- AirPods 5の2種類は何が違う?23,800円・27,800円の4,000円差を比較
- AirPods 5は2種類 4,000円差はANCではない
- 23,800円版にもANCあり 高い方だけ強いわけではない
- 27,800円版は「ケースだけ違う」わけではない
- バッテリーは最大4時間と5時間 ケース込みでは20時間と22時間
- ワイヤレス充電できるのは27,800円版だけ
- 「探す」は両方対応 ケースから音を鳴らせるのは高い方
- 音質や本体形状は違う?
- ライブ翻訳は日本語対応 ただしAirPodsだけでは使えない
- AirPods 4から何が変わった?
- 27,800円ならAirPods Pro 3を選んだ方がいい?
- 23,800円と27,800円、結局どっちを買えばいい?
- まとめ|4,000円差は「ノイキャン代」ではない
AirPods 5の2種類は何が違う?23,800円・27,800円の4,000円差を比較

Appleの「AirPods 5」は、2026年9月18日に発売されます。
価格は23,800円(税込)の「AirPods 5」と、27,800円(税込)の「ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5」の2種類です。
4,000円差があるため、「安い方はノイズキャンセリングなし?」と思うかもしれませんが、今回は違います。
AirPods 5は23,800円モデルも27,800円モデルも、どちらもアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しています。
では4,000円多く払うと何が変わるのか。
大きな違いは、音量スワイプ、バッテリー、ワイヤレス充電、「探す」でケースから音を鳴らせる機能です。
音質やANCだけを目当てに高いモデルを選ぶ必要があるのかも含めて、2種類の違いを整理します。
AirPods 5は2種類 4,000円差はANCではない
まず、購入判断に関係するところを並べるとこうなります。
| 項目 | AirPods 5 | ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5 |
|---|---|---|
| 価格 | 23,800円 | 27,800円 |
| ANC | ○ | ○ |
| 適応型オーディオ | ○ | ○ |
| 外部音取り込み | ○ | ○ |
| 会話感知 | ○ | ○ |
| H2チップ | ○ | ○ |
| 空間オーディオ | ○ | ○ |
| ライブ翻訳 | ○ | ○ |
| Siri AI | ○ | ○ |
| 感圧センサー | ○ | ○ |
| 音量スワイプ | × | ○ |
| ANC使用時の単体バッテリー | 最大4時間 | 最大5時間 |
| ケース込み | 最大20時間 | 最大22時間 |
| USB-C充電 | ○ | ○ |
| Apple Watch充電器 | × | ○ |
| Qiワイヤレス充電 | × | ○ |
| 「探す」用ケーススピーカー | × | ○ |
| イヤホン重量 | 片側4.3g | 片側4.3g |
| ケース重量 | 32.3g | 34.7g |
| 防塵・耐汗耐水 | IP57 | IP57 |
Apple自身も購入ページで「どちらのモデルもアクティブノイズキャンセリングを搭載」と明記しています。
今回の4,000円差を短く表すなら、
ANCや主要な音響機能への追加料金ではなく、日常の使い勝手を上げるための4,000円
と考えると分かりやすいでしょう。
23,800円版にもANCあり 高い方だけ強いわけではない
AirPods 4では、ANCなしモデルとANC搭載モデルが分かれていました。
その感覚でAirPods 5を見ると、23,800円版がANCなし、27,800円版がANCありのように見えてしまいます。
しかしAirPods 5では、両方ともANC搭載です。
Appleが示している性能も同じで、アクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4と比較して最大1.5倍とされています。
ここで「AirPods 4より1.5倍」とだけ書くのは少し不正確です。比較対象はANCなしのAirPods 4を含めた全モデルではなく、ANC搭載AirPods 4です。
適応型オーディオ、外部音取り込み、会話感知、H2チップ、パーソナライズされた空間オーディオなども両モデル共通です。
Appleは27,800円版だけANC性能を高くした、あるいは高いモデルだけ別のオーディオ技術を搭載したとは案内していません。
そのため、「ANCが欲しいから27,800円版」という選び方をする必要はなくなりました。
27,800円版は「ケースだけ違う」わけではない
製品名だけを見ると、「ワイヤレス充電ケースに変えるだけで4,000円高くなる」とも見えます。
実際にはイヤホン本体にも違いがあります。
分かりやすいのが音量スワイプです。
両モデルとも軸部分には感圧センサーがあり、押して再生・一時停止、曲送り、通話への応答、長押しによるノイズコントロールの切り替えなどができます。
27,800円版では、そこへさらに上下へのスワイプによる音量調節が加わります。
23,800円版にも感圧センサー自体はあるので、「安い方はイヤホンから操作できない」という意味ではありません。
違うのは、イヤホンをつけたまま指で音量まで変えられるかです。
iPhoneやApple Watch、Siriで音量を変えることに抵抗がなければ、大きな問題にはならないでしょう。
逆に移動中などにイヤホンだけで頻繁に音量を変える人なら、毎日実感する差になります。
バッテリーは最大4時間と5時間 ケース込みでは20時間と22時間
もう一つ、ケースだけでは説明できないのがバッテリーです。
ANCを有効にした場合、23,800円版は1回の充電で最大4時間。
27,800円版は最大5時間です。
充電ケースを含めると、それぞれ最大20時間と最大22時間になります。
単体では1時間差ですが、4時間から5時間なので割合で見ると小さくありません。
電車での通勤や買い物など、数時間ごとにケースへ戻せる使い方なら4時間でも十分という人は多いでしょう。
一方、長時間の作業、旅行、飛行機などでANCをつけたまま連続使用するなら、5時間使える方が安心です。
なお、両モデルともケースで5分充電すれば約1時間使えると案内されています。
なぜ2モデルでイヤホン単体の再生時間まで違うのかについて、Appleはバッテリー容量などの細かな内部仕様を公表していません。
「ワイヤレス充電ケースだからイヤホン側の電池まで長くなる」といった理由を推測するのではなく、公称値として4時間と5時間の差があると考えておくのが正確です。
ワイヤレス充電できるのは27,800円版だけ
充電方法は、2モデルを選ぶうえでかなり分かりやすい違いです。
23,800円のAirPods 5はUSB-C充電に対応。
27,800円のワイヤレス充電ケース付きAirPods 5はUSB-Cに加えて、Apple Watchの充電器とQi規格のワイヤレス充電器を使えます。
自宅の机やベッドサイドにQi充電器を置いている人なら、ケーブルを差さずに置くだけで充電できる上位モデルの方が楽でしょう。
Apple Watchユーザーなら、同じ充電器をAirPodsにも使えるのも便利です。
一方、普段からUSB-Cケーブルにつなぐ習慣があるなら、ここに4,000円を払う必要性は下がります。
なお、AppleはAirPods Pro 3のケースについては正式に「MagSafe充電ケース」と呼んでいますが、AirPods 5では「ワイヤレス充電ケース」という表記です。
AirPods 5については、Appleが明記しているApple Watch充電器・Qi充電対応までを基準にし、「MagSafe充電ケース」と言い換えない方が正確です。
また、AirPods 5にはUSB-C充電ケーブルや電源アダプタは付属しません。
「探す」は両方対応 ケースから音を鳴らせるのは高い方
27,800円版には、「探す」アプリで使うためのスピーカーが充電ケースに搭載されています。
ここも、
23,800円版=「探す」が使えない
という意味ではありません。
AppleはAirPods 5自体を「探す」アプリで追跡でき、近くにあるか確認したり、Bluetoothの通信圏から離れた時に通知を受けたりできると案内しています。
27,800円版ではさらに、充電ケースから音を鳴らして場所を探せるのが違いです。
バッグの中、ソファの隙間、机の周辺などでケースをよく見失う人には、地味ながら役立つ機能です。
ケース重量は標準モデルが32.3g、ワイヤレス充電ケース付きが34.7g。
サイズは共通なので、2.4gの重量差だけで持ち運びやすさが大きく変わるほどではなさそうです。
音質や本体形状は違う?
Appleの公式仕様を見る限り、2モデル間で主要なオーディオ技術は共通です。
専用Appleドライバ、H2チップ、ANC、適応型オーディオ、外部音取り込み、会話感知、アダプティブイコライゼーション、空間オーディオなどは同じ欄に掲載されています。
イヤホン本体の公称サイズも共通で、片側4.3g。
防塵・耐汗耐水性能も両方IP57です。
そのため、
「27,800円版の方が音質が上」
「高い方だけANCが強い」
という差は、2026年9月10日時点のApple公式仕様では確認できません。
高いモデルのメリットは、音そのものより操作・充電・電池・ケース機能に集中しています。
ライブ翻訳は日本語対応 ただしAirPodsだけでは使えない
AirPods 5は両モデルともライブ翻訳に対応します。
日本語も対応言語に含まれています。
ただし、AirPodsを買えば単体で翻訳してくれるわけではありません。
Appleはライブ翻訳について、Apple Intelligenceを有効にし、iOS 26以降を搭載した対応iPhoneとペアリングすることなどを利用条件として案内しています。言語や地域によって利用できる機能が異なる場合もあります。
Siri AIについても同様に、AirPods 5単体でAIを動かす機能ではありません。
対応するiPhone側のApple IntelligenceやOS、言語条件が関係します。
2026年9月時点ではSiri AIはまず英語からベータ提供され、日本語対応は10月予定です。
対応機種や日本語化の時期については、つぶログのiOS 27とSiri AIの日本語対応・対応機種の記事で詳しく整理しています。
AirPods 4から何が変わった?
AirPods 4では、ANCなしモデルと「アクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4」が分かれていました。
AirPods 5では、その分け方がなくなり、最初から2種類ともANCを搭載しています。
ANC性能も強化され、AppleはANC搭載AirPods 4との比較で最大1.5倍としています。
防塵・耐汗耐水性能もAirPods 4のIP54から、AirPods 5ではIP57へ上がりました。
ただしライブ翻訳など、AirPods 4のANC搭載モデルでも使える機能はあります。
「ライブ翻訳がAirPods 5で初めて搭載された」と考えない方がいいでしょう。
今回もっと大きく変わったのは、AirPods 5なら安い23,800円版を選んでもANCを失わないことです。
27,800円ならAirPods Pro 3を選んだ方がいい?
現行のAirPods Pro 3は42,800円です。
ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5との差は15,000円あるので、「少し足せばPro」という価格差ではありません。
AirPods Pro 3はシリコーン製イヤーチップを使うインイヤー型で、AppleはAirPods 5と比較して最大3倍のANC性能を案内しています。
ANC使用時の再生時間は最大8時間。
さらに心拍数センサー、ヒアリングチェック、ヒアリング補助機能など、AirPods 5にはない機能があります。
その代わり、耳を密閉する装着感になります。
軽いオープンイヤー型を使いたいならAirPods 5。
遮音性やANC、長時間バッテリー、健康・聴覚関連機能まで求めるならAirPods Pro 3。
この違いの方が、単純なスペック差より購入判断には重要です。
23,800円と27,800円、結局どっちを買えばいい?
今回のAirPods 5は、安いモデルを選んだからANCや主要な音響機能を失う、という構成ではありません。
そのため、23,800円版を選びやすくなっています。
USB-C充電だけで困らない、音量はiPhoneやApple Watchから変えればいい、ANCで4時間使えれば十分、ケースから音を鳴らす必要もない。
この使い方なら、23,800円版で十分でしょう。
反対に、普段からQiやApple Watch充電器を使っている、イヤホンだけで音量調節したい、ANCを長時間使う、ケースをよく見失うという人なら、27,800円版の4,000円差は日常的に効いてきます。
特にワイヤレス充電と音量スワイプは、一度だけ使う機能ではなく毎日の操作に関わる部分です。
どちらか迷った時は、
ANCや音響機能を重視するだけなら23,800円。
充電や操作まで快適にしたいなら27,800円。
と考えると選びやすくなります。
まとめ|4,000円差は「ノイキャン代」ではない
AirPods 5は、23,800円と27,800円の2種類です。
ただし、AirPods 4世代とは違い、どちらを選んでもANCを搭載しています。
主要な音響機能やH2チップ、本体形状、IP57の防塵・耐汗耐水性能も共通です。
27,800円へ上げることで増える主なメリットは、
音量スワイプ、最大5時間のバッテリー、Qi/Apple Watch充電器によるワイヤレス充電、「探す」でケースから音を鳴らせる機能。
つまり今回の4,000円差は、「音を良くするため」というより、AirPodsを毎日どう使うかに関わる差です。
USB-Cで充電して、音量操作もiPhone側で困らないなら23,800円版でもANCを含むAirPods 5の主要機能を使えます。
ワイヤレス充電やイヤホン単体での音量変更を頻繁に使うなら、27,800円版を選ぶ意味がはっきり出てきます。