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『PHYSINT』はPS5で出ない?Xboxが新パブリッシャーに|SIE撤退後の対応機種・独占なのか整理

PHYSINTはPS5で出ない?Xbox移行後の対応機種・独占を整理

PHYSINTはPS5で出ないのか、Xbox独占なのかを解説する記事のアイキャッチ

コジマプロダクションが開発中の『PHYSINT』をめぐり、2026年9月に大きな動きがありました。

これまでプロジェクトに協力していたSony Interactive Entertainment(SIE)/PlayStation Studiosが離れ、新たにXboxがパブリッシングを担当することが発表されたのです。

もともと『PHYSINT』は2024年にPlayStationの「State of Play」で発表され、SIEの全面的な協力によるプロジェクトとして始まっていました。

そのため今回のニュースだけを見ると、「PS5版が中止された?」「Xbox独占になった?」と思ってしまいそうです。

ただ、2026年9月11日時点の公式情報を確認すると、そこまでのことはまだ決まっていません。

確定しているのは、Xboxが新たに『PHYSINT』をパブリッシュすること、SIE/PlayStation Studiosとの従来の協力体制が終了したこと、そしてゲームの開発自体は継続していることです。

一方、PS5、Xbox Series X|S、PCを含め、対応機種そのものは現在も正式発表されていません。

つまり現段階では、「PS5版が発売中止になった」「Xbox独占になった」のどちらも断定できないというのが最も正確な答えです。

『PHYSINT』はPS5で出ない?現時点では対応機種そのものが未発表

まず、一番気になる対応機種から整理します。

2026年9月11日時点で、『PHYSINT』について公式に発表されている具体的な対応プラットフォームはありません。

機種現在の状況
PlayStation 5未発表
Xbox Series X|S未発表
PC未発表
次世代PlayStation未発表
次世代Xbox未発表

Xboxが新たなパブリッシャーになったため、少なくともXbox陣営との関係が深まったことは間違いありません。

しかし、Xbox公式の発表には、Xbox Series X|S、PC、Game Passといった具体的な対応先は記載されておらず、「Xbox独占」という案内もありません。

同じように、PlayStation Studiosがプロジェクトから離れたからといって、「PlayStationでは絶対に発売されない」と発表されたわけでもありません。

したがって今の段階では、PS5で出るとも、出ないとも言えない状態です。

何が起きた?2024年の発表からXbox移行までを時系列で整理

今回の変更を理解するには、『PHYSINT』がどのように始まった企画なのかを見ると分かりやすくなります。

時期主な動き
2024年2月1日(日本時間)State of Playで完全新規IPのアクション・エスピオナージ作品を発表。SIE全面協力のプロジェクトとして始動
2025年9月23日「Beyond The Strand」で『Physint(Working Title)』のビジュアルと出演者3名を公開
2026年6月中旬小島秀夫氏によると、PlayStation Studiosからプロジェクトをキャンセルする旨の通知を受ける
その後約3カ月コジマプロダクションが開発継続のため新たなパートナーを探す
2026年9月Xboxとの新パートナーシップと、Xboxによるパブリッシングを発表

2024年2月のコジマプロダクション公式発表で、小島秀夫氏は本作を「全く新しいオリジナルIP」「新世代のアクション・エスピオナージ・ゲーム」と説明しました。

準備はすでに進めつつ、『DEATH STRANDING 2』の後に本格的な制作へ入るとしており、SIEとは約30年にわたってアクション・エスピオナージ作品を育ててきた経験があることにも触れています。

コジマプロダクション側も、「本作はSIEの全面的な協力のもと制作」と明記。ゲームと映画の壁を越える、新たなインタラクティブ・エンターテインメントを目指す構想が示されました。

その後、2025年9月の10周年イベント「Beyond The Strand」でビジュアルと出演者が公開され、企画は具体化していきます。

ところが2026年6月中旬、小島氏によればPlayStation StudiosからPHYSINTプロジェクトを「キャンセルする」という趣旨の通知を受けました。

コジマプロダクションは作品を継続するため、そこから約3カ月にわたって新たなパートナーを探し、最終的にXboxと組むことになったという流れです。

そもそも2024年に「PS5版」は正式発表されていた?

ここは今回、特に誤解されやすいところです。

『PHYSINT』はPlayStationの「State of Play」で発表され、SIE全面協力のプロジェクトとしてスタートしました。

しかし、2024年のコジマプロダクション公式発表には「PlayStation 5」という対応機種の記載がありません。

当時から一部のゲームメディアではPS5タイトルとして分類・紹介されていましたが、「PlayStationの番組で発表された」「SIEが全面協力していた」という事実と、「PS5版が正式に発売決定していた」という話は分けて考える必要があります。

同時期の海外報道でも、プラットフォームは未発表と整理されていました。

そのため今回の変更を「正式発表済みだったPS5版がキャンセルされた」と書いてしまうと、過去の発表内容より一歩踏み込みすぎることになります。

正確には、SIE全面協力で始まったプロジェクトが終了し、Xboxがパブリッシングを担う新体制へ移った。ただし、対応機種は以前から正式発表されていないという状況です。

XboxがパブリッシャーになったらXbox独占になる?

これも現段階では分かりません。

Xbox Wireの見出しは、「XBOX とコジマプロダクションは『PHYSINT』のパブリッシングに向けパートナーシップを拡大」と明確にしています。

つまり、Xboxが単に技術面で協力するだけではなく、パブリッシングを担うことは確定しています。

ただし、パブリッシャーがXboxであることと、Xboxコンソールだけで発売されることは同じ意味ではありません。

今回の公式発表には、「exclusive」「Xbox独占」といった表現も、具体的な対応機種一覧もありません。

近年のXboxが一部の自社タイトルをPlayStationにも展開しているからといって、『PHYSINT』もPS5へ出ると予想することはできません。

逆に、新たなパブリッシャーがXboxだからPS5では出ない、と決めつけることもできません。

「Xboxがパブリッシュする」は確定。「Xbox独占」は未発表。現在はここまでです。

SIE/PlayStation Studiosはなぜ『PHYSINT』から撤退した?

具体的な理由は明らかにされていません。

PlayStation Studiosは、慎重な検討の結果、PHYSINTに関するコジマプロダクションとの協力から離れる難しい決断をした、という趣旨の声明を出しています。

一方で、小島氏の作品に対するビジョンへの敬意も表明し、約30年に及ぶ両者の関係は今も強く、今後もコジマプロダクションとの緊密な協力を期待するとしています。

つまり、PHYSINTから離れたことは確認できますが、小島秀夫氏やコジマプロダクションとの関係そのものを断ったという説明ではありません。

撤退理由については、開発費、発売時期、PlayStation事業の方針、Xboxとの交渉などさまざまな推測ができますが、公式には説明されていません。

したがって、「開発が長期化したから」「コストが原因」「関係悪化があった」といった説を事実のように扱うことはできません。

「PHYSINTがキャンセルされた」はゲーム自体の開発中止という意味?

小島秀夫氏の説明だけを見ると、「キャンセル」という言葉がかなり強く見えます。

小島氏によれば、2026年6月中旬にPlayStation StudiosからPHYSINTプロジェクトをキャンセルする旨の通知を受けました。

ただし、その後もコジマプロダクションは作品を残すため新しいパートナーを探しています。

そして9月、Xboxとの新体制を発表。現在もコジマプロダクション公式は「PHYSINTの旅はXboxとともに続く」という形で、開発継続を明言しています。

Xbox Wireでも、小島氏は「PHYSINTの開発を進める中で、アクション・エスピオナージジャンルを再定義することに取り組んでいく」とコメントしています。

つまり、SIEとのプロジェクトは終了したものの、『PHYSINT』という作品そのものが現在も開発中止になっているわけではありません。

また、「PS5版だけがキャンセルされた」とする公式説明もありません。そもそもPS5版自体が正式発表されていなかったためです。

Xbox移行でゲーム内容やキャストは変わる?

現在までに、Xbox移行を理由としたゲーム内容の変更は発表されていません。

2024年から一貫しているのは、完全新規IPの「アクション・エスピオナージ・ゲーム」であることです。

小島氏は最初の発表時から、単なるゲームにとどまらず、最先端技術と世界中の才能を集め、映画とゲームの境界を越える作品を目指す構想を示していました。

2025年9月23日の「Beyond The Strand」では、『Physint(Working Title)』のビジュアルアートと出演者3名も公開されています。

出演者発表状況
チャーリー・フレイザー2025年9月公式発表
マ・ドンソク2025年9月公式発表
浜辺美波2025年9月公式発表

2026年9月の新体制発表で、これらのキャストが変更された、ビジュアルが破棄された、ストーリーを作り直す、ゲームエンジンを変更するといった案内は出ていません。

もちろん、開発中の作品なので今後仕様が変わる可能性まで否定はできません。

ただ、現時点では「Xbox向けに別物へ作り直される」と考える根拠はありません。

『OD』とは別作品、メタルギアの正式続編でもない

Xboxとコジマプロダクションの作品と聞いて、『OD』との関係も気になるところです。

『OD』と『PHYSINT』は別々のプロジェクトです。

『OD』は2023年にXbox Game Studiosと共同で発表された作品で、Xboxのクラウド技術を利用し、「恐怖の閾値」を試すことなどをテーマにした新しいゲーム/メディア体験を目指しています。

今回起きたのは、『PHYSINT』が『OD』へ統合されたことではありません。

それまで『OD』で築いていたXboxとの関係が、『PHYSINT』にも広がったというのが公式の説明です。

Xboxとコジマプロダクションは今後、ゲームだけでなく映画やテレビ分野でも協力するとしていますが、「PHYSINTの映画化・ドラマ化」が今回発表されたわけでもありません。

もうひとつ注意したいのが『METAL GEAR』シリーズとの関係です。

『PHYSINT』は、小島氏が再びアクション・エスピオナージというジャンルへ取り組む作品であるため、海外を含むメディアでは「メタルギアの精神的続編」のように紹介されることがあります。

しかし、公式には完全新規IPです。

『METAL GEAR』の正式な続編でも、同じ世界観の作品でもなく、コナミとの共同制作とも発表されていません。

共通するのは、小島秀夫氏が長年手掛けてきたアクション・エスピオナージというジャンルに、再び取り組むという点です。

発売日はいつ?「あと5~6年」は正式な発売時期ではない

『PHYSINT』の発売日は未定です。

発売年についても正式発表されていません。

2025年5月、小島氏が海外メディアの取材で、PHYSINTには「あと5~6年」ほどかかるという趣旨の見通しを語ったことがあります。

この発言を単純計算すると2030~2031年ごろを連想しますが、これは発売日や発売年の公式発表ではありません。

さらに、その後にはSIEとの協力終了、新パートナー探し、Xboxへの移行という大きな変化がありました。

そのため、2025年時点の見通しを現在もそのまま当てはめることはできません。

発売が先になることから「PS6世代になる」「次世代Xbox向けになる」といった予想も出やすいところですが、次世代機を含めてプラットフォームはまだ未発表です。

まとめ|Xboxパブリッシュは確定、PS5版とXbox独占はまだ未発表

今回の発表で確定したのは、SIE/PlayStation Studiosとの従来の協力体制が終了し、Xboxが新たに『PHYSINT』をパブリッシュするということです。

一方、もっとも気になる対応機種はまだ正式発表されていません。

そもそも2024年の初発表時点でも、「SIE全面協力」とは明記されていたものの、PS5を対応機種とする公式発表は確認できません。

そのため、現時点で「PS5版がキャンセルされた」とも、「Xbox独占になった」とも断定できません。

また、小島氏がPlayStation Studiosからプロジェクトのキャンセル通知を受けたと説明している一方、作品自体の開発はXboxとの新体制で続いています。

PS5で遊べるのか、Xbox Series X|SやPCへ出るのか、それとも発売時期が先になることで次世代機へ移るのか。

この部分について答えが出るのは、コジマプロダクションやXboxから対応プラットフォームが正式発表されたときです。それまでは、パブリッシャー変更と対応機種の話を分けて考える必要があります。

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