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PlayStation全ソフトTier表|初回500作品をS~Eで評価

初代PlayStation全ソフトTier表|PS1初回500作品をS〜Eで徹底評価

初代PlayStation全ソフトTier表のアイキャッチ。PS1本体とコントローラー、ゲームショップ風の背景、初回500作品、S〜EのTierランクを2Dイラストで配置

1994年12月3日に国内発売された初代PlayStationは、3Dゲームを一気に身近なものにした一方で、2Dアクション、RPG、アドベンチャー、格闘、シューティング、音楽ゲーム、シミュレーションまで非常に幅広いソフトを抱えたハードでした。

名作だけを挙げるなら簡単です。しかし、同じ基準で作品を横に並べると、「知名度が高いから上」「売れたから上」では説明できない差が見えてきます。本企画では、長期的に日本発売PlayStationソフト全体を追うことを前提に、まず初回500作品を100点満点で採点しました。

今回の500作品版は、全ソフト完全収録版ではありません。主要作だけに偏らないよう、中堅作、専門ジャンル、移植作、版権作、後期作品まで含めて初回公開版を構成しています。今後は対象を追加していきますが、この500作品の点数・Tierは公開基準として固定します。

500初回公開作品
S60S Tier
95点最高得点
4年代別記事

初回500作品で使った評価基準

採点は「思い出補正」やプレミア価格ではなく、ゲームそのものとPlayStation版の商品品質を分けて確認しています。重みは次の7項目です。

評価項目比重見るポイント
ゲームデザイン/コアメカニクス25%遊びの核、ルール、戦闘・探索・成長などの成立度
操作性/レスポンス/UI15%入力への反応、カメラ、メニュー、情報の分かりやすさ
内容/構成/テンポ15%ステージ、シナリオ、進行、ボリューム、間延びの有無
技術的完成度12%フレームレート、ロード、バグ、移植上の欠落や安定性
映像・音響10%グラフィック、演出、音楽、効果音、作品との一体感
深さ/再遊性/長さの適合10%繰り返し遊ぶ価値、攻略幅、作品規模に対する満足度
独自価値/商品完成度13%PS版独自要素、その作品でしか得られない体験、製品としてのまとまり

アーケードやPCで名作だった作品でも、PlayStation版でロードが長い、アニメーションが削られた、操作が変わったといった問題があれば、その移植版を基準に減点しています。逆に追加シナリオ、家庭用モード、操作改善など「PS版を選ぶ理由」がある場合は商品価値として評価しました。

S~E Tierの境界

Tier点数位置づけ
S90~100点完成度と固有価値がともに非常に高い作品
A80~89点明確な長所があり、現在でも強く薦めやすい優秀作
B70~79点魅力ははっきりしているが、無視できない条件もある良作
C60~69点個性はあるものの、弱点や人を選ぶ部分が目立つ作品
D50~59点問題点がプレイ体験の中心まで及ぶ作品
E0~49点商品体験の根幹に大きな問題が残る作品

同点作品は同順位です。同じ点数の中で無理に優劣を作らず、確定済みの掲載順を維持しています。

初回500作品のTier分布

Tier本数割合
S60本12.0%
A239本47.8%
B147本29.4%
C38本7.6%
D12本2.4%
E4本0.8%
合計500本100.0%

S Tierは60本、全体の12.0%。Aまで含めると299本、59.8%、B以上では446本、89.2%になりました。

ただし、この割合を「PS1全ソフトの品質分布」とは扱いません。今回はあくまで初回500作品版で、長期企画の途中段階だからです。重要なのは、同じ採点基準で500作品を並べられるところまで母体を作ったことにあります。

最高95点は5作品

初回500作品で最高得点は95点でした。

  • 鉄拳3(1998年/95点・S)
  • グランツーリスモ(1997年/95点・S)
  • 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(1997年/95点・S)
  • 幻想水滸伝II(1998年/95点・S)
  • 街 ~運命の交差点~(1999年/95点・S)

いずれも単に「有名だから」ではなく、操作、構成、技術、映像・音響、再遊性、PS1上での商品価値を合わせても大きな穴がない作品です。

94点には7作品が並び、ファイナルファンタジーVII、ファイナルファンタジーIX、METAL GEAR SOLID、ヴァルキリープロファイル、テイルズ オブ エターニア、R4 -RIDGE RACER TYPE 4-、かまいたちの夜 特別篇が続きます。トップだけを見ても、RPG、格闘、レース、アクション、アドベンチャーが混在しているのがPS1らしいところです。

年別に見ると1999年が最多114作品

発売年収録数SABCDE
19945032000
1995260148310
19964832615310
19971021449221052
1998951343251211
1999114196226430
20005982820300
200124399210
2002270520101

今回の500作品では1999年が114本で最多、1997年が102本、1998年が95本と続きます。1997~2000年だけで370本を占めており、初回500作品の中心がPS1市場の拡大から成熟期へ集まっていることが分かります。

一方、2001~2002年は51本です。PS2発売後の時期なので母数自体は小さくなりますが、ZANAC×ZANAC、ドラゴンクエストIV 導かれし者たち、ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記のようなS Tierも残りました。ハード末期を「残り物の時期」と一括りにはできません。

4つの年代に分けて500作品を読む

500作品すべての本文を1ページへ詰め込むと、読者にもWordPressにも重すぎます。そこで実作品数と時代の変化を基準に、次の4ページへ分割しました。

年代作品数この時期の見どころ
1994~1996年79本2Dの完成度と3Dへの試行錯誤が同居する黎明期
1997~1998年197本市場拡大とPS1らしい大作・新ジャンルが一気に定着
1999~2000年173本ハード理解が進み、ジャンル横断で完成度が上がった成熟期
2001~2002年51本PS2移行後もRPG、STG、ADV、専門作が残った末期

1994~1996年|3DだけではなかったPlayStation初期

初期79作品の平均点は80.3点。S Tierは3本にとどまりますが、A Tierは43本あります。

この時期は『ソウルエッジ』のように3D表現を押し進める作品が登場する一方、『ぷよぷよ通 決定盤』『グラディウス DELUXE PACK』『レイマン』のように2Dの完成度を武器にする作品も強い。PlayStationの歴史を「2Dから3Dへ置き換わった」とだけ見ると、この混在期の面白さを落としてしまいます。

→ 1994~1996年の79作品をすべて見る

1997~1998年|PS1のイメージを決めた197作品

4区分で最多の197作品が集まります。鉄拳3、グランツーリスモ、悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲、幻想水滸伝IIが95点。そこへファイナルファンタジーVII、METAL GEAR SOLID、R4、かまいたちの夜 特別篇が続きます。

大作RPGだけでなく、格闘、レース、ステルス、2D探索、サウンドノベルまで高得点作が分散しているのが特徴です。「PlayStationなら何でも出る」という市場の厚みが、評価上位にもそのまま現れています。

→ 1997~1998年の197作品をすべて見る

1999~2000年|平均82.2点、初回500で最も成熟した区分

1999~2000年の173作品は平均82.2点で、4区分では最も高くなりました。S Tier27本、A Tier90本と上位が厚く、ハード後期らしい完成度が目立ちます。

『街 ~運命の交差点~』が95点。ファイナルファンタジーIX、ヴァルキリープロファイル、テイルズ オブ エターニアが94点で並び、グランツーリスモ2、ビブリボン、サルゲッチュ、ACE COMBAT 3 electrosphereなども続きます。成熟期でも同じジャンルへ収束せず、むしろ遊びの方向が広がっているのがPS1の強みです。

→ 1999~2000年の173作品をすべて見る

2001~2002年|PS2発売後も終わらなかった51作品

2001~2002年は51作品まで減少し、B Tierが29本で最多です。それでも、ZANAC×ZANAC、ドラゴンクエストIV 導かれし者たち、ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記の3本が90点S。風雨来記のように、ハード末期だからこそ印象に残る専門的な作品もあります。

この時期は最先端の3D性能を競う場ではなくなりました。その代わり、既に確立した2D技術、長く遊べるRPG、ノベル・ADV、シューティング、廉価シリーズなど、PS1という大きな市場を最後まで使い切るソフトが残っています。

→ 2001~2002年の51作品をすべて見る

500作品を並べると、PS1は「3D革命」だけでは説明できない

PlayStationを振り返る時、ポリゴンやCD-ROM、大作RPGの話は避けて通れません。ただ、500作品を同じ物差しで並べると、それだけでは足りないことが分かります。

2Dゲームは最後まで消えず、格闘・シューティング・アクションではむしろ技術の蓄積が強みになりました。アドベンチャーやノベルはCD-ROMの容量と音声を活用し、音楽ゲームは専用コントローラーまで巻き込んで家庭用の遊び方を広げました。経営シミュレーション、生活シミュレーション、写真・旅行ADVのように、他のジャンルへまとめにくい作品も大量にあります。

同時に、移植すれば必ず良作になるわけでもありません。元のアーケード版が高評価でも、ロード、アニメーション削減、画面比率、操作遅延でPS版の点数が下がる例があります。反対に、ハード制約を前提に別の遊びへ組み替えた作品は、忠実移植でなくても評価できます。

この幅こそが、初回500作品を作った最大の収穫でした。

まとめ|初回500作品版はここを出発点に更新する

今回の500作品版では、S60本、A239本、B147本、C38本、D12本、E4本となりました。

ただし、これは「日本発売PS1ソフト完全全作品」の完成版ではありません。長期的な全ソフトTier企画の初回公開500作品です。今後タイトルを追加する場合も、今回固定した評価基準と既存500作品の位置づけを土台に更新していきます。

まずは気になる年代から、各作品の評価理由まで確認してみてください。

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