1992年12月31日の第43回は白組が優勝。第1部40.2%、第2部55.2%でした。LINDBERG、イルカ、藤あや子、森高千里、中村美律子、米米CLUBなどが初出場。チェッカーズは解散直前、紅白最後のステージとなりました。
司会
出場歌手・歌唱曲
トリ・大トリ
由紀さおりが紅組トリを務めた際の名義について:1992年・第43回の出場者一覧では、由紀さおり単独の名義で12回目の出場と記録されています。一方、歌唱場面では姉の安田祥子も舞台裏から声で参加していたことが、当時のステージを振り返った記録に残っています。翌1993年の「由紀さおり・安田祥子」名義での2回目とは別の出場回数として扱います。参考:1992年紅白の歌唱構成記録(非公式の放送分析)。
この回のポイント
審査員
有森裕子、曙太郎、古賀稔彦、富司純子、中田久美、野茂英雄、村上弘明、伊藤みどり、森光子、高橋克彦
第1部40.2%/第2部55.2%。関東地区の番組平均世帯視聴率。
歌手別視聴率|DREAMS COME TRUEが62.0%
1992年の歌手別最高視聴率は、後年の集計ではDREAMS COME TRUE「晴れたらいいね〜紅白バージョン〜」の62.0%。番組第2部の平均は55.2%(関東地区)でした。歌唱場面の高い数字だけでなく、第2部全体が50%台半ばだったことにも、当時の紅白の存在感が表れています。
歌手別の数値は紅白歌合戦サーチの過去資料再集計によるものです。NHK・ビデオリサーチが直接公表する全歌手一覧とは区別し、番組平均はビデオリサーチの公式統計を基準にしています。
テレビ史|チェッカーズ解散前、最後のステージ
この年の紅白を単なるヒット曲の一覧として見るのは惜しいところ。チェッカーズにとって、1992年12月31日の第43回がグループとしての最後のステージとなりました。NHKの番組を保存する放送ライブラリーも、当日の出演と解散前のラストステージであることを記録しています。
同じ年には米米CLUBや森高千里も初出場。ひとつの時代を代表したグループが幕を下ろす一方で、新たな人気者が紅白に加わりました。出典:放送ライブラリー・第43回第2部。
チェッカーズ最後の「フェアウェル・メドレー」は5曲構成
1992年の紅白は、チェッカーズにとってグループとしての最後のステージとなりました。「フェアウェル・メドレー」の中身は、「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」「星屑のステージ」「I Love you, SAYONARA」「Present for you」の5曲。デビュー期の代表曲からラストシングルまでをたどる構成でした。これはNHKエンタープライズ発行の公式映像作品にも収録曲名が明記されています。
ほかにも、DREAMS COME TRUEの「晴れたらいいね~紅白バージョン~」では「決戦は金曜日」と「晴れたらいいね」の2曲を披露。当時の歌唱構成を振り返る資料で確認できます。歌唱曲一覧の1枠に複数のヒット曲が収まっていたのも、この年の紅白ならではの見どころです。
「テレビ40年、日本そして家族」を掲げた第43回
放送ライブラリーに保存されたNHKの番組記録では、1992年のメインテーマは「テレビ40年、日本そして家族」と紹介されています。1年間のヒット曲に加え、世代を超えて歌い継がれる名曲にも光を当てた大会でした。第1部にはテレビ40年を振り返るヒーロー・ヒロインの企画コーナーも登場し、出演者たちがYOSHIKIの作曲した「TEARS」を歌う場面が記録されています。これは紅白の通常の対戦出場枠とは区別する企画です。
放送は第1部が19時20分から20時55分、第2部が21時00分から23時45分。途中に5分の区切りを挟む構成でした。