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お台場ユニコーンガンダムはなぜ展示終了?8年11カ月でフィナーレ、終了後・後継はどうなる

お台場ユニコーンガンダムはなぜ展示終了?後継・跡地は未発表

お台場の実物大ユニコーンガンダム立像が8年11カ月で展示終了することを伝えるアイキャッチ

東京・お台場の「実物大ユニコーンガンダム立像」が、2026年8月31日で展示を終える。

一般公開されたのは2017年9月24日。ダイバーシティ東京 プラザ2F フェスティバル広場で、8年11カ月にわたって多くの人を迎えてきた。全高19.7mの白い巨体が変身し、夜にはサイコフレームが光る光景も、いよいよフィナーレを迎える。

これだけ長く展示されてきただけに、気になるのは「なぜ今、終わるのか」という点だ。

老朽化したのか。2025年に起きた変身演出の不具合が関係しているのか。それとも、2017年に先代の実物大ガンダムからユニコーンへ交代したように、すでに次の立像が決まっているのか。

ところが、8月31日午後現在、そこにはまだ答えが出ていない。

約9年間の展示に区切りをつけることは発表されているものの、なぜこのタイミングで終了するのかという具体的な理由は、公式には明らかにされていない。

そして、立像本体の今後や跡地、次の実物大ガンダムについても、まだ発表はない。

お台場のユニコーンガンダムは8月31日で展示終了

実物大ユニコーンガンダム立像が登場したのは2017年9月24日。

三井不動産が公開時に発表した基本仕様は、全高19.7m、重量49トン、発光箇所50カ所。ダイバーシティ東京 プラザのフェスティバル広場に設置された。

最大の特徴は、単に約20mのガンダムを再現しただけではなかったことだ。

『機動戦士ガンダムUC』のユニコーンガンダムには、通常の「ユニコーンモード」から「デストロイモード」へ変身する設定がある。

お台場の立像でも、一本角の開閉、顔のモード変更、肩・腰・膝のパーツ展開、サイコフレームの露出などによって、この変身を可能な限り再現した。夜には立像の発光と建物壁面の映像「WALL-G」を組み合わせた演出も行われてきた。

立っている姿を見るだけではなく、時間を合わせてもう一度見たくなる。

そんな「動く実物大ガンダム」だったことが、先代RX-78-2とはまた違うユニコーン立像の大きな個性だった。

なぜユニコーンガンダムは展示終了する?

一番知りたいところだが、具体的な終了理由は公表されていない。

バンダイナムコグループは2026年5月15日、ガンダムシリーズ50周年へ向けた今後の展開を発表。その中で、2017年9月から8年11カ月にわたって親しまれてきた実物大ユニコーンガンダム立像について、8月末をもって展示を終了すると明らかにした。

立像公式サイトでも8月31日の展示終了は告知されているが、

「老朽化したため」
「維持費が増えたため」
「契約期間が満了したため」
「安全上の問題が生じたため」
「次の立像へ入れ替えるため」

といった説明は出ていない。

約9年間も屋外に展示されてきた巨大構造物だけに、さまざまな理由を想像することはできる。

ただ、想像できることと、公式に発表されたことは別だ。

今の段階では「8年11カ月で展示を終える」ところまでが確定している。

2025年には変身演出の不具合もあった

「老朽化が原因なのでは」と考えたくなる材料がまったくないわけではない。

2025年6月9日、立像では実際に一部不具合が発生した。

公式サイトによると、このときはユニコーンモードからデストロイモードへの変身を停止し、デストロイモードに固定。その後、肩部分の一部動作を除いて変身演出が再開された。

つまり、長期展示の途中で機構に不具合が起きたこと自体は事実だ。

しかし、公式はこの不具合を2026年の展示終了理由とはしていない。

故障があったから終了する、安全性の問題があったから撤去する――そうした因果関係までつなげることはできない。

最後の姿は「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」

フィナーレに向けて、立像は最後だけの姿にも変わっている。

2026年6月20日から、メカニカルデザイナーのカトキハジメ氏がデザインした特別装飾を施した、

「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」

として公開された。展示期間は8月31日まで。

別の新しい立像へ交換されたわけではない。

これまでお台場を訪れた人への感謝を込め、約9年間展示されてきたユニコーンガンダムをフィナーレ仕様にしたものだ。

8月29日には「実物大ユニコーンガンダム立像 ファイナルセレモニー」も開催された。

澤野弘之さんとSennaRinさんによるスペシャルライブ、特別演出、花火などが行われ、約9年間の展示を締めくくるイベントとなった。ガンダム公式では同日のオフィシャルレポートも公開されている。

8月31日、最後の演出は何時?

展示最終日の8月31日も、通常の演出スケジュールが組まれている。

昼の「UNICORN GUNDAM TRANSFORMATION」は、

11:00
13:00
15:00
17:00

に実施。

夜のWALL-Gは19時から30分ごとに続き、公式スケジュール上では**21時30分開始の「GUNDAM:BEYOND」**が最後に予定されている。

ただし公式は、天候などによって演出が予告なく変更・中止される可能性があるとしている。

そのため「21時30分に必ず最後の演出が行われる」とまでは言い切れない。

また、21時30分の演出が終わった瞬間に立像そのものが撤去されるわけでもない。

8月31日で「展示」が終了することと、物理的な解体・搬出の日程は別の話だ。

展示終了後、ユニコーンガンダムはどうなる?

では9月1日以降、約20m・49トンのユニコーンガンダムはどうなるのだろう。

これも、8月31日時点では具体的に発表されていない。

解体するのか。
保管するのか。
別の場所へ移設するのか。
一部を何らかの形で残すのか。

立像公式サイトもバンダイナムコグループも、今のところその後の扱いを明らかにしていない。公式が使っている言葉はあくまで**「展示終了」**だ。

そのため、検索では「お台場ガンダム撤去」と探されることが多くても、

「撤去されて廃棄される」
「○日に解体工事が始まる」
「別の都市へ移設される」

といった話は、現時点では確定情報ではない。

2017年は「終了理由」と「次のガンダム」が同時に発表されていた

今回を考えるうえで興味深いのが、先代RX-78-2が展示を終えた2017年との違いだ。

2017年3月、バンダイナムコホールディングスなど4社は、ダイバーシティ東京 プラザ前に設置されていたRX-78-2実物大ガンダム立像について、**「プロジェクトが満了」**したと公式発表した。

そして同じ発表の中で、新しいプロジェクトとして実物大ユニコーンガンダム立像を2017年秋から展示することまで明らかにしていた。

今回とはかなり状況が違う。

2017年 RX-78-2終了2026年 ユニコーン終了
終了理由「プロジェクト満了」と発表具体的理由は未発表
後継ユニコーンを同時発表未発表
次の立像の時期2017年秋と発表未発表
跡地の次の展開新立像が明らかに未発表

前回が「ガンダムから次のガンダムへの交代」だったからといって、今回も同じだとは限らない。

むしろ8月31日時点では、次の実物大ガンダムが決まっていないことそのものが、2017年との大きな違いになっている。

跡地に次の実物大ガンダムは来る?

ここまでくると、当然期待したくなる。

2017年にRX-78-2からユニコーンへ交代したのなら、今度も新しい機体が来るのではないか。

しかし、8月31日午後時点で、お台場の後継となる実物大ガンダムは発表されていない。

ダイバーシティ東京 プラザのフェスティバル広場を今後どう使うのかについても、具体的な案内は出ていない。

特定の機体名を挙げて「次はこれ」とする材料もない。

ユニコーンの次にどのガンダムが似合うかを想像する楽しみはあるが、それはファンとしての予想の範囲にとどまる。

「ガンダムランドマーク構想」が次のお台場ガンダム?

そこで気になるのが、ユニコーン立像のフィナーレと同じ2026年5月15日に発表された**「ガンダムランドマーク構想」**だ。

バンダイナムコグループは、世界中のファンが足を運びたくなるような**「ガンダムの新しい施設」を日本に作る予定**だと発表している。

ただし、詳細は後日発表。場所も施設の具体的な内容も、現時点では明らかにされていない。

ここで面白いのは、公式の50周年プロジェクト発表資料で、

「ガンダムランドマーク構想」

と、

「実物大ユニコーンガンダム立像 フィナーレ」

が、同じ資料の中に別々の施策として並んでいることだ。

当然、

「ユニコーンが終わった場所に、新しいガンダム施設を作るのでは?」

と考えたくなる。

しかし公式は、この二つを直接結び付けていない。

ガンダムランドマークがお台場に作られるとも、ダイバーシティ東京 プラザの跡地を使うとも、ユニコーン立像の後継になるとも発表されていない。

現段階では、

お台場の後継立像は未発表。
それとは別に、日本国内で新しいガンダム施設を作る計画が始まっている。

この二つを分けて考える必要がある。

2029年のガンダム50周年へ、ブランド全体は次の段階へ

『機動戦士ガンダム』がテレビ放送を開始したのは1979年。

2029年にはシリーズ50周年を迎える。

バンダイナムコグループが5月15日に発表した50周年プロジェクトには、ガンダムランドマーク構想だけでなく、2029年に東京国立博物館で開催予定の**「富野由悠季展(仮)」**なども含まれている。

ユニコーン立像のフィナーレも、その大きな発表の一つだった。

つまり、ガンダムブランド全体が50周年へ向かって次の展開を始めている時期であることは間違いない。

ただし、そこから、

「50周年のためにユニコーンを撤去する」

と因果関係を作ることはできない。

なぜユニコーンの展示をこのタイミングで終えるのかは、やはり公式には説明されていない。

ユニコーンが終わっても「ガンダムベース東京」は営業継続

立像が展示終了すると、「お台場からガンダムそのものがなくなるの?」と思う人もいるかもしれない。

少なくとも、THE GUNDAM BASE TOKYOの閉店は発表されていない。

むしろダイバーシティ東京 プラザ7Fのガンダムベース東京では、2026年7月20日に「FACTORY ZONE」と「BUILDERS ZONE」がリニューアルしたばかりだ。

公式営業案内にも9月4日、5日、6日の入店案内が掲載されている。

したがって、

ユニコーンガンダム立像の展示終了=ダイバーシティからガンダム関連施設がなくなる

ということではない。

屋外の実物大立像と、7Fのガンダムベース東京は分けて考えた方がいい。

約9年間の展示は終わる。でも「次」の答えはまだ出ていない

2017年9月24日から2026年8月31日まで、8年11カ月。

実物大ユニコーンガンダム立像は、約20mの巨大な機体を再現するだけでなく、変身、発光、WALL-Gとの映像演出によって、お台場ならではのガンダムの景色を作ってきた。

その展示は、8月31日で一区切りを迎える。

しかし、現時点で分かっているのはそこまでだ。

なぜこのタイミングで終わるのか――具体的理由は未発表。

立像本体はどうなるのか――未発表。

跡地はどうなるのか――未発表。

次の実物大ガンダムが来るのか――未発表。

2017年に先代RX-78-2が終わったときは、「プロジェクト満了」と「次はユニコーン」という二つの答えが同時に示されていた。今回はまだ、その答えがない。

一方で、2029年の50周年へ向けた「ガンダムランドマーク構想」はすでに始まっている。

それがお台場とつながるのか、それともまったく別の場所に新しいガンダムの拠点が生まれるのか。

約9年間見慣れてきたユニコーンの展示が終わる今、「次は何が来るのか」という問いだけが、まだ残されている。

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