弱点はあっても、検証や展開にその回ならではの面白さがある
  • B Tier:70~79点 — 十分に見どころはあるが、検証の厚み、比較性、展開、着地のどこかに限界がある
  • C Tier:60~69点 — 着想や一場面には面白さがある一方、一本の検証企画としては弱さが残る
  • D Tier:50~59点 — 成立はしているが、企画設計や結果の弱さが目立つ
  • E Tier:49点以下 — 検証としての成立や読み物としての見どころがかなり限定される

200説版の内訳はS 48説、A 110説、B 38説、C 4説です。D・Eは現在の掲載200説にはありません。これは低評価企画を除外するためではなく、これまで正式採点と記事用確認を終えた掲載分の分布がそうなっているためです。

同じ点数の説に順位差はありません。たとえば92点が複数あっても、その中で1位・2位と並べ替えることはせず、同点として扱います。

200説のTier早見表

まずは200説を一覧で確認できる早見表です。説名を押すと、このページ内の個別解説へ移動します。点数が同じ説に上下はありません。

Tier点数説名放送日
S94徳川慶喜を生で見た事がある人 まだギリこの世にいる説2015年7月15日
S94犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説2023年1月25日
S94解散ホントドッキリ2023年7月5日
S94犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリめちゃしんどい説 第3弾2024年12月11日・18日
S94インディアンス改名ドッキリ2025年6月18日
S93グラビアアイドルでも芸人の言う通りコメントすれば面白い説2016年6月15日
S93「開けたら人がいる」が結局一番怖い説2016年8月10日
S93「待て」と言われた時 さすがに人なら犬より長時間待てる説2016年11月30日
S93クロちゃん 部屋ごと無人島生活2021年8月25日・9月1日
S93スベリ-1GP2023年12月6日・13日
S93心霊スポット、幽霊が出てくるより怒った管理人が出てくる方が怖い説2024年4月3日
S93電気イスゲーム2024年6月12日・19日
S93代役MCホントドッキリ2025年5月14日
S93クロちゃん、寝て起きたら川のほとりにいてその向こう岸に亡くなった父親がいたら、死の淵にいるかと思う説2025年7月30日
S92先生のモノマネ プロがやったら死ぬほど子供にウケる説2017年6月7日
S92たとえ閉じ込められていても「今日のラッキーアイテム」さえ手に入れば、そのラッキーで脱出できる説2021年4月14日・21日
S92昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説2023年6月21日
S92ドッキリの仕掛け人、どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説2024年2月21日
S92ハニートラップ、ネタばらし後に「今度はホントに…」と誘えば連続で食らわせることも可能説2024年5月1日
S92クロちゃん、寝ている間に天井に吊るされて目覚めた瞬間ベッドの自分を見下ろす構図になってたら、死んだかと思う説2024年5月8日
S92怪しい高額報酬バイト、引き受けたが最後どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説2024年5月15日
S91リモート“コントロール”クロちゃん2020年6月3日
S91芸人結婚ババ抜き2023年7月19日
S91プロポーズした彼女の実家がどんなにヤバくてももう引き返せない説2023年8月16日
S91天下一品に来た客が「こってり」頼むか「あっさり」頼むかギャンブル2023年11月29日
S91ぼくらのバリケード戦争2026年7月1日
S90電話中だったら何を渡されても受け取っちゃう説2017年12月6日
S90正体バレたら即脱落、マスクマン旅2023年9月13日
S90「人がいる」の仕掛け人をやったあと帰宅した自宅に人がいたら気の緩みもあってめちゃ怖い説2023年10月25日
S90怪しい自称プロデューサーから「100万円払ったら『水曜日のダウンタウン』に出してあげるよ」と持ち掛けられ、ホントに払ったヤツがホントに出演できるホントドッキリ2023年12月20日
S90歯無し運動会2024年5月29日
S90「水曜日のダウンタウン」終了デマ拡散王決定戦2024年8月21日
S96クロちゃんTwitter企画第2弾 フューチャークロちゃん2017年12月27日
S96新元号を当てるまで脱出できない生活2019年5月8日
S96落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説2021年11月24日
S95清春の新曲、歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活2024年3月13日
S95サイレントクロちゃん2025年11月12日
S95名探偵津田 第4話 ~電気じかけの罠と100年の祈り~2025年12月17日・24日
S94伝説の女“K.カズミ”の真相に迫る2022年6月1日
S94クロちゃん宅でダマの「100万円を捜せ!」2024年1月31日
S93極寒街中野球拳2026年5月13日
S92FBI透視捜査官だったらアメリカ横断ウルトラクイズの○×にダイブするヤツ 問題が分からなくても泥まみれにならない説2014年10月29日
S92松本人志 メキシコからきた謎のマスクマンとしてプロレス会場に登場してもバレない説2015年4月15日
S92リアル・スラムドッグ$ミリオネア2017年10月11日
S91芸人解散ドッキリ 師匠クラスの方が切ない説2019年2月27日
S91無人島で太ることも可能説2025年7月9日・16日
S91紙飛行機×高飛び込みキャッチ2025年11月5日
S90国道1号線に落ちてる服を拾いながら歩いたら名古屋くらいで全身揃う説2015年9月16日
A89中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説2018年10月3日
A8930-1グランプリ2021年3月24日
A89バラエティに出たことのない新人タレントならスタジオ展開が一言一句台本通りでも信じちゃう説2023年12月20日
A89昔、不義理をした人に謝りに行く系のロケ、少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説2024年7月10日
A89GPSボール争奪戦2025年9月10日
A88花見のゴミを集めて桜前線と共に北上すればそのゴミで作った船で津軽海峡渡れる説2016年5月25日
A88店内BGM 有名曲が違う歌詞になっていても気付かない説2017年6月7日
A88Mr.シャチホコのオレオレ電話でアッコファミリー全員集められる説2018年12月26日
A88リアル豆柴ドミノ2020年8月5日
A88足つぼ最強トーナメント2024年2月7日
A88パンプキンポテトフライ再解散ドッキリ2026年2月4日
A87ロケ中、ミスをしたスタッフが次々とボウズになって戻ってくるとんでもないパワハラ現場、テンションの作り方難しい説2023年8月16日
A8730-1グランプリ 20242024年4月17日
A87正体バレたら即脱落、マスクマン旅 第2弾2024年6月26日
A87ひょうろく、キャラ作ってるんじゃないか説2024年9月4日
A86「喧嘩・形」の大会、意外と盛り上がる説2023年3月29日
A86トリオ芸人、1人抜けてポンコツと2人きりになったらそいつとはコンビ続けない説2023年5月10日
A86どんな業界でも底辺から頂点まで3人介せば辿り着ける説2023年8月2日
A86タッグ相撲最弱コンビ決定戦2023年11月22日
A86オナラとゲップ、同時に出すのは至難説2026年2月4日
A8630-1グランプリ 20262026年6月3日
A85SASUKEの池の水ぜんぶ抜く2018年3月21日
A85熊本県ならどの家庭にも必ずくまモン1匹はいる説2023年2月1日
A85水曜日のダウンタウン、相変わらず違法アップロードされまくってる説2023年3月22日
A85バスケ素人の巨人チーム VS バスケ強豪の小学生チーム 勝敗の予想つかない説2025年4月9日
A84SNSを張り込んでいれば芸能人に会える説2015年6月3日
A84ツッコミ 強ければ強いほど面白い説2017年6月7日
A84久々に見たダンカンがそんなワケないくらい虎キチでも、まぁそんなもんかと思っちゃう説2023年6月14日
A84久々に見た芸能人のキャラが3倍増しになってても、まぁそんなもんかと思っちゃう説2023年9月13日
A84学生服さえ着ていれば何歳であっても高校生で通せる説2023年10月18日
A84コロナ対策、いまだに現役バリバリの現場があっても従わざるを得ない説2024年8月28日
A84国道ラーメンマラソン22024年9月4日
A842代目関根勤選手権 第3弾2025年5月21日
A83アキラ100% 最先端のハイスピードカメラならお盆の向こう側見える説2017年11月8日
A83「あの人は今」で全く別人が出てきても指摘できない説2018年1月17日
A82お寿司の達人 第4弾2017年6月21日
A82「店舗」分の「シャッター」でキングオブシャッター商店街算出できる説2023年9月20日
A82髪型とメイク次第でIKKOそっくりになる“IKKOの原石おじさん”街に埋もれてる説2023年11月29日
A82「明日の合コン、男性陣はなんと巨人の人たちでーす」と聞かされ、喜んで参加した合コンに来たのが全員2m超えのシンプル巨人でも文句言えない説2024年5月8日
A82第3回タッグ相撲最強コンビ決定戦2024年5月29日
A82病院で目覚めたとき誰もいなくなってたらだいぶおっかない説2024年6月19日
A82ハンコタワー、芸人コンビ早見つけ対決2025年2月5日
A82全く違った人生を歩んだ双子もいる説2026年4月8日
A81メイク室でドライヤーをかけている先輩から話しかけられた後輩 ほぼ勘で答えてる説2024年2月28日
A81唐突にブチ切れて相手を散々罵ったあげく「…怖かった」とつぶやく“リアル未知やすえ”食らっても、即座にはコケられない説2024年5月8日
A81水曜日のダウンタウン出演率ランキング2025年3月5日
A81赤ちゃんの性別 あぁ~しらきのシステムで夫に発表したらめちゃくちゃ盛り上がる説2026年5月27日
A81クロちゃん「さん」づけで呼ばれた時の「アグネス・チャンさんみたいに言わないで」の返しにアグネス・チャン本人からクレームが入ったら以降ダンマリ説2026年5月27日
A80街行く人のあだ名 当てられるまで帰れません2024年6月12日
A80鉄道マニア、細分化されすぎてもはやどんな「○○鉄」が出てきても信じちゃう説2025年4月16日
A89替え歌 いまだに嘉門達夫が最強説2014年11月26日
A89「スシ食いねェ!」曲のテンポで歌詞通りに寿司食うの不可能説2016年2月10日
A89クロちゃん 嘘ツイート監視企画2017年8月23日
A89「ベッドの中に人がいる」が結局一番怖い説2018年2月28日
A89数珠つなぎ企画で1番過酷なの ジョジョの鉄塔システム説2018年5月30日
A89むつみ住みます芸人決定戦2019年12月4日
A89バンジーNG芸人でも飛ぶまで帰れなかったら いつかは飛ばざるを得ない説2020年3月11日
A89インフォマ-1GP2024年9月11日
A89ロケで習った護身術、翌日暴漢に襲われたら一応繰り出そうとする説2024年9月11日
A89次世代リアクション王発掘トーナメント2025年6月11日
A89校歌逆算クイズ2025年7月30日
A89落ちてる髪の毛を拾いながら富士の麓まで歩いたらその髪で作った防寒具でそのまま富士山登頂できる説2025年9月3日
A89ネルソンズ青山プロポーズドッキリ2026年2月25日
A89ザ・スベリドリームマッチ2026年7月22日
A88宇多田ヒカル『First Love』の「誰を思ってるんだろう」の部分 カラオケで全員「誰を思ってるんだはー」と歌う説2015年8月5日
A88ホームランバーのバーでホームラン打てる説2017年8月2日
A88たむらけんじ 水曜日のダウンタウンの裏番組でもMC仕事ならついつい受けちゃう説2017年11月15日
A88テレビに食べ物が映ったら同じもの食わなきゃいけない生活 フードファイターなら24時間ギリ達成できる説2018年6月20日
A88おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説2019年7月3日
A88クロちゃん宅に潜伏中2022年1月19日
A88昔、不義理をした人に謝りに行く系のロケ、少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説 第2弾2024年8月14日
A88きしたかの高野 10m高飛び込みリベンジ2026年1月21日・28日
A87ものまねショーに本人がそっくりさんとして出ても意外と気付かれない説2016年4月20日
A87激安店でのフードファイターvs高級店での一般人2017年9月13日
A87しあわせあかつ計画 説タイトル100個暗記できたら100万円2019年3月20日
A87知り合いの中から好きな人順に告白していけば、誰でもさすがに100人以内で恋人できる説 第2弾2021年6月23日
A87今日から配属された新人マネージャーと名乗る男と2人で山奥のロケ先に向かってる途中、本当のマネージャーから電話がかかってきて「そんなヤツ知らない」と言われたらめちゃ怖い説2023年4月19日
A87ツッコミ芸人、日常生活でも常にツッコミのスイッチ入ってる説 第3弾2025年9月24日
A87寿司合戦チャンピオントーナメント2026年4月8日
A86「早朝」をつけたら何でも面白くなる説2015年5月20日
A86中継先にヤバめ素人が現れてもベテランリポーターなら華麗にさばける説2019年6月12日
A86決まり衣装芸人、M-1予選前日のロケで衣装が汚れるくだりが発生したらさすがに躊躇しちゃう説2024年11月13日
A86負け残り“妨害”ドミノ2026年4月1日
A85ネットに転がる芸能人のイイ話 ほぼほぼデマ説2014年10月29日
A85ハンマー投日本2位 誰も知らない説2015年11月11日
A85親切でおぶってあげたババアからのチョークスリーパー不可避説2017年7月26日
A85おばちゃんファンから逃走中2019年7月31日
A85街中で自分と同い年の人2連続で当てるまで帰れません2025年9月24日
A85都内のパンチパーマ、令和の絶滅危惧種説2026年7月29日
A84スケバン 絶滅説2014年4月23日
A84不仲芸人対抗!スピード解散選手権2022年1月26日
A84大仁田厚、実年齢より上に見られる事などないので万が一上を言われたら即電流爆破説2024年11月13日
A84免許持ってる?持ってない?ドボンゲーム2025年11月19日
A84国道ラーメンマラソン42026年9月2日
A83鎖鎌 最弱説2014年5月28日
A83くまだまさし 世界で通用する芸人No.1説2014年7月30日
A83芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説 第2弾2015年8月12日
A83ジッタリン・ジン「プレゼント」の歌詞に出てくるモノ 全て揃う説2016年4月27日
A83日本で一番有名な人 イチロー説2017年11月1日
A8330-1グランプリ 20232023年4月12日
A83津軽地方の不正選挙 えげつない説2023年7月5日
A83大鶴肥満が酔い潰れたら一巻の終わり説2024年10月2日
A8330-1グランプリ2025年5月7日
A822014年 一番ドッキリにかけられたの俺説2015年1月28日
A82スタン・ハンセンのあの雄叫び 実は「ウィー」ではない説2015年10月7日
A82愛煙家芸人 タバコに火をつけた瞬間に血相を変えたスタッフから「相方が倒れた」と言われても そのまま捨てることなくひと吸いはする説2019年10月23日
A82ミスター押忍の「押忍!空手道」第4弾2023年2月1日
A82カニ 急に部屋に現れたら扱いは高級食材じゃなくてデカい虫説2025年7月16日
A82芸人親子神経衰弱2026年6月10日
A81ZARD 曲のタイトル絶対サビに持ってくる説2016年2月17日
B79クールポコ。の背後に幽霊がいたら「なぁ~に~?」のところでネタ中止説2023年5月3日
B78女子中高生の人気No.1芸人 さすがにもうNON STYLEではない説2017年7月26日
B78コンビ芸人知名度格差ランキング2023、ラパルフェがぶっちぎりの1位説2023年10月18日
B78スピードワゴン井戸田、ヴィブラスラップの音に敏感説2023年11月1日
B77布袋柄の土器が出土したら「布袋時代」という時代区分があった可能性もわずかながら感じちゃう説2024年5月8日
B77居酒屋で「ちょっと毒吐かせてもらっていいですか?」と言われてOKしたら毒霧吐かれても文句言えない説2025年4月9日
B76芸人界一ダサいコンビ名「ロンドンブーツ1号2号」説2017年8月30日
B76番宣CMでダウンタウンがガッツリ泣いてたら流石に視聴率爆上がり説2023年9月6日
B76スピードワゴン井戸田、ヴィブラスラップの音に反応が良すぎる件 やっぱり疑わしい説2024年7月10日
B76縞ハイネック細身ハゲがテレビ局にいたらひょうろくだと思って声かけちゃう説2026年5月27日
B75ベロベロに酔ったふじいあきらを介抱していたらトランプを吐き出したとしても意外と受け入れちゃう説2023年5月3日
B75博物館で縄文人に扮したヤツからの投げ斧、不可避説2024年5月8日
B75日本が世界最下位のランキングもある説2025年10月1日
B74寅泰という人の親、布袋ファン以外ありえない説2023年5月3日
B73幼稚園でのかくれんぼ、隠れた友達が全く見つからず見つかるのは見ず知らずの子供ばかりだったら幼稚園児でもさすがに恐怖感じる説2023年3月29日
B73長渕ファンが2番目に好きなアーティスト予想つかない説2025年3月19日
B72俺の実家 ボロさでは最強説2017年8月23日
B72双子じゃないのに同学年の兄弟もいる説2025年10月1日
B79女芸人の中で一番ビジネスキスしてるの私説2015年11月4日
B79砂かけババア、部屋に出たら最悪説2023年3月8日
B79片手を1日醤油に漬け込んで“醤油毒手”状態にすれば寿司食うとき醤油不要説2025年10月1日
B782015年 一番ドッキリにかけられたの俺説2016年1月20日
B78実際に会ったら意外とデカい芸能人、あばれる君とゆうちゃみの一騎打ち説2024年10月9日
B78「グレイのマッサージ」と聞いてドキドキして行った店がグレイ型宇宙人の格好をした店員が施術してくれる店だったとしても「だったらやめます」とは言い出しづらい説2025年10月1日
B77矢沢ファン 基本 車のナンバー「830」にしてる説2015年11月11日
B77日本一多い曲のタイトル「さくら」説2016年4月20日
B77名字と下の名前の知名度格差が一番激しい芸人 ザキヤマ説2017年5月10日
B77女子中高生の人気芸人ランキング、時は令和七年さすがにNON STYLEもうランク外説2025年8月20日
B77居合の達人の太刀筋 全く見えなくても「まぁそういうもんか」と思う説2025年10月1日
B76競歩の選手 全員 他の競技で挫折した人説2014年4月23日
B76人から借りパクしているモノ 最も多いのファミコンのカセット説2015年8月19日
B76美女と野獣のカップルはいるが その逆はいない説2015年10月28日
B75女子中高生の人気No.1芸人 NON STYLE そんなわけない説2014年12月3日
B752015年 最も学園祭に呼ばれたの俺説2015年12月9日
B74下層YouTuber 地獄説2015年9月16日
B74WBC開幕記念「どっかに大谷」SP2026年3月11日
B72成城じゃないのに成城を名乗る図々しい店 山ほどある説2015年9月9日
B71営業芸人No.1はテツandトモ説2014年6月18日
C68宇多田ヒカルの歌唱力 頭2つ抜けてる説2014年7月9日
C67水戸なら 今でも印籠の効果あるんじゃないか説2016年2月3日
C66家電の基盤が布袋柄になっていても違和感かなり少なめ説2026年5月27日
C65売れてなくても芸人の彼女はカワイイ説2017年6月28日

200説を1本ずつ見る|何を試し、どう転んだか

早見表だけでは、同じ90点台でも何が強かったのか、70点台の企画に何が足りなかったのかまでは見えてきません。

ここからは200説を一本ずつ、何を確かめる企画だったのか、どんなルールや仕掛けで進み、最後に何が起きたのかまで追います。点数の理由も、知名度ではなく実際のVTR構造に沿って書いています。

S Tier|90~100点

S Tierは48説。単に「有名」「大規模」「リアクションが大きい」という理由ではなく、着想から検証方法、途中の変化、最後の答えまでが一本につながっている企画を置いています。

特に強いのは、仕掛けが一段で終わらず、最初の結果が次の条件を生み、そのまま別の展開へ進んでいく説です。長時間企画でも、時間をかけただけのものはここには入りません。

徳川慶喜を生で見た事がある人 まだギリこの世にいる説|94点・S Tier

放送日:2015年7月15日

1913年に亡くなった徳川慶喜を、実際に生で見たことがある存命者はまだいるのか。2015年の時点でも100年以上前の記憶をたどる必要がある、一見するとかなり無茶な歴史探索です。

番組は102歳以上の高齢者を中心に聞き取りを続け、105歳の女性から「日本橋付近を、行列を従えて歩く慶喜を見た」という証言を得ます。そこで証言だけで終わらせず、当時の記録を確認。慶喜が日本橋を訪れていた事実と話の内容がつながり、専門家の検証まで入ります。 100年以上前の人物を直接見た可能性が高い存命者へ、実際にたどり着きました。

人探しの珍しさだけでなく、「本人の記憶を発見する→歴史資料と照合する→専門家が検討する」と検証が一段ずつ強くなっていくのが秀逸です。昔話を聞いて終わらず、歴史調査として説を閉じたところまで含めてS Tierとしました。

犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説|94点・S Tier

放送日:2023年1月25日

ロケ先で突然殺人事件が起こり、犯人を見つけるまで“ミステリードラマの世界”から出られない。後に「名探偵津田」と呼ばれるシリーズの第1弾です。 ターゲットはダイアン津田篤宏。山奥のロッジでカメラマンが殺害された設定から始まり、電話はつながらず、橋も使えず、現場から簡単には帰れない状況に置かれます。津田は早い段階でドッキリを疑いながらも、事件を解決しない限り終わらないため、関係者への聞き込みや現場の確認を続行。左利きなどの手掛かりを拾いながら、次第に本当に推理役へ入っていきます。

津田は最終的に犯人とトリックへたどり着き、事件を解決。そこでようやくミステリー世界から抜け出します。 最大の強さは、ターゲットが「ドッキリだ」と気付いても企画が終わらないことです。通常ならネタばらしにつながる認識そのものを無力化し、犯人を当てるまで続行させるルールを作った。この第1弾だけで成立する構造が、94点の決め手です。

解散ホントドッキリ|94点・S Tier

放送日:2023年7月5日

すでに本当に解散が決まっていた竹内ズ。その事実を知らない鬼越トマホークに、「竹内ズが解散ドッキリを演じている」と思わせる二重構造の企画です。

一般発表の3日前、竹内ズは鬼越の前で激しく衝突。ペットボトルを投げ合うほどの空気になり、鬼越はついに仲裁へ入ります。番組のための仕掛けだと思っているはずなのに、「解散だけはしないでほしい」「嫌なら放送しなくてもいい」と本気で説得するところまで進みました。

一度は「ドッキリでした」と明かされ、鬼越は安堵します。しかし、その直後に「解散そのものは本当」と再び事実を告げられる。ウソの解散騒動が終わったと思った瞬間、本当の解散へひっくり返りました。 虚構と現実を二度反転させる構造が極めて強く、ネタばらしが終点ではなく次の真実への入口になっています。実際の不仲や解散ニュースの大きさではなく、ドッキリの仕組みと着地だけでS Tierです。

犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリめちゃしんどい説 第3弾|94点・S Tier

放送日:2024年12月11日・18日

「名探偵津田」第3話。今回は最初からミステリーを始めず、別企画の中に物語の入口を隠すところから始まりました。 有名人の卒業アルバムを地元で探す企画の中へ伏線を埋め、スタジオで起きた田中卓志の“射殺”をきっかけに津田を再び事件へ巻き込みます。舞台は新潟へ移り、怪盗ダイア、連続して起きる事件、卒業アルバムの人物関係など、最初は別々だった情報が徐々につながっていきます。

津田は現実とドラマの境界が分からなくなりながらも捜査を続け、最終的に事件の中心構造へ到達しました。

第3弾なので基本着想の新規性は初回より下げています。それでも、別企画・スタジオ・地方ロケ・ミステリーを横断し、最初から置いた材料を事件解決へ回収する設計はシリーズでも最大級。続編という不利を補って余りある構成力です。

インディアンス改名ドッキリ|94点・S Tier

放送日:2025年6月18日

インディアンスへ「そのコンビ名を変えてほしい」という抗議が届いたことにして、本当に改名を考えるのかを長期間追うドッキリです。

仕掛けは2024年末から進行。2人は単に驚くだけでなく、仕事上の影響も考えながら本当に改名するべきかを話し合い、新しい名前の候補まで考える段階へ入ります。 普通ならネタばらしで元に戻るところですが、2人には「もう変えよう」という意思が残りました。複数候補から「ちょんまげラーメン」を選び、放送後には実際に正式改名しています。

ドッキリで作った一時的な判断が、ネタばらし後にも消えず現実の芸名変更へつながったのが決定的です。社会的な賛否や話題性ではなく、「仕掛け→意思決定→現実の恒久的変更」まで切れずにつながった点が強い一作です。

グラビアアイドルでも芸人の言う通りコメントすれば面白い説|93点・S Tier

放送日:2016年6月15日

2時間スペシャルのゲストとして出演した鈴木ふみ奈のコメントを、裏にいる博多大吉が遠隔操作する長時間ドッキリです。 番組の最初から、鈴木だけが妙に攻めたコメントを連発します。「露出とテレビのインチ数って比例しないんですね」といった、本人なら普通は言いにくい発言も大吉の指示通りに実行。周囲の出演者は仕掛けを知らないため、本当に“空気を読まないゲスト”が来たような状態になります。

違和感を抱えたまま番組本編が進み、最後に大吉が登場して遠隔操作だったことをネタばらし。それまで積み上がっていた不自然な発言が一気に回収されました。 数分のドッキリではなく、通常の2時間番組そのものを仕掛けの舞台にした点が強い。鈴木一人だけが事情を知り、ほかの出演者は通常収録だと思っている。その情報差を最後まで崩さなかったことが、この企画の強さです。

「開けたら人がいる」が結局一番怖い説|93点・S Tier

放送日:2016年8月10日

怪物や派手な演出ではなく、「人がいるはずのない場所を開けたら知らない人がいる」だけで最も怖いのではないか、という極端にシンプルな説です。

斉藤慎二には楽屋の更衣スペース、オカリナにはタクシーのトランク、あばれる君とアントニーには自宅のトイレなど、普段なら誰かがいるとは考えない場所を使って仕掛けます。

複数人が強く驚き、後年の取材ではスギちゃんを除く対象者が「これまでのドッキリで一番怖かった」と答えたことも確認されています。特に自宅組は、驚きだけでなく身の危険を感じる反応まで見せました。 仕掛けは驚くほど単純なのに、場所と対象を変えても同じ方向の反応が出る。タイトルを聞いただけで映像が想像でき、再現性も高いという、強い“説”の典型です。

「待て」と言われた時 さすがに人なら犬より長時間待てる説|93点・S Tier

放送日:2016年11月30日

スタッフから「少々お待ちください」とだけ言われた人間は、どこまで待てるのか。その時間を、実際の犬の「待て」と比較します。 ニセのロケバスで待たされた西村瑞樹、DJ KOO、渡部陽一らは30分~1時間ほどで動き始めます。ところがオードリー春日は、状況を確かめに行くこともほとんどせず、ただ待ち続けました。

春日がバスを出たのは6時間39分43秒後。比較した警察犬は5時間40分41秒で、春日が約1時間上回りました。

「人間の方が犬より待てるのか」というバカバカしい比較に、説明不要のタイムという客観指標を置いたのが強い。さらに春日という人物の異常な忍耐が、企画側の想定を超えて説を成立させています。

クロちゃん 部屋ごと無人島生活|93点・S Tier

放送日:2021年8月25日・9月1日

泥酔して眠ったクロちゃんを無人島へ運び、本人の自宅を家具や配置ごと島に再現。目覚めた時に「いつもの部屋」に見せる大型企画です。

目を覚ましたクロちゃんは、外へ出て初めて環境の異常を認識。島内に隠された7つの玉を集めるミッションが始まり、生活しながら探索を続けます。 7つを集めて島から脱出し東京へ帰還。ところが本物の自宅に戻ると、今度は荷物がすべて消えていました。実際に建物の取り壊しが決まっていたため、そのまま本当の新居探しへ接続し、最終的に家賃29万円の新居を選びます。

無人島に部屋を再現する一枚絵だけで終わらず、探索ゲーム、脱出、さらに現実の引っ越しまで一本の企画にした構造が強烈です。セットの規模以上に、虚構から現実へ途切れずつないだ着地が光ります。

スベリ-1GP|93点・S Tier

放送日:2023年12月6日・13日

普通の賞レースなら一番ウケた芸人が勝ちますが、この大会は逆。「日本一ウケない芸人」を決めます。 地下芸人事情に詳しい芸人が出場者を推薦。ただし出場者本人には“スベリ-1”だと知らせず、観客にも「ウケなかった方が勝つ」とは伝えません。芸人は本気で笑わせ、観客も普通に面白いと思った方へ投票するのに、票が少ない側が勝ち残ります。

予選から4人が決勝へ進み、予選で笑いがほとんど起きなかったエンジンコータローが、決勝でも逆説的に勝ち残って初代王者となりました。 出演者にも観客にも本当の勝利条件を隠したまま、通常の賞レースの評価軸だけを反転させたルールが秀逸です。面白さの核は出演者への嘲笑ではなく、賞レースという仕組みそのものを裏返したところにあります。

心霊スポット、幽霊が出てくるより怒った管理人が出てくる方が怖い説|93点・S Tier

放送日:2024年4月3日

心霊スポットで本当に怖いのは幽霊ではなく、無断侵入を怒る現実の管理人なのではないか。デニスをターゲットに、恐怖の種類を段階的に変えていきます。

廃ホテルで撮影中、管理人役が現れて「無許可」「不法侵入」と激怒。2日後には吉本本社で「示談金3000万円」か「YouTubeチャンネル閉鎖」を迫られます。途中で松下宣夫だけを仕掛け人側へ回し、植野行雄にはさらに劇場まで管理人が現れる展開を継続します。

最後は「その管理人はもう亡くなっている」と聞かされた植野の自宅に、“死んだはずの管理人”本人が出現。植野は腰を抜かしました。 現実的な怒りを積み上げた後、最後にその管理人を幽霊として再登場させる反転が見事。廃墟→会社→劇場→自宅と舞台を変えても一本の恐怖が切れず、最後の逆転まできれいにつながっています。

電気イスゲーム|93点・S Tier

放送日:2024年6月12日・19日

1~12の数字が付いたイスから座る場所を選び、その数字が得点。ただし相手が電気を仕掛けたイスに座れば得点できない。極めて簡単な心理ゲームです。 高得点のイスを選べば一気に有利になる一方、相手にも狙いを読まれやすい。安全そうな低得点を取るか、大きく取りに行くか。山添寛対岡野陽一、小宮浩信対みなみかわと、同じルールからそれぞれ違う読み合いが生まれます。

勝ち上がった岡野と小宮が決勝で対戦し、岡野が初代王者となりました。

数字選択と相手の予測を一つのイスに重ねただけで、毎手に「得点」と「罠」の二つの意味が生まれています。後のシリーズ人気を抜きにしても、初回時点でゲームルールの完成度が非常に高い企画です。

代役MCホントドッキリ|93点・S Tier

放送日:2025年5月14日

「浜田雅功の代役MCをお願いしたい」と、まず選ばれそうにない芸人8人へ本気でオファー。一番早く引き受けた人が、本当に翌週のMCを務める企画です。

尾形貴弘は37秒、宮川大助は1分8秒、初瀬悠太は4分32秒。長考する人、辞退する人、失格する人と反応が分かれる中、や団・中嶋享はわずか19秒で承諾しました。 最速だった中嶋は、本当に翌週の『水曜日のダウンタウン』で代役MCを担当しました。

承諾速度を測るだけなら一発ドッキリですが、「最速の人が本当に次週MC」というルールによって結果が次回放送そのものを変えます。ネタばらしで終わらず、翌週までが企画に組み込まれているのがS級です。

クロちゃん、寝て起きたら川のほとりにいてその向こう岸に亡くなった父親がいたら、死の淵にいるかと思う説|93点・S Tier

放送日:2025年7月30日

目を覚ましたら川辺にいて、対岸には亡くなった父親がいる。クロちゃんが本当に「死の淵にいる」と思うのかを確かめるため、約1年前から準備された企画です。 父親に骨格が似た人物を探し、顔、声、広島弁まで近づけます。当日はニセの飲み会でクロちゃんを泥酔させ、眠った状態で川辺へ移送。彼岸花や石積みを置き、“三途の川”を連想しやすい景色まで作ります。

目覚めたクロちゃんは対岸の“父”を見て泣き、川へ入りかけますが、途中で「三途の川?」「死ぬの?」と状況を言語化。向こう岸までは渡らず、父親を見送りました。 個人の記憶に合わせて一年近く準備し、説名そのものの景色を成立させた設計が高水準。感動性よりも、本人が状況を自分で認識し、行動を変えるところまで結果として取れた点を重く見ました。

先生のモノマネ プロがやったら死ぬほど子供にウケる説|92点・S Tier

放送日:2017年6月7日

学校で盛り上がる「先生のモノマネ」を、神奈月やホリ、ミラクルひかるらプロのモノマネ芸人が本気で作ったら、子どもにはどれだけウケるのか。

プロたちは教師本人を少し見て即興で真似するのではなく、先生や周囲への聞き取り、授業の観察などを重ね、本人の癖や特徴を拾ってネタを組み立てます。そして、普段その先生を毎日見ている生徒たちの前で披露しました。

細かな癖を知る子どもたちだからこそモノマネの意味が伝わり、会場は大きく盛り上がりました。 「プロなら上手い」で済ませず、観察→情報収集→ネタ化→最も本人を知る観客の反応まで、検証工程をきちんと作ったのが強い。ローカルな内輪モノマネを、プロの技術で成立する企画へ引き上げています。

たとえ閉じ込められていても「今日のラッキーアイテム」さえ手に入れば、そのラッキーで脱出できる説|92点・S Tier

放送日:2021年4月14日・21日

雪原の一軒家に隔離されたパタパタママ。脱出に使えるのは、毎日の星座占いで発表される「今日のラッキーアイテム」だけです。 何が支給されるかは出演者にも読めず、役に立たない物でも売る、交換する、別用途に使うなどして次の手段へ変えていきます。9日目のラッキーアイテム「大木」で室内脱出用の鍵を手に入れますが、外は雪原。今度は東京まで戻る第二段階が始まります。

総時間268時間をかけて、最終的に東京への帰還に成功しました。

占いという制御不能な外部情報を、毎日更新される“資源配給システム”へ変えた発想が秀逸です。長時間だから高得点なのではなく、毎日条件が変わり、脱出後にも帰宅という次の目的が残る構造が強い。

昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説|92点・S Tier

放送日:2023年6月21日

「昔の昭和は今では考えられない時代だった」という話なら、映像もエピソードも全部ウソでも若い世代は信じるのか。

「満員電車の乗車率700%で屋根にも人が乗っていた」「給食に酒の練習日があった」など、番組が作った架空の昭和映像をZ世代へ見せます。さらに昭和側の伊集院光、ケンドーコバヤシ、藤本敏史らにも内容を事前に知らせず、初見のウソへ即興で“昔はそうだった”らしい説明を足させました。 山之内すずらは何度も疑いますが、昭和側がその場で理屈を補強。途中で怪しまれるミスもありながら、最終的には偽情報を信じる方向へ進みました。

だます対象だけでなく、ウソを補強する側にも即興対応を要求する二重構造が強い。疑われるたびに“昭和の記憶”をその場で作り直さなければならないため、仕掛け人側にも緊張が生まれています。

ドッキリの仕掛け人、どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説|92点・S Tier

放送日:2024年2月21日

普通のドッキリでは、仕掛け人は最後まで秘密を守る側。そこで、その「絶対にバラせない立場」を逆手に取り、仕掛け人自身を追い込む逆ドッキリです。 津田篤宏には、ターゲットが落とし穴のイスへなかなか座らない状況を作り、約100m離れたモニタリングルームと楽屋を何度も往復させます。尾形貴弘には、撮影テープや隠しマイクの不自然なミス、後輩の危ない発言などを次々に投入。それでも2人は簡単には秘密を明かせません。

津田はついに仕掛けの存在をほぼ自白し、ボタンを押したところで自分にクリームパイ。尾形も最後は後輩が警察へ通報しようとした場面で限界を迎え、「ドッキリだから」と白状しました。 同じ「秘密を守れるか」を、津田には物理的な面倒、尾形には社会的な危機という別ルートで追い込み、どちらも最後に口を割るところまで閉じています。逆ドッキリの構造と二例の比較が強いS Tierです。

ハニートラップ、ネタばらし後に「今度はホントに…」と誘えば連続で食らわせることも可能説|92点・S Tier

放送日:2024年5月1日

一度ハニートラップだとバラした後、同じ女性から「今度は本当に」と誘われたら、また信じるのか。普通なら終了する“ネタばらし後”を次のスタート地点にしています。

ターゲットはお見送り芸人しんいち、仕掛け人は三輪晴香。一度だまされて種明かしされた後も、同じ相手が再び接近。警戒材料は回数を重ねるほど増えるのに、「今回は本物かもしれない」という別の期待も生まれます。

最終的に計5回、連続でハニートラップが成立しました。 一度バレたことが次の罠を弱くするのではなく、むしろ「もうドッキリは終わった」という新しい隙を作る。普通なら弱くなるはずの反復を、エスカレーションへ変えた逆説が鮮やかです。

クロちゃん、寝ている間に天井に吊るされて目覚めた瞬間ベッドの自分を見下ろす構図になってたら、死んだかと思う説|92点・S Tier

放送日:2024年5月8日

目を覚ましたら自分は天井に吊られ、真下のベッドには“自分”が寝ている。幽体離脱のような一枚絵を、本当に物理的に作る企画です。 TBSのスタジオ内にクロちゃんの自室を再現。泥酔して眠った本人を天井から吊り、ベッドにはクロちゃん風のマスクを着けた人物を寝かせます。移動から約2時間後、クロちゃんが目を覚ましました。

下の“自分”を見たクロちゃんは状況を理解できず、「死にたくない」「死んだの?」と自分の死を疑います。最後は吊られた状態で想定外の事態も起こり、下の人物が起き上がって終了しました。

説名の一枚絵を成立させるため、自室再現、移送、宙吊り、替え玉まで全部を組んだ設計が強い。大掛かりさ以上に、本人が実際に「死んだのか」と疑うところまで狙い通り届いたことが大きい。

怪しい高額報酬バイト、引き受けたが最後どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説|92点・S Tier

放送日:2024年5月15日

高額報酬の仕事を引き受けた後、内容が少しずつ犯罪めいていったら、どこで「無理です」と降りられるのか。

入口では普通の仕事に見せ、途中から薬物売買、臓器売買、人身売買を思わせる方向へ段階的に違和感を強めます。対象者ごとに先輩後輩などの人間関係も利用し、「怪しい」と気付いても場を壊して離脱しにくい状況を作りました。 対象者によって警戒の仕方や引き返すタイミングが異なり、単なる驚かせではなく、異常を感じた後の判断そのものがVTRの中心になりました。

危ない題材だから高得点なのではありません。「高報酬で入る→違和感が増える→人間関係が退路を狭める」と段階を踏ませ、複数人の判断差まで比べられる形にした設計が強い。

リモート“コントロール”クロちゃん|91点・S Tier

放送日:2020年6月3日

クロちゃんの自宅から全編生放送。視聴者がデータ放送の4択投票を行い、最多票になった選択肢が次の行動を決めます。 編集で都合のいい部分を残せない生放送の中で、視聴者の選択がリアルタイムにクロちゃんへ届き、複数の指令を実行。終盤には「放送終了までに電話で彼女を作れたら100万円」という時間制限付きの挑戦へ進みます。

1人目には断られ、2人目と電話している最中に放送時間切れ。成功させるための延長や編集はなく、そのまま失敗で終了しました。 視聴者を“感想を送る人”ではなく、その場で出演者を動かす操作系にした構造が強い。生放送だからこそ結果を作り直せない緊張までルールの一部になっています。

芸人結婚ババ抜き|91点・S Tier

放送日:2023年7月19日

タキシード姿の芸人8人のうち、本当に近く結婚するのは1人だけ。残り7人は全員ウソの結婚話を作り、ダウンタウンが偽物を一人ずつ見抜いていきます。

小峠英二、森田哲矢、岡野陽一、菅良太郎、もう中学生、酒井貴士、ワタリ119、チャンス大城が並び、それぞれがもっともらしい話を披露。最後に小峠と酒井の2人が残り、松本は酒井、浜田は小峠を予想します。

本当に結婚するのはザ・マミィ酒井貴士。そのまま番組内で実際の結婚を発表しました。 7つのウソに1つだけ本物の人生イベントを混ぜ、「正解発表」がそのまま本当の結婚報告になる着地が強い。ゲームとしての答え合わせと現実の発表が同じ瞬間に重なるのが、この企画ならではです。

プロポーズした彼女の実家がどんなにヤバくてももう引き返せない説|91点・S Tier

放送日:2023年8月16日

すでにプロポーズした後、初めて彼女の実家へ挨拶に行ったら、家も家族も想像を超えて怪しかった。それでも結婚を撤回できないのか。 ターゲットはザ・マミィ酒井。彼女だけが遅刻し、一人で実家へ入れられます。室内には「電磁波」「結界」、壁のスタンガン、祖母のデスマスク、大量のクーラーボックス。さらに鎖につながれた男性や、一夫多妻制を語る父親、第二夫人まで登場し、違和感が少しずつ強くなります。

酒井は洗面所で涙を見せるほど追い込まれますが、その場で結婚を撤回することなく最後まで残りました。

最初から巨大な異常を見せず、「もうプロポーズした」という戻りにくい条件の中で、家全体の違和感を段階的に上げた構成が強い。異常さよりも、酒井の退路を少しずつ狭める作りが効いています。

天下一品に来た客が「こってり」頼むか「あっさり」頼むかギャンブル|91点・S Tier

放送日:2023年11月29日

天下一品へ次に来た客が何を注文するか。それだけを、過去の注文比率から作ったオッズで賭けるゲームです。

こってりは約70%で2倍、こってりMAXは約15%で10倍、あっさりと屋台の味は20倍、1%未満の味噌ラーメンは1000倍。理論上はかなり安全にプラスを狙える配分もできますが、穴メニューが続くと参加者は高配当に引っ張られていきます。 酒井はマイナス180枚、山添はマイナス40枚、根建は0枚。3人とも利益を残せませんでした。

実際の注文データをそのまま確率ゲームへ変え、合理的な賭け方が存在するのに、直前の偏りで人間の判断が崩れるところまで見せたのが強い。数字と心理が同じルールの中でぶつかるのが面白さの中心です。

ぼくらのバリケード戦争|91点・S Tier

放送日:2026年7月1日

隣り合う2つの廃墟を2チームへ渡し、軍資金は各30万円。夜の間に好きな資材で自陣を守り、日の出と同時に相手陣地の旗を奪いに行きます。 吉本軍の赤チームは大量の廃材と電動工具へ予算を投入。非吉本の青チームは、廃墟に残された無料資材も利用しながら約26万円分の物資を調達します。何を買うか、どこを塞ぐか、攻撃用に何を残すかという準備段階の判断が、そのまま本番の攻略難度へ直結しました。

日の出後の攻防を制し、相手陣地の旗を奪った青チームが勝利しました。 「工作」と「陣取り」を別々にせず、30万円という同じ資源でつないだゲーム設計が秀逸です。準備そのものが本番の一部になっており、チーム内の判断や役割分担まで自然に展開を生みました。放送後の人物批判や炎上は得点に入れていません。

電話中だったら何を渡されても受け取っちゃう説|90点・S Tier

放送日:2017年12月6日

電話に意識を取られている人へ物を差し出すと、深く考えず反射的に受け取ってしまう。その限界を6段階で試します。

最初は朝日奈央へのハンドマイク。次はロバート山本へのブラジャー、藤本敏史へのソフトクリーム、オカリナへの大型トロフィー、よしこへの大型犬と、明らかにおかしい物へエスカレートします。

最後はもう中学生にモーニングスターを差し出しても受け取り、6段階すべてで成立しました。 日常で誰でも経験しそうな反射行動を、普通の物から「なぜ受け取るんだ」という物まで一直線に上げる設計がきれいです。6段階すべて同じ仕組みで通った再現性が、S入りの理由です。

正体バレたら即脱落、マスクマン旅|90点・S Tier

放送日:2023年9月13日

プロレス風のマスクを被った有名人8人が、正体を隠したまま富士急ハイランドを旅します。相手の声や体格、立ち振る舞いから正体を当てる推理ゲームです。 正解すれば賞金、間違えれば自分のマスクが一部剥がされ、当てられた側は即脱落。旅の会話やアトラクションでの動きまで、普段なら何でもない行動が「正体のヒント」になります。

JOY、ゆきぽよ、コウメ太夫、内藤大助らが次々に脱落。最後は赤マスクが青マスクを藤波辰爾と見破って優勝しました。ただし赤マスク自身の正体は、この放送では明かされません。

旅番組と正体当てと脱落戦を同じ行動の中で成立させ、誤答すると自分の情報が増えるというリスクまである。初回だけでルールが完成しており、翌年の正体判明やシリーズ化は採点に足していません。

「人がいる」の仕掛け人をやったあと帰宅した自宅に人がいたら気の緩みもあってめちゃ怖い説|90点・S Tier

放送日:2023年10月25日

「人がいる」ドッキリを仕掛け終えた本人なら、「今日は自分が驚かされる側ではない」と気が緩む。その帰宅直後を逆に狙います。

最初は高野正成がみなみかわ宅に潜伏。驚かされたみなみかわは、そのまま次の仕掛け人として高野宅へ。さらに高野がもう一度みなみかわ宅へ戻るという形で、同じ2人がターゲットと仕掛け人を交互に入れ替えます。 繰り返すほど2人は疑心暗鬼になり、帰宅するたび押し入れやクローゼット、冷蔵庫まで確認するようになります。それでも仕掛けは続き、自宅そのものを信用できない状態へ追い込まれました。

同じドッキリを繰り返しているのに、前の経験が次の心理条件を変えるため単純反復になりません。「仕掛けたから安心」という隙まで次の罠に変える再帰構造が、この説の強みです。

怪しい自称プロデューサーから「100万円払ったら『水曜日のダウンタウン』に出してあげるよ」と持ち掛けられ、ホントに払ったヤツがホントに出演できるホントドッキリ|90点・S Tier

放送日:2023年12月20日

怪しい自称プロデューサーから「100万円払えば『水曜日のダウンタウン』に出してあげる」と言われたら、本当に払う人はいるのか。そして払った人には、番組が約束を本当に履行します。 ニセの業界人との飲み会から始め、少しずつ信用を作った上で出演話を提示。新人タレントのあおぽんは、最終的に100万円を用意し、さらに「浜田にドツかれる」ための追加条件まで受け入れました。

普通の詐欺ドッキリなら支払った瞬間にネタばらしですが、この企画は違います。100万円を払ったあおぽんを本当にスタジオへ出演させ、約束を現実にしてから仕掛けを明かしました。 「怪しい話を信じるか」だけで終わらず、“ウソの約束を最後だけ本当にする”ところまで設計した反転が強い。支払いから本物の出演まで一本で回収した着地が鮮やかです。

歯無し運動会|90点・S Tier

放送日:2024年5月29日

歯が少ない人を集めて運動会をする。ただ人を集めるだけで終わらず、「1チームの残っている歯の合計は100本まで」というルールを加えています。

人数を増やせば一人あたりの残存歯数を減らす必要があり、メンバー集めの時点から戦略が発生。競技にも、歯の欠損位置を利用する「歯無しストラックアウト」など、テーマをそのままルールへ変えた種目が用意されました。

複数競技を経て、最終的に尾形軍が勝利。編成から本番まで続いた運動会に決着がつきました。 センシティブな題材や見た目のインパクトではなく、「合計100本」という編成制限から各競技まで、テーマがゲームシステム全体へ入っているのが強い。メンバー集めの時点からすでに競技が始まっているような設計です。

「水曜日のダウンタウン」終了デマ拡散王決定戦|90点・S Tier

放送日:2024年8月21日

「水曜日のダウンタウンが終了するらしい」というウソを番組自身が芸人へ流し、口止めされた噂が人づてに何人まで広がるかを追跡します。 酒井→岡野、みなみかわ→森田、藤本→関町という3ルートを作り、最初に聞いた“子”から“孫”“ひ孫”へ情報がどう伝わるかを追います。別ルートから同じ噂を聞くことで「やっぱり本当なのか」と信憑性が増す現象まで、ゲームの中で自然に起きます。

最多は岡野ルートの70人。優勝賞金ではなく、噂を流すきっかけを作った酒井が70万円を支払う“優勝罰金”で締めました。

自分たちの番組終了という最も拡散しやすい秘密を使い、噂の伝播を人数で可視化したのが強い。三系統を追い、最多70人まで数字で閉じたことで、単なる「噂は広がる」で終わっていません。

クロちゃんTwitter企画第2弾 フューチャークロちゃん|96点・S Tier

放送日:2017年12月27日

クロちゃんの行動を24時間監視しながら、専用Twitterアカウントが“1日先の未来”を先に投稿。その予告を本人が読んだら、未来を変えようとするのか、それでも予告通りの出来事が起きるのかを追います。

クロちゃんが未来を回避しようと動くこと自体を次の仕掛けへ組み込み、モデルの小林レイミとの恋愛要素まで同じ時間軸に配置。未来予告と現実の往復を10日間続けるうち、クロちゃんは相手へ本気の感情を持つようになります。最後にその関係も仕掛けだったと明かされ、長く積み重ねた物語が一気に反転しました。

「未来を予告する→本人が知る→回避しようとする→その行動まで含めて未来が進む」という自己参照型の設計が突出しています。10日間の出来事を単発ドッキリの連続にせず、一つの因果関係として回収した完成度を評価したS上位です。

新元号を当てるまで脱出できない生活|96点・S Tier

放送日:2019年5月8日

新元号「令和」が発表される前から、ななまがりを外部情報の入らない場所へ隔離。世間中が答えを知った後も本人たちだけは知らない状態のまま、新元号を当てるまで出られない生活を始めます。 常用漢字2文字という膨大な候補から、5分に1回だけ解答。完全な当てずっぽうで終わらないよう、クイズで得たポイントを生活物資や段階的なヒントへ交換できる仕組みも用意されました。試行錯誤を重ね、総回答921回、開始から98時間40分でついに「令和」へ到達します。

一度しかない改元の瞬間を、「世間は知っているのに2人だけ知らない」という情報遮断ゲームへ変えた着想が圧倒的です。長時間耐久ではなく、物資・ヒント・推理で少しずつ答えへ近づくゲームとして設計されていることがS上位の理由です。

落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説|96点・S Tier

放送日:2021年11月24日

落とし穴ドッキリなら、普通は落ちた直後にスタッフが現れてネタばらしをします。そこで逆に、深さ3mを超える自力脱出が難しい穴へ芸人5人を別々に落とし、いつまでたっても誰も来なかったらどうなるのかを観察します。

助けを待つ人、状況を推測する人と反応が分かれる中、パンサー尾形は自力脱出へ執念を見せます。服をロープ代わりにするなど試行錯誤を続け、7時間12分後、唯一自分の力で穴の外へ。脱出直後にも「面白くなってんすか」と撮れ高を確認するところまで含め、企画側の想定を超える結末になりました。

“落とすこと”ではなく“ネタばらしをしないこと”を検証の中心へ置き換えた発想が強烈です。全員へ同じ条件を与えたことで性格差が自然に出て、最後は出演者自身の行動が予定外のドラマを作る。展開・着地・人物との化学反応が特に強いS上位です。

清春の新曲、歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活|95点・S Tier

放送日:2024年3月13日

清春の歌は聞き取りづらい――番組で以前から扱ってきたイメージを、本当に一曲丸ごと文字起こしする脱出企画へ拡張。きしたかのが、リリース前の新曲「霧」の歌詞を一字一句正しく書けるまで外へ出られません。 曲が流れるのは20分に1回で、その10分後に判定。1文字でも違えば不正解です。2人は内職で稼いだ金を広辞苑などのアイテムへ使い、途中では清春本人から“答えそのものではない”ヒントも受けます。何度も修正を重ね、開始から61時間後、ついに全文の書き起こしに成功しました。

過去の番組内ネタを再利用しながら、完全一致判定、一定間隔の再生、内職による経済、本人ヒントを組み合わせ、独立した長時間ゲームへ作り替えています。61時間という長さではなく、試行錯誤が最後の一文字まで収束する設計を評価したS上位です。

サイレントクロちゃん|95点・S Tier

放送日:2025年11月12日

声帯ポリープの手術後、医師の指示で1週間声を出せないクロちゃん。その“しゃべれない一週間”そのものを、本人の回復を妨げずに10個のシチュエーションへ落とし込み、声を使えない時にどう切り抜けるのかを追います。

5日目には、目の見えない濱田祐太郎と楽屋で2人きりに。互いに約15分試行錯誤し、机を叩く合図や、手のひらへ文字を書く方法まで自力で作り出して状況を伝えました。7日目は病院で発声解禁を迎えますが、吸入薬と偽って声が低くなるクリプトンガスを吸わせる最後の仕掛け。待ち続けた“最初の声”まで番組のオチに変えました。

“声を出せない”という一つの制約から、場面ごとに別の問題を作り続けた設計が非常に強い。中でも濱田との場面は、単なる困らせドッキリを超えて出演者同士の対応そのものが展開を作っています。1週間の終点で最初の声まで回収する着地も含めS上位です。

名探偵津田 第4話 ~電気じかけの罠と100年の祈り~|95点・S Tier

放送日:2025年12月17日・24日

「電気イスゲーム」の対戦中、劇団ひとり演じる江田島が突然死亡。対戦相手だったダイアン津田が、そのままミステリーの世界へ引きずり込まれる形で「名探偵津田」第4話が始まります。 舞台は江田島家へ広がり、100年前から開かない金庫、家系図、過去の因縁、時代をまたぐ手掛かりが絡み合います。一度は事件を解決したように見せながら、一週間後には“20年後から来た津田の息子”が現れて捜査を再開。最終的には江田島家と山田家をめぐる約100年前の出来事までたどり、複数の事件を一本の動機へつなげました。

シリーズ第4弾なので基本着想の新規性は抑えています。それでも別企画の電気イスゲームを物語の入口に使い、一度の解決をさらに覆して時間軸まで拡張する構成は圧倒的。長さやシリーズ人気ではなく、伏線と再反転を最後まで回収した設計を評価しています。

伝説の女“K.カズミ”の真相に迫る|94点・S Tier

放送日:2022年6月1日

ネット上で、身長213.3cm・体重222kgの怪力女性として長く語られてきた“K.カズミ”。一方で、そばを82段食べたという実店舗の大食い記録も残っています。番組は、同じ名前の下に混ざっている情報のどこまでが本当なのかを1時間かけて追いました。

店側への確認から「K.カズミ」名義の82段記録そのものは実在すると判明し、交渉の末、その本人が番組に登場します。現れたのは50代の一般的な体格の女性で、そば82段は本人の記録。一方、222kgや怪力といったネット上の巨大女性像は本人が否定し、“実在する大食い記録保持者”と“ネットで膨らんだ伝説”が切り分けられました。

単純に「都市伝説はウソでした」で終わらず、伝説の中に本物の記録が混じっていることを突き止め、その記録から実在人物へたどり着いた調査が強い。真偽が混ざった情報を一つずつ分解して着地させたことを高く評価しています。

クロちゃん宅でダマの「100万円を捜せ!」|94点・S Tier

放送日:2024年1月31日

クロちゃんの自宅へ本人に知らせず100万円を隠し、100日以内に見つければ、1日経過するごとに1万円減る残額を賞金として受け取れるゲームを勝手に開始。日常生活の中で、どれだけ長く高額現金に気付かないのかを追います。 クロちゃんが100万円を見つけたのは97日目で、残った賞金は4万円。ところが企画はそこで終わらず、放送当日に別の100万円を再び自宅へ隠し、生放送で1000秒の捜索ゲームを開始します。帰宅後に部屋中を探し、最後はトイレのタンクから発見。残り16万円を獲得しました。

同じ“自宅に100万円を隠す”仕掛けを、前半は本人が何も知らない97日間の観察、後半は生放送の時間制限ゲームへ反転させています。一つのアイデアを二つの検証モードで使い切った構成と、長期企画から生放送へ切り替わる着地が強いSです。

極寒街中野球拳|93点・S Tier

放送日:2026年5月13日

街中で一般人と野球拳を行い、勝てば相手から服を1枚もらえるが、負ければ自分の服を1枚渡す。その状態で10時間過ごした後、手元に残った装備だけで群馬県・川場スキー場の寒さに耐え、最後まで残った人が勝ちという二段構えの企画です。

藤本敏史、庄司智春、みなみかわ、おたけが挑戦。装備が最も薄かったみなみかわは28分で最初に脱落し、庄司は1時間42分、藤本は1時間44分で続きます。街中で多くの防寒着を確保していたおたけが最後まで残って優勝し、賞金20万円を獲得しました。

前半の野球拳が単独のゲームではなく、後半の極寒耐久の“装備作り”になっているのが秀逸です。偶然性の強いジャンケンと、準備結果を引き受ける耐久戦をつなげたことで、前半の一勝一敗が最後まで意味を持つS Tierになっています。

FBI透視捜査官だったらアメリカ横断ウルトラクイズの○×にダイブするヤツ 問題が分からなくても泥まみれにならない説|92点・S Tier

放送日:2014年10月29日

日本語の問題文を読めない“透視捜査官”でも、答えを超能力で見抜けるなら、○か×かを選んで飛び込むクイズで泥まみれにならずに済むのではないか。超能力という曖昧な題材を、正解なら安全、不正解なら泥という極端に分かりやすい二択へ落とし込んだ企画です。 本人には問題の意味そのものが分からない条件で○×を選ばせ、答えを知らないまま判断させます。言葉が通じないという不利を残したまま、それでも正解側を選べるのかを繰り返し試すことで、“透視できたように見えるか”ではなく、選択結果そのものが検証になりました。

超能力を雰囲気やリアクションで評価せず、二択と泥という客観的な成否判定へ変換した発想が強い。説明を聞くだけで何を確かめる企画か分かり、毎回の選択がそのまま結果になる簡潔さをS Tierとして評価しています。

松本人志 メキシコからきた謎のマスクマンとしてプロレス会場に登場してもバレない説|92点・S Tier

放送日:2015年4月15日

松本人志が正体を隠した覆面レスラー「エル・チキンライス」として、本物のプロレス会場へ紛れ込んでも観客に気付かれないのか。スタジオで変装するのではなく、本人を観客の目の前へ出してしまう検証です。

マスクとコスチュームで顔は隠せても、体格や立ち方、動きには本人らしさが残ります。それでも“海外から来た謎のマスクマン”という設定の中へ置かれると、観客はその前提で受け止め、松本人志だと大きく騒がれることなく会場での役目を終えました。

芸能人の変装を写真で比べるのではなく、本人を実際のイベント空間へ投入し、大勢の観客の視線にさらしたところが強い。バレるかどうかという明快な判定と、会場で正体を保ち続ける緊張が一本につながっています。

リアル・スラムドッグ$ミリオネア|92点・S Tier

放送日:2017年10月11日

クイズ本番の1週間前から、後で出題する問題の“答え”をターゲットの日常へこっそり埋め込んでおけば、自分が体験したことを思い出して正解できるのか。ノブ、小宮浩信、矢口真里の3人を対象にした長期仕込み型のクイズです。 仕事や生活の中へ、後から見れば答えだと分かる情報を自然に配置。本人たちは仕込みの存在を知らないまま1週間を過ごし、本番では一見普通のクイズに挑みます。さらに視聴者も事前VTRで同じ情報を見ているため、最後は出演者だけでなく見ている側の記憶まで試される構造になりました。

クイズ収録だけで完結せず、その1週間前から検証が始まっている設計が秀逸です。何気ない日常が後から全部“問題文の一部”へ変わり、視聴者まで同じ記憶ゲームへ巻き込む二重構造を高く評価しています。

芸人解散ドッキリ 師匠クラスの方が切ない説|91点・S Tier

放送日:2019年2月27日

長年連れ添った師匠クラスの漫才コンビで解散ドッキリを仕掛けたら、若手とは違う重さが出るのではないか。東京丸・京平と、おぼん・こぼんという関係性の異なるベテラン2組で試します。

東京丸・京平では長い付き合いを感じさせる反応になりますが、おぼん・こぼんは当時ほとんど私語がないほど関係が悪化していました。仕掛け人のおぼんが解散を持ち出すと、こぼん側が逆に本気で「辞めましょう」と応じる展開へ。ナイツが急きょネタばらしと仲裁に入り、最終的に本当の解散は回避されました。

同じ“解散を切り出す”という仕掛けでも、積み重ねてきた関係によって結果がまったく違う方向へ転がります。険悪さ自体を加点したのではなく、ドッキリが現実の関係性を露出させ、企画側も予定通り進められなくなるほど結果が動いた点を評価しています。

無人島で太ることも可能説|91点・S Tier

放送日:2025年7月9日・16日

普通なら痩せそうな無人島生活で、逆に体重を増やすことはできるのか。島で確保できる食材だけを使い、2人1組の合計体重を24時間でどれだけ増やせるかを競う“増量サバイバル”です。 最初はマユリカときしたかのが対戦し、マユリカが勝利。ところが負けたきしたかのは帰れず、そのまま次の挑戦者・レインボーとの第2戦へ入る負け残り方式でした。再び敗れた後も条件を変えて挑戦が続き、最終的には必要な増量条件を満たして、合計60時間に及ぶ無人島生活から脱出しました。

「無人島=痩せる」という直感を反転しただけでなく、食材確保と食べ方がそのまま勝敗へつながるルールが良い。さらに負け残りで経験が次戦へ持ち越され、最初の24時間対決から長期戦へ変形していく構造を評価しています。

紙飛行機×高飛び込みキャッチ|91点・S Tier

放送日:2025年11月5日

10mの飛び込み台から紙飛行機を投げ、その直後に自分も飛び込み、水面へ落ちる前の紙飛行機を空中でキャッチできるのか。みなみかわ、ともしげ、高野正成、本多スイミングスクール、日本一おもしろい大崎の5人が、ワンチームで成功を目指します。

飛行機の形、投げる角度、飛び出すタイミングを変えながら失敗を重ね、初日では決着せず2日目へ。高野だけは10mから一度も飛べないまま進みますが、最終的には日本一おもしろい大崎が開始から約13時間で紙飛行機を空中キャッチし、長時間の挑戦を終わらせました。

紙飛行機を遠くへ飛ばすだけでも、高い場所から飛び込むだけでも成立せず、二つの軌道を同時に合わせなければ成功しない設計が秀逸です。試行錯誤が機体改良と人間側のタイミング調整の両方へ現れ、最後に一度の成功で明快に閉じるSです。

国道1号線に落ちてる服を拾いながら歩いたら名古屋くらいで全身揃う説|90点・S Tier

放送日:2015年9月16日

国道1号線を東京から歩き、道端に落ちている衣類だけを拾って着ていけば、名古屋に着くころには全身の服がそろうのではないか。あかつが最低限の格好から出発し、落とし物を身につけながら西へ進みます。 見つかるのは欲しい衣類ばかりではなく、片方だけの手袋など偏った物も多く、歩いた距離がそのまま“装備集め”の進行になります。それでも上着、ズボン、靴、帽子と必要な部位が埋まり、名古屋を待たず、約103km先の静岡県函南町で全身が完成しました。

ただ長距離を歩くだけでなく、拾った物が本人の見た目に積み上がるため、進捗が画面だけで分かります。「名古屋くらい」という仮説に対し、それよりかなり手前で明確な達成地点が出た着地も強く、S Tierです。

A Tier|80~89点

A Tierは110説で、今回の200説では最も多い層です。一本の企画としてかなり強く、見どころも明確ですが、90点台へ届くには何か一つ足りない――そんな説が並びます。

シリーズ化で着想の新規性が下がった企画、結果は鮮やかでも比較対象が少ない企画、人物の反応は強いものの検証そのものは単純な企画など、理由はさまざまです。逆に短い説でも、問いと答えがきれいにつながればAまで上がります。

中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説|89点・A Tier

放送日:2018年10月3日

生中継風のロケ中、対応しづらい一般人が突然入り込んできたら、芸人は番組を壊さずどう処理するのか。その対応力を同じ状況で比べます。

三四郎・小宮、パンサー尾形、あばれる君らが苦戦する中、平成ノブシコブシ吉村の番で木の棒を持った男性が接近。吉村は男性を抱えるように制御し、棒を外したうえで中継自体を止めないよう進行します。 吉村は危ない状況を処理しながら中継を継続。スタジオでも松本人志から「パーフェクトやったね」と評される対応になりました。

同じ異常事態を複数芸人へぶつけることで、普段は数値化しにくい現場対応力の差が自然に出ています。ただし「芸人の力量」そのものを客観的な尺度で完全測定できる企画ではないため、Sまでは上げていません。

30-1グランプリ|89点・A Tier

放送日:2021年3月24日

30秒だけで一番面白い芸人を決める、30-1グランプリの第1回。短いネタ企画を、本気の賞レースへ拡張しました。 エントリー656組から40組を選抜し、5ブロックに分けて対戦。松本人志、伊集院光、陣内智則、くっきー!、バカリズムが審査し、各ブロックの勝者が決勝へ進みます。

「殺人鬼」のネタを披露したニッポンの社長が初代王者となりました。 30秒という極端な制限を、656組から決勝まで通用する大会フォーマットへ仕上げた設計は非常に強力です。一方で“説の検証”というよりネタ大会としての性格が強く、出演者のネタそのものへの依存が大きいためA最上位に置いています。

バラエティに出たことのない新人タレントならスタジオ展開が一言一句台本通りでも信じちゃう説|89点・A Tier

放送日:2023年12月20日

スタジオ収録をほとんど経験していない新人なら、次に起こることが全部書かれた不自然な台本を渡されても「テレビってこういうもの」と信じるのか。

ターゲットはあおぽん。収録前に、出演者の発言や出来事まで一言一句指定された台本を渡します。「浜田さんが銃持ってる」といった普通なら疑う内容まで用意し、出演者側も台本通りに進行。休憩中には浜田が裏で謝る演技まで入れ、現実味を補強しました。

あおぽんは無茶な展開にも新人として対応し続け、最後まで台本に従って収録を進めました。 ターゲット一人だけをだますのではなく、スタジオ全体を仕掛けにして「新人には基準がない」という弱点を突いた設計が強い。ただし検証対象が一人で、比較実験としての広がりはないためSには届きません。

昔、不義理をした人に謝りに行く系のロケ、少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説|89点・A Tier

放送日:2024年7月10日

売れた芸人が昔の不義理を謝りに行くテレビ企画なら、最後は相手も笑って許してくれる――そんな“番組のお約束”が本当に通用するのかを崩します。 パンプキンポテトフライ山名は、遅刻を繰り返した末に突然行かなくなった元バイト先店長へ6年ぶりに謝罪。「優しい方なので笑って迎えてくれる」と予想しますが、返ってきたのは「今さら?」。日本一おもしろい大崎は、10年以上前に打ち合わせを飛ばした街裏ぴんくへ謝りに行きます。

ぴんくには仕掛け以前から本物の怒りが残っており、大崎の態度をきっかけに感情が噴き出す展開となりました。

謝罪番組なら最後は丸く収まるというテレビ的期待を逆利用し、二人それぞれで違う種類の人間関係が露出しました。人物間の化学反応はS級に近いものの、フォーマット自体は二例の対人ドッキリなので89点です。

GPSボール争奪戦|89点・A Tier

放送日:2025年9月10日

GPSを内蔵した7つのボールを関東各地へ配置。3人×3チームが位置情報だけを頼りに奪い合い、全部集めれば願いを一つ叶えてもらえます。

赤・青・黄の3チームが移動と争奪を繰り返し、最終的に鬼越トマホーク+そいつどいつ市川刺身の赤チームが7つをそろえます。ところが、優勝後の「願い」がもう一つのゲームになりました。 「日曜劇場に出たい」「3人で冠番組」は実現困難。三つ目の「水ダウチームでオールスター感謝祭に出たい」は一度調整が通ったものの、今度は鬼越側に外せない先約があり実現しませんでした。

位置情報を使う大規模ゲームとして完成度が高く、勝負後も“願いを叶える”ルールが最後までオチを生みます。一方、7個集めて願いを叶える骨格自体には明確な元ネタ感があるため、着想の完全新規性は抑えています。

花見のゴミを集めて桜前線と共に北上すればそのゴミで作った船で津軽海峡渡れる説|88点・A Tier

放送日:2016年5月25日

花見会場に残されたゴミを拾いながら桜前線と一緒に北上し、そのゴミだけで船を作って津軽海峡を渡ろうという、あかつの長距離企画です。 東京方面から北へ進み、各地の花見会場で捨てられたゴミを回収。移動そのものと船の材料集めを同時進行させ、最後は集めた物を使って実際に「桜前船」を作ります。

津軽海峡で航行に挑みましたが、横断成功には至りませんでした。後年の同系統企画でも、2016年のゴミ船は「成功には至らなかった」と振り返られています。 長距離移動、資材回収、船作り、海上挑戦を一つの因果関係でつなげた設計は非常に強い。一方、最終目標の津軽海峡横断には失敗しており、着地を含めてA上位としました。失敗したから企画価値が低いわけではありません。

店内BGM 有名曲が違う歌詞になっていても気付かない説|88点・A Tier

放送日:2017年6月7日

店内で流れる有名曲は、知っているつもりでも実際にはほとんど聞いていないのではないか。メロディはそのまま、歌詞だけ別物にして流します。

TUBE「あー夏休み」、長渕剛「とんぼ」、徳永英明「壊れかけのRadio」などで歌詞を改変。普通の変更では気付かない、あるいは違和感があっても強く反応しないケースが続きます。

ハリウッドザコシショウ案の「ハンマーカンマー」まで極端に変えると、さすがにすぐ変更を見抜かれました。 「気付くか」だけで終わらず、少しずつ壊していって“どこからBGMとして流せなくなるか”の限界まで見せたのが強い。短い企画ながら比較の段階が明確です。

Mr.シャチホコのオレオレ電話でアッコファミリー全員集められる説|88点・A Tier

放送日:2018年12月26日

Mr.シャチホコが和田アキ子の声だけで電話し、近しい芸能人たちを本人だと信じ込ませられるかを試します。 武田修宏、あびる優、出川哲朗、松村邦洋、勝俣州和らへ順番に電話。本人しか知らなそうな情報も混ぜ、声真似だけではなく会話の内容でも信憑性を上げます。

多くの相手は信じましたが、勝俣だけは「飲んでいる時のアッコはこんなに滑舌が良くない」という日常の癖から偽物だと見抜きました。

“全員”という説は不成立ですが、最後の失敗こそが最大のオチです。長く付き合った人だけが知る「酔った時の滑舌」で破れる結末が、モノマネの精度以上に効いています。

リアル豆柴ドミノ|88点・A Tier

放送日:2020年8月5日

「豆柴の大群」のCD7000枚をドミノとして並べ、その空間に本物の豆柴もいる。名前の一致を、実際の長時間チャレンジへ膨らませた企画です。

犬はドミノの都合など理解しないため、近づいたり動き回ったりするだけで作業のリスクになります。人間側のミスも重なり、完成まで33時間を要しました。 7000枚を倒したものの、271枚が最後まで残ります。その271枚はメンバーが自腹購入し、金額は89万4300円となりました。

7000枚や33時間という数字だけでなく、予測不能な犬を作業環境へ置き、最後に“倒れなかった枚数”を明確なペナルティへつなげた設計が強い。規模だけならSにはしません。

足つぼ最強トーナメント|88点・A Tier

放送日:2024年2月7日

普段は罰ゲームの足つぼを、2人が同時に相手の足裏を押し、先に声を出した方が負けという1対1競技に変えます。 みなみかわ、団長安田、豊ノ島、今成正和、葛西純、裸足ランナー、僧侶、足つぼ師と、“痛みや足”に理由のある8人が参加。今成は豊ノ島を30秒で破り、足つぼ師の與那嶺茂人は準決勝を3秒で突破します。

決勝は今成対與那嶺。10分以上続けても互いに声も表情も崩れず、最終的に両者優勝となりました。 足つぼを「攻撃力」と「耐久力」の両方が必要な競技へ変えた発想が秀逸です。ただしトーナメントとして単独王者を決め切れなかったため、結果・着地は満点ではありません。

パンプキンポテトフライ再解散ドッキリ|88点・A Tier

放送日:2026年2月4日

一度本当に解散し、約半年後に再結成したパンプキンポテトフライ。その相方から「また解散したい」と言われたら、今度はどうするのか。

谷拓哉が再解散を切り出すと、カムバックは最初こそ冗談だと思うものの、やがて本気だと受け止めます。そこで「解散するなら谷も芸人を辞めてほしい」「2人で居酒屋やバーをやろう」と、コンビ継続とは別の道を提案し始めました。

最後は再解散自体を受け入れながら、「1個だけ条件」として一緒に店をやることだけは求めたところでネタばらしとなりました。 実際の解散・再結成歴があるため、単なる架空の解散話より現実の関係性が結果へ強く作用しています。一組だけの会話劇ながら、予想外の代案が次々に出て展開が厚くなったA上位です。

ロケ中、ミスをしたスタッフが次々とボウズになって戻ってくるとんでもないパワハラ現場、テンションの作り方難しい説|87点・A Tier

放送日:2023年8月16日

楽しいロケの裏で、ミスしたスタッフが「反省」として次々に丸刈りになって戻ってきたら、何も知らないタレントはどんなテンションでロケを続けるのか。 バイきんぐ西村、やす子、豆柴の大群メンバーらをターゲットに、ADなどのスタッフ役が小さなミスをするたび、パワハラディレクターから「やってこい」と命じられてボウズになって戻ります。仕掛け人側は、丸刈りを了承した若手芸人やエキストラを配置。後半には女性スタッフ役まで加わり、異様さを段階的に上げました。

ターゲットは驚き、止めようとする、フォローするなど反応が分かれますが、簡単にロケを投げ出すこともできず、居心地の悪い現場を最後まで進めることになります。

人が一人丸刈りになる一発の衝撃ではなく、「ミス→処罰→戻ってくる」を何度も繰り返し、ロケの空気が少しずつ壊れていく設計を評価。放送後の賛否や炎上は点数へ入れていません。

30-1グランプリ 2024|87点・A Tier

放送日:2024年4月17日

30秒で一番面白い芸人を決める30-1グランプリの第4回。定番化した大会を、今回も大人数から一組へ絞ります。

776組がエントリーし、選抜された40組が5ブロックへ。各ブロックを、いぬ、サツマカワRPG、ななまがり、トム・ブラウン、オキシジェンが突破しました。 5組による決勝をななまがりが制し、第4代王者となりました。

776組から40組、5ブロック、決勝まで大会運営は非常に強い一方、すでに第4回なので企画着想の新規性は初回より大きく下げています。それでも、この回単体で大会としてきれいに決着しているためA上位です。

正体バレたら即脱落、マスクマン旅 第2弾|87点・A Tier

放送日:2024年6月26日

マスクを被った芸能人同士が旅をし、声や体格、行動から相手の正体を当てるシリーズ第2弾です。 新たな8人でスタートし、食事、ウォータースライダー、入浴、やまびこなど、普通の旅なら何でもない場面が正体のヒントに変わります。予想を外せば自分が不利になり、当てられた側は即脱落。

最後まで正体を隠し切った銀マスクが優勝し、その正体は次回まで持ち越されました。 旅と推理を一体化したルールは依然強いものの、第2弾なので着想新規性は抑制。シリーズとしての引きも含めて完成度は高いですが、初回と同じ評価は与えていません。

ひょうろく、キャラ作ってるんじゃないか説|87点・A Tier

放送日:2024年9月4日

おどおどした独特のキャラクターで知られるひょうろくは、本当は別人格なのではないか。過去映像から生まれた疑惑を、そのままドッキリに変えます。

ニセ番組で榎本ゆいなの前に登場し、カメラが回っている時はいつものひょうろく、裏では態度の悪い人物を演じ分けます。榎本は目の前で人格が切り替わるたびに混乱していきました。

ネタばらし後も榎本は「どっちがホントですか」と確認するほど、最後まで本当の人格が分からない状態になりました。 “本当の人格”を科学的に立証する企画ではなく、どちらも演じられることで疑惑をさらに深める着地です。人物ドッキリとしては非常に強い一方、検証命題の客観性が弱いためA上位に留めています。

「喧嘩・形」の大会、意外と盛り上がる説|86点・A Tier

放送日:2023年3月29日

空手の「形」のように、想像上の相手との喧嘩を一人で演じ、その完成度を競う架空競技です。 KAZMA、パンサー尾形、チャンス大城、インポッシブルらが、それぞれの喧嘩を演武。芸人勢は寸劇やキャラクター性の強い形を披露します。

最後に元THE OUTSIDERファイターの黒石高大が登場し、実戦経験を感じさせる演武で1位となりました。

「喧嘩」を実際にさせず、見せる競技へ変換した発想が明快。芸人から格闘経験者まで同じルールで比較できるのも強い一方、判定基準には主観性が残るためAです。

トリオ芸人、1人抜けてポンコツと2人きりになったらそいつとはコンビ続けない説|86点・A Tier

放送日:2023年5月10日

ネルソンズから和田まんじゅうが引退したら、青山フォール勝ちは岸健之助と2人でコンビを続けるのか。

仕掛け前、和田と岸自身は「青山は岸と2人では続けないだろう」と予想。和田が芸人引退を切り出し、その話が現実味を帯びた状態で青山へ今後を尋ねます。 青山の答えは「岸がいいならやる」。しかも2人でどんなネタをするかまで考え始め、説は不成立となりました。

当事者たちの事前予想と、実際に危機が来た時の判断が反対になる展開が強い。説は外れましたが、その外れ方から3人の関係性が見えるため、むしろ結果に厚みが出ています。

どんな業界でも底辺から頂点まで3人介せば辿り着ける説|86点・A Tier

放送日:2023年8月2日

駆け出しの人から知り合いを紹介してもらい続ければ、同じ業界の頂点へたった3人で届くのか。5つの業界で人脈の距離を測ります。 サッカー、ミュージシャン、ファッション、YouTuber、芸人で実施。ミュージシャン編では頂点を布袋寅泰に設定し、路上歴半年の人物からスタートしますが、最初の人物は布袋そのものを知りません。それでも紹介をつなぎ、4人目で大橋トリオへ到達しました。

大橋は布袋と仕事上の関係があり連絡可能と説明。ただし4人目なので、少なくともこのルートでは「3人」という厳密条件を超えています。 5業界を同じルールで横断し、人脈の距離を実地で見せるスケールと比較性は強力です。一方、「どんな業界でも3人」という普遍命題を完全には満たしていないことも、そのまま結果として扱っています。

タッグ相撲最弱コンビ決定戦|86点・A Tier

放送日:2023年11月22日

強いコンビを決めるのではなく、負けたコンビが次へ進む“負け残り”のタッグ相撲。最後まで負けた側を最弱とします。

8組が参加し、ザ・マミィ対ランジャタイ、霜降り明星対四千頭身、ウエストランド対宮下草薙などで進行。通常なら負ければ終了なのに、この大会では敗北するほど次の試合が増えます。

にんげんっていいなの星河を含むコンビが負け残り、決勝でも敗北。最後まで負けた側として最弱が決まりました。 既存のタッグ相撲を反転したため完全新規の発想ではありませんが、「負けるほど勝ち上がる」という一文で大会全体が成立します。最終戦までその逆転ルールが崩れなかったのが強みです。

オナラとゲップ、同時に出すのは至難説|86点・A Tier

放送日:2026年2月4日

オナラとゲップを本当に同時に出せるのか。感覚ではなく波形を測り、0.1秒以内なら成功と判定します。 7人が挑戦し、一人成功するだけではクリアにならず、2人連続成功が必要。岩崎う大が早い段階で成功しても次が続かず、試行は何度もリセットされます。

終盤にあかつが成功。続く岩崎が4度目の挑戦で再び0.1秒以内に収め、ついに2人連続成功となりました。

くだらない身体現象へ0.1秒という測定条件を置き、さらに2人連続成功を求めたことで、偶然の一発では終わらない企画になっています。題材よりも、この判定ルールの作り方が強い。

30-1グランプリ 2026|86点・A Tier

放送日:2026年6月3日

30-1グランプリ第6回。過去最多931組のエントリーから、今回も30秒ネタだけで王者を決めます。

40組が5ブロックで競い、ブロック勝者にワイルドカードを加えた6組が決勝へ。最終投票は、ななまがり2票、天才ピアニスト2票、バローズ1票となりました。 唯一バローズへ投票した井口浩之が、同票のななまがりと天才ピアニストから改めて一組を選ぶことに。井口がななまがりを選び、優勝が決まりました。

2-2-1の票割れから、一人だけ別候補だった審査員が最終決定者になる着地はルールから自然に生まれています。ただし第6回なので、企画着想の新規性はかなり抑えました。

SASUKEの池の水ぜんぶ抜く|85点・A Tier

放送日:2018年3月21日

『SASUKE』2nd STAGEの池は約20年間、水を替えていない。歴代挑戦者が落とした“お宝”が眠っているのではないかと、本当に排水します。 水を抜くのに5時間、さらに捜索に2時間。ムカデやヤゴ、ミミズのほか、セットの組立図、パイプ接続具、ビニールテープなどが出てきます。

期待した大物は出ず空振り寸前でしたが、最後に金属探知機を山田勝己の脚へ当て、骨折治療で入ったボルトを検出しました。 長時間排水そのものより、池の底で期待した物が見つからなかったところから、山田本人の体へ“発見物”をずらした着地が強い。企画の目的を失敗で終わらせず、別方向へ回収しています。

熊本県ならどの家庭にも必ずくまモン1匹はいる説|85点・A Tier

放送日:2023年2月1日

熊本の家庭なら、どこへ行ってもくまモングッズがあるのか。番組は単なる訪問調査ではなく、100種類見つけるまで帰れないゲームにしました。

藤本敏史&みなみかわ、坂井良多&お見送り芸人しんいちの2組が一般家庭を回ります。くまモンが一つもない家に当たれば、それまでのカウントがリセット。開始7時間でも双方まだ約50種類でした。

藤本組が先にクリア。残った坂井組もルール緩和を挟み、深夜1時、58軒目で最後の2種類を見つけて100種類に到達しました。 地域あるあるを「100種類+ゼロ家庭でリセット」という長時間ゲームへ変えた設計が強い。後日の地元調査で所有率の高さが補強されましたが、その数字は点数へ逆算していません。

水曜日のダウンタウン、相変わらず違法アップロードされまくってる説|85点・A Tier

放送日:2023年3月22日

自分たちの番組がネット上へ違法アップロードされ続けているのかを調べ、その問題そのものを放送画面の演出へ取り込んだメタ企画です。 番組は、違法アップロード動画でよく見かけるような「本編映像を小さくし、周囲に無関係な画像を置く」レイアウトで進行。さらに、過去企画の違法アップロード状況をランキング形式で紹介します。

放送自体を“違法アップロード風”にすることで、もしその映像をさらに再アップロードすれば本編部分がより小さくなるという、企画と対策が一体になった回になりました。

過去映像を使う回でありながら、新たに「現在も違法アップロードされているか」を調べ、さらに放送フォーマット自体を答えにしたところが強い。一方、VTRの多くは過去素材を使うため、完全新作ロケほど展開点は高くしていません。

バスケ素人の巨人チーム VS バスケ強豪の小学生チーム 勝敗の予想つかない説|85点・A Tier

放送日:2025年4月9日

バスケ経験はほぼないが全員ほぼ2m以上の巨人チームと、160cm以下ながら競技経験のある強豪小学生チーム。体格と技術のどちらが勝つのかを直接対戦させます。

序盤は身長差で巨人側が優位。しかし小学生もボール奪取と機動力で追い上げ、接戦になります。巨人側は頭上でボールをつなぐ「ムカデ」作戦を投入し、自分たちの体格差を戦術として使い始めました。 接戦の末、体格差を生かした「ムカデ」作戦も使った巨人チームが勝利しました。

「小さいけれど上手い」と「大きいけれど素人」という長所・短所が真逆の比較実験で、試合の途中に戦術まで生まれたのが強い。一試合だけなのでSには届きませんが、対決企画として非常にきれいです。

SNSを張り込んでいれば芸能人に会える説|84点・A Tier

放送日:2015年6月3日

芸能人が何気なく投稿しているSNSだけで、実際の居場所まで割り出せるのか。2015年時点で位置情報の危うさをテレビ企画にした説です。 SNS調査のプロとして探偵社も協力し、三又又三、カラテカ矢部、クロちゃんのTwitter投稿を分析。写真や投稿内容から行動を追います。

三又又三、カラテカ矢部、クロちゃんの3人とも、SNSの投稿内容を手掛かりに所在地の割り出しに成功しました。 笑える芸能人捜索でありながら、SNS投稿から現実の居場所へつながる怖さが結果として具体的に出ています。ただし比較条件や途中のルール変化が大きい企画ではないためA中位です。

ツッコミ 強ければ強いほど面白い説|84点・A Tier

放送日:2017年6月7日

カミナリのような強いツッコミは、物理的に強くすればするほど笑いも増えるのか。ツッコミの威力を異ジャンルへ広げます。

プロレス、アメリカンフットボール、警察犬などの“強さ”をツッコミ役として投入。最後はデスマッチレスラーによるパイプ椅子や蛍光灯のレベルまで進みます。

威力が上がりすぎると、笑いより痛さや危なさが前に出るようになり、「強いほど面白い」という単純な右肩上がりにはなりませんでした。 ツッコミの強さを段階的に上げ、途中で仮説が崩れる境界まで見せた構造が優秀です。単に激しくすればいいのではない、と限界点まで示せたところに価値があります。

久々に見たダンカンがそんなワケないくらい虎キチでも、まぁそんなもんかと思っちゃう説|84点・A Tier

放送日:2023年6月14日

阪神ファンとして知られるダンカンの“虎キチぶり”が、久々に会った間に極端になっていても、共演者は「この人ならそうか」と受け入れるのか。 岡野陽一、ザ・マミィ酒井、登坂絵莉とのニセ箱根ロケで、息子の虎太郎が架空の阪神戦を速報。失点のたびにロケを止め、全員に「六甲おろし」を歌わせ、最後は架空の大山悠輔の凡退に激怒して本人がロケから退席します。

虎太郎が代役へ入るところまで誇張しても、ターゲット3人は強く止めずロケを進めました。

もともと持たれている人物イメージなら、どこまで誇張しても“その人らしさ”で処理されるのかを段階的に試したのが強い。ダンカンの阪神愛そのものより、既存イメージを仕掛けに変えた構造が面白い。

久々に見た芸能人のキャラが3倍増しになってても、まぁそんなもんかと思っちゃう説|84点・A Tier

放送日:2023年9月13日

昔から知られている芸能人の特徴を極端に増幅しても、久々に会った人は「以前からこんな感じだったかも」と受け入れるのか。

桑野信義の独特な箸使いを利用し、拳で握る、両手で使う、4本を指の間に挟む“ウォーズマン”風と少しずつ誇張。尾形貴弘と囲碁将棋・根建が見守ります。 途中までは受け入れますが、さすがに尾形が「ふざけてますよね」と疑い、最後まで完全には通用しませんでした。

成功・失敗の二択ではなく、「元からあるキャラならどこまで誇張を許容されるか」という境界が段階的に見えるのが強い。同系統の過去企画があるぶん着想点は抑えていますが、検証としてはきれいです。

学生服さえ着ていれば何歳であっても高校生で通せる説|84点・A Tier

放送日:2023年10月18日

学生服という記号が強ければ、実際の年齢が高校生から大きく離れていても、人はまず「高校生」として受け入れてしまうのか。 街頭や高校生向けの取材を装い、学生服姿の偽高校生を年齢を上げながら投入。20~30代だけでなく、明らかに高校生としては年上に見える年代まで混ぜ、インタビュアー側がどこで違和感を指摘するかを見ます。

年齢が上がると疑う人も出る一方、学生服姿という前提に引っ張られ、そのまま高校生として話を進めるケースも複数確認されました。 服装という一つの情報が、顔や年齢感より先に人物認識を決める現象を、年齢を段階的に上げながら見せた設計が強い。一方、全員が最後までだまされるわけではなく、境界があるためAです。

コロナ対策、いまだに現役バリバリの現場があっても従わざるを得ない説|84点・A Tier

放送日:2024年8月28日

ほとんど見かけなくなった感染対策を、ロケ現場で当然のように要求されたら、芸能人は「もう必要ないのでは」と止められるのか。

ともしげや井戸田に、マスク、フェイスシールド、巨大アクリル板、声量制限などを要求。井戸田はネタばらし後、「一社提供だから」とスポンサーへの配慮も理由に挙げます。後半ではチャンス大城とはっしーはっぴーへ、当時ですら行われていない過剰対策まで要求しました。

違和感を持ちながらも、出演者たちはかなりの段階まで現場の指示に従いました。 かつて普通だったルールから始め、途中で明らかにおかしい指示へ境界をずらす二段構成が強い。社会的な賛否や感染症への価値判断は採点に含めていません。

国道ラーメンマラソン2|84点・A Tier

放送日:2024年9月4日

国道沿いを約20km走り、ラーメン店の前を通ったら必ず一杯食べる。走力と大食い力を同時に要求するレースの第2回です。 前回王者のアンジェラ佐藤に、みなみかわ&きしたかの高野の芸人チームが挑戦。アンジェラは一人で15杯を完食する大食い能力を見せますが、ラーメンを食べれば速く走れるわけではありません。

走力で先行した芸人チームが勝利し、第2代王者となりました。

「食べる」と「走る」という相反する能力が同じコースで勝敗に作用し、大食い最強でも勝てない結果が出たのが面白い。ただし第2回なので基礎アイデアの新規性は明確に下げています。

2代目関根勤選手権 第3弾|84点・A Tier

放送日:2025年5月21日

『笑っていいとも!』で関根勤が一般人へ付けていた即興キャッチフレーズを競技化したシリーズ第3弾です。

芸人がランダムに登場する一般人5人へその場でキャッチフレーズを付け、関根本人が各10点、合計50点で採点。川北茂澄43点、せいや44点、連覇中の飯尾和樹45点と高得点が続きます。 ケンドーコバヤシが46点を獲得し、飯尾の3連覇を1点差で阻止して初優勝しました。

第3弾なので着想点は抑えていますが、同じ5人・同じ採点者という条件で芸人ごとの瞬発力を比較でき、最後も1点差で決着。シリーズ物として非常に安定した回です。

アキラ100% 最先端のハイスピードカメラならお盆の向こう側見える説|83点・A Tier

放送日:2017年11月8日

アキラ100%のお盆芸は、普通のカメラをコマ送りしても本当に隠れたままなのか。撮影速度を極端に上げて検証します。 まず通常カメラで撮影すると、コマ送りでも向こう側は判別できません。そこで1秒2000コマのハイスピードカメラを投入し、同じ動きを超スローで撮り直します。

今度は放送上そのまま見せられず、画面を黒く処理する必要がある結果になりました。 通常撮影と2000fpsを比較するだけで、説への答えが極めて明確に出ています。短尺で展開量は少ないものの、「機材を変えたら結果も変わる」という技術検証として切れ味のあるAです。

「あの人は今」で全く別人が出てきても指摘できない説|83点・A Tier

放送日:2018年1月17日

昔テレビで見た人物と久しぶりに再会する「あの人は今」企画なら、本人ではない別人が出てきても「違う」と言いにくいのか。

カケフくん、浜田ブリトニー、ユリ・ゲラーなどとして別人を用意し、銀シャリ、黒瀬純、藤本敏史らをターゲットにします。顔に違和感があっても、「久々だから変わったのかも」と記憶の方を疑わせる状況です。

対象芸人は、誰もその場で「別人」と指摘できませんでした。 テレビの再会企画そのものを、違和感を口にしづらくする装置として使った点が上手い。複数ケースで同じ方向の結果が出ていますが、仕掛け自体は同型反復なのでA中位です。

お寿司の達人 第4弾|82点・A Tier

放送日:2017年6月21日

曲の歌詞に食べ物が出てきたら、そのタイミングで実際に食べる「お寿司の達人」シリーズ第4弾です。 食べ物曲メドレーなど新ステージを追加。通常の挑戦者がLEVEL3で次々に脱落した後、ジャイアント白田、菅原初代、赤阪尊子のフードファイターチームを投入するとLEVEL3を突破します。

しかしLEVEL4「ふしぎなポケット」で、歌詞に合わせて増え続けるビスケットを処理しきれず、フードファイターも敗退しました。

普通の挑戦者が越えられない壁を専門家が突破し、その専門家も次の壁で止まる難度設計は明快です。ただし第4弾なので新規性を大きく抑えています。

「店舗」分の「シャッター」でキングオブシャッター商店街算出できる説|82点・A Tier

放送日:2023年9月20日

“シャッター商店街”を印象で語るのではなく、商店街の全店舗数に対して何軒のシャッターが閉まっているかを数え、比率で全国ランキングを作ります。

各地の商店街を実際に調べ、営業店舗と閉鎖店舗をカウント。建物そのものがほぼ廃墟になっている場所なども現れますが、単に「荒れて見える」だけではなく店舗比率で比較します。 1位は岐阜市のスタープレイス柳ケ瀬商店街。188店舗中159店舗がシャッターで、84.6%となりました。100%に見える場所でも、実質的に商店街として成立していないケースは別扱いにされています。

曖昧な社会現象を「シャッター数÷店舗数」という一つの指標へ落としたのが強い。一方、中心は調査ランキングで、人物の駆け引きやルール変化は少ないためA下位です。

髪型とメイク次第でIKKOそっくりになる“IKKOの原石おじさん”街に埋もれてる説|82点・A Tier

放送日:2023年11月29日

街で「髪型とメイクを変えればIKKOになりそうな男性」を探し、本当にプロの手で変身させます。 菊地亜美、クリス松村、神無月、アルコ&ピースらが候補をスカウト。カツラ、衣装、プロのメイクを施し、チョコプラ松尾が似具合を判定しますが、思ったほど似ない人も続きます。

アルピーが見つけた南インド料理店の男性が決勝へ。IKKOの「まぼろし~!」を「まるごし~!」と言い間違える一言まで含めて印象を残し、最終優勝しました。 街頭探索から変身、判定まで企画はよく作られていますが、純粋な“そっくり度”だけで決まらず、最後は人物の偶発的な面白さに助けられた面もあります。そこを含めてAです。

「明日の合コン、男性陣はなんと巨人の人たちでーす」と聞かされ、喜んで参加した合コンに来たのが全員2m超えのシンプル巨人でも文句言えない説|82点・A Tier

放送日:2024年5月8日

「男性陣は巨人の人たち」と聞いた女性たちが想像するのは読売ジャイアンツ。しかし実際に来るのは、全員2m超えの“文字通りの巨人”です。

女性3人の前に現れた男性4人は205~215cm級。元バスケットボール日本代表の石橋貴俊らが参加し、女性陣は最初「野球選手じゃなくて?」と戸惑います。

ところが約1時間半後にはカラオケや「巨人様ゲーム」、お姫様抱っこまで始まり、合コン自体は普通に盛り上がりました。 「巨人」という単語の意味をすり替えるだけの分かりやすい言葉遊びですが、勘違いを明かして終了せず、その後の合コンが本当に成立するところまで取れたのが強い。規模は小さめなのでA下位です。

第3回タッグ相撲最強コンビ決定戦|82点・A Tier

放送日:2024年5月29日

2人1組で土俵に上がるタッグ相撲の第3回大会。8組のトーナメントで最強コンビを決めます。 2対2だからこそ単純な体格だけでは決まらず、誰を先に崩すか、相方をどう助けるかといった動きが生まれます。大会途中にはトム・ブラウン布川ひろきの骨折による棄権も発生しました。

途中の棄権を挟みながら大会は進み、最終的にママタルトが大会初優勝しました。

競技フォーマットは第3回でも十分機能していますが、基本アイデアの新規性は低下。さらに途中棄権で本来の対戦を最後まで消化できなかった点も含め、A帯に留めています。

病院で目覚めたとき誰もいなくなってたらだいぶおっかない説|82点・A Tier

放送日:2024年6月19日

病院で眠っている間に、医師も看護師も患者も全員いなくなっていたらどれだけ怖いのか。

ターゲットのゴスケが目を覚ますと院内は無人。さらに人が戻ってきた後も、今度は全員がゴスケだけを存在しないかのように扱う二段階の仕掛けへ進みます。 企画側は恐怖が増すと想定していましたが、ゴスケは思ったほど怖がらず、むしろ笑ってしまう場面も出ました。

「誰もいない」から「人はいるのに自分だけ認識されない」へ設定を変える構成は強い。一方、狙った恐怖反応が完全には出ず、ターゲットの性格が企画側の想定を外す結果まで含めてAとしました。

ハンコタワー、芸人コンビ早見つけ対決|82点・A Tier

放送日:2025年2月5日

名字のハンコ約3000本が五十音順に並ぶハンコタワーから、芸人コンビ2人分の名字を探し、5分間で何組完成できるかを競います。 ウエストランド、メイプル超合金、三日月マンハッタンが挑戦。「太田+田中=爆笑問題」「上田+有田=くりぃむしちゅー」のように、芸名ではなく本名の名字知識も必要です。

3組の中では三日月マンハッタンが14組を完成させ、初代王者となりました。 文具店で見かけるハンコ棚を、芸人知識と探索速度のゲーム盤へ変えた着想が良い。同一ルールの5分勝負で大きな展開変化はないため、A中位にしています。

全く違った人生を歩んだ双子もいる説|82点・A Tier

放送日:2026年4月8日

遺伝的に非常に近い一卵性双生児でも、育つ環境が大きく違えばまったく別の人生を歩むことはあるのか。実在の兄弟を取材します。

73歳の兄弟は生後半年で別々に育つことになり、兄は幼い頃から働き、非行、就職、起業、会社倒産を経験して3000万円の借金を背負います。一方、弟は京都大学へ進み、卒業後は銀行員になりました。

“債務者”と“銀行員”というほど対照的な人生を歩んだ二人は、長い年月を経て約40年後に再会しました。 操作実験ではないため検証設計は抑えていますが、一つの実例の中に幼少期から再会まで明確な対照と時間軸があり、取材VTRとしての展開力は高い。感動や涙そのものは得点にしていません。

メイク室でドライヤーをかけている先輩から話しかけられた後輩 ほぼ勘で答えてる説|81点・A Tier

放送日:2024年2月28日

ドライヤーの音で先輩の声がほとんど聞こえなくても、後輩は「聞こえません」と止めず、会話が成立しているように相づちするのか。 木村祐一がドライヤー中のパンサー尾形へ話しかけると、尾形は「そうですよね~確かに」など自然な相づちを続けます。そこで銀シャリ鰻を呼び、「さっきの話」を尾形から説明させる第二段階へ進みます。

尾形は内容をほとんど再現できず、実際には聞こえていないまま返事していたことが露呈しました。

その場のリアクションだけでは「聞こえていた可能性」が残りますが、第三者へ説明させて確認する設計が非常にきれい。単一ターゲットの短尺なのでA下位です。

唐突にブチ切れて相手を散々罵ったあげく「…怖かった」とつぶやく“リアル未知やすえ”食らっても、即座にはコケられない説|81点・A Tier

放送日:2024年5月8日

吉本新喜劇なら、未知やすえが激怒した後に「…怖かった」と言えば全員がズッコケます。それを本当に険悪な空気の中で突然やられても、反射的にコケられるのか。

何も知らないすゑひろがりず三島の前で、根建太一と女性スタッフ役が本気の口論に見えるやり取りを開始。女性側が関西弁で激しく罵倒した後、急に「…怖かった」と締めます。 事情を知る仕掛け人たちは一斉にズッコケますが、三島は理解が追いつかず一拍遅れて倒れ込み、さらに土下座までしました。

舞台上の“お約束”を現実へ移し、周囲全員が正解リアクションをすることでターゲットだけの遅れが可視化されます。単一ケースでも比較構造が明快なAです。

水曜日のダウンタウン出演率ランキング|81点・A Tier

放送日:2025年3月5日

「水ダウによく出る芸人」を出演回数ではなく、その人のテレビ出演全体に占める『水曜日のダウンタウン』出演率で比べます。 2019年5月から2024年12月まで、NHKと民放5局を対象に、水ダウ出演イメージの強い30組を集計。15位のみなみかわは449本中30本で6.68%でした。

3位は大トニー33.33%、2位たむらけんじ77.59%。1位のインタレスティングたけしは、設定した対象期間・局の集計範囲で100%となりました。 「よく出る」を絶対本数ではなく“その人の出演の何%が水ダウか”へ置き換えた指標設計が強い。一方、中心はデータランキングなので、VTR内の人物展開は限られます。

赤ちゃんの性別 あぁ~しらきのシステムで夫に発表したらめちゃくちゃ盛り上がる説|81点・A Tier

放送日:2026年5月27日

あぁ~しらきの「男かな?女かな?」を、ネタではなく本物の赤ちゃんの性別発表へ使ったら成立するのか。

一般夫婦のケースでは、出産直後、まだ性別を知らない夫の前へしらきが登場し、ギャグの形で女の子と発表。別ケースではカカロニすがやに、第2子の性別を同じ方法で伝えます。

一般夫婦では夫が泣き笑い。すがやの第2子は男児と発表され、長女と喜び、すがやも最後は涙を見せました。 普段はオチのためのギャグを、本当に答えを知りたい瞬間へ移植した発想が良い。二例で成立していますが、基本は既存ネタの転用で複雑な多段検証ではないためA下位です。

クロちゃん「さん」づけで呼ばれた時の「アグネス・チャンさんみたいに言わないで」の返しにアグネス・チャン本人からクレームが入ったら以降ダンマリ説|81点・A Tier

放送日:2026年5月27日

クロちゃんの定番返しを一つ封じれば、「クロちゃんさん」と呼ばれても何も返せなくなるのか。 アグネス・チャン本人からクレームが来たという偽の内容証明を送り、その後のニセ街ロケで「クロちゃんさん」と呼びます。ところがクロちゃんは、別の「○○チャン」という有名人名を使って新しい返しを続けました。

最初の条件ではダンマリにならず失敗。そこで「他人の名前を使うこと自体も禁止」と追加すると、ようやく「あざっす」程度の短い返答だけになりました。

最初から説名どおり成功したのではなく、抜け道が見つかってから条件を追加する二段構成が面白い。最初の反証を失敗扱いで捨てず、そのまま次の検証条件へ使ったところが効いています。

街行く人のあだ名 当てられるまで帰れません|80点・A Tier

放送日:2024年6月12日

街で「あだ名を当てやすそうな人」を探し、その写真だけを相方に送り、本当のあだ名を当てるまで帰れません。

マテンロウ、パンプキンポテトフライ、きしたかの、ママタルト、そいつどいつの5組が挑戦。最初の22問は全滅し、途中から写真を動画へ、さらにヒントあり、一人3回答までと段階的にルールが緩和されます。 最初に抜けたアントニーでも開始4時間35分。最後のそいつどいつは14人目、開始10時間30分でようやく正解し、5組全員がクリアしました。

答えは実在するのに、本人以外には根拠がほぼないという無茶なクイズを長時間企画へした発想が良い。一方、基本は同じ推理の反復で、ルール緩和も救済措置の性格が強いためAの下限です。

鉄道マニア、細分化されすぎてもはやどんな「○○鉄」が出てきても信じちゃう説|80点・A Tier

放送日:2025年4月16日

「撮り鉄」「乗り鉄」など細かく分かれた鉄道ファンの呼び名。そこに架空の「○○鉄」を混ぜても、本物の鉄道好きは信じるのか。 一睡もせず電車へ乗るという「完鉄」、眼帯姿の「独眼鉄」などを投入。囲碁将棋・文田は『魁!!男塾』の独眼鉄を連想して元ネタに気付きますが、さらに元プロレスラーの名前そのままのような「山本小鉄」まで登場させます。

途中で元ネタに気付かれる場面はあったものの、架空の呼び名を重ねても会話は続きました。最後は根建もさすがに強くツッコむところまで進んで終了しました。 実在する細分化文化の“ありそう感”を利用し、少しずつ名前を荒唐無稽にする段階設計が良い。一方、核は言葉遊び型の短いドッキリで、比較規模も小さいためAの下限です。

替え歌 いまだに嘉門達夫が最強説|89点・A Tier

放送日:2014年11月26日

替え歌といえば長年第一人者として知られる嘉門達夫ですが、現役の歌ネタ芸人と同じ舞台で競ったら本当に今でも最強なのか。嘉門と、どぶろっく、テツandトモ、阿佐ヶ谷姉妹、RGら計8組によるトーナメントで決めます。

判定するのは小学生50人。課題曲を変えながら勝ち抜き、決勝は嘉門達夫対どぶろっくになりました。大本命の嘉門が最後まで残ったものの、最終的にはどぶろっくが僅差で優勝。「いまだに最強」という説は不成立でした。

「最強」という曖昧な称号を、同じルールの勝ち抜き戦へ落とした設計がきれいです。しかも嘉門が決勝まで残ったうえで敗れるため、説をただ否定するのではなく“今でも強いが1位ではない”という結果になったのも良い。A最上位です。

「スシ食いねェ!」曲のテンポで歌詞通りに寿司食うの不可能説|89点・A Tier

放送日:2016年2月10日

シブがき隊「スシ食いねェ!」の歌詞に登場する寿司を、曲のテンポそのままで本当に食べ続けられるのか。歌詞を聞く企画ではなく、実際のリズムゲーム兼大食い競技へ変えます。 挑戦者の前へ、歌詞に合わせて寿司や飲み物を次々に出し、曲についていけるかを検証。大食いに強い挑戦者も参加しますが、単純な胃の容量だけでなく、短い間隔で口へ運び、飲み込み、次へ進む速度が必要です。初回の挑戦では最後まで曲を完走できませんでした。

誰もが知る歌詞をそのままゲームルールへ変換し、量よりも“歌についていく速度”が壁になるのが秀逸です。ルールとタイトルと失敗理由が一直線につながっており、A最上位に置いています。

クロちゃん 嘘ツイート監視企画|89点・A Tier

放送日:2017年8月23日

クロちゃんのTwitter投稿と実際の生活には、どれほど違いがあるのか。単発で投稿を確認するのではなく、番組が1週間、24時間体制で本人の日常を監視します。

スタッフは専用アカウント「リアルクロちゃん」を用意し、クロちゃん本人の投稿と現実の行動の食い違いをリアルタイムに近い形で可視化。本人は、自分しか知らないはずの行動が次々と暴かれることで、見えない監視者への不安を強めていきます。最後に『水曜日のダウンタウン』の企画だったと明かされました。

SNSの“盛った投稿”を指摘するだけでなく、1週間の常時監視と別アカウントを組み合わせた仕掛けが強力です。ただし投稿と現実に差があること自体は企画開始前からある程度分かっており、最終方向の予測可能性を残すためA最上位です。

「ベッドの中に人がいる」が結局一番怖い説|89点・A Tier

放送日:2018年2月28日

「人がいる」ドッキリの第4弾。帰宅後や宿泊先で最も無防備になるベッドの中に、見知らぬ人が先回りして潜んでいたら、シリーズの中でも特に強い恐怖になるのではないかを試します。 パンサー尾形、尼神インター誠子、アントニー、クロちゃんらへ同じ仕掛けを実施。布団へ入ろうとした瞬間に知らない人が現れるため、逃げ出す、腰が抜ける、泣きながら距離を取るなど、複数の対象で強い反応が続きました。自宅や寝床という“安全なはずの場所”そのものが裏返る構造です。

仕掛けは極端に単純ですが、場所をベッドへ限定したことでタイトルを聞いただけで映像が浮かび、複数人で同じ方向の反応も出ています。ただしシリーズ第4弾で基本着想の新規性は下がるため、Sには上げずA最上位です。

数珠つなぎ企画で1番過酷なの ジョジョの鉄塔システム説|89点・A Tier

放送日:2018年5月30日

檻に入れられた人が外へ出るには、自分の代わりとなる芸能人を呼び出して檻へ入れなければならない。『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する“鉄塔”のような入れ替わり制を、本当に数珠つなぎで続けます。

最初のナダルは電話で知人を呼び出そうとしますが、企画だとは明かせず交渉に苦戦。それでもジャングルポケットおたけを呼び込み、自分は脱出します。以降も次の人が新たな知人を呼び、入れ替わりが連鎖。脱出したい本人の必死さが、次の“囚われ役”を生むシステムになりました。

「誰かを呼べば帰れる」という救済条件が、そのまま次の被害者を作るルールになっているのが秀逸です。一人のリアクションではなく、人間関係までゲーム盤に変えている。ただし明確な優勝者や最終勝敗を決める形式ではないため、89点Aとしました。

むつみ住みます芸人決定戦|89点・A Tier

放送日:2019年12月4日

オードリー春日が約20年暮らしたアパート「むつみ荘」の後継住人を、普通の入居審査ではなく“春日の人生”にちなんだ競技で決めます。70人を超える芸人が応募しました。 現家賃での足切りから始まり、泥の中から硬貨を探してコーラを買う、長時間待つといった春日らしい種目を突破。最終5人は財布も携帯も持たず、道を聞くことも禁止され、赤坂から阿佐ヶ谷のむつみ荘へ向かいます。最速で着いたシイナ三浦一馬が最後まで残り、最終相撲では明確な決着がつかなかったものの、春日が情熱を認めて鍵を渡し、2代目住人となりました。

20年間の生活史を複数の競技へ変換し、最後には本当に“次の住人”が決まるところまで現実へ接続した設計が強い。一方、最終勝敗が競技だけで完全決着せず、最後は春日の裁量が入るため89点Aです。

バンジーNG芸人でも飛ぶまで帰れなかったら いつかは飛ばざるを得ない説|89点・A Tier

放送日:2020年3月11日

バンジージャンプをNGにしている芸人5人だけを集め、「誰か1人が飛ぶまで全員帰れない」という条件を設定。COWCOW多田健二、インパルス堤下敦、とろサーモン久保田かずのぶ、さらば青春の光・森田哲矢、Hi-Hi上田浩二郎が挑みます。

初日は多田がジャンプ台まで進むものの飛べず、全員が現地で寝袋泊。2日目も堤下や森田が台まで進んで断念し、久保田は台へ向かうこと自体を拒みます。最後は多田が再び台へ立ち、何度もためらいながらジャンプに成功。そこで5人全員が帰れることになりました。

全員が同じ“飛びたくない”側だからこそ、誰かの勇気にただ乗りしたい心理と、自分が終わらせるしかない状況がぶつかります。一泊まで伸びたこと自体ではなく、最終的にルールが人を動かして明確に決着した点を評価したA最上位です。

インフォマ-1GP|89点・A Tier

放送日:2024年9月11日

実在する商品のインフォマーシャルを、芸人が本気で作ったらどの組が一番面白く、しかも広告として成立するのか。空気階段、ニッポンの社長、さや香、令和ロマン、ニューヨーク、マヂカルラブリーの6組が出場します。 1回戦では「リアルゴールド」を題材に競い、空気階段、令和ロマン、ニューヨークが決勝へ。決勝の商品は「CHILL OUT」で、最終的に空気階段が優勝し、賞金300万円を獲得しました。さらに決勝で披露したインフォマーシャルが番組終盤に実際のCMとして放送され、企画内のネタが本物の広告へ接続しました。

広告の制約が芸人の自由を削るのではなく、むしろ発想の差を可視化する競技ルールになっています。優勝作が本物のCMへ移る着地も強い。一方、ネタそのものへの依存が大きいためS直前の89点Aです。

ロケで習った護身術、翌日暴漢に襲われたら一応繰り出そうとする説|89点・A Tier

放送日:2024年9月11日

ニセ番組のロケで護身術を約3時間習わせ、その翌日、本当に危険な相手が現れたような状況を作ったら、芸人は前日に覚えた技をとっさに使うのか。信子、あぁ〜しらき、高野正成が合気道の護身術を学びます。

翌日、別ロケの帰り道で暴漢役を登場させると、信子としらきは前日に習った技を実際に繰り出し、高野は別の逃げ方を選びました。さらにチャンス大城には本物の護身術ではなく“気功”を教える別検証を追加。学んだ直後の知識を極限状況でどう使うかだけでなく、信じ込んだ技をどこまで頼るかまで広げています。

単なる講習ドッキリではなく、翌日に別の状況を作って“学習→記憶→実行”までつなげた設計が強い。一方、対象者ごとに教わる内容や襲われ方が完全同条件ではなく、護身術自体の性能比較でもないためSには届かずA最上位です。

次世代リアクション王発掘トーナメント|89点・A Tier

放送日:2025年6月11日

地上波ドッキリをほとんど経験していない若手芸人を100組超から募集し、事務所や相方の推薦、オーディションを経て12人を本戦へ。番組で何度も使われてきた定番ドッキリを、まだ“慣れていない人”へぶつけて次世代のリアクション王を探します。 3ブロックを勝ち抜いたのはサン北川、ちばけん、りょうちゃん。決勝では各人の苦手分野に合わせ、りょうちゃんには幽霊、ちばけんには動物園での仕掛け、サン北川には「ぼったくり居酒屋で発砲」ドッキリを用意。審査の結果、サン北川が優勝し、次世代リアクション王に選ばれました。

単に面白い若手を探すのではなく、100組超→12人→共通条件→個別決勝と選抜過程を段階化した設計が強い。リアクションという主観評価が最後に残るため完全な客観競技ではありませんが、発掘企画として非常に完成度の高いA最上位です。

校歌逆算クイズ|89点・A Tier

放送日:2025年7月30日

学校名を伏せた校歌の歌詞だけを読み、そこに出てくる地名や川、山、歴史的な言葉を手掛かりに、Googleマップだけで学校を特定できるのか。ふくらPと、RG・みなみかわ・春日の芸人チームが対戦します。

検索エンジンは使えず、歌詞から場所を推理して地図上で絞り込むルール。第1問はふくらPが十二町小学校を特定しますが、第2問は芸人チームが米沢市立第七中学校、第3問も千葉市立蘇我小学校へ先に到達。最終的に芸人チームが2勝1敗で逆転勝利しました。

校歌のローカル情報を“位置情報の暗号”として使い、知識だけでなく地図の読み方やチーム内の発想まで勝敗へつながります。3問で逆転まで生まれ、クイズ企画としてかなり完成度が高いA最上位です。

落ちてる髪の毛を拾いながら富士の麓まで歩いたらその髪で作った防寒具でそのまま富士山登頂できる説|89点・A Tier

放送日:2025年9月3日

あかつが東京・三宅坂から富士山の麓へ歩きながら髪の毛を集め、その髪を中綿代わりにした“人毛ダウン”を作って富士登山へ挑みます。当初は道に落ちた髪だけでしたが、集まりが悪いため、通行人、美容室・理容室、スポーツジム、さらに動物の毛まで段階的に回収対象を広げました。 8日目に防寒具が完成し、御殿場口から登山を開始。中には約120人分の人毛に加え、犬12匹や馬4頭分の毛も入りました。高所で実際に防寒具を着用し、登山開始から20時間50分後に富士山頂へ到達。回収、製作、防寒、登頂まで、長い準備の全工程が最後の結果へつながりました。

素材集めから衣服製作、実地テスト、登頂まで一本の因果でつながる長期企画として非常に強い。一方、途中で回収ルールがかなり緩和され、当初の「落ちてる髪だけ」という条件から離れたため、その検証純度を引いてS直前の89点です。

ネルソンズ青山プロポーズドッキリ|89点・A Tier

放送日:2026年2月25日

ネルソンズ青山フォール勝ちは、13年付き合ってきた恋人への本物のプロポーズをサプライズで準備中。一方、恋人側には「番組が青山からプロポーズを引き出そうとしている」と別の説明をし、両者が相手へ秘密を抱えた“ダブルプロポーズドッキリ”にします。

番組はウェディングフォト、偽ラジオ相談、占い、レストランなど“今プロポーズすべき”状況を何度も作りますが、青山は本番の計画を守るため回避。恋人が一時は結婚を諦めかけるほどすれ違った末、最後は予定していたフラッシュモブへつなげて正式にプロポーズし、恋人も受け入れました。

本人には本当の計画、恋人には偽の番組計画を持たせ、双方の“秘密”が衝突しないよう最後まで走らせた構造が非常に強い。結婚そのものの感動を加点せず、仕掛けと現実のプロポーズを両立させた設計でA最上位です。

ザ・スベリドリームマッチ|89点・A Tier

放送日:2026年7月22日

「スベリ-1GP」上位3人にコウメ太夫、小堀敏夫を加えた“スベリ5人衆”と、芝大輔、井口浩之、街裏ぴんく、蓮見翔、ガクがフィーリングカップル方式で一夜限りのコンビを結成。5組がそれぞれ新ネタを作って観客の前で披露します。 観客50人とMC2人の計52票で判定した結果、芝大輔&小堀敏夫が22票で優勝。2位は井口浩之&コウメ太夫14票、3位は蓮見翔&エンジンコータロー9票、4位ガク&ゆきおとこ5票、5位街裏ぴんく&ギブ↑大久保2票でした。組み合わせ次第で同じ芸人の見え方が大きく変わることまで結果として残りました。

単に“面白くしてもらう”のではなく、組み合わせ決定からネタ作り、本番投票まで同じ企画の中で閉じています。出演者の力量への依存は大きいものの、相性によって評価が実際に変わる構造が非常に強く、A最上位です。

宇多田ヒカル『First Love』の「誰を思ってるんだろう」の部分 カラオケで全員「誰を思ってるんだはー」と歌う説|88点・A Tier

放送日:2015年8月5日

宇多田ヒカル『First Love』の一節は、歌詞どおりに聞こえるはずなのに、カラオケで歌うと多くの人が語尾を「だはー」のように歌ってしまうのではないか。誰もが知る曲の、ごく小さな発音の癖を検証します。

一般のカラオケ歌唱を確認すると、問題の部分で同じような崩れ方が続きます。さらに本人の音源や、別のプロ歌手によるカバーにも範囲を広げると、歌い手によって微妙に聞こえ方が変わり、大友康平まで含めて“この一節をどう歌うか”そのものが企画になっていきました。

最初は一音の聞こえ方という小ネタですが、一般人→原曲→プロのカバーへ比較対象を広げたことで、単なる空耳で終わっていません。音楽の癖を段階的な比較へした構成を評価してA上位です。

ホームランバーのバーでホームラン打てる説|88点・A Tier

放送日:2017年8月2日

アイスの「ホームランバー」の木の棒を大量に集めて本物のバットを作れば、そのバットで本当にホームランを打てるのか。商品名の言葉遊びを、長期の物理検証へ変えます。 マテンロウが約1か月かけてホームランバーを食べ、集めた棒から実際に振れるバットを製作。完成後は本塁打に挑み、最後は元プロ野球選手の山崎武司が打席へ。ホームランバーの棒でできたバットを使い、本当に本塁打を放って説を成立させました。

1か月の材料集め、バット製作、実戦という工程が全部タイトルのダジャレへ収束する設計が強い。最後は一流打者の能力に大きく頼る部分もあるためSには上げませんが、A上位です。

たむらけんじ 水曜日のダウンタウンの裏番組でもMC仕事ならついつい受けちゃう説|88点・A Tier

放送日:2017年11月15日

『水曜日のダウンタウン』で長くプレゼンターを務めてきた、たむらけんじに、関西で始まる新番組のMCというかなり魅力的な仕事を持ちかけます。ただし最初の打ち合わせでは、放送曜日と時間を伏せたまま話を進めます。

たむらは前向きに検討しますが、2度目の打ち合わせで放送枠が水曜22時、つまり『水曜日のダウンタウン』の真裏だと判明。ここで態度が変わり、番組への恩義を理由にオファーを断る方向へ進みました。スタジオでネタばらしした後、「もし水ダウに呼ばれなくなったら?」と条件を変えられると、今度は受ける趣旨の返答をして締めています。

最初から裏番組だと知らせず、本人が仕事として十分に魅力を感じた後から最重要条件を出すため、単なる義理人情クイズになっていません。仮説は外れましたが、最後に条件を変えると判断も変わるところまで取れたのが強いA上位です。

テレビに食べ物が映ったら同じもの食わなきゃいけない生活 フードファイターなら24時間ギリ達成できる説|88点・A Tier

放送日:2018年6月20日

地上波のテレビ番組で食べ物が映ったら、そのたびに同じものを食べなければならない24時間生活。4人のフードファイターに芸人チーム、プロレスラーチームを加えた6組が、それぞれ別のテレビ局を担当します。 朝4時から24時間、料理番組や情報番組、CMなどで食べ物が出るたび同じものを用意。担当局によって食事量が大きく変わるため、大食い能力だけでは先を読めません。最終的に完走できたのは6組中3組で、フードファイターでも担当局次第では脱落する結果となりました。

番組側が完全には制御できないテレビ編成を、そのまま食事指令の発生装置にした発想が強い。大食い能力だけで決まらず局ごとの偏りも作用するため競技としては不均等ですが、その偶然性自体が企画の面白さになっています。

おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説|88点・A Tier

放送日:2019年7月3日

解散ドッキリでも関係修復には至らなかったおぼん・こぼん。では催眠術で相手への感情を変えれば、長年こじれた関係でも仲直りできるのかを試します。当時、2人は約8年間ほとんど会話がない状態でした。

「次に会う人を好きになる」といった催眠をかけて対面させると、一時は表情が緩む場面も生まれます。しかし催眠の効き方には差があり、こぼんは最後まで完全な和解には応じません。企画は仲直り失敗で終わり、こぼんが席を立った後、おぼんが涙を見せるところまで映されました。

説は外れましたが、催眠術という人工的な仕掛けを入れても消えない実際の関係性が結果として露出します。後年の本当の仲直りは加点せず、この放送時点での検証と着地だけを評価したA上位です。

クロちゃん宅に潜伏中|88点・A Tier

放送日:2022年1月19日

小柄な芸能人10人がクロちゃんの新居へ事前に潜伏し、帰宅した家主に見つからず何時間隠れていられるかを競います。ザ・マミィ酒井、チャンス大城、カラテカ矢部らが参加し、自宅そのものを10人対1人のかくれんぼ会場にしました。 クロちゃんが生活を始めると潜伏者が次々と見つかり、途中から本人も『まだ誰かいる』と察して能動的に捜索。終盤、TikTokの生配信が続く中で耐えきれなくなったチャンス大城が声を出して発見されます。それでもベッド下の酒井は残り続け、クロちゃんが就寝した後まで潜伏。最後の生存者となりました。

家主がただ驚くドッキリではなく、途中からルールを理解したクロちゃん自身が“ハンター”へ変わるためゲーム性が後半で反転します。ただし自宅潜伏系の既存アイデアを競技化した発展形でもあるためA上位です。

昔、不義理をした人に謝りに行く系のロケ、少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説 第2弾|88点・A Tier

放送日:2024年8月14日

少し売れた芸人が、昔不義理を働いた相手へテレビ企画として謝罪に行けば、最後は何となく許してもらえる――そんな“感動ロケのお約束”が本当に通用するのかを試す第2弾です。

複数の芸人が、過去に迷惑をかけた本人のもとを訪問。話し合いを始めると、当人たちの記憶や認識の違い、金銭や仕事上の行き違いなど、用意された台本では処理できない事情が次々に出てきます。ケースによってはネタばらし後も対話や返済、関係修復まで進みました。

第2弾なので基本着想の新規性は抑えていますが、“謝れば丸く収まる”というテレビ的な予定調和を、現実の人間関係が何度も崩すところが強い。感動性ではなく、実際の会話が企画の結末を変える点を評価しています。

きしたかの高野 10m高飛び込みリベンジ|88点・A Tier

放送日:2026年1月21日・28日

前年の「紙飛行機×高飛び込みキャッチ」で10m台から一度も飛べなかった高野正成へ、今度は“飛ぶことだけ”を目的にしたリベンジ企画を用意。1月21日の生放送で10m台へ立たせ、放送終了までの成功を目指します。 1週目は最後まで飛べず、そのまま翌週へ持ち越し。2週目は前週の放送終了後にノーカット収録した“疑似生”形式で続行し、放送開始から約44分で高野がついに10mから飛び込みました。前年から残っていた「一度も飛べなかった」という一点を、2週を使ってようやく閉じています。

過去企画の未達成をそのまま次の企画の目的へ変え、生放送で逃げ道をなくした設計が強い。一方、基礎アイデアは10m飛び込みリベンジという一点に絞られており、新規の多段ゲームではないため88点A上位です。

ものまねショーに本人がそっくりさんとして出ても意外と気付かれない説|87点・A Tier

放送日:2016年4月20日

ものまね芸人が出演するショーに、本物の歌手が“本人そっくりの新人”として紛れ込んでも、観客は逆に本人だと気付かないのではないか。ニセモノが集まる場所へ本物を入れる逆転ドッキリです。

Toshlが「トシ郎」という新人ものまね芸人を装い、ものまねショーの舞台へ登場。本人の歌声を目の前で聞いているのに、観客は「よく似ている人」という前提に引っ張られ、すぐには正体を見抜きません。最後に本物だと明かされ、会場の認識が一気にひっくり返りました。

本物なら普通は最も気付かれやすいはずなのに、“ものまねショー”という場所そのものが強いミスリードになります。変装の巧さより、文脈が人の認識を上書きする構造を評価してA上位です。

激安店でのフードファイターvs高級店での一般人|87点・A Tier

放送日:2017年9月13日

たくさん食べられるフードファイターが安い店で食べるのと、普通の人が高級店で食べるのでは、会計額ならどちらが上になるのか。食べる“量”と料理の“単価”を同じ金額という指標で競わせます。 フードファイターチームは餃子の王将、高級店側は高価な中華料理で勝負。大食い側は量で稼ぎ、高級店側は少量でも金額を伸ばします。高級店側は早い段階で満腹になる中、ロバート馬場裕之が高額料理を食べ続けて逆転し、最終的に高級店側が勝利しました。

まったく違う強みを“食べた金額”へ一本化したルールが秀逸で、開始時の見込みと途中経過が自然に逆転ドラマを生みます。条件差そのものが企画の面白さなので厳密な能力比較ではありませんが、対決設計としてA上位です。

しあわせあかつ計画 説タイトル100個暗記できたら100万円|87点・A Tier

放送日:2019年3月20日

これまで番組で放送された説からランダムに100本を選び、その正式タイトルをあかつが1週間で丸暗記。100個すべて言えれば100万円という、番組史そのものを記憶競技へ変えた企画です。

短い説だけでなく、一文が長いタイトルも混ざり、1文字の違いも許されない厳しい判定。本番では85番目で一度言葉に詰まり、その問題を飛ばして先へ進みますが、後から思い出して戻ることに成功。最終的に100説すべてを言い切り、100万円を獲得しました。

過去VTRを並べる記念企画ではなく、番組の蓄積を“100問の暗記対象”へ作り替えた点が良い。成功条件も100/100と客観的です。一方、基本動作は暗記と回答の反復なので、展開の幅を考えてA上位としています。

知り合いの中から好きな人順に告白していけば、誰でもさすがに100人以内で恋人できる説 第2弾|87点・A Tier

放送日:2021年6月23日

知り合いの中から「付き合いたい」と思う順に告白を続ければ、100人に到達する前には誰かと交際できるのではないか。第2弾ではポンループ・アミが、実際の知人男性へ順番に告白します。 1人目のオズワルド伊藤俊介から始まり、19人目のジュースマンズ洋次郎には「今すぐ交際はできないがデートなら」と返されます。それでも“即日彼氏”を求めて告白を続け、4日間で71人へ。そこで一度チャレンジを終えた後、洋次郎とデートを重ね、改めてアミから告白。最終的に交際が成立しました。

その場では失敗した企画が、後日談によって「100人以内」という本来の説の範囲では成立する着地へ変わるのが強い。第2弾で着想新規性は下げていますが、人間関係が検証後まで動き続ける結果を評価しています。

今日から配属された新人マネージャーと名乗る男と2人で山奥のロケ先に向かってる途中、本当のマネージャーから電話がかかってきて「そんなヤツ知らない」と言われたらめちゃ怖い説|87点・A Tier

放送日:2023年4月19日

芸能人が“今日から担当する新人マネージャー”と名乗る男性の車に乗り、2人きりで山奥のロケへ向かいます。十分に移動したところで本物のマネージャーが電話し、「そんな人は知らない」と告げるドッキリです。

お見送り芸人しんいち、日本一おもしろい大崎、はっしーはっぴーの3人が対象。電話一本で、それまで普通に会話していた相手が“身元不明の運転手”へ変わるため、3人とも強い警戒へ切り替わります。大崎は走行中の車から降りようとするほど追い詰められ、はっしーはっぴーも激しい恐怖反応を見せました。

新任マネージャーという日常的な前提を作り、電話一本だけで同じ人物を“誘拐犯かもしれない相手”へ反転させる構造が強い。恐怖の大きさ自体は加点せず、3ケースで判断の差まで取れた設計を評価しています。

ツッコミ芸人、日常生活でも常にツッコミのスイッチ入ってる説 第3弾|87点・A Tier

放送日:2025年9月24日

東京ホテイソンたける、銀シャリ橋本、きしたかの高野の一日に、本人へ知らせず“ツッコミポイント”を仕込み、仕事中や移動中でも違和感へ反応できるかを見るシリーズ第3弾です。 たけるは10個中9個、橋本も10個中9個へツッコミ。ところが高野には趣向を変え、番組側からは一つも仕掛けを置きません。それでも本人は「何かあるはず」と日常の細部へ次々ツッコミを入れ続け、最後まで本物の仕掛けは0個のまま終了。ツッコミ芸人の“アンテナ”そのものを逆方向から見せる結果になりました。

第3弾なので基本着想の新規性は低いものの、3人目だけ“仕掛けゼロ”へ反転したことで、過去回の単純な再演を避けています。高得点者を競うだけでなく、ツッコミの職業病まで見せた構成を評価したA上位です。

寿司合戦チャンピオントーナメント|87点・A Tier

放送日:2026年4月8日

食べた寿司皿を自陣に積み上げても、相手の皿を崩すために投げてもいい「寿司合戦」が1年ぶりに復活。前回の決勝組だったレインボー、ネルソンズ、大自然に新たな挑戦者を加え、チャンピオントーナメントで“真の初代王者”を決めます。

トーナメントを勝ち上がったのはレインボーと大自然。決勝もレインボーが制して優勝しました。2試合合計でジャンボたかおは113貫、池田直人は119貫を食べており、大食漢のジャンボより池田の方が多いという別の意外な結果も残りました。

食事量がそのまま攻撃資源になるシリーズの基本設計は強く、歴代王者級をぶつけることで大会としての決着も明快です。ただし既存フォーマットのチャンピオン大会なので新規性を抑え、87点A上位です。

「早朝」をつけたら何でも面白くなる説|86点・A Tier

放送日:2015年5月20日

普通の競技でも、寝起き直後の“早朝”にやらせれば、それだけで面白い企画になるのではないか。かつての「早朝バズーカ」の発想を競技へ広げ、出演者を突然起こして、そのまま準備の整わない状態で種目へ参加させます。 代表的なのが早朝リレーで、芸人たちはパジャマ姿のまま走ることに。通常なら競技そのものを見るリレーが、寝ぼけた状況把握、着替えも準備もないスタート、思わぬ転倒や反応まで含めたドッキリへ変わりました。ほかの“早朝○○”にも同じ仕組みを展開し、「早朝」という条件自体をフォーマット化しています。

既存競技へ「早朝」という条件を一つ足すだけで、プレイヤーの状態そのものが新しいルールになる発想が強い。文字通り“何でも”証明できる命題ではありませんが、複数種目へ展開できるフォーマットとしてA上位です。

中継先にヤバめ素人が現れてもベテランリポーターなら華麗にさばける説|86点・A Tier

放送日:2019年6月12日

2018年に芸人を相手に行った“中継先の厄介な一般人”企画を、今度は長年現場を経験してきたベテランリポーターへ。同じような突発事態に対して、どんな処理をするのかを比べます。

中継へ割り込む、進行を邪魔するなど対応しづらい人物を複数のリポーターへぶつけると、相手を落ち着かせて進行を続ける人、まず身の安全や相手の事情を気にする人など反応は大きく分かれました。経験者だから全員同じように“華麗”に処理するわけではなく、それぞれの現場判断がそのまま結果になります。

同じ異常事態を複数人へ当てることで、普段は見えにくいリポーターごとの対応スタイルが自然に比較できます。ただし前回企画の発展版で新規性は下がり、「華麗さ」も客観的な数値では測れないため86点Aです。

決まり衣装芸人、M-1予選前日のロケで衣装が汚れるくだりが発生したらさすがに躊躇しちゃう説|86点・A Tier

放送日:2024年11月13日

翌日にM-1予選を控えた“決まり衣装”の芸人へ、その衣装が汚れたり傷んだりしかねないニセロケを用意。ちゃんぴおんず、きしたかのらに、現場の空気を優先するのか、翌日の勝負服を守るのかを迫ります。 ちゃんぴおんずには墨汁がかかりかねない仕掛けが用意され、衣装が1着しかない状況で強く躊躇。きしたかの高野にも黄色いスーツを汚す流れが何度も作られます。それでも出演者はロケそのものを成立させようとする方向へ動き、“衣装を守る”だけでは終わらない反応が続きました。

“仕事着であり勝負服でもある衣装”という二重の価値をぶつけた設定がうまい。一方、ニセ番組側からの圧力が強く、本人が完全に自由な状況で選んだ判断とは言い切れないため、その統制の弱さを残してA上位です。

負け残り“妨害”ドミノ|86点・A Tier

放送日:2026年4月1日

2組が同時にドミノを並べながら、自陣のドミノを相手側へ投げ込んで妨害してもいい対戦。10分後、より多くのドミノを倒せたコンビが勝ちで、しかも勝者ではなく敗者が次の新しい相手と戦う“負け残り”方式です。

第1戦はマユリカ対きしたかの。互いの陣地へドミノを投げ込みながら進み、結果は12対8でマユリカが勝利。勝者は帰宅し、敗れたきしたかのは2時間後に来る次のコンビとの対戦へ残されます。疲労を抱えた敗者だけが連戦する不均衡そのものが、企画の追加ルールになりました。

ドミノの精密作業へ“相手を邪魔していい”という攻撃性を入れ、さらに負け残りで消耗を次戦へ持ち越す二重反転が面白い。一方、長引くほど体力差が勝敗へ強く影響し、純粋なドミノ技術比較ではなくなるため86点Aです。

ネットに転がる芸能人のイイ話 ほぼほぼデマ説|85点・A Tier

放送日:2014年10月29日

ネット上で長く語られている芸能人の“いい話”は、本当に本人が経験した出来事なのか。感動話をそのまま紹介するのではなく、当事者本人へ直接確認して真偽を確かめます。 江頭2:50や松本人志、カンニング竹山などに、ネットで広まった具体的な逸話を提示。本人たちが「そんなことはしていない」「事実ではない」と否定するケースが続き、広く共有されている美談と本人の記憶が一致しないことが明らかになりました。

ネット情報の真偽を推測で判定せず、話の主人公本人へぶつける設計が強い。もちろんネット上の全美談を調べたわけではないため「ほぼほぼ」を完全証明したとは言えませんが、噂の検証企画として切れ味のあるAです。

ハンマー投日本2位 誰も知らない説|85点・A Tier

放送日:2015年11月11日

ハンマー投といえば室伏広治の名前は広く知られていました。では、その圧倒的な1位のすぐ後ろで長年2位だった選手を、世間はどれだけ知っているのか。スポーツにおける“2番手の見えにくさ”を調べます。

焦点となったのは土井宏昭。日本選手権で室伏に次ぐ2位を長く重ねていた選手ですが、その実績に比べて名前はほとんど知られていませんでした。本人への取材まで進むことで、単なる知名度クイズではなく、絶対的王者と同時代を過ごした2位の立場そのものが見えるVTRになりました。

「2位は知られない」という漠然とした印象を、長年トップの直後にいた一人の選手へ集約した着眼が良いです。一例から競技全体を一般化はできませんが、数字と本人取材が噛み合ったAです。

親切でおぶってあげたババアからのチョークスリーパー不可避説|85点・A Tier

放送日:2017年7月26日

足を痛めた高齢女性を親切でおぶった直後、その背中から突然チョークスリーパーをかけられたら避けられないのではないか。善意で取る“おんぶの姿勢”そのものを罠にします。 偽の人助け企画で、アントニー、ジャングルポケット斉藤慎二、オードリー春日俊彰がそれぞれ女性を背負います。女性役が背後から技をかけると3人とも回避できず、「不可避」が3人連続で成立。それでも相手を落とさないよう支える反応まで自然に出ました。

おんぶという親切な行為が、絞め技を最も受けやすい体勢になる着想が鮮やかです。3人とも同じ結果になった再現性も強い。一方、一発型の仕掛けで展開幅は限定的なためAです。

おばちゃんファンから逃走中|85点・A Tier

放送日:2019年7月31日

街を歩く芸能人へ自然に声をかけ、写真や握手を求めてくる“おばちゃんファン”に触れられたら脱落――という『逃走中』形式の企画。純烈チームとバラエティチームが街へ出て、ファンとの接触を避けながら生き残りを競います。

街中では企画を知らない女性たちとの接触がそのまま失格要因になりますが、終盤に登場した大阪の女性グループは、完全な偶然の通行人ではありませんでした。放送後のTBS説明では、エキストラ事務所へ東京に来られる人の派遣を依頼した一方、参加者本人には番組名や企画内容を知らせていなかったとされています。最終的には純烈チームが勝利しました。

普段なら歓迎するファンとの接触を、そのまま脱落条件へ反転したルールは分かりやすいです。一方、終盤には番組側が事務所経由で呼んだ“企画を知らない参加者”も含まれており、全編が完全な偶然遭遇だけで進むゲームではありません。その条件差を踏まえてA評価としています。

街中で自分と同い年の人2連続で当てるまで帰れません|85点・A Tier

放送日:2025年9月24日

街行く人に一度だけ“年齢を直接聞かない質問”をし、その返答や見た目から自分と同い年かを予想。自分と同じ年齢の人を2人連続で当てるまで帰れない長時間チャレンジです。挑戦者は54歳の藤本敏史、45歳の牧野ステテコ、35歳の日本一おもしろい大崎。 最初に抜けた藤本は開始6時間42分・35人目で成功。大崎は開始から13時間・139人目、牧野は14時間18分・79人目でようやく2連続正解へ到達しました。見た目だけでなく、“その世代しか答えにくい質問”を一度だけ作る力も結果へ大きく影響します。

年齢当てを二連続成功へしたことで偶然の一発を排除し、質問設計と観察力の両方が必要になっています。一方、基本は街頭で同じ試行を繰り返す耐久型で、後半のルール変化は少ないため85点Aです。

都内のパンチパーマ、令和の絶滅危惧種説|85点・A Tier

放送日:2026年7月29日

令和の東京で、昔はよく見かけたパンチパーマの人を本当に探せるのか。鬼越トマホーク、きつね、サスペンダーズ、ストレッチーズの4組が都内を回り、現役のパンチパーマを探します。

各チームが見つけた男性たちは最後にパンチングマシンで対決し、サスペンダーズが連れてきた男性が優勝。最下位になったストレッチーズ側には罰ゲームが課され、福島敏貴自身が本格的な全頭パンチパーマにする結末となりました。

存在確認で終わらず、発見した人たちを次の競技へつなぎ、最後は敗者側もパンチパーマになることでテーマを最後まで使い切っています。ただし“絶滅危惧種”を統計的に示す調査ではないため85点Aです。

スケバン 絶滅説|84点・A Tier

放送日:2014年4月23日

昭和の不良文化を象徴するような「スケバン」は、2014年の時点でもまだ実在するのか。昔のドラマや漫画のイメージではなく、番組初回で大規模な取材を行い、本当に現役のスケバンを探します。 各地を調べる中で、当時15歳の一般女性を“現役のスケバン”として実際に発見。2020年の番組7年目企画でも「あの説は今」の対象として本人を再訪しており、2014年の検証で実在人物へたどり着いていたことが改めて確認されました。つまり「絶滅」という説は不成立です。

言葉の定義にはどうしても曖昧さが残りますが、単なる街頭アンケートではなく「本当にいるのか」を探し、実在人物まで到達した結果は明快です。昔のイメージと現在を直接ぶつけた存在調査としてA Tierとしました。

不仲芸人対抗!スピード解散選手権|84点・A Tier

放送日:2022年1月26日

不仲とされる若手コンビ・トリオで、一方が突然「解散しよう」と持ちかけたら、相方が了承するまで何秒かかるのか。吉本興業、マセキ芸能社、太田プロ、人力舎から推薦された4組で“解散決定までの時間”を競います。

最後に登場した竹内ズでは、がまの助が解散を切り出すと、竹内大規がほぼ即答で了承。記録はわずか10秒で、ほかの3組を大きく上回る速さで優勝しました。ネタばらし後は先輩の岡野陽一が間に入り、本当の解散へ進まないよう2人を仲裁しています。

「不仲の深さ」を了承までの秒数に置き換えるブラックな発想と、約10秒という極端な結果は一発で伝わります。一方、関係性の複雑さを単一の時間だけで測る粗さもあるため84点Aです。

大仁田厚、実年齢より上に見られる事などないので万が一上を言われたら即電流爆破説|84点・A Tier

放送日:2024年11月13日

当時67歳の大仁田厚は実年齢より若く見られることが多い。そこで5人の“若見え”対戦相手と並び、通行人から年齢を当ててもらいます。67歳より上に見られる、あるいは相手より若く見える度合いで負ければ、そのたびに電流爆破を受けるルールです。 結果は大仁田がまさかの5連敗。5試合すべてで罰ゲームとなり、電流入りの棒による爆破を5回受けました。「上には見られない」という自信から始まった企画が、一勝もできないまま終わる極端な結果になりました。

年齢当てと電流爆破を一文で結びつける発想は強く、5連敗という結果も鮮明です。ただし検証構造は同じ質問の反復で、途中から大きくルールが変化する企画ではないため84点Aです。

免許持ってる?持ってない?ドボンゲーム|84点・A Tier

放送日:2025年11月19日

芸能人16人の中から、現在普通自動車免許を持っていない人を当てるゲーム。正解なら1ポイントですが、免許所持者を選んだ瞬間に“ドボン”となり、それまでのポイントをすべて失ううえ電流罰も受けます。

浜田チームとケンドーコバヤシチームが、年齢、仕事、過去の発言などから推理しながら選択。安全に点を積むか、残っている怪しい人物へ踏み込むかで駆け引きが生まれ、最終スコアは浜田チーム8対ケンコバチーム2。浜田チームが勝利しました。

単純な“免許の有無クイズ”に、誤答で全ポイント没収というリスクを足したことでゲームとして成立しています。ただし情報の多くは出演者の知識と推測に依存し、検証企画よりスタジオゲーム色が強いため84点Aです。

国道ラーメンマラソン4|84点・A Tier

放送日:2026年9月2日

国道沿いを走り、ラーメン店の前を通るたび一杯食べなければならない「国道ラーメンマラソン」第4弾。今回は環八沿い約20kmを、みなみかわ&高野組と、ともしげ&や団・中嶋組が走ります。裏道へ逃げても飲食店を通れば1000円以上食べるという別の罠があります。 終盤には両チームがほぼ同時に最後のラーメンを食べ終え、ゴール前200mから同位置で再スタート。みなみかわが先にテープへ到達しますが、勝敗は“チーム2人がそろってゴール”した時点で決まります。開始から9時間48分、ともしげ&中嶋が2人そろって先着し勝利。勝者チームは合計ラーメン17杯+半ライスを食べ切りました。

大食いと走力の相反する能力に加え、迂回にも別の食事ペナルティを置いたルールはよく機能しています。ただしシリーズ第4弾で基礎着想の新規性は大きく下がるため、回単体の接戦と着地を評価して84点Aです。

鎖鎌 最弱説|83点・A Tier

放送日:2014年5月28日

時代劇や忍者ものでは強そうに見える鎖鎌ですが、実際に武器として扱うとむしろ使いづらく、最弱クラスなのではないか。見た目の格好良さと実戦での扱いやすさを切り分けて確かめます。

鎖鎌をほかの武器と対峙させる形で検証すると、鎖と分銅を自在に扱う難しさがそのまま弱点として現れます。間合いを取れる一方で操作が複雑で、相手へ攻撃を通すまでの扱いにくさが目立ち、「強そう」という印象とは逆方向の結果になりました。

歴史武器のイメージを実際の対戦条件へ持ち込んだ着想が面白く、見た目と実用性の差が映像で伝わります。一方、武器ごとの熟練度や条件に左右されるため、「鎖鎌そのものが最弱」と一般化するには限界がありA中位です。

くまだまさし 世界で通用する芸人No.1説|83点・A Tier

放送日:2014年7月30日

日本語が通じない相手でも、くまだまさしの芸なら説明なしで笑わせられるのではないか。日本語が分からない外国人観客の前で、くまだまさし、ハイキングウォーキング、レイザーラモンRGの3組がそれぞれネタを披露します。 外国人観客による投票は、くまだまさし97票、ハイキングウォーキング4票、RG3票。小道具や身体表現を中心とした芸が言葉の壁を越えて圧倒的な支持を集め、この3組での比較ではくまだが明確な1位となりました。

「世界で通用する」を海外人気や知名度ではなく、その場で笑わせられるかへ置き換えた検証は分かりやすいです。ただし参加芸人と観客が限定された一回の比較であり、文字通り世界全体のNo.1を証明するものではないためAとしています。

芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説 第2弾|83点・A Tier

放送日:2015年8月12日

笑いのプロである芸人が「人生で一番面白かった」と挙げる瞬間なら、本人だけの思い出ではなく、誰が見ても面白いはず。芸人本人の記憶を入口に、その映像やエピソードを実際に確かめるシリーズ第2弾です。

複数の芸人から“これまでで一番笑った瞬間”を聞き出し、その内容をスタジオ側も共有。本人にとって特別な文脈がある笑いと、事情を知らない人でも伝わる笑いが同じなのかを比べていきます。第2弾でも、芸人が選ぶ素材だからこその強い場面が並びました。

人の主観をそのままランキング化せず、「その人が一番面白かったものを他人も見て笑うか」という形にした発想は良い。ただし“誰が見ても”を客観的に証明する尺度はなく、第2弾で着想の新規性も下がるためA中位です。

ジッタリン・ジン「プレゼント」の歌詞に出てくるモノ 全て揃う説|83点・A Tier

放送日:2016年4月27日

JITTERIN'JINN「プレゼント」には、相手からもらった物が次々と歌詞に登場します。それらを現実に全部集めることはできるのか。歌詞をそのまま買い物・探索リストへ変えます。 番組は歌詞に出てくるもののうち、形を持たないものを除いた21点を探索。「キリンがさかだちしたピアス」など簡単には見つからない品も一つずつ追い、最終的に21点すべてをそろえました。歌詞の列挙がそのまま達成状況になるため、最後の一品まで進捗が見える検証です。

誰もが聞き流している歌詞を“現物リスト”として扱う発想が分かりやすく、すべてそろうという着地も明快です。一方、基本は物探しの積み重ねでルールの変化は少ないためA中位です。

日本で一番有名な人 イチロー説|83点・A Tier

放送日:2017年11月1日

日本で最も有名な人物はイチローなのではないか。「有名」を感覚で決めず、各界から1000人を候補として選び、全国規模の知名度調査を行います。

10代から70代までの男女2000人を日本の年代別人口バランスに合わせ、顔写真を見て名前を答えられるかで集計。1位はタモリ97.8%、2位は和田アキ子96.3%、3位は安倍晋三95.8%。イチローは90.4%で13位となり、説は不成立でした。

「日本一有名」という曖昧な問いを、候補1000人・全国2000人・人口比調整という大規模調査へ落とした設計は強いです。ただし中心はランキング調査で、VTRの駆け引きや展開変化は少ないためA中位です。

30-1グランプリ 2023|83点・A Tier

放送日:2023年4月12日

30秒だけで一番面白い芸人を決める「30-1グランプリ」の2023年大会。733組のエントリーから40組が本戦へ進み、5ブロックに分かれて決勝進出を争います。 各ブロックを勝ち抜いたのは、キンタロー。、オキシジェン、GAG、ぶったま、ななまがり。決勝投票ではキンタロー。が2票、オキシジェンが3票を獲得し、オキシジェンが第3代王者、優勝賞金30万円を手にしました。

30秒という極端な制限を大人数の大会へ成立させるフォーマットは依然強い一方、今回は第3回で基本ルールの新規性は下がります。大会としてきれいに決着している点を評価したAです。

津軽地方の不正選挙 えげつない説|83点・A Tier

放送日:2023年7月5日

青森県津軽地方で過去に「津軽選挙」と呼ばれた激しい選挙戦では、実際にどれほどの買収や金銭授受が行われていたのか。番組は1970年代後半を中心とする当時の新聞記事や再現、地元での聞き取りから歴史をたどります。

取材では、過去に現金を受け取った、あるいは配った経験を語る複数の人物が顔を出して登場し、具体的な手口まで証言しました。これは現在の津軽地方の選挙に不正があると断定する内容ではなく、かつて「津軽選挙」と呼ばれた時代の実態を資料と証言から掘り起こした調査企画です。

通常のゲームやドッキリではなく、地域の選挙史を資料と証言で掘る調査報道型の一作です。一次的な証言の重みはありますが、娯楽的なルール展開より歴史整理の比重が大きいため83点Aとしました。

大鶴肥満が酔い潰れたら一巻の終わり説|83点・A Tier

放送日:2024年10月2日

体重約190kgの大鶴肥満が酔い潰れて完全に動けなくなったら、周囲は何人いれば店の外まで運び出せるのか。居酒屋の座敷で泥酔した設定を作り、同席した芸人だけで搬出を始めます。 最初は3人ほどで動かそうとしますが、座敷から廊下へ出すだけでも難航。店外へ出るには階段まであり、近所の芸人へ次々と応援を要請します。最終的に集まったのは12人、搬出にかかった時間は約2時間半。人数を増やしても簡単には終わらない長期戦になりました。

タイトルの時点で結果はある程度想像できますが、「結局何人必要なのか」を実際にやり切り、12人・約2時間半という具体的な着地まで取れたのが強い。規模の大きさ自体は加点せずA中位です。

30-1グランプリ|83点・A Tier

放送日:2025年5月7日

30秒ネタだけで王者を決める「30-1グランプリ」の2025年大会。5回目となった今回は過去最多の825組がエントリーし、予選を通過した40組が8組ずつ5ブロックに分かれて決勝進出を争います。

各ブロックの勝者は春とヒコーキ、ウォーターズ、お宿、ファイヤーサンダー、永野。さらにワイルドカードでインポッシブルが加わり、6組で決勝へ。最終投票は永野3票、ウォーターズ2票となり、永野が5代目王者、優勝賞金30万円を獲得しました。

大会フォーマットは十分に完成していますが、すでに複数回開催されたシリーズなので企画着想の新規性は大きく抑制。それでも825組規模から最終投票まで一本で決着しており、安定したA評価です。

2014年 一番ドッキリにかけられたの俺説|82点・A Tier

放送日:2015年1月28日

前年もっともドッキリにかけられた芸能人は誰なのか。本人の感覚ではなく、2014年のテレビ番組を横断して実際の回数を数えます。 説を持ち込んだアントニーは8回でしたが、結果は7位。上位にはさらに多く仕掛けられている芸人がおり、1位はバイきんぐ小峠英二の21回、2位はアンガールズ田中卓志の9回でした。さらに1位の小峠には、番組から“予告ドッキリ”まで追加されます。

「自分が一番」という体感を、年間の実数集計でひっくり返す結果は明快です。一方、中心はテレビ出演を数えるランキング調査で、VTR内の展開自体は大型検証ほど複雑ではありません。追加ドッキリまで含めてAとしました。

スタン・ハンセンのあの雄叫び 実は「ウィー」ではない説|82点・A Tier

放送日:2015年10月7日

スタン・ハンセンの代名詞として、日本では長く「ウィー!」と認識されてきた雄叫び。しかし本人は本当にそう叫んでいたのか。昔から当然のように使われてきた呼び方を、過去映像の印象だけでなくハンセン本人へ直接確認します。

本人の説明では、意図していた言葉は「ウィー」ではなく「ユース(youth)」。若者たちへ向けた言葉として叫んでいたものが、日本では長年「ウィー」と聞き取られ、その呼び名のまま定着していました。本人の一言で、プロレスファンに共有されてきた常識がひっくり返る結末です。

長年ほぼ固有名詞のように定着した記憶を、当人への直接確認だけで鮮やかにひっくり返したのが強い。一方、検証自体は短く、途中の展開も多くないためA下位です。

愛煙家芸人 タバコに火をつけた瞬間に血相を変えたスタッフから「相方が倒れた」と言われても そのまま捨てることなくひと吸いはする説|82点・A Tier

放送日:2019年10月23日

愛煙家にとって、火をつけたばかりの一本を消すのは特にもったいない瞬間。そのタイミングで「相方が倒れた」と緊急事態を告げられても、反射的にひと吸いしてから動くのかを確かめます。 インパルス堤下敦、パンサー尾形貴弘、なすなかにし森下直人の3人へ同じ条件を作ると、反応は2対1に分かれました。堤下と尾形は知らせを聞いてもひと吸いしてから動き、森下だけはすぐタバコを消して相方のもとへ向かいました。「全員そうする」ではなく、人によって優先順位が分かれる結果です。

“一番捨てたくない瞬間”を狙う設定は明快で、同じ刺激へ複数人がどう反応するかも比較できます。ただし一発の行動を見る短尺企画で、その後の展開は広がりにくいためA下位です。

ミスター押忍の「押忍!空手道」第4弾|82点・A Tier

放送日:2023年2月1日

ミスター押忍こと和田和三が、約3年ぶりに全国規模の空手大会へ挑む「押忍!空手道」第4弾。81歳となった本人が再び大会出場を決め、稽古から本番までを追う、シリーズとしてはかなり人物ドキュメント寄りの一作です。

大会では勝ち上がって準決勝へ進出。相手は75歳・七段で、熟練者大会を何度も制してきた実力者でした。ミスター押忍は上段突きを決められて敗れますが、最終成績は3位。81歳で全国大会の銅メダルを獲得し、“挑戦した”だけでなく順位まで残して終わりました。

大会という客観的な勝敗と順位があるため着地は明快で、長く追ってきた人物の現在地も伝わります。ただし第4弾で、通常の“説検証”より人物ドキュメントの比重が高いためA下位です。

カニ 急に部屋に現れたら扱いは高級食材じゃなくてデカい虫説|82点・A Tier

放送日:2025年7月16日

高級食材として見ればありがたいカニでも、何の説明もなく部屋へ突然現れたら、最初の認識は“食べ物”より“大きな虫”に近くなるのではないか。みちおと奥村うどんの自宅に、全長約1mのタラバガニを置いて反応を確かめます。 2人とも突然の巨大なカニには警戒しましたが、その後の行動は少し違いました。みちおは比較的早く食用へ切り替えて後輩を呼びカニ鍋にし、奥村うどんは浴槽へ移すなど距離を取りながら対応。それでも最後は奥村も調理して食べ、2人とも“得体の知れない存在”から食材へ認識が戻るところまで確認できました。

同じ対象物でも置かれた文脈だけで認識が反転することを、非常に分かりやすい一枚絵で見せています。一方、基本は突然出す一発型ドッキリで比較規模は大きくないためA下位です。

芸人親子神経衰弱|82点・A Tier

放送日:2026年6月10日

芸人の父親8人と母親8人を別々に並べ、どの2人が同じ芸人の両親なのかを当てる“親子神経衰弱”。両親を正しくそろえれば1ポイント、片方だけ合っている場合は短い正解音が鳴るルールで、ジュニアチームと山崎チームが5問を競います。

山崎チームが岩崎う大、くらげ渡辺で2点を先行しますが、ジュニアチームがひつじねいり松村、本多スイミングスクールで追いつき2対2。最終問題の野性爆弾ロッシーの両親をジュニアチームが当て、3対2で逆転勝利。山崎チームには電流罰が待っていました。

普通の家族当てを“父母のペアをそろえる神経衰弱”へしたルールは分かりやすく、途中の片方正解ヒントもゲームとして機能します。一方、中心はスタジオ推理ゲームで、VTR型の展開は少ないため82点Aです。

ZARD 曲のタイトル絶対サビに持ってくる説|81点・A Tier

放送日:2016年2月17日

ZARDの曲は、タイトルになっている言葉が高い確率でサビに登場するのではないか。印象だけで語られがちな作詞の傾向を、シングル曲を横断して実際に数えます。 番組がシングル49曲を調べると、48曲でタイトルがサビに登場。唯一の例外が「Boy」で、タイトルサビ率は97.9%でした。「絶対」という説そのものは成立しませんでしたが、ほぼ一貫して同じ作りが続いていることが数字として見える結果です。

音楽ファンの“なんとなくそう感じる”を全曲調査へ落とした点は良いですが、中心はデータ集計で、人物やルールによる展開は少なめです。例外をきちんと残して断定を崩したことも含めAです。

B Tier|70~79点

B Tierは38説。見どころがない企画ではなく、着想や一場面は十分に面白い一方で、検証の広がり、比較性、途中の変化、最後の決まり方などに弱さが残ったものです。

一発のリアクションで成立する説や、調査結果は出てもVTRとしての起伏が少ない説は、この帯に入りやすくなります。放送として面白かったかどうかと、検証企画としてどこまで完成していたかは分けて見ています。

クールポコ。の背後に幽霊がいたら「なぁ~に~?」のところでネタ中止説|79点・B Tier

放送日:2023年5月3日

クールポコ。の餅つきネタでは、小野まじめが「なぁ~に~?」と言いながら必ず後ろを振り返ります。その決められた動線上に幽霊が立っていたら、ネタは止まるのか。

ニセの地方営業で通常通りネタを開始。小野がいつもの決め台詞で後ろを向く場所に、幽霊役を待機させました。

小野は「なぁ~!」まで声を出したところで動きが止まり、実際にネタも中断しました。 芸人の持ちネタにある“必ずこの方向を見る”という動線そのものを罠にした発想はきれいです。ただし検証は一組・一回で瞬時に終わるため、展開の厚みではAに一歩届きません。

女子中高生の人気No.1芸人 さすがにもうNON STYLEではない説|78点・B Tier

放送日:2017年7月26日

2014年の番組調査では、女子中高生が好きな芸人の1位がNON STYLEでした。約3年後もまだ首位なのかを、もう一度調べます。 同じ「女子中高生人気」という軸で再調査し、時代の変化によって順位がどう動いたかを確認しました。

2017年の1位はみやぞん。NON STYLEは2位となり、「さすがにもう1位ではない」という説は成立しました。ただし3年後にも2位に残る根強さも同時に見える結果です。

過去の自番組調査を時間を置いて再検証する意味はありますが、基本はアンケートランキング一本。順位の意外さだけでは80点台へ上げていません。

コンビ芸人知名度格差ランキング2023、ラパルフェがぶっちぎりの1位説|78点・B Tier

放送日:2023年10月18日

コンビの“知られている方”と“じゃない方”で、知名度の差が最も激しいのはラパルフェなのか。若者中心300人へ調査します。

ラパルフェは都留拓也を知っていた人が49人、尾身智志は3人。かなり大きな差がつきました。 それでもラパルフェは2位。1位は駆け抜けて軽トラで、餅田コシヒカリ77人に対し、小野島徹は1人でした。説は不成立です。

数字で格差がはっきり見える結果は強い一方、構造は300人への知名度アンケートです。ラパルフェが本命視された中で、さらに大きな差のコンビが見つかる逆転は鮮やかですが、検証の広がりは限定的なためBとしました。

スピードワゴン井戸田、ヴィブラスラップの音に敏感説|78点・B Tier

放送日:2023年11月1日

ハンバーグ師匠でおなじみのヴィブラスラップ。その音を突然鳴らしたら、井戸田潤は反射的に反応するのか。 比較役のダイアン津田はほぼ反応しなかった一方、井戸田は音が鳴った瞬間に振り返り、そのまま「ハンバーグ!」と叫びました。

あまりに完璧な反応だったため、今度は番組側が「事前に企画を知っていたのでは」と疑い始めます。本人とマネージャーは否定し、真相は決着しないまま終わりました。 説自体は一瞬で強い結果が出ましたが、成功しすぎたことで新たな疑問が発生し、その疑惑は未解決。面白い着地ではあるものの、結果の閉じ方が弱いためBです。

布袋柄の土器が出土したら「布袋時代」という時代区分があった可能性もわずかながら感じちゃう説|77点・B Tier

放送日:2024年5月8日

布袋寅泰のギターでおなじみの幾何学模様。その柄の土器が発掘され、専門家から「布袋式土器」と説明されたら信じてしまうのか。

群馬で発掘ロケをするパンサー尾形がターゲット。リポーターは「高橋」、考古学者は「松井」と、BOØWYを連想させる名前まで忍ばせます。約30分後、布袋柄の土器を“発見”しました。

尾形は模様を見て「布袋だわ…」と受け入れますが、専門家が「ギタリズム柄」とまで言い出すと、さすがにバレそうになったところで終了しました。 小ネタとして伏線はよく作られていますが、単一ターゲットの一本道で、完全に信じ切らせる前に終了。布袋シリーズとしての知名度は加点していません。

居酒屋で「ちょっと毒吐かせてもらっていいですか?」と言われてOKしたら毒霧吐かれても文句言えない説|77点・B Tier

放送日:2025年4月9日

「毒を吐く」を普通なら愚痴の意味だと思います。そこで了承を取った後、本当にプロレスの毒霧を吐いたら文句は言えないのか。 ウエストランド河本がパンサー尾形に「毒吐いていいですか」と何度も確認。尾形がOKを出したところで、本当に緑色の毒霧を吹きかけます。

尾形は当然激怒。ネタばらし後も「毒霧だと誰も思わない」と反論しました。

比喩を文字通りに変える発想と、了承→実行→激怒までの流れはきれいです。ただし一人に一度仕掛ける短い検証で、尾形のリアクションの大きさだけではAへ上げていません。

芸人界一ダサいコンビ名「ロンドンブーツ1号2号」説|76点・B Tier

放送日:2017年8月30日

「ロンドンブーツ1号2号」は芸人界で一番ダサいコンビ名なのか。かなり主観的なテーマを、若手芸人へのアンケートでランキング化します。

若手芸人200人に調査し、ダサいと思うコンビ名を集計。スタジオには田村亮本人もいる状態で順位を発表します。 ロンドンブーツ1号2号は6位で、「一番ダサい」という説は不成立。1位NON STYLE、2位X-GUN、3位アリtoキリギリスでした。

200人へ聞くことで主観を一応数値にはしていますが、「ダサい」の基準自体は人によって違います。本人同席の気まずさまで含めテレビ企画としては成立しているものの、検証の発展性は限定的です。

番宣CMでダウンタウンがガッツリ泣いてたら流石に視聴率爆上がり説|76点・B Tier

放送日:2023年9月6日

次回予告でダウンタウン2人が本気で泣いているように見せれば、「何が起きたんだ」と気になって視聴率は大幅に上がるのか。 目薬を使って2人の涙映像を作り、理由を説明しないまま1週間、通常の番宣CMとして放送しました。

関東地区世帯平均視聴率は、比較した8月16日回の6.5%から9月6日回の6.9%へ上昇。ただし0.4ポイントで、「爆上がり」と呼べるほどではありませんでした。 番宣そのものを実験介入にするメタ発想はかなり強い一方、視聴率は裏番組や内容、時期など多数の要因に左右されます。単一回の前後比較では番宣だけの効果と断定できず、検証設計の弱さを大きく減点しました。

スピードワゴン井戸田、ヴィブラスラップの音に反応が良すぎる件 やっぱり疑わしい説|76点・B Tier

放送日:2024年7月10日

前年、ヴィブラスラップを鳴らした瞬間に井戸田が完璧に「ハンバーグ!」と反応したため、番組自身が「事前に知っていたのでは」と再検証します。

今回は井戸田がスタジオパネラーとして出演している時に実施。マネージャーにも内容を知らせず、説が表示されるタイミングでヴィブラスラップを鳴らします。

井戸田は驚きますが、今度は「ハンバーグ!」と言いません。前回との違いから共演者は疑惑を強めますが、本人は最後まで事前に知っていたことを否定。結論は「調査続行」となりました。 自分たちの過去の検証結果を疑い、条件を変えて追試する姿勢は面白い。ただし疑惑は立証も否定もされず、最終結果が未決着なのでBに留めています。

縞ハイネック細身ハゲがテレビ局にいたらひょうろくだと思って声かけちゃう説|76点・B Tier

放送日:2026年5月27日

以前はひょうろくを小峠英二風にして誤認させました。今回は逆に、小峠をひょうろく風の服装にしてテレビ局へ立たせます。 きしたかの高野は完全にひょうろくだと思って声をかけ、正体に気付くと平謝り。ひょうろくと親しいあらぽんも誤認します。最後はさらば青春の光・森田が挑戦しました。

森田だけは声をかけず、小峠本人として挨拶。ネタばらし後、「本物のひょうろくよりちょっと太い」と見破った理由を説明しました。

3人中2人成功、1人失敗と比較結果がきれいですが、過去説を逆向きにしたアンサー企画なので新規性は低め。短尺という点も含めB上位です。

ベロベロに酔ったふじいあきらを介抱していたらトランプを吐き出したとしても意外と受け入れちゃう説|75点・B Tier

放送日:2023年5月3日

泥酔したふじいあきらを介抱している最中、本人がえずいて口からトランプを出したら、マジックだと気付くのか。

ターゲットはきしたかの高野。酔いつぶれたふじいを支えていると、突然カードが口から出てきます。 高野は「トランプ吐いてる…」と、あり得ない光景を一瞬そのまま“嘔吐物”として受け入れました。ネタばらし後も、最初はそう思った趣旨を認めています。

状況の流れが常識より強く働く一瞬をきれいに取れていますが、一人・一回で終わる典型的なショート説。結果の鮮やかさだけではAには上げません。

博物館で縄文人に扮したヤツからの投げ斧、不可避説|75点・B Tier

放送日:2024年5月8日

博物館の展示空間に縄文人が立っていても、ロケ中ならそれほど不自然には見えません。その人物が突然斧を投げてきたら避けられるのか。 ニセ番組で登呂博物館を訪れたナダルがターゲット。館内には縄文人姿のロビンソンズ・きたざわひとしを配置し、説明を聞いている最中に突然斧を投げます。

ナダルは絶叫し、避けるより先に驚きが出て検証終了。ネタばらし後も、縄文人役の正体には気付いていませんでした。 「その場所に自然に溶け込んだ存在」を攻撃役にする仕掛けは上手い一方、単一ターゲットの一発勝負です。枝分かれや比較が少ないためBとしました。

日本が世界最下位のランキングもある説|75点・B Tier

放送日:2025年10月1日

「日本が世界一」のランキングはよく見ます。では逆に、日本が世界最下位になる項目もあるのかを国際調査から探します。

番組が紹介したのは世界価値観調査の「もし戦争が起こったら国のために戦うか」に相当する設問。2017~2020年の79カ国比較を使います。

日本の「はい」は13.2%で79カ国中79位。78位リトアニアは32.8%、1位ベトナムは96.4%でした。 世界上位探しを逆向きにした着眼と結果は明快ですが、番組独自の実験ではなく既存データを提示するランキング型。なおこれは特定時期・設問・対象国の範囲での結果で、日本人の恒久的な性質を示すものとしては扱っていません。

寅泰という人の親、布袋ファン以外ありえない説|74点・B Tier

放送日:2023年5月3日

「寅泰(ともやす)」という名前を子どもに付けた親は、やはり布袋寅泰のファンなのか。全国の同名人物を探します。 19~25歳の「寅泰」10人を確認し、名前の由来を調査。さらに布袋が有名になる前の世代にも同名人物がいないか探索しました。

10人全員の名前が布袋寅泰に由来。さらに古い世代の「寅泰」は見つからず、番組は「布袋寅泰の前に寅泰なし」とまとめました。

10例すべて同じ由来という結果は強いですが、基本は名前の由来を聞いて回る存在調査。シリーズ人気や布袋という題材の面白さ自体は加点していません。

幼稚園でのかくれんぼ、隠れた友達が全く見つからず見つかるのは見ず知らずの子供ばかりだったら幼稚園児でもさすがに恐怖感じる説|73点・B Tier

放送日:2023年3月29日

友達とかくれんぼをしているはずなのに、隠れ場所から出てくるのが知らない子ばかりだったら、幼稚園児でも違和感や恐怖を覚えるのか。

鬼役の園児が探している間に、隠れている友達を同年代の見知らぬ子へ入れ替えます。 園児は知らない子を見つけても「見ーつけた」と言わず、そのまま見なかったことにするような反応を見せました。番組は「幼稚園児も見て見ぬフリをする」とまとめ、負荷をかけ過ぎないよう早めにネタばらししています。

状況の発想は強いものの、「恐怖」の大きさを客観的に測る仕組みではなく、基本は一つの状況での反応観察です。子どもの動揺そのものをエンタメ価値として加点していません。

長渕ファンが2番目に好きなアーティスト予想つかない説|73点・B Tier

放送日:2025年3月19日

熱烈な長渕剛ファンは、長渕以外なら誰を好きなのか。125人に「2番目に好きなアーティスト」を聞きます。 THE BLUE HEARTS、中島みゆき、尾崎豊など幅広い名前が挙がり、一つの傾向へ簡単には集まりません。

2位はあいみょん。そして1位は特定のアーティストではなく「いない」。長渕以外に好きなアーティストはいないという回答が最多でした。 「2番目」を聞いたのに“2番手がいない”が1位になる結果は面白い一方、検証構造はアンケート一本。意外な結果だけでAへは上げていません。

俺の実家 ボロさでは最強説|72点・B Tier

放送日:2017年8月23日

サンシャイン池崎が、自分の実家こそ「ボロさ」では最強なのではないかと持ち込んだ説です。

母親の案内で家を見ると、六畳間を中心に雨漏り、古いエアコン、屋外の簡易トイレなど、かなり厳しい状態。番組はさらに、ほかの芸能人・芸人が経験した貧困や実家事情とも比較します。

比較が進むほど、それぞれの家庭の事情や生活史が前へ出てきて、単純に“どこが一番ボロいか”を決める企画ではなくなっていきます。最後に池崎は「貧乏は勝ち負けじゃない」と受け止めました。 人間的な着地は強い一方、「ボロさ」を測る客観基準が曖昧です。家の衝撃度や家庭事情そのものを点数にせず、検証としての弱さを反映しました。

双子じゃないのに同学年の兄弟もいる説|72点・B Tier

放送日:2025年10月1日

双子ではない実の兄弟が、学校では同学年になることは本当にあるのか。生年月日から実例を探します。 四国アイランドリーグの金子竜馬・優馬兄弟は、兄が2006年4月12日、弟が2007年2月9日生まれ。9カ月28日差ながら同学年でした。さらに元日本ハムの岩本勉と弟・幸喜も、10カ月6日差で同学年です。

一組だけでなく複数の実例が確認され、「双子ではない同学年兄弟」は実在しました。

一瞬矛盾して聞こえる説を、生年月日という明快な事実で確認できたのはきれいです。ただし存在命題なので、実例が見つかった時点でほぼ完結し、展開の枝分かれは少ないためBです。

女芸人の中で一番ビジネスキスしてるの私説|79点・B Tier

放送日:2015年11月4日

テレビや舞台で“仕事としてのキス”を最も多く経験している女芸人は誰なのか。本人たちへの聞き取りを集め、単なる印象ではなく、これまでにビジネスキスをした相手の人数でランキング化します。

結果は、おかずクラブ・オカリナが32人で1位。フォーリンラブ・バービーが26人で2位となりました。キャラクターや露出量から何となく予想するのではなく、実人数まで出したことで、かなりバラエティ色の強いテーマを一応の数字へ落とし込んでいます。

かなりバラエティらしいテーマですが、測定方法は人数という明快な一本。ランキングとしては鮮やかに閉じています。ただし自己申告を基にした集計で、途中の展開も限定的なためAには一歩届かずB上限です。

砂かけババア、部屋に出たら最悪説|79点・B Tier

放送日:2023年3月8日

『ゲゲゲの鬼太郎』ではおなじみの砂かけ婆も、自分の部屋に突然現れ、大量の砂をまかれたら妖怪としての怖さより“部屋が汚れる最悪さ”が勝つのではないか。芸人の自宅で仕掛けます。 アントニー、お見送り芸人しんいちらの部屋へ砂かけ婆役が現れ、室内に砂をまき散らします。驚きと同時に、床や家具へ広がる砂への困惑が強く出て、VTRもタイトルどおり「最悪」という方向で閉じました。

妖怪の能力を現代の生活空間へ置いた時の“現実的な嫌さ”に変換した発想は切れ味があります。ただし基本は同型の驚かせドッキリで、検証の広がりは大きくありません。B上限です。

片手を1日醤油に漬け込んで“醤油毒手”状態にすれば寿司食うとき醤油不要説|79点・B Tier

放送日:2025年10月1日

片手を長時間しょうゆへ浸し続ければ、手そのものにしょうゆが染み込み、その手で寿司を持つだけで味が付くのではないか。トム・ブラウンみちおが、大きな壺のしょうゆへ右腕を入れ、定期的なメディカルチェックを受けながら挑戦します。

時間がたつにつれて手の感触はヌルヌルからベタベタへ変化し、約8時間でピリピリ感や痛みが強くなったため本人の申し出で終了。色やにおいには変化が出たものの、その手で寿司をつかんでも期待したようなしょうゆ味は付きませんでした。当初の1日には届かず、説も成立しませんでした。

“毒手”のような荒唐無稽な言葉を、実際の時間耐久と味覚テストへ落とした切れ味は高い。ただし安全面から当初の1日条件を完遂できず、最終結果も単一人物の一回検証です。B上限としました。

2015年 一番ドッキリにかけられたの俺説|78点・B Tier

放送日:2016年1月20日

前年もっともドッキリにかけられた芸能人は誰なのか。2014年版に続き、2015年にテレビで実際にドッキリへかけられた回数を集計し、“よく仕掛けられる人”という印象を年間の実数で比べます。 2015年の1位はバイきんぐ小峠英二の16回。2位はあばれる君12回、3位はクロちゃん10回で、9回のとにかく明るい安村やJOYらが続きました。前年も首位だった小峠が再び1位となり、一時的な印象ではなく継続してドッキリ要員だったことまで数字に出ています。

前年との比較もでき、テレビ界の“ドッキリ要員”が数字で見える点は面白い。一方、基本は集計ランキングで、第2回ということもあり着想の新しさは低下しています。B上位です。

実際に会ったら意外とデカい芸能人、あばれる君とゆうちゃみの一騎打ち説|78点・B Tier

放送日:2024年10月9日

テレビ画面では身長感が伝わりにくい芸能人のうち、実際に会った人から「思ったよりデカい」と言われやすいのは、あばれる君とゆうちゃみのどちらか。偽の街頭アンケートで2人が通行人と接し、第一印象で“背が高い”と言われれば得点になります。

あばれる君は靴込み約181cm、ゆうちゃみはヒール込み約179.3cm。両者とも順調にポイントを重ね、勝負は延長戦へ持ち込みます。最後はゆうちゃみが勝利し、“実寸”ではなくテレビ越しに持たれているイメージとの差を競うゲームとして決着しました。

第一印象を実際の街頭反応へした発想は分かりやすく、延長まで含め勝者も出ています。ただし対象は2人だけで、発言の仕方も通行人の先入観に左右されるため、一般化できる検証ではありません。B上位です。

「グレイのマッサージ」と聞いてドキドキして行った店がグレイ型宇宙人の格好をした店員が施術してくれる店だったとしても「だったらやめます」とは言い出しづらい説|78点・B Tier

放送日:2025年10月1日

“グレイのマッサージ”という曖昧な名前から別のサービスを想像して店へ行った人が、実際にはグレイ型宇宙人の姿をした店員から施術されると分かっても、その場で帰れるのか。レインボー・ジャンボたかおを対象にします。 ジャンボは想像と全く違う店員を前に戸惑いますが、すでに店へ入り説明も受けた手前、「だったらやめます」と即座には言い出しません。施術が進み、追加の提案まで出ても、その場を壊さず対応する方向へ進みました。

言葉の誤解よりも、“一度入った店から違和感だけを理由に帰る気まずさ”を仕掛けにした点がうまい。一方、一人の状況判断を見る短い人物ドッキリで、比較検証はありません。B上位です。

矢沢ファン 基本 車のナンバー「830」にしてる説|77点・B Tier

放送日:2015年11月11日

矢沢永吉ファンなら、車のナンバーも名前を連想させる「830」にしている人が多いのではないか。ライブ会場の駐車場へ行き、矢沢ファンが乗ってきた車のナンバーを実際に一台ずつ確認します。

調べた62台のうち「830」は15台。約4台に1台というかなり高い割合でしたが、もちろん過半数ではなく、「基本みんな830」と言えるほどではありません。説は完全成立しない一方、ファン文化として830がはっきり定着していることは数字に表れました。

ファン文化を車のナンバーという客観的な数字で確認した点はきれいです。ただし一会場・一時点の62台で、矢沢ファン全体へ一般化はできません。説を完全成立とはせず、B上位にしています。

日本一多い曲のタイトル「さくら」説|77点・B Tier

放送日:2016年4月20日

日本の楽曲で最も多く使われているタイトルは「さくら」なのではないか。同名曲を数えてランキング化しますが、「桜坂」のように別の言葉を含む題名は除外し、タイトルがその単語だけで完全一致する曲を対象にします。 結果は「ひまわり」が73曲で1位。「さくら」は60曲で2位、「ありがとう」が59曲で3位でした。以下「約束」52曲、「花」44曲と続き、春の定番曲として印象の強い「さくら」は最多ではありませんでした。集計条件を先に固定したことで、単なるイメージ比較ではなく数字で説を否定しています。

印象で語りやすいテーマを同名曲数という単純な数字へした点は分かりやすいです。ただし対象データベースや表記揺れに左右される集計で、VTRの展開もランキング中心。B上位です。

名字と下の名前の知名度格差が一番激しい芸人 ザキヤマ説|77点・B Tier

放送日:2017年5月10日

「ザキヤマ」は誰でも知っていても、本名の下の名前まで答えられる人は少ないのではないか。人気芸人の写真を街頭で見せ、名字と下の名前をそれぞれ答えられるか、600人を対象に調べて“知名度格差”を比較します。

山崎弘也は名字側の正答が約88%だった一方、「弘也」まで答えられたのは6%。差は約82ポイントで調査対象中1位となりました。2位はオードリー若林、3位は春日。共演経験のある芸人ですら下の名前を答えられない場面があり、愛称や名字だけが独立して有名になる現象がくっきり出ています。

コンビ内格差ではなく、一人の名字と下の名前を分離して測る発想は明快です。ただし結論は知名度アンケート一発で、サンプルや呼び名文化にも左右されます。結果は鮮やかでもB上位としました。

女子中高生の人気芸人ランキング、時は令和七年さすがにNON STYLEもうランク外説|77点・B Tier

放送日:2025年8月20日

2014年には1位、2017年にも2位だったNON STYLE。2025年になれば、さすがに女子中高生の人気芸人ランキングからは外れているのではないか。シリーズを11年後まで持ち越して、女子中高生900人へ街頭調査します。 結果は1位チョコレートプラネット103票、2位ジャルジャル81票、3位サンドウィッチマン58票、4位レインボー52票。NON STYLEは47票で5位に入り、「もうランク外」という説は不成立。しかも11年間にわたり調査された同ランキングで、毎回トップ5を維持した唯一の芸人となりました。

過去の自番組調査を長い時間差で追い直す価値はありますが、本質は人気アンケートです。11年をまたいでもNON STYLEが残った結果の面白さと、検証構造の単純さを分けてB上位にしています。

居合の達人の太刀筋 全く見えなくても「まぁそういうもんか」と思う説|77点・B Tier

放送日:2025年10月1日

“達人の技は速すぎて見えない”という前提を与えられれば、実際には目で追えないほど不自然な現象でも「達人ならそういうもの」と受け入れてしまうのか。マユリカを対象に仕掛けます。

目の前で畳が切断されたように見える状況を作り、居合の達人の技として説明します。しかしマユリカは違和感を完全には飲み込まず、疑いを見せました。説名どおり何でも素直に納得する結果にはなりませんでした。

“達人”という肩書が認識をどこまで上書きするかという着眼は面白い一方、単一対象に近い短いドッキリです。しかもターゲット側が疑ったため、説の狙いも完全成立せず。成立・不成立ではなく展開の薄さを見てB上位です。

競歩の選手 全員 他の競技で挫折した人説|76点・B Tier

放送日:2014年4月23日

競歩の選手は、最初から競歩を目指したのではなく、陸上の別種目から転向してきた人が多いのではないか。番組初回の最初の説として、トップ選手から中高生まで「なぜ競歩を始めたのか」を聞いていきます。 番組が調べた競歩選手50人は、50人全員が別種目からの転向組でした。ただし調査を広げると、憧れの競歩選手をきっかけに最初から競歩を始めた中学生も見つかります。転向組が圧倒的に多い傾向は出たものの、「全員」という説は最後の例外で崩れました。

競技人口の背景へ目を向けた着眼は面白いものの、中心は経歴の聞き取り調査です。また、別競技からの転向をすべて「挫折」と呼べるわけでもありません。タイトルの強さに対して検証条件がやや粗く、Bとしました。

人から借りパクしているモノ 最も多いのファミコンのカセット説|76点・B Tier

放送日:2015年8月19日

借りたまま返していない物、いわゆる“借りパク”で最も多いのはファミコンのカセットなのではないか。街頭で実際に何を借りたままにしているかを聞き、回答をまとめてランキングにします。

ファミコンカセットは2位で、1位は漫画。さらに3位には物ではない「恩」が入りました。ランキング下位には文房具やギターなども登場し、単なるゲーム世代あるあるに収まらない結果へ。ファミコンが上位だったこと自体は説の着眼を裏付けましたが、「最も多い」という結論には届きませんでした。

誰にでも覚えがありそうなテーマを数で確かめる入口は良いものの、基本は街頭アンケートで、回答者の記憶に依存します。ファミコンが2位まで残る結果は面白いですが、検証の厚みはBです。

美女と野獣のカップルはいるが その逆はいない説|76点・B Tier

放送日:2015年10月28日

いわゆる“美女と野獣”型のカップルは見かけるのに、イケメン男性と容姿を低く評価される女性という逆パターンはほとんどいないのではないか。街頭でイケメン男性に声をかけ、交際相手について聞いていきます。 番組では、男性本人に恋人のルックスを100点満点で採点してもらい、30点以下なら“逆パターン”とみなす独自基準を設定。しかし調査した男性たちの評価は高く、番組が設定した基準に当てはまるカップルは見つかりませんでした。

日常的な言い回しを実地調査にした発想は分かりやすいですが、容姿を点数化する時点で判定軸の主観性が非常に大きい。結果の有無より、比較基準が安定しないことを重く見てBです。

女子中高生の人気No.1芸人 NON STYLE そんなわけない説|75点・B Tier

放送日:2014年12月3日

当時の女子中高生に一番人気の芸人は誰なのか。番組側は「NON STYLEがNo.1というイメージはさすがに違うのでは」と疑い、本人たちの知名度ではなく、女子中高生へ実際に好きな芸人を聞く街頭調査で確かめます。

集計すると1位はNON STYLEの45票。2位の日本エレキテル連合39票、3位の山崎弘也26票を上回り、番組側の疑いとは逆にNON STYLEが本当に首位となりました。流行の入れ替わりが早い層を対象にした調査で、説そのものがきれいに裏返る結果です。

結果はきれいに説を裏切りましたが、構造としては人気アンケート一本です。サンプルや時期に左右される調査でもあり、当時の瞬間的な人気を測る企画としてBとしています。

2015年 最も学園祭に呼ばれたの俺説|75点・B Tier

放送日:2015年12月9日

学園祭シーズンに最も多く呼ばれた芸人は誰なのか。説を持ち込んだ、とにかく明るい安村は自分が1位だと予想しますが、本人の感覚ではなく2015年の学園祭出演本数を集計します。 結果、安村は和牛、かまいたち、ダイアンらと並ぶ9位。上位にはピスタチオ、流れ星、バンビーノらが入り、1位はゴー☆ジャスでした。テレビでの露出量と、学園祭営業で実際に呼ばれる強さが必ずしも一致しないことが数字で見える結果です。

テレビ人気とは違う“学園祭での需要”を可視化した点は面白いものの、基本構造は年間本数のランキング調査です。明確な勝者は出てもVTRの展開は大きくなく、Bとしました。

下層YouTuber 地獄説|74点・B Tier

放送日:2015年9月16日

華やかな成功例が目立つYouTuberでも、再生数や収益が伸びない“下層”では、動画制作の手間に対して厳しい現実があるのではないか。登録者や再生数の少ない投稿者を取材します。

企画、撮影、編集、投稿をほぼ一人でこなしても、動画がほとんど再生されず、コメントや収益にもつながらないケースを紹介。人気YouTuberの成功談とは反対側にある、時間と労力の割に結果が出ない日常が映し出されました。

当時まだ新しかったYouTuber文化の“成功者ではない側”へ目を向けた記録性はあります。ただし「地獄」という言葉は主観的で、何を満たせば成立かという判定条件も明確ではありません。取材企画としては興味深いものの、検証精度を考えてBです。

WBC開幕記念「どっかに大谷」SP|74点・B Tier

放送日:2026年3月11日

WBC開幕に合わせ、番組がこれまで放送した野球関連の説41企画を見返し、そのどこかに日本ハム時代の大谷翔平が偶然映り込んでいないかを探します。既存VTRをただ並べるのではなく、“過去映像から大谷を発見できるか”を新しい目的にしたメタ調査です。 探索の末、2016年放送の「人生で1度もホームラン打ったことないプロ野球選手などいない説」で、日本ハムのアリゾナキャンプを取材した映像に大谷を発見。取材対象ではなく、打撃練習中に偶然カメラへ入っていた映像でした。後から見返して初めて意味を持つ“映り込み”が答えになりました。

既存VTRを使いながら新しい問いを立てたため純粋な総集編ではありません。ただし大部分はアーカイブ探索で、新規ロケや複数段階の検証は少なめ。発見の価値と企画構造を分けてBとしました。

成城じゃないのに成城を名乗る図々しい店 山ほどある説|72点・B Tier

放送日:2015年9月9日

高級住宅地のイメージが強い「成城」という名前を、実際には成城にない店も看板へ使っているのではないか。街にある店舗名を探し、なぜその名前を付けたのかまで聞いていきます。

調べると、成城から離れた場所にも「成城」を冠する店が複数見つかりました。ただし店名の由来や事情はそれぞれで、見つかったこと自体は説を後押ししても、「山ほど」という量を客観的に定義して判定する形ではありませんでした。

身近な看板から地域ブランドの使われ方へ目を向けた着眼は面白い一方、説の核心である「山ほど」が曖昧です。複数例を見つける存在調査としては成立していますが、測定設計の弱さからB下位です。

営業芸人No.1はテツandトモ説|71点・B Tier

放送日:2014年6月18日

テレビだけでは分かりにくい“営業の強さ”を、実際に年間何本の営業へ呼ばれたかで比べます。本命は、全国各地のイベントで活躍するイメージが強いテツandトモです。 2013年の営業本数を調べた結果、テツandトモは154本で2位。1位はどぶろっくの162本、3位はナイツの98本でした。テツandトモは予想どおり非常に多かったものの、「No.1」という説そのものは不成立です。

曖昧な“営業に強い”を年間本数という数字へ落とした点は明快です。ただし基本はランキング調査で、途中の展開や比較条件の工夫は少なめ。結果の意外さだけでは上位へ上げず、B下位です。

C Tier|60~69点

C Tierは4説です。今回の掲載200説で初めて入った帯で、企画の入口や一部の結果には面白さがあるものの、検証として見ると不足がはっきり残ったものを置いています。

Cだから「つまらない回」という意味ではありません。問いに対して条件が十分でない、結果が限定的、途中の展開が広がらないなど、6項目で採点した時に弱点が複数重なったという位置づけです。

宇多田ヒカルの歌唱力 頭2つ抜けてる説|68点・C Tier

放送日:2014年7月9日

宮迫博之が宇多田ヒカルの生歌を聴いた体験から、「歌唱力は頭2つ抜けている」と提唱。番組は感想だけで終わらせず、音響スタッフ、ミキサー、ボイストレーナーなど、普段から歌声を聴く音楽のプロ200人へ「本当に歌が上手いアーティスト」を調査しました。

集計では1位が玉置浩二25票、2位が久保田利伸18票、3位がSuperfly15票。宇多田ヒカルは8票で6位でした。プロから高く評価されていること自体は確認できたものの、「頭2つ抜けている」という説を裏付ける順位にはなりませんでした。

200人という規模は十分ですが、測っているのは歌唱力そのものの実技比較ではなく「誰が一番上手いと思うか」という投票です。しかも説の「頭2つ」の基準も数値化されていません。結果は明快でも、命題と測定方法のズレが大きいためC Tierです。

水戸なら 今でも印籠の効果あるんじゃないか説|67点・C Tier

放送日:2016年2月3日

水戸黄門に扮した高齢男性が水戸駅周辺でマナーの悪い人へ注意し、反抗された場合に助さん・格さん役が印籠を見せれば態度が変わるのかを確かめる企画です。歩きスマホなどへ注意しながら、印籠を出す場面が生まれるまで街頭ロケを続けました。 放送では、反抗的な若者4人組へ印籠を示しても態度は収まらず、説がきれいに成立する結果にはなりませんでした。さらに放送後、水戸市はTBSから提出された企画書を根拠に、この4人組は番組が手配したエキストラだったと指摘。TBS側は暴言そのものを演出したことは否定しましたが、自然な街頭対象だけを使った検証とは言いにくい条件が明らかになっています。

「現代の水戸で印籠」という発想は一目で内容が伝わります。しかし、説の核心は“普通の人に印籠が効くか”なのに、最も強い場面の対象設定が自然発生ではありませんでした。放送後の騒動を減点したのではなく、検証条件が命題を十分に測れていない点を重く見てC Tierです。

家電の基盤が布袋柄になっていても違和感かなり少なめ説|66点・C Tier

放送日:2026年5月27日

家電の内部基板は、普段見慣れていない人にとって元から複雑な模様に見えます。そこでパンサー尾形貴弘の自宅インターホンが故障した設定を作り、修理業者が本体を開けた時、中の基板を布袋寅泰のギターでおなじみの幾何学模様にしておきました。

修理の流れで基板を目にした尾形は、まったく違和感を持たなかったわけではなく、最終的には柄のおかしさに気付き「やっとるなあ」とツッコミ。さらにインターホンを鳴らすと、通常音ではなくペレ草田のモノマネ音声が流れる追加の仕掛けまで入って終了しました。

「よく分からない機械の中なら派手な異物も紛れる」という着眼は水ダウらしい小ネタです。一方、対象は尾形一人で比較ケースがなく、「違和感かなり少なめ」を測る客観的な基準もありません。本人も最終的には気付いており、検証としての広がりと判定精度が弱いためC Tierです。

売れてなくても芸人の彼女はカワイイ説|65点・C Tier

放送日:2017年6月28日

まだ大きく売れていない芸人でも、交際している女性はかわいい人が多いのではないか。鬼越トマホーク金野、もりせいじゅ、ハロー植田ら複数の芸人と恋人を取材し、実際のカップルを見ていきます。 番組では登場した恋人たちを「全員かわいい」とする方向で説をまとめました。さらに、いち・もく・さん江口輝は企画の流れで交際相手へ公開プロポーズし成功。その後2人は実際に結婚しており、検証とは別に強い人間的な着地も生まれました。

出演者と恋人の関係性や、プロポーズ成功というVTRの着地は印象的です。ただし説の核である「カワイイ」に共通の判定基準がなく、誰を対象に選ぶかでも結果が変わります。感情的なオチの強さと検証精度を分けて評価し、C Tierとしています。

200説を採点して見えてきたこと

200説まで増えると、「有名な企画ほど上」という単純な並びにはならないことが、初回100説の時よりはっきり見えてきました。現在の分布はS 48説、A 110説、B 38説、C 4説。Aが半数を超えていますが、これは番組全体の最終分布ではなく、正式採点と記事用確認を終えた200説の分布です。

説が外れても、企画として強ければ点は落ちない

この採点で最も避けているのが、「説が立証された=高得点」「外れた=低得点」という見方です。Mr.シャチホコのオレオレ電話は“全員”を集めることには失敗しましたが、最後に勝俣州和が和田アキ子の酔った時の滑舌から偽物を見抜いたことで、むしろ結果に強いオチが生まれました。

逆に、タイトルどおりの結果が出ても、方法が単純で比較もなく、途中に変化がなければ点は伸びません。採点しているのは予想の的中率ではなく、問いの立て方から答えへたどり着くまでの企画全体です。

長時間・大規模というだけではSにならない

『水曜日のダウンタウン』には、数時間どころか数日単位で続く企画もあります。ただ、時間や制作費はそれだけでは加点要素にしていません。268時間のラッキーアイテム脱出が高いのは、毎日違うアイテムが支給され、そのたびに状況と攻略法が変わるからです。

クロちゃんの部屋を無人島に再現した企画も、セットの大きさではなく、「自宅だと思う→島だと気付く→玉を探す→脱出する→現実の引っ越しへつながる」と段階が切り替わっていく構造を評価しています。同じ作業を長く続けただけなら、規模が大きくても自動的に高得点にはしません。

シリーズ物は“初めて作った時”と同じ点にはしない

30-1グランプリ、タッグ相撲、マスクマン旅、国道ラーメンマラソンのように、完成した型を繰り返すシリーズも多くあります。第2弾、第3弾でも面白い回はありますが、フォーマットそのものを発明した初回と同じ企画着想点を与えることはしていません。

その代わり、新ルール、参加者の組み合わせ、予想外の勝敗、シリーズを重ねたからこそ生まれた展開は別の項目で評価します。「人気シリーズだから高い」「恒例企画だから強い」という逆算はしない、というのがこのTier表の基本方針です。

リアクションの大きさと、企画の強さは別物

尾形貴弘、クロちゃん、津田篤宏のように、一人の反応だけでVTRを大きく動かせる出演者はいます。ただし、それだけで点数を決めると、出演者人気ランキングに近づいてしまいます。

たとえば「毒吐かせてもらっていいですか?」から本当に毒霧を吐く説は、反応まで含めて映像として非常に分かりやすい一方、検証自体は単一ターゲットへの一発勝負です。対して「ドッキリの仕掛け人、どんなにバレそうになっても白状できない説」は、津田と尾形を別の仕掛けで追い込み、二例とも最後に秘密を漏らすところまで組んでいます。誰が出たかより、その人物を使ってどんな検証が成立したかを重く見ています。

200説になっても、これは「歴代トップ200」ではない

ここは記事の前提として最も重要です。掲載中の200説は、番組で放送された全説の採点を終え、その上位200説を抜き出したランキングではありません。正式採点と記事用の内容確認まで終わった説を、順次記事へ反映した現行200説です。

古い説は現在より資料が少なく、結果や検証過程を同じ精度で確認するのに時間がかかるものもあります。そのため、現時点の分布だけを見て「近年の企画ほど番組史的に優れている」と結論づけることもできません。未掲載分の確認が進めば、S~Eの比率も今後変わります。

今後について

この記事は200説で完成ではありません。未掲載の説についても、説名・放送日・検証内容・結果を確認し、同じ6項目で採点できたものから追加していきます。

更新時も、過去の点数を新しい説に合わせて都合よく動かすのではなく、その説を採点した時の根拠を残しながら積み上げていく方針です。200説版は、その途中経過として読める一つの大きな区切りです。

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