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冒険家エリオットの千年物語 レビュー|HD-2D新作アクションRPGは本当に面白いのか忖度なし評価

冒険家エリオットの千年物語は、懐かしさと探索の楽しさで遊ばせる良作アクションRPG

『冒険家エリオットの千年物語』は、HD-2Dシリーズ初の完全新作アクションRPGです。

結論から言うと、昔ながらの見下ろし型アクションRPGが好きな人、探索しながら少しずつ行ける場所が増えていくゲームが好きな人には、かなり刺さる作品です。

一方で、派手なストーリー演出や、最新RPGらしい濃い育成要素を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。

本作の魅力は、剣、弓、ブーメラン、爆弾、槍、ハンマー、鎖鎌といった武器の使い分け、妖精フェイのサポートアクション、そして4つの時代を巡る探索にあります。

遊び味としては、超大作RPGというより、丁寧に作られたクラシック寄りのアクションアドベンチャーに近いです。

だからこそ、評価の分かれ目ははっきりしています。

HD-2Dの雰囲気に惹かれた人。
ゼルダや聖剣伝説のような、探索型アクションRPGの手触りが好きな人。
派手さよりも、マップを歩き回って発見する楽しさを重視する人。

こういう人にはおすすめできます。

逆に、ストーリー重視で泣ける大作を期待している人、レベル上げや装備更新でガンガン強くなるRPGを求めている人には、少し慎重でもいい作品です。

この記事では、『冒険家エリオットの千年物語』を実際の評価傾向やゲーム内容を踏まえながら、良かった点、気になった点、どんな人におすすめできるかまで、忖度なしでレビューしていきます。

冒険家エリオットの千年物語とは

『冒険家エリオットの千年物語』は、スクウェア・エニックスが手掛けるHD-2Dシリーズ初の完全新作アクションRPGです。

ドット絵と3DCGを融合させた美しい世界を舞台に、冒険家エリオットと妖精フェイが4つの時代を巡る旅を描きます。

本作の特徴は、武器を切り替えながら戦うアクション性と、探索によって行動範囲が広がっていくアドベンチャー要素です。

近年の大作RPGのようにムービー主体で進む作品ではなく、自ら歩き回り、発見し、攻略していく楽しさを重視したゲームになっています。

基本情報

  • タイトル:冒険家エリオットの千年物語
  • ジャンル:アクションRPG
  • 発売日:2026年6月18日(Steam版は6月19日)
  • 対応機種:Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/Windows/Steam
  • メーカー:スクウェア・エニックス
  • 開発:クレイテックワークス
  • プレイ人数:1人
  • 特徴:HD-2Dシリーズ初の完全新作アクションRPG

良かった点

HD-2Dと探索型アクションRPGの相性が良い

まず良かったのは、HD-2Dの見た目と探索型アクションRPGの相性です。

『冒険家エリオットの千年物語』は、HD-2Dシリーズ初の完全新作アクションRPGとして作られた作品です。

これまでHD-2Dというと、『オクトパストラベラー』のようなコマンドRPGの印象が強かった人も多いと思います。

しかし本作では、その表現を見下ろし型のアクションRPGに使っています。

これが意外なほど合っています。

ドット絵の温かみは残しつつ、光や奥行きのあるフィールドを自分で歩き回るため、画面の美しさがそのまま探索の気持ちよさにつながっています。

本作は、ムービーを見せて物語を進めるタイプの大作RPGではありません。

自分でフィールドを歩き、怪しい場所を見つけ、武器やフェイの力を使って少しずつ行ける場所を増やしていくゲームです。

この「歩いて発見する楽しさ」とHD-2Dの雰囲気はかなり相性が良いです。

もちろん、派手な演出で一気に引き込むタイプではないので、最新の超大作RPGを期待すると少し地味に見えるかもしれません。

ただ、昔ながらのアクションRPGや2Dゼルダ的な探索感が好きな人には、かなり刺さると思います。

見た目の懐かしさだけでなく、探索そのものを楽しく見せるためにHD-2Dを使えている。

ここは素直に評価できます。

7種類の武器による戦闘が楽しい

本作の戦闘は、剣だけで戦うシンプルなアクションではありません。

使用できる武器は、剣、弓、ブーメラン、爆弾、槍、ハンマー、鎖鎌の全7種類です。

ただし、一度に装備できる武器は2つまで。

この制限があることで、戦闘前にどの武器を持っていくかを考える楽しさがあります。

近距離で安定して戦うなら剣。

距離を取って攻撃したいなら弓やブーメラン。

一撃の重さやギミック対応を意識するなら爆弾やハンマー。

攻撃範囲やクセのある立ち回りを楽しむなら槍や鎖鎌。

武器ごとに役割が違うため、敵や場面に合わせて使い分ける面白さがあります。

特に良いのは、武器が戦闘だけでなく探索にも関わるところです。

新しい武器を手に入れることで、それまで進めなかった場所に行けるようになる。

この作りはかなり王道ですが、アクションRPGとしてはやはり気持ちいい部分です。

本作の戦闘は、超高速でスタイリッシュなアクションではありません。

どちらかといえば、敵の動きを見て、武器の特徴を活かしながら堅実に戦うタイプです。

だからこそ、ボタン連打で押し切るよりも、武器を選び、立ち回りを考える楽しさがあります。

シンプルだけど、思ったより奥がある。

ここは本作の大きな良い点です。

時代を行き来する探索が本作らしい個性になっている

本作では、エリオットとフェイが4つの時代を巡りながら冒険します。

この時代移動が、単なるストーリー上の設定で終わっていないのが良いところです。

同じ世界でも、時代が変わることで状況や地形の見え方が変わります。

今の時代では進めなかった場所でも、別の時代なら道が開ける。

過去の出来事が、別の時代の探索につながってくる。

この仕組みによって、フィールドをもう一度歩き回る理由が生まれています。

探索型アクションRPGで大事なのは、「もう一度あそこへ行ってみよう」と思えることです。

本作は、武器の入手、フェイのサポート、時代移動を組み合わせることで、その感覚を作っています。

特にフェイは、単なる相棒キャラではありません。

戦闘だけでなく、謎解きやギミック攻略にも関わるため、エリオットとフェイの二人で冒険している感覚があります。

ここは本作ならではの個性です。

ただマップを広くするのではなく、時代の違いによって探索に変化を出している。

この点は、クラシックなアクションRPGとしてかなり良くできています。

魔石によるカスタマイズが思ったより面白い

本作には、魔石によるカスタマイズ要素があります。

魔石を武器に装着することで、アクションを強化したり、自分の戦い方に合わせた性能に調整したりできます。

ここが思ったより面白いです。

本作は、レベルを上げてステータスで押し切るタイプのRPGではありません。

その代わり、どの武器を使うか、どの魔石を付けるかが重要になります。

攻撃寄りにするのか。

扱いやすさを重視するのか。

自分がよく使う武器をさらに強くするのか。

苦手な部分を補うように組むのか。

この選択によって、戦闘の手触りが変わります。

もちろん、装備厳選だけで何十時間も遊ぶようなハクスラ系の深さではありません。

ただ、探索で手に入れた魔石を見ながら「この組み合わせなら使いやすそうだな」と考える楽しさはあります。

7種類の武器と魔石の組み合わせによって、シンプルなアクションにちょうどいい幅が生まれています。

複雑すぎず、でも何も考えなくていいわけではない。

このバランスは、本作の遊びやすさにつながっています。

HD-2DはアクションRPGでも成立するのか

『冒険家エリオットの千年物語』で一番大きな意味を持つのは、単に新作アクションRPGが出たことではありません。

HD-2Dという表現で、アクションRPGを成立させようとしたことです。

これまでHD-2Dは、『オクトパストラベラー』の印象が非常に強い表現でした。

その後も、『トライアングルストラテジー』や『ライブアライブ』、そして『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のように、どちらかといえば「画面をじっくり見せるRPG」と相性が良い表現として使われてきました。

作品主なジャンルHD-2Dの使われ方
オクトパストラベラーコマンドRPGドット絵と立体的な背景を組み合わせ、HD-2Dという表現を広く印象付けた作品
トライアングルストラテジーシミュレーションRPG高低差のある戦場や重厚な会話劇を、奥行きのある画面で見せた作品
ライブアライブRPGリメイク往年の名作を、原作の雰囲気を残しながら現代向けに再構築した作品
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…RPGリメイク国民的RPGの記憶を残しつつ、HD-2Dで現代的に見せ直した作品
冒険家エリオットの千年物語アクションRPGHD-2Dを、リアルタイムで動き回る探索アクションへ広げた作品

ここで重要なのは、HD-2Dが単なる懐かしいドット絵ではないということです。

ドット絵の温かみ。

立体的な背景。

光と影の演出。

奥行きのあるフィールド。

これらを組み合わせることで、昔のゲームの記憶を残しながら、現代の画面として見せる表現になっています。

ただし、この表現はもともと、コマンドRPGやシミュレーションRPGのように、プレイヤーが画面を落ち着いて眺めるゲームと相性が良いものでした。

『オクトパストラベラー』では、町やフィールド、戦闘画面の美しさが旅情を作っていました。

『トライアングルストラテジー』では、高低差のある戦場や重厚な会話劇を支える表現として機能していました。

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、昔のRPGの記憶を残しながら、現代のリメイクとして見せる役割を担っていました。

つまり、これまでのHD-2Dは、どちらかといえば「物語を読む」「戦況を考える」「懐かしい世界を眺める」ための表現だったと思います。

では、リアルタイムでキャラクターを動かすアクションRPGではどうなのか。

ここが本作の一番面白い挑戦です。

結論から言うと、成立しています。

ただし、完全に万能というわけではありません。

アクションRPGでは、敵の攻撃範囲、足場、ギミック、距離感をプレイヤーが瞬時に判断する必要があります。

そのため、HD-2Dの美しさは、時に視認性の難しさにもつながります。

コマンドRPGなら、光や奥行きは雰囲気として楽しめます。

しかしアクションRPGでは、画面の美しさと同じくらい、操作のしやすさや距離感の分かりやすさが重要です。

本作が面白いのは、そこに真正面から挑んでいるところです。

7種類の武器を使い分ける戦闘。

フェイの魔法を使った仕掛け。

4つの時代を巡る探索。

魔石によるカスタマイズ。

これらは、HD-2Dの画面を「眺めるための背景」ではなく、「動き回るためのフィールド」として使うための仕組みです。

特に探索との相性は良いです。

HD-2Dのフィールドは、光や影、奥行きによって、普通の2Dマップよりも「何かありそう」と思わせる力があります。

道の先、崖の向こう、建物の奥、時代が変わった後の同じ場所。

そういう場所を自分で見つけに行くゲームとしては、HD-2Dの雰囲気がかなり効いています。

一方で、戦闘面ではまだ課題もあります。

遠距離攻撃の狙いにくさや、マップ上の距離感のつかみにくさは、HD-2Dの見せ方と無関係ではありません。

美しい画面だからこそ、アクションとしてはもう少し視認性や操作補助が欲しくなる場面があります。

ここは今後の課題です。

つまり、本作は「HD-2DアクションRPGの完成形」ではありません。

どちらかといえば、「HD-2DはアクションRPGにも使える」と証明した第一歩です。

『オクトパストラベラー』がHD-2DをコマンドRPGの新しい表現として広めた作品だとすれば、『冒険家エリオットの千年物語』は、その表現をアクションRPGへ広げようとした作品です。

だからこそ、本作は単なる良作アクションRPG以上の意味があります。

今後、HD-2DでアクションRPGやアクションアドベンチャーが増えるなら、その出発点として語られる可能性があります。

忖度なしで言えば、粗さはあります。

ただ、その粗さも含めて、本作は挑戦作です。

そして少なくとも、HD-2DがコマンドRPG専用の表現ではないことは、しっかり示せたと思います。

気になった点

ストーリーの見せ方は好みが分かれる

気になった点として、まずストーリーの見せ方は好みが分かれると思います。

本作は、4つの時代を巡る壮大な冒険を描いています。

設定だけ見ると、かなりスケールの大きい物語に見えます。

ただ、実際のプレイ感覚としては、物語で強烈に引っ張るタイプというより、探索とアクションを中心に進んでいく作品です。

そのため、濃いキャラクタードラマや、重厚なシナリオを期待すると、少し淡泊に感じる可能性があります。

もちろん、物語が悪いというわけではありません。

エリオットとフェイの冒険、時代をまたぐ世界の変化、終盤へ向けた盛り上がりはあります。

ただ、序盤から強烈なイベントで一気に心をつかむタイプではありません。

どちらかというと、フィールドを探索しながら、少しずつ世界の事情が見えてくるタイプです。

ここは本作の良さでもありますが、同時に弱さでもあります。

探索や戦闘を楽しめる人なら問題ありません。

しかし、RPGに「ストーリーの濃さ」や「キャラクター同士の深い掛け合い」を最優先で求める人には、少し物足りないかもしれません。

遠距離攻撃や一部操作には慣れが必要

本作のアクションは、基本的にはシンプルです。

ただし、すべてが直感的に扱いやすいわけではありません。

特に気になりやすいのは、弓やブーメランのような遠距離攻撃です。

近距離武器は比較的わかりやすいのですが、遠距離攻撃は狙い方や距離感に慣れが必要です。

敵の動きが速い場面では、思った方向にうまく攻撃できなかったり、狙いを合わせる前に距離を詰められたりすることがあります。

また、フェイの操作も、本作ならではの面白さである一方、最初は少し忙しく感じるかもしれません。

エリオットで戦いながら、フェイで仕掛けやサポートを行う。

この二重操作に慣れるまでは、人によってテンポが悪く感じる可能性があります。

もちろん、慣れてくると本作独自の面白さになります。

ただ、最初からサクサク快適に動かせるアクションを期待すると、少し引っかかる部分はあります。

マップや探索の導線は少し戸惑う場面がある

本作は探索型アクションRPGとして、マップを歩き回る楽しさを重視しています。

そこは良い点でもあります。

ただ、そのぶん、次にどこへ行けばいいのか少し迷う場面もあります。

最近のゲームのように、目的地まで常に強い誘導があるタイプではありません。

新しい武器を手に入れたあと、過去に行けなかった場所へ戻る。

フェイの能力を使って、別のルートを探す。

時代を切り替えて、地形や状況の変化を確認する。

こうした探索の楽しさがある一方で、テンポよくメインだけ進めたい人には、やや遠回りに感じる可能性があります。

特に、マップ画面の見方や移動先の把握に慣れるまでは、少し戸惑うかもしれません。

この点は、昔ながらのアクションRPGらしさとも言えます。

ただ、親切すぎるゲームに慣れている人にとっては、やや不親切に感じる可能性があります。

探索を楽しめる人には魅力。

一直線にストーリーだけ追いたい人には弱点。

ここはかなりはっきり分かれる部分です。

おすすめできる人

昔ながらの探索型アクションRPGが好きな人

本作を一番おすすめしやすいのは、昔ながらの探索型アクションRPGが好きな人です。

新しい武器を手に入れる。

行けなかった場所に戻る。

フェイの力や時代の変化を使って、マップの仕掛けを解いていく。

この流れにワクワクできる人なら、本作はかなり楽しめると思います。

特に、2Dゼルダのような「道具を手に入れることで世界が広がる感覚」が好きな人とは相性が良いです。

逆に、目的地マーカーを追ってテンポよく物語だけ進めたい人には、少し回り道が多く感じるかもしれません。

本作は、効率よく進めるゲームというより、寄り道しながら発見するゲームです。

そこを楽しめるかどうかが、かなり大きいです。

HD-2Dの雰囲気に惹かれる人

HD-2Dの世界観が好きな人にも、本作はおすすめできます。

ドット絵の懐かしさと、光や奥行きのある現代的な表現が合わさっていて、フィールドを歩くだけでも雰囲気があります。

『オクトパストラベラー』などでHD-2D表現が好きになった人なら、本作の見た目にはかなり惹かれるはずです。

ただし、本作はコマンドRPGではなくアクションRPGです。

そのため、HD-2Dだからといって『オクトパストラベラー』のような遊びを期待すると違います。

会話や物語をじっくり読むRPGというより、実際にキャラクターを動かして、戦って、探索するゲームです。

HD-2Dの雰囲気をアクションRPGで味わいたい人向けです。

武器や魔石を組み合わせて遊ぶのが好きな人

本作は、レベル上げでどんどん強くなるタイプのRPGではありません。

その代わり、武器と魔石の組み合わせで戦い方を作っていく楽しさがあります。

使う武器を選ぶ。

魔石をセットする。

敵や場面に合わせて構成を変える。

このあたりを考えるのが好きな人には、かなり合います。

一方で、細かいカスタマイズが面倒な人には、少し煩わしく感じるかもしれません。

ただ、極端に複雑なシステムではないので、ハクスラのような重たい育成が苦手な人でも遊びやすい範囲です。

「シンプルだけど、少し考える余地がある」くらいの育成やカスタマイズが好きな人に向いています。

慎重でいい人

ストーリー重視でRPGを選ぶ人

ストーリーを最優先にしてRPGを選ぶ人は、少し慎重でいいと思います。

本作にも物語はあります。

4つの時代を巡る設定もあり、終盤に向けた盛り上がりもあります。

ただ、序盤から濃いキャラクタードラマで一気に引き込むタイプではありません。

どちらかというと、探索とアクションを進める中で、少しずつ世界を知っていく作りです。

そのため、泣ける物語や、会話劇の濃さを期待して買うと、少し物足りなく感じる可能性があります。

ストーリーだけを目的に買うより、探索と戦闘も含めて楽しむ作品と考えた方がいいです。

快適な操作性を最優先する人

アクションゲームとしての操作感を最優先する人も、少し注意が必要です。

本作の操作は決して悪いわけではありません。

ただ、遠距離攻撃の狙い方や、フェイとの連携、マップ周りの扱いには慣れが必要です。

最初からすべてが直感的に気持ちよく動くタイプではありません。

特に、テンポよく敵を倒していく爽快アクションを期待すると、少し違います。

本作は、武器の特徴を理解し、敵の動きを見ながら進めるタイプです。

スピード感や爽快感よりも、探索と攻略を重視したアクションRPGと考えた方がいいです。

最近の親切なRPGに慣れている人

最近のRPGは、目的地や次にやることをかなり丁寧に示してくれる作品が多いです。

本作は、それに比べると少し昔ながらです。

新しい武器を手に入れたら、過去に行けなかった場所へ戻る。

時代を変えて、別の可能性を探す。

マップを見ながら、自分で進めそうな場所を考える。

こうした遊び方が必要になります。

この探索の余白を楽しいと感じる人には魅力です。

しかし、迷う時間をストレスに感じる人には、少し合わないかもしれません。

本作は、親切すぎるゲームではありません。

そこを長所と見るか、短所と見るかで評価が変わります。

忖度なしレビュー評価スコア

『冒険家エリオットの千年物語』は、HD-2Dシリーズ初のアクションRPGという挑戦作として見ると、かなり成功している部類です。

特に評価したいのは探索部分です。

武器の入手、時代移動、フェイの能力が自然に結び付いており、「新しい力を手に入れて世界が広がる」というアクションRPG本来の楽しさをしっかり味わえます。

一方で、ストーリー面は傑作級と呼べるほどの強烈なインパクトはありません。

また、最近の親切設計なゲームに慣れている人ほど、探索の導線や操作面に少し戸惑う可能性があります。

そのため、万人向けの神ゲーという評価にはなりません。

しかし、探索型アクションRPGとして見るなら完成度は高く、HD-2Dの新しい可能性を示した作品と言えます。

忖度なしで評価するなら、

「欠点はあるが、ジャンル好きなら十分おすすめできる良作」

というのが率直な評価です。

評価項目スコア
探索アクションRPGとしての完成度8.8 / 10
戦闘システムの面白さ8.3 / 10
探索・ダンジョン攻略の楽しさ8.9 / 10
HD-2Dの表現力・世界観9.2 / 10
ストーリーの引き込み力7.4 / 10
初心者の遊びやすさ7.5 / 10
コストパフォーマンス8.0 / 10
総合スコア8.3 / 10
冒険家エリオットの千年物語

HD-2Dシリーズ初の完全新作アクションRPG。探索と発見を楽しみながら、4つの時代を巡る冒険が味わえます。

価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。

総評

『冒険家エリオットの千年物語』は、HD-2Dで作られた探索型アクションRPGとして、かなり手堅くまとまった良作です。

特に良いのは、見た目の美しさだけで終わっていないところです。

HD-2Dの雰囲気、7種類の武器、フェイのサポート、4つの時代を行き来する探索、魔石によるカスタマイズ。

これらの要素がバラバラではなく、きちんと「探索する楽しさ」に集約されています。

新しい武器を手に入れる。

前に行けなかった場所へ戻る。

時代を変えて、別の可能性を探す。

魔石を組み合わせて、自分の戦いやすい形に整える。

この流れが好きな人なら、本作はかなり楽しめると思います。

一方で、弱点もあります。

ストーリーは、設定のスケールに対して、序盤から強烈に引き込むタイプではありません。

遠距離攻撃やフェイとの連携など、一部の操作には慣れが必要です。

マップや探索の導線も、最近の親切なゲームに比べると、やや戸惑う場面があります。

つまり本作は、誰にでもすすめられる万能型の大作RPGではありません。

どちらかといえば、昔ながらのアクションRPGが好きな人に向けて、現代の表現で丁寧に作られた作品です。

派手なムービーや濃いキャラクタードラマを求める人よりも、自分で歩き回って発見することに楽しさを感じる人向けです。

忖度なしで言えば、欠点のない名作ではありません。

ただし、探索型アクションRPGとして見るなら、かなり満足度は高いです。

HD-2Dの新しい使い方としても面白く、スクウェア・エニックスがこの表現でアクションRPGを作る意味は十分にありました。

総合評価は、8.3点。

「万人向けの神ゲー」ではなく、

「刺さる人にはかなり刺さる、完成度の高い探索アクションRPG」

という評価です。

昔ながらのアクションRPGが好きなら、十分に遊ぶ価値があります。

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