- dカードはなぜ1%→0.5%?2027年の変更・1%を維持する方法を整理
- dカードは2027年1月から1%→0.5%へ
- dカードはなぜ還元率を0.5%まで下げるのか?
- d払いなら2027年以降も1%を維持できる
- 2027年5月からは対象スマホ決済も1%
- iDも1%になる?Google Payとは別の仕組み
- カード本体をタッチしても1%になる?
- 2027年1月~4月はd払いが分かりやすい
- 古いdカードはスマホ決済1%の対象外
- 年会費1,650円は全員にかかるわけではない
- 最初に年会費がかかる可能性があるのは2028年2月
- 公共料金はすでに一部0.5%になっている
- GOLD・GOLD U・PLATINUMも0.5%になる?
- 2027年から1%を維持するならどう払う?
- まとめ|「dカードなら1%」から「使い方で0.5%か1%」へ
dカードはなぜ1%→0.5%?2027年の変更・1%を維持する方法を整理

通常の「dカード」を使っている人にとって、かなり大きな変更が発表されました。
2027年1月利用分から、通常決済でもらえるdポイントが、
100円(税込)につき1ポイント
↓
200円(税込)につき1ポイント
へ変更されます。
基本還元率にすると、1%から0.5%へ半減です。
さらに年会費も完全無料ではなくなり、2年目以降は前年に対象となる利用が一度もなかった場合、1,650円(税込)がかかる仕組みに変わります。
ただし、「dカードを使ったら全部0.5%になる」という話ではありません。
支払い方法をdカードに設定したd払いは1%を維持。さらに2027年5月からは、条件を満たすdカードをApple Pay、Google Pay、おサイフケータイiDで使った場合も1%になります。
まず大きな変更だけ並べると、こうなります。
| 項目 | 改定後 |
|---|---|
| 通常のdカード決済 | 2027年1月から0.5% |
| d払い+dカード | 1%を維持 |
| 対象dカードのスマホ決済 | 2027年5月から1% |
| 年会費 | 原則無料、前年未利用なら1,650円 |
| GOLD U・GOLD・PLATINUM | 今回の0.5%化の対象外 |
これまでの「dカードを普通に使えば1%」という分かりやすさはなくなります。
2027年からは、どう払うかによって0.5%と1%に分かれると考えた方が分かりやすそうです。
dカードは2027年1月から1%→0.5%へ
今回の改定対象は、通常の「dカード」です。
2027年1月利用分から、通常決済のdポイント進呈率が100円(税込)につき1ポイントから、200円(税込)につき1ポイントへ変更されます。
つまり、
1% → 0.5%
です。
dカード GOLD U、dカード GOLD、dカード PLATINUMは、この通常dカードの還元率改定から除外されています。
利用額ごとの差を単純計算すると、
| 1か月の利用額 | 1% | 0.5% | 差 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 約100pt | 約50pt | 約50pt |
| 5万円 | 約500pt | 約250pt | 約250pt |
| 10万円 | 約1,000pt | 約500pt | 約500pt |
年間100万円なら、約1万ポイントから約5,000ポイントへ。
単純計算では年間約5,000ポイントの差になります。
実際の進呈ポイントは対象外取引や特約店、キャンペーンなどで変わりますが、通常決済だけを使い続ける人ほど影響は大きくなります。
dカードはなぜ還元率を0.5%まで下げるのか?
気になるのは、なぜ1%だった通常還元率を半分の0.5%まで下げるのかという点です。
ところが、ドコモは「なぜ1%から0.5%にするのか」という具体的な理由を公表していません。
ポイント原資を減らすためなのか、カード事業の採算を改善するためなのか。そうした理由を公式発表から断定することはできません。
一方、今回の変更全体を見ると、ポイントを多く受け取れる「使い方」が変わっていることは分かります。
普通にdカードを使えば0.5%。
d払いと組み合わせれば1%。
2027年5月からは、対象カードをスマートフォンで使えば1%。
さらにドコモは、dカードやd払いだけでなく、携帯電話、ドコモ光、ドコモでんき、銀行、証券などを組み合わせたポイント施策を強めています。
公式発表でも、こうしたサービスを利用することで、より便利でおトクを実感できるdポイントプログラムを目指すとしています。
これまでの、
「dカードを持って普通に使う」
だけで1%を受け取る仕組みから、
「d払い・スマホ決済・金融サービスなどと組み合わせて使う」
方向へ比重が移っているようには見えます。
ただし、これが「0.5%へ下げた理由」だと公式が説明したわけではありません。
そこは分けて考える必要があります。
d払いなら2027年以降も1%を維持できる
通常dカードが0.5%になったあとも、1%を維持できる方法があります。
d払いの支払い方法をdカードに設定する方法です。
2027年以降も、
| 内訳 | 還元 |
|---|---|
| d払い基本還元 | 200円につき1ポイント=0.5% |
| dカード支払い特典 | 200円につき1ポイント=0.5% |
| 合計 | 1% |
となります。
ただし、内訳には注意が必要です。
d払い基本還元の0.5%に加わるdカード支払い特典の0.5%は、dポイント(期間・用途限定)です。
「通常ポイントが丸ごと1%付く」という意味ではありません。
また、dポイント加盟店では支払いとは別にdポイントカード提示分が付く場合もありますが、店舗や商品によって条件が違います。
「d払いならどこでも1.5%」「提示すれば必ず2%」というわけでもありません。
2027年5月からは対象スマホ決済も1%
もう一つの大きな変更が、スマートフォン決済です。
2027年5月利用分から、条件を満たす通常dカードをスマートフォンで使った場合、
200円(税込)につき2ポイント=1%
になります。
対象になるのは、カード番号が、
4363
5344
5365
のいずれかから始まるdカードです。
対象となる支払い方法も公式発表で明記されています。
- Apple Pay
- Google Pay
- おサイフケータイiD
街での買い物で、これらを使ったスマートフォン決済が対象です。
つまり対象カードを持っていれば、2027年5月以降は「カードを取り出して払う」のではなく、スマートフォンで支払うことで1%を維持できるようになります。
iDも1%になる?Google Payとは別の仕組み
iDについては少し分かりにくいところがあります。
今回、2027年5月から1%になるスマートフォン決済には、おサイフケータイiDも明確に含まれています。
一方、Google PayとiDは同じ仕組みではありません。
dカードは2026年6月からGoogle Payに対応しましたが、Google PayではVisaまたはMastercardのタッチ決済を利用します。
dカードのiDはGoogle Payには対応しておらず、AndroidでiDを使う場合は従来どおりおサイフケータイを利用します。
支払う側から見ると、どちらもスマートフォンをかざす決済です。
ただし中の仕組みは別。
今回については、対象dカードならGoogle Payも、おサイフケータイiDも2027年5月から1%の対象と覚えておけば十分です。
カード本体をタッチしても1%になる?
ここはスマートフォン決済と混同しやすいところです。
dカードそのものにもVisaやMastercardのタッチ決済機能があります。
しかし、今回2027年5月から1%になる方法として公式が示しているのは、「スマートフォンによるタッチ決済」です。
カード現物を決済端末へかざす方法については、今回発表されたスマートフォン決済1%の対象として明記されていません。
そのため、
「タッチ決済ならカードでもスマホでも全部1%」
とは考えない方が安全です。
今回の1%特典として確認できるのは、対象カードを使ったApple Pay、Google Pay、おサイフケータイiDです。
2027年1月~4月はd払いが分かりやすい
今回の改定には、少しややこしい4か月間があります。
通常dカードが0.5%になるのは2027年1月。
一方、スマートフォン決済が1%になるのは2027年5月です。
つまり、2027年1月から4月までは、今回発表された「スマホ決済なら1%」という優遇がまだ始まっていません。
この期間に1%を維持する方法として公式発表で明確なのが、
d払いの支払い方法をdカードに設定する
方法です。
2027年5月になれば、それに加えて対象カードのスマートフォン決済でも1%を選べるようになります。
ここは開始時期を混同しないようにしたいところです。
古いdカードはスマホ決済1%の対象外
長くdカードを使っている人は、カード番号の先頭4桁も確認しておいた方がよさそうです。
2027年5月からのスマートフォン決済1%の対象は、
4363・5344・5365
から始まるdカード。
一方、旧カードには、
4980・5302・5334
から始まるものがあります。
旧番号のカードは、今回発表されたスマートフォン決済1%の対象カードには含まれていません。
ただしドコモでは、旧カードについて有効期限更新に合わせ、新しいdカードへ順次自動切替する仕組みを導入しています。旧カード4980・5302・5334から、新しい4363・5344・5365へ切り替わります。
自分のカードが対象か調べるときは、先頭4桁だけ確認すれば十分です。
カード番号全体や有効期限、セキュリティコードをSNSやコメント欄へ書き込む必要はありません。
年会費1,650円は全員にかかるわけではない
還元率と同時に変更されるのが、通常dカードの年会費です。
現在は無料ですが、2027年から次の仕組みに変わります。
| 条件 | 年会費 |
|---|---|
| 初年度 | 無料 |
| 2年目以降・前年に対象利用あり | 無料 |
| 2年目以降・前年に対象利用なし | 1,650円(税込) |
つまり、
dカードを持っているだけで全員が毎年1,650円払うわけではありません。
ショッピング、ドコモ利用料金、ETC、キャッシングなど、対象となる利用が前年度に一度でもあれば2年目以降も無料です。
普段dカードを使っている人なら、年会費よりも通常還元率が0.5%になることの方が影響は大きそうです。
逆に、以前作ったもののまったく使っていない人は注意が必要になります。
最初に年会費がかかる可能性があるのは2028年2月
年会費制度が変わるのは2027年1月ですが、その時点で1,650円が請求されるわけではありません。
2027年1月以降の利用状況を基に判定し、最初に年会費が請求される可能性があるのは2028年2月の引き落とし分です。
また、判定は単純なカード利用日ではありません。
加盟店からdカード側へ売上情報が到着した日が基準になります。
通常はカード利用後1~2営業日で到着しますが、通販などでは商品発送後に処理され、1か月以上かかる場合もあると案内されています。
金利、リボ払い手数料、カード年会費、ETC年会費など、一部は利用判定の対象外です。
「年会費を無料にするために12月31日に1回だけ使えばいい」とぎりぎりまで待つより、余裕を持って利用した方が安全です。
公共料金はすでに一部0.5%になっている
「2027年からdカードが0.5%になる」と聞くと、電気代や水道代もその時に初めて半減するように思えます。
ところが、一部の公共料金や税金は先に変更されています。
2026年2月1日から、一部の電気料金、ガス料金、水道料金、地方税共同機構(eLTAX)での納税などについて、
100円(税込)につき1ポイント
↓
200円(税込)につき1ポイント
へ見直されています。
つまり対象となる公共料金では、2027年1月を待たず、すでに0.5%です。
一方で、特約店など別のポイント条件が設定されているサービスもあるため、「電気・ガス・水道は全部0.5%」と一括りにはできません。
GOLD・GOLD U・PLATINUMも0.5%になる?
今回の通常dカードの改定から、
dカード GOLD U
dカード GOLD
dカード PLATINUM
は除外されています。
したがって、
「dカードシリーズ全部が2027年から0.5%になる」
という理解は誤りです。
今回の発表ではPLATINUMなどについて別のポイント条件変更も発表されていますが、通常dカードの基本還元率0.5%化とは別の話です。
「PLATINUMも通常ショッピングが0.5%になる」と混同しないようにしてください。
2027年から1%を維持するならどう払う?
最後に、通常dカード利用者が覚えておきたい部分だけまとめます。
2027年1月から4月
通常のカード決済は0.5%。
1%を維持するなら、d払いの支払い方法をdカードに設定する方法が分かりやすい選択肢です。
2027年5月以降
d払い+dカードの1%に加え、4363・5344・5365から始まる対象dカードなら、
Apple Pay
Google Pay
おサイフケータイiD
でも1%になります。
| 支払い方法 | 改定後 |
|---|---|
| 通常のdカード決済 | 0.5% |
| d払い+dカード | 1% |
| 対象dカード+Apple Pay | 2027年5月から1% |
| 対象dカード+Google Pay | 2027年5月から1% |
| 対象dカード+おサイフケータイiD | 2027年5月から1% |
| カード本体のタッチ決済 | スマホ決済1%特典の対象としては明記なし |
通常のカード決済だけを続けるなら、ポイントは半分になります。
一方で、支払い方法を変えれば1%を維持できる余地は残されています。
まとめ|「dカードなら1%」から「使い方で0.5%か1%」へ
2027年1月から、通常のdカードは基本還元率が1%から0.5%へ下がります。
100円につき1ポイントだったものが、200円につき1ポイントへ。
通常決済だけを見れば、利用者にとって明確に不利な変更です。
ただし、dカードを使った支払いがすべて0.5%になるわけではありません。
d払い+dカードなら1%を維持。
さらに2027年5月からは、対象となる新しいdカードをApple Pay、Google Pay、おサイフケータイiDで使った場合も1%になります。
年会費も全員が1,650円を払うわけではなく、前年に対象となる利用が一度でもあれば2年目以降も無料です。
そして、なぜ通常還元率を1%から0.5%まで下げるのか、その具体的な理由は公表されていません。
はっきりしているのは、これまでの、
「dカードを普通に使えば1%」
というシンプルなカードではなくなることです。
2027年からは、
普通にカードで払えば0.5%。
1%を維持するならd払い、または2027年5月以降の対象スマホ決済。
この違いを知っているかどうかで、同じdカードでも受け取れるポイントに差が出ることになります。