- 『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー|前作を超えた?PS5・Switchの違いも評価
- 『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー|先に結論
- 『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』とは
- 試合は前作より面白くなった|「何をつなぐか」が重要になった
- チェインシステムが攻撃を変えた
- GKも「ただ削られる存在」ではなくなった
- 22か国・110人以上は豪華。ただし「一人用が充実」とは限らない
- ストーリーは薄くない|ワールドユース編+IF展開はむしろ強い
- 前作ファンが不満を持つ最大の理由|New Heroの遊び方が変わった
- DREAM TEAM EDITがなくなった影響は大きい
- オフライントーナメントもなくなり、ストーリー後の一人遊びは弱くなった
- Steamが「賛否両論」なのは、ゲームが単純につまらないからではない
- PS Storeは4点台|ただしSteamと直接比較しない
- Steam Deck目的なら、現時点では買わない方がいい
- PC版のクラッシュ報告はあるが、「PC版は壊れている」とまでは言えない
- 前作ファンにはおすすめ?|何が好きだったかで答えが逆になる
- オンライン対戦目的で今買って大丈夫?
- PS5・Switch・Xbox・Steam、どれがおすすめ?
- 通常版・デラックス・アルティメットはどれを買う?
- 早期購入特典は「今買えば必ず付く」わけではない
- 『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー評価
- 総評|8,470円を払う価値はある?
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー|前作を超えた?PS5・Switchの違いも評価
6年ぶりに帰ってきた家庭用『キャプテン翼』は、前作をそのまま豪華にした続編ではなかった。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』では、シュートだけでなくパス、ドリブル、タックル、ブロックにもスーパームーブが広がり、成功したプレーをつなぐ「チェイン」、ゴールキーパーとの新しい駆け引きまで加わった。ピッチ上でできることは確実に増え、サッカーアクションとしての手応えは前作『RISE OF NEW CHAMPIONS』より一段上にある。
ところが、発売直後のSteamでは評価が割れている。
2026年8月29日20時前のSteamストアでは、132件の購入者レビューのうち53%が好評で「賛否両論」。一方、PS Storeでは「すべてのエディション」表示で182件・4.18/5となっており、数字だけを見るとかなり印象が違う。
では、PC版だけに大きな問題があるのか。
そう単純でもない。
Steamの不満を追っていくと、クラッシュやSteam Deck非対応といったPC固有の問題だけでなく、「前作にあった育成や自由なチーム作り、オフライン大会がなくなった」という声が目立つ。しかも、それらは前作公式サイトを遡ってみると、実際に存在した機能だ。
だから今回の評価で見るべきなのは、単純に「前作より進化したか」ではない。
試合は面白くなった。
その一方で、前作の“育てて、作って、何周も遊ぶ”楽しさは薄くなった。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』は、前作で何を好きだったかによって評価が大きく変わる続編だ。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー|先に結論
総合評価は8.0/10。
試合だけなら9点近くまで評価したい。
ドリブルやタックルを成功させてチェインを伸ばし、スーパームーブゲージを作り、前線へつないで強烈なシュートを狙う。さらにゴール前ではシュート側とGK側に方向選択が入り、「とにかくGKの体力を削ればいい」という前作の構造にも新しい読み合いが加わった。
ポジションの意味も分かりやすくなっている。
タックルに強いDFが奪い、ドリブルに強いMFがチェインを伸ばし、シュートに強いFWが仕留める。もちろん実際の試合ではそこまで型通りに進まないが、誰に何をさせるかという役割は前作より明確になった。
「必殺シュートが派手」というだけでなく、ゴールへ至るまでの選択肢そのものが増えたことが今作最大の進化だ。
ただし、一本のゲームとして見ると話は変わる。
前作には、所属校を変えながら育成するEpisode: New Hero、選手との友情を深めてムーブやスキルを覚えるフレンドシステム、好きな選手を集めてユニフォームやエンブレムまで作れるDREAM TEAM EDIT、4~16チームでトーナメントやリーグ戦を組めるCHAMPIONSHIPがあった。
今作にもエディットプレイヤーはいる。選手との交流もサイドストーリーやリンクシナリオという形で残っている。既存チームへエディット選手を加えるTEAM EDITもある。だから「育成もチーム編集も全部なくなった」という批判は正確ではない。
それでも、前作と同じ遊びではない。
試合を中心に遊んでいたなら今作の方がいい。
New Heroの育成、ドリームチーム作り、オフライン大会を繰り返していたなら前作の方がいい。
総合8.0点なのは、その両方を見た結果だ。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』とは
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』は、TAMSOFTが開発、バンダイナムコエンターテインメントが発売するサッカーアクションゲーム。
日本ではPS5、Nintendo Switch、Xbox Series X|S版が2026年8月27日に発売。バンダイナムコ日本公式ではSteam版を8月28日発売と案内している。PS5/Switchにはパッケージ版があり、Xbox Series X|S/Steamはダウンロード専売。CERO Aで、日本語フル音声にも対応する。英語音声は試合実況のみだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発 | TAMSOFT CORPORATION |
| 発売 | バンダイナムコエンターテインメント |
| ジャンル | サッカーアクション |
| 対応機種 | PS5/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Steam |
| プレイ人数 | オフライン最大2人/オンライン最大2人 |
| CERO | A |
| 日本語 | UI・字幕・音声対応 |
| 通常版 | 8,470円 |
| デラックス | 11,330円 |
| アルティメット | 12,430円 |
通常版8,470円、デラックス11,330円、アルティメット12,430円はSteam日本ストアでも同額。シーズンパスは単品3,300円となっている。
舞台は「ワールドユース編」。22か国、110人以上のプレイアブルキャラクター、新規ムーブ150種類以上を収録し、原作者・高橋陽一氏監修のオリジナルシナリオも用意されている。
数字だけなら、確かにシリーズ最大級だ。
ただし、110人いることと、110人を使って長く遊べることは同じではない。
この違いが、今回の評価ではかなり大きい。
試合は前作より面白くなった|「何をつなぐか」が重要になった
前作を知っている人ほど、最初に気づきやすいのがスーパームーブの広がりだ。
前作では派手なシュートやタックルが大きな見せ場だったが、今作ではシュートだけでなく、パス、ドリブル、タックル、ブロックにもスーパームーブが用意された。
スーパーパスからスーパー空中シュートへつないだり、スーパードリブルで一気に前線へ進んだり、守備側はスーパーブロックでシュートを止めたりと、FWだけが主役になるゲームではなくなっている。
完成版PS5レビューでも、この変化によって選手やポジションごとの差が前作より強くなり、試合が流動的になったことが評価されている。
『キャプテン翼』なので、リアルなサッカーを期待するゲームではない。
強烈なタックルで選手は吹き飛び、必殺シュートは常識外れの軌道で飛び、GKは何発ものシュートを体で受け止める。
それでも、何も考えず必殺技を撃つだけではなくなった。
守備から攻撃へどうつなぎ、誰にゲージを使い、どこでチェインを伸ばすか。
今作は「サッカーゲーム」というより、11人で戦う対戦アクションゲームとしてかなり面白くなっている。
チェインシステムが攻撃を変えた
新要素の中でも特に効果が大きいのがチェインだ。
ドリブルやタックルを成功させるとチェインレベルが上昇し、最大10まで伸びる。レベルが高くなるほどシュート威力とチャージ速度が上がり、スーパーパスやスーパードリブルなら一気にチェインを伸ばせる。
面白いのは、積み上げたチェインが自分だけのものではないことだ。
ボールを奪われれば、チェインレベルまで相手へ移る。
あと一人抜けば、もっと強いシュートを狙える。
でもそこでボールを失えば、高まった攻撃力を今度は相手に使われる。
攻め続けるほど有利になるのに、欲張るほど失ったときの危険も大きくなる。
見た目はコンボゲージだが、実際にはどこまで攻め続けるかを判断させるリスクとリターンの仕組みになっている。
前作の試合が好きだった人にとって、これはかなり大きな進化だ。
GKも「ただ削られる存在」ではなくなった
前作から引き続き、GKにはHPがあり、シュートで削ってゴールを奪う。
ただ、今作ではシュート側とGK側がそれぞれ6方向から一つを選択し、その一致やズレによってGKが受けるダメージが変わる。
さらに、GKの現在HPを超える威力のシュートでは「BREAK」が発生し、最大HPそのものを下げられる。体力がなくてもシュートを防ぐ可能性を持つミラクルセービングも加わった。
これによって、強いシュートを作った時点で攻撃が終わらない。
最後にGK側にも読み合いが残る。
数値上の強さだけで結果が決まりにくくなったことは、対戦ゲームとして素直に評価したい。
22か国・110人以上は豪華。ただし「一人用が充実」とは限らない
登場キャラクターの規模はかなり大きい。
22か国、110人以上のプレイアブルキャラクターに加え、新規ムーブも150種類以上。最初からすべての代表チームを自由に使えるわけではなく、ストーリーを進めることで各国が解放されていく。
必殺技演出も『キャプテン翼』らしさを失っていない。
グラフィックの方向そのものは前作を大きく作り直したものではなく、キャラクターモデルや基本的な見せ方には共通点が多い。それでも技の種類と演出量が増えたことで、試合中の見栄えは一段派手になった。
原作ファンにとって110人以上という人数は大きな魅力だ。
問題は、その選手を何に使うか。
前作のような自由なドリームチームやオフライン大会がないため、キャラクター数の増加がそのまま一人用のリプレイ性にはつながっていない。
選手は増えた。
しかし、その選手を一人で使い倒す遊び場まで同じように増えたわけではない。
ここは分けて評価する必要がある。
ストーリーは薄くない|ワールドユース編+IF展開はむしろ強い
一人用の弱さを語るとき、ストーリーまで「薄い」と考えるのは違う。
メインとなるNEW STARS ROUTEでは、プレイヤーが作ったエディット選手が日本ユース代表へ加わり、翼たちと世界一を目指す。
それとは別に、原作とは異なる強敵たちと戦うレジェンダリー/アドバンスド、メインストーリーの裏側を描くサイドストーリー、各国の選手との交流を描くリンクシナリオ、ライバルズエピソードも用意されている。
原作そのままの再現ではなく、高橋陽一氏監修のIFストーリーを含んでいるため、『キャプテン翼』を知っているほど「本来とは違う対戦」や「この選手同士が出会ったら」という部分を楽しみやすい。
原作未読でも物語についていけたという完成版レビューもあり、シリーズ知識が必須という作りではない。
一方で、会話量はかなり多い。
ストーリーを細かく描くぶん、試合中にもイベントや会話が入り、テンポを切る場面がある。原作ファンならご褒美になりやすいが、「早く次の試合をしたい」という人には長く感じるだろう。
ここは好みが分かれる。
物語が少ないのではなく、むしろ物語をかなり見せるゲームだ。
前作ファンが不満を持つ最大の理由|New Heroの遊び方が変わった
Steam低評価の中で特に重いのが、育成部分の変化だ。
前作『RISE OF NEW CHAMPIONS』のEpisode: New Heroでは、所属校を選び、好きな選手とのフレンドシップランクを上げながら、その選手が持つムーブやスキルを習得できた。発売後のアップデートを経て、ふらの、東邦、武蔵だけでなく、大友、南葛、花輪など複数のルートが用意されていた。
所属校を変える。
仲良くする相手を変える。
覚える技を変える。
そして別のエディット選手を作る。
この循環そのものが、前作を何周もする理由になっていた。
今作にもエディットプレイヤーは残っている。
外見を作り、ムーブを変更し、FW・MF・DFに加えてGKへ切り替えることもできる。各国の選手との交流を描くサイドストーリーでは、新しい技を獲得する場合もある。
だから「育成が消えた」とまでは言えない。
ただし、前作のように所属校と友情相手を変えながら別の選手を何度も育てるRPG的な周回構造ではなくなった。
完成版レビューでも、今作の育成は前作より機械的になったという指摘があり、Steam購入者から出ている不満とも重なる。
前作のNew Heroに何十時間も使った人ほど、今作の評価が下がりやすいのは不思議ではない。
DREAM TEAM EDITがなくなった影響は大きい
もう一つ、前作ファンには無視できないのがチーム作成だ。
今作にも「TEAM EDIT」はある。
既存チームを選び、エディットプレイヤーを加えて長所を伸ばしたり、弱点を補ったりできる。ユニフォーム設定などのカスタマイズもある。
しかし、前作のDREAM TEAM EDITとは自由度が違う。
前作では好きな選手を集め、所属選手、チーム名、エンブレム、ユニフォーム、背番号まで編集し、完全なオリジナルチームを作れた。そのチームはオフラインとオンラインの両方で使用できた。
今作では、そこまで自由な「好きな選手を集めた自分だけのチーム」は作れない。
単に「チーム編集機能がない」のではなく、
TEAM EDITはある。
でも、前作のDREAM TEAM EDITにあったドリームチーム作成はなくなった。
この言い方が一番正確だ。
110人以上もいるだけに、この削減はかなり惜しい。
オフライントーナメントもなくなり、ストーリー後の一人遊びは弱くなった
前作にはCHAMPIONSHIPがあった。
4~16チームを選び、トーナメントまたは総当たりリーグを開催できる。CPUレベル、ハーフ時間まで設定でき、自分で作った大会を一人で遊べた。
今作のVERSUSで用意されているのは、CPUまたはローカル対戦のオフラインマッチ、世界のプレイヤーと戦うレギュラーマッチ、友人と遊ぶプライベートマッチ。前作のCHAMPIONSHIPに相当する独立した大会モードはない。
これは本作の一人用を評価するとき、かなり大きな差だ。
ストーリーにはボリュームがある。
でもクリアした後、好きな代表を選んで自分でワールドカップ風の大会を作ったり、オリジナルチームを育てながら何度も大会を回したりする遊びは弱くなった。
「シリーズ最大級のボリューム」という公式表現と、「一人用が物足りない」というSteam購入者の声は矛盾していない。
収録されているキャラクターやストーリーは増えている。
しかし、自由に繰り返せる一人用モードは減っている。
両方とも事実だ。
Steamが「賛否両論」なのは、ゲームが単純につまらないからではない
2026年8月29日20時前のSteamでは、132件中53%好評の「賛否両論」。
発売直後で母数はまだ小さく、今後かなり動く可能性がある数字だ。
低評価を見ると、理由は一つではない。
Steam Deckで起動できない。
クラッシュする。
ロードが長い。
前作の友情システムがなくなった。
ドリームチームを作れない。
オフライントーナメントがなくなった。
こうした異なる不満が同じ「おすすめしない」に集まっている。
逆に、ゲーム自体を高く評価しながらチーム作成の削減だけを惜しむユーザーもいる。
つまり53%という数字は、「試合そのものが半数近くから否定されている」と読むべきではない。
むしろ、
前作ファンが求めていたゲームと、今作が強化したゲームの方向がずれた。
その影響が発売直後のSteam評価へかなり強く出ている。
PS Storeは4点台|ただしSteamと直接比較しない
PS Storeでは、2026年8月29日時点の「すべてのエディション」表示で182件・4.18/5。Steamの53%好評とはかなり差がある。
ただ、ここから「PS5版は良作、PC版だけ駄目」と結論づけるのは早い。
Steamの不満にはクラッシュやSteam DeckのようなPC固有問題もあるが、DREAM TEAM EDITやオフライントーナメント、育成方式の変更はPS5版でも同じだ。
さらにSteamは文章レビューで具体的な不満を書ける一方、PS Storeは星評価が中心で、レビュー文化そのものが違う。
数字は参考にはなる。
だが、8.0点という今回の評価をSteam53%やPS Store4.18から逆算したわけではない。
Steam Deck目的なら、現時点では買わない方がいい
Steam版について最も明確な注意点がSteam Deckだ。
Steam版はカーネルレベルのEasy Anti-Cheatを採用しており、Valveの互換性情報ではSteam Deck/SteamOSとも「Unsupported」。理由も「非対応のアンチチートまたはマルチプレイサービスを使用」と明示されている。
発売後の購入者からも起動できないという報告が出ている。
将来対応する可能性はある。
しかし、対応予定を前提に買うべきではない。
Steam Deck/SteamOSで遊ぶことが購入目的なら、今は見送り。
ここははっきりしている。
PC版のクラッシュ報告はあるが、「PC版は壊れている」とまでは言えない
Steamではクラッシュや長めのロードを訴える購入者がいる。
一方で、安定して動作しているという購入者もおり、すべてのPC環境で同じ問題が起きているわけではない。
発売と同時期には安定性向上を含むアップデートも配信された。
2026年8月29日時点で公式が案内している最新版は、PS5 Ver.1.03、Nintendo Switch Ver.1.02、Xbox Series X|S Ver.1.01、Steam Ver.1.03。内容は動作安定性、ユーザビリティ、その他各種改善となっている。
ただし、「クラッシュを完全に修正した」とする個別の説明はない。
PC版を選ぶなら、Steam Deckとは別に、自分の環境での安定性も購入後早めに確認した方がいい。
前作ファンにはおすすめ?|何が好きだったかで答えが逆になる
前作経験者へは、「買い」「見送り」を一括では決められない。
前作の試合が好きだった
かなり薦めやすい。
チェイン、スーパームーブの拡張、ポジションごとの役割、GKとの読み合いまで、試合は今作の方が厚い。
前作で「もっと駆け引きが欲しい」と感じていた人には、最も分かりやすい進化になる。
New Heroの育成・周回が好きだった
慎重に考えた方がいい。
今作にもエディット選手や交流、技の習得は残っている。
ただ、複数校を選び、友情相手を変えながら何人もの選手を育成する前作型の周回ゲームではない。
そこが一番好きだったなら、8,470円を発売直後に払う前に違いを理解しておきたい。
DREAM TEAM EDITが好きだった
かなり注意。
既存チームへエディット選手を加えることはできるが、好きな選手を自由に集めた前作型のオリジナルチーム作成とは違う。
ドリームチーム作りが主目的なら、セール待ちでもいい。
オンライン対戦が中心だった
今作との相性はいい。
試合システムの強化がそのまま対人戦へ効くため、今作が対戦アクション寄りになったことを最も歓迎しやすい層だ。
オンライン対戦目的で今買って大丈夫?
オンラインにはレギュラーマッチがあり、ランクマッチとフリーマッチを切り替えられる。
友人同士ならプライベートマッチも利用可能。最大2人対戦だ。
PS5ではPS Plus、SwitchではNintendo Switch Online、XboxではGame Pass CoreまたはUltimateがオンライン対戦に必要。Steamにはオンライン利用のための別途有料サービスはない。
ゲームデータ改ざん、不正ツール、故意の切断、放置に対しては、通常マッチングからの隔離やアカウント停止を行う方針も発売時点から明示され、ゲーム内通報にも対応している。
ただし発売からまだ日が浅い。
長期的な人口、対戦バランス、マッチング時間まで「問題なし」と評価するには早い。
Steamの同時接続数だけを見てPS5やSwitchまで含めた人口を推測することもできない。
クロスプレイ、クロスセーブについても、現時点で日本公式から対応を明確に確認できない。
別機種の友人と遊ぶために買うなら、対応している前提では選ばない方が安全だ。
PS5・Switch・Xbox・Steam、どれがおすすめ?
機種を自由に選べるなら、現状ではPS5版を第一候補にする。
理由は、本作が思っている以上にアクション寄りだからだ。
| 機種 | 解像度 | フレームレート | 容量 |
|---|---|---|---|
| PS5 | 3840×2160 | 最大60fps | 23GB+追加データ |
| Nintendo Switch | TV 1920×1080/携帯 1280×720 | 最大30fps | 13GB+追加データ |
| Xbox Series X | 3840×2160 | 最大60fps | 23GB+追加データ |
| Xbox Series S | 1920×1080 | 最大60fps | 23GB+追加データ |
| Steam | 最大3840×2160 | 推奨環境で最大60fps | 23GB+追加データ |
※すべて公式表記。フレームレートは「最大」であり、固定ではない。HDRには非対応。
PS5|今のところ最も薦めやすい
PS5は3840×2160、最大60fps。
発売後のPS5完成版レビューでは、派手なエフェクトが重なる場面を含めて安定した60fps動作を評価する媒体が複数ある。
もちろん公式表記は「最大60fps」であり、「4K60fps固定」という意味ではない。
それでも、アクション性の強い本作で60fps側を選べるメリットは大きい。
パッケージ版もあるため、特別な理由がなければPS5を第一候補にしたい。
Nintendo Switch|携帯性を取る代わりに最大30fps
SwitchはTVモード1920×1080、携帯・テーブルモード1280×720、最大30fps。
PS5/Xboxの最大60fpsと比べれば、明確な仕様差だ。
30fpsだから遊べない、というほどではない。
ストーリーを携帯モードで進められるメリットもある。
ただ、本作はドリブルとタックルのタイミング、チェイン、方向選択などリアルタイム性が強い。PS5とSwitchの両方を持っていて、携帯性にこだわらないなら60fps側を選びたい。
Switch 2でも遊べる。ただしSwitch 2版ではない
Nintendo Switch 2専用版は発売されていない。
Nintendo公式の互換性情報では、本作のSwitch 2対応は「Supported」で、ゲーム動作はNintendo Switchと同等と案内されている。
つまりSwitch 2でも遊べるが、
Switch 2 Editionではない。
Switch 2用アップグレードパスもない。
60fps化された専用版でもない。
Switch 2を持っているからPS5版と同等の性能になる、と考えて買うのは避けたい。
Xbox Series X|S|60fps側。パッケージ版はなし
Series Xは3840×2160、Series Sは1920×1080で、どちらも最大60fps。
仕様面ではSwitchよりアクション向けだ。
ただしPS5ほど発売後の詳細な実機検証が多くないため、安定性まで横並びと断定はしない。
Xbox版はダウンロード専売となる。
Steam|デスクトップPCなら候補。Deck目的なら避ける
Steam日本価格も通常版8,470円。
日本語フル音声に対応し、推奨環境では最大60fps。公式推奨はWindows 11、Core i7-13700K/Ryzen 7 7800X3D、16GB RAM、RTX 4060/RX 5700 XTとなっている。
PCで遊びたい理由があるなら選択肢には入る。
ただし発売直後にはクラッシュ報告があり、Steam Deck/SteamOSは公式互換性判定で非対応。
「PCだから一番いい」とは言えない状況だ。
通常版・デラックス・アルティメットはどれを買う?
基本は通常版8,470円でいい。
デラックスエディション11,330円には、本編、シーズンパス、シーズンパス特典のブラックボールが含まれる。
シーズンパスは単品3,300円で、6種類の追加プレイアブルキャラクターに加え、ユニフォームなどのカスタマイズアイテムを収録。DLCは2027年8月27日までに順次配信予定だ。
本編だけですでに110人以上いる。
追加キャラクターの詳細がすべて出揃っていない段階で、将来分まで先払いする必要性は高くない。
欲しい選手がDLCに入ると分かってからシーズンパスを買っても遅くない。
アルティメットエディション12,430円では、さらにユニフォーム5種、ボール3種、ゴールパフォーマンス2種、メインメニュー用イラスト、強力なムーブカード2種の先行解放などが追加される。
コレクション要素まで欲しい人向けで、ゲーム本編を楽しむための必須版ではない。
通常版で始めるのが一番無難だ。
早期購入特典は「今買えば必ず付く」わけではない
ダウンロード版のプレオーダー特典受付はすでに終了している。
パッケージ版については、早期購入特典シールが付いた在庫が残っていれば、日本代表2026ユニフォーム、ワールドユースデザインユニフォーム、ブラジルユース先行解放権、「燃えてヒーロー」アレンジBGM2種の先行解放権が付属する。なくなり次第終了だ。
なお、ブラジルユースとBGM2曲はゲーム進行でも入手できる。
「特典を逃したら使えないコンテンツ」ではない。
日本代表2026ユニフォームとワールドユースデザインユニフォームも現在は330円のDLCとして単品販売されている。
前作購入者向けには南葛中学校、東邦学園中等部のユニフォームと挑戦状ボールが用意される。
ただし、PS4/Switch版『RISE OF NEW CHAMPIONS』のセーブデータを同一プラットフォームで検出する必要があり、異なる機種間では受け取れない。Xbox/Steam版『WORLD FIGHTERS』も対象外だ。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』忖度なしレビュー評価
| 評価項目 | スコア | 評価 |
|---|---|---|
| 試合・アクションシステム | 9.0 | チェイン、スーパームーブ拡張、GKとの読み合いが機能し、ピッチ上の選択肢は前作より明確に増えた。 |
| ストーリー・原作再現 | 8.4 | ワールドユース編+高橋陽一氏監修のIF展開は魅力。会話量の多さは好みが分かれる。 |
| キャラクター・演出 | 8.8 | 22か国・110人以上。必殺技演出は強いが、グラフィックの方向性は前作から劇的に変わったわけではない。 |
| 育成・カスタマイズ | 6.8 | エディット選手は残るが、前作型の友情育成や自由なDREAM TEAM EDITを失った影響は大きい。 |
| ボリューム・リプレイ性 | 7.2 | ストーリーとキャラクター数は豊富。一方、CHAMPIONSHIP消失などストーリー後の一人遊びは弱くなった。 |
| オンライン・技術的完成度 | 7.4 | PS5は良好な実機報告あり。Steamのクラッシュ報告、Deck非対応、オンラインの長期評価がまだ固まっていない点を考慮。 |
| コストパフォーマンス | 7.5 | 通常版8,470円。試合とストーリーには見合うが、一人で長期間遊びたい人には割高感が出やすい。 |
| 総合スコア | 8.0/10 | 試合は前作を超えた。しかし、前作で何を好きだったかによって評価が逆転する続編。 |
試合・アクションだけを見れば、本作は前作より一段上にある。チェインによって攻撃を続ける意味が生まれ、パスやドリブル、タックル、ブロックまでスーパームーブが広がり、GKにも最後の読み合いが用意された。22か国・110人以上の選手、高橋陽一氏監修のIFストーリーまで含めれば、『キャプテン翼』ゲームとしての見どころも十分に多い。
それでも総合を9点近くまで上げなかったのは、前作で長く遊ぶ理由だった部分が削られているからだ。複数ルートを回して選手を育て、友情から技を覚え、DREAM TEAM EDITへ集め、自分で大会を開く。その流れを好きだった人にとって、今作は単純な上位互換ではない。さらにSwitchは最大30fps、Steam Deckは非対応、PCにはクラッシュ報告もある。試合を中心に評価すれば非常に強いが、8,470円の一本の商品として育成、周回、機種差まで含めると、8.0点が妥当だ。
22か国・110人以上の選手が登場する『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』。チェインやスーパームーブ、GKとの読み合いなど試合システムが前作から進化しています。PS5版は4K・最大60fps対応で、携帯性より滑らかな試合アクションを重視したい人や、国内パッケージで手元に残したい人に向いています。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
総評|8,470円を払う価値はある?

『キャプテン翼』が好きで、試合そのものを楽しみたいなら買っていい。
前作のフィールドアクションをベースにしながら、チェイン、スーパームーブ、ポジションの役割、GKとの読み合いまで追加され、試合は明確に厚くなった。
リアル系サッカーゲームが苦手でも問題ない。
本作が目指しているのは、現実のサッカーを忠実に再現することではない。
必殺シュートを撃ち、相手を吹き飛ばし、チェインをつないで攻める。
『キャプテン翼』のサッカーを対戦アクションとして成立させることだ。
その部分はかなり成功している。
原作ファンにも薦めやすい。
110人以上の選手が登場し、ワールドユース編を軸に原作とは違うIFも描く。原作を知らなくても物語には入れるが、知っているほどキャラクター同士の関係や対戦カードの価値は高くなる。
一方、前作ファンには条件が付く。
前作の試合が好きだったなら買っていい。
オンライン対戦が中心だった人にも今作の方向性は合う。
しかし、Episode: New Heroを何周もし、違う学校から選手を育て、友情で技を覚え、最後にDREAM TEAM EDITへ集めていた人には注意が必要だ。
今作にも育成やTEAM EDITはある。
ただ、それは前作と同じ遊びではない。
一人でストーリーを終えた後も大会を作って長く遊びたい人にも、8,470円はやや高く感じる可能性がある。
機種を選べるならPS5を第一候補。
最大60fpsで、発売後のPS5レビューでも安定した動作が報告されている。
Switchは携帯性が大きなメリットだが最大30fps。Switch 2でも互換動作は確認されているものの、Switch 2専用版ではなく、Nintendo公式もSwitchと同等の動作としている。
SteamはWindows PCなら候補に入る。
ただしSteam Deck/SteamOS目的なら、現状は見送った方がいい。
シーズンパスも急ぐ必要はない。
本編だけで110人以上いるうえ、追加キャラクター6人を含むDLCは2027年8月27日までに順次配信予定。内容を見てから3,300円を払っても遅くない。
『キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS』は、前作のすべてを増やした続編ではない。
ピッチの上では前作を超えた。
その代わり、ピッチの外で選手を育て、チームを作り、大会を回す楽しさは前作の方が厚かった。
だから「6年ぶりの続編は前作を超えたのか?」への答えは、これになる。
サッカーアクションとしては今作。
一人用の育成・周回ゲームとしては前作。
前作で好きだったのがどちらだったのか。
そこが、今8,470円を払うかどうかの一番大きな分かれ目だ。