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ゲームの「完全版」は何が完全?Complete Edition・Definitive Edition・Director's Cutの違い

ゲームの「完全版」とは?Complete・Definitive・Director's Cutの違い

ゲームのコンプリート版・ディフィニティブ版・ディレクターズカット版は何が完全なのかを比較したアイキャッチ

ゲーム売り場やオンラインストアを見ていると、「Complete Edition(コンプリートエディション)」「Definitive Edition(ディフィニティブエディション)」「Director's Cut(ディレクターズカット)」といった名前が付いたゲームを見かけます。

日本では、こうした後発版をまとめて「完全版」と呼ぶこともあります。

ただ、「完全」と言われると少し気になります。

コンプリート版なら、これまで配信されたDLCは全部入っているのか。ディフィニティブ版はコンプリート版よりさらに上なのか。ディレクターズカット版は、発売時に削られた内容を戻した“本来の完成形”なのか。

実際の商品を比べると、そこまで単純ではありません。

コンプリート版なら必ず全DLCを収録する、ディフィニティブ版なら過去の全要素が入る、といったゲーム業界全体に共通する収録条件は確認できません。

本編とDLCをまとめた分かりやすいコンプリート版もあれば、「決定版」を思わせる名前なのに過去の別バージョンにあった一部要素を収録していない作品もあります。ディレクターズカット版だからといって、開発中に削除した内容を復活させただけとも限りません。

結局、見るべきなのは名前よりも、その商品に何が入っているのかです。

先に結論|ゲームの「完全版」に一つの共通基準があるわけではない

ゲームの「完全版」という言葉からは、

「DLCが全部入っている」

「これでもう追加版は出ない」

「過去のバージョンにあったものも全部収録されている」

といった状態を想像しやすいかもしれません。

しかし、実際の商品は作品ごとに違います。

コンプリート版は、本編と発売済みDLCをまとめた商品によく使われます。

ディフィニティブ版は、元作品をリマスターしたうえで新しい要素や機能を加えた新版に使われることがあります。

ディレクターズカット版も、新規シーンだけでなく新しい遊びや機能まで追加した商品があります。

GOTY版やアルティメット版についても同じで、名前だけから収録内容を一律には判断できません。

ですから、

「Completeとは何を意味する言葉なのか」

だけを考えるより、

「このゲームでは何をCompleteと呼んでいるのか」

を見るほうが実態に合っています。

コンプリート版ならDLCは全部入っている?

「Complete」という言葉から最も想像しやすいのは、やはり“全部入り”でしょう。

実際、本編と主要な追加コンテンツを一つにまとめた商品は数多くあります。

分かりやすい例が『Wo Long: Fallen Dynasty Complete Edition』です。

『Wo Long』のコンプリート版にはゲーム本編に加えて、有料DLC第1弾「中原の争覇」、第2弾「江東の小覇王」、第3弾「荊州の風雲」の3本が収録されています。

発売後に追加されたコラボ装備やステージなど、無料更新によって加わった内容にも対応しています。

この商品については、メーカー自身も「完全版」と案内しています。

本編があり、発売後に展開された有料DLC三部作があり、それらをまとめて後から遊び始められる商品になっている。

「完全版」と聞いて多くの人が思い浮かべる形にかなり近い例です。

ただし、ここで注意したいのは、

『Wo Long』がそうだから、すべてのコンプリート版も同じ

とは言えないことです。

また、「有料DLCを収録している」ことと「無料アップデートが反映されている」ことも別の話です。

ストーリーDLC、追加キャラクター、衣装、期間限定特典、コラボアイテムまで、すべて同じ種類の追加コンテンツではありません。

『Wo Long: Fallen Dynasty Complete Edition』の実際のゲーム内容については、忖度なしレビューでも詳しく確認しています。

コンプリート版なのに、後からDLCが増えることもある

では、「Complete」と名付けられた後に新しいDLCが出たらどうなるのでしょうか。

この疑問を考えるうえで興味深いのが『DJMAX RESPECT V』です。

同作では、もともとコンプリート版が販売されていましたが、その後もDLCが増えていきました。

運営は2022年、当初のコンプリート版が正式発売時点のコンテンツを基準に構成されていたため、後から商品を見た新規ユーザーに混乱が生じていたとSteamの公式告知で説明しています。

そこで商品の構成を見直し、それ以降の追加DLCもコンプリート版へ組み込む方式へ変更しました。

それでも、すべての商品が無条件で対象になったわけではありません。

一部の限定Gear PackやClear Passについては対象外であることが明記されています。

これは今回の疑問をかなり端的に示しています。

「Complete」と名前に入っていても、そのゲームに存在するデジタル商品を一つ残らず収録しているとは限りません。

その商品で、どこまでを「コンプリート」の範囲としているのか。

そこを見る必要があります。

「全部入り」でも、何が全部なのかは同じではない

ゲームの追加コンテンツには、かなり多くの種類があります。

たとえば本編の後日談を描く大型DLC。

追加キャラクター。

衣装。

シーズンパス。

予約特典。

店舗別特典。

期間限定のコラボアイテム。

無料アップデート。

デジタルサウンドトラックやアートブックまで付く商品もあります。

このため、「DLC全部入り」という説明だけでも、実際には確認が必要です。

ストーリーDLCが全部なのか。

販売された有料DLCが全部なのか。

発売前の予約特典まで含むのか。

無料で追加された内容も最初から適用されているのか。

メーカーが「全追加コンテンツ収録」と明記しているなら、その作品についてはその説明を基準にできます。

反対に、名前がコンプリート版というだけで、

過去に存在した特典や期間限定アイテムまで何もかも入っている

とは考えないほうが安全です。

ディフィニティブ版はコンプリート版より上なのか

次に分かりにくいのが「Definitive Edition」です。

日本語にすれば「決定版」に近い印象があります。

そのため、

「コンプリート版よりさらに上なのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、コンプリート版→ディフィニティブ版→アルティメット版という共通の上下関係があるわけではありません。

分かりやすい実例が『Xenoblade Definitive Edition』です。

任天堂は2020年に発売した本作を、2010年のWii用ソフト『ゼノブレイド』に追加要素を加えたリマスター版と説明しています。

グラフィックが作り直され、UIなども改善。

さらに本編後を描く新しい物語「つながる未来」が収録されました。

これだけを見ると、確かに「決定版」と呼びたくなる内容です。

ところが、過去に発売された『ゼノブレイド』の全要素を一つ残らず収録しているわけではありません。

「決定版」でも過去版の全要素が入っているとは限らない

『ゼノブレイド』には、Wii版の後にNewニンテンドー3DS版も発売されています。

この3DS版には「コレクションモード」やamiiboを利用する機能がありました。

しかし任天堂は、『Xenoblade Definitive Edition』にはこれらを収録していないと公式サイトで明記しています。

つまり、

ディフィニティブ版=過去に存在したすべてのバージョンの全要素を集めた版

ではありません。

この作品では、Wii版を基礎としてリマスターし、新しい要素を追加した商品に「Definitive Edition」という名前が付いています。

「決定版」という印象はあっても、「過去要素完全収録版」という意味ではないわけです。

ディフィニティブ版のさらに新しい版が出ることもある

さらに興味深いのが、2026年に登場した『Xenoblade Definitive Edition Nintendo Switch 2 Edition』です。

すでに「Definitive Edition」と名付けられていたゲームに、さらにNintendo Switch 2版が加わりました。

Nintendo Switch 2版では、4K出力への対応や60fps化に加え、高速移動に使える「エーテルジェット」、それを利用する新モード、キズナトークの新規ボイスなどが追加されています。

既存のNintendo Switch版を所有している場合は、1,000円のアップグレードパスでNintendo Switch 2版へ移行できます。

この例から分かるのは、

「Definitive」と付いていても、それが永久に最後のバージョンになるとは限らない

ということです。

2020年当時の決定版と、2026年の新ハード向け商品は別の話です。

後からハードの性能や市場環境が変われば、新しい版が作られることもあります。

ですから「Definitiveなのに次が出たからおかしい」と考える必要もありません。

名前は、その商品が発売された時点での位置付けを示していると考えたほうが自然です。

Nintendo Switch 2版で実際にどこが変わったのかは、『Xenoblade Definitive Edition Nintendo Switch 2 Edition』の忖度なしレビューで詳しくまとめています。

ディレクターズカット版は「削った内容を戻した版」とは限らない

「Director's Cut」はもともと映画でなじみのある言葉です。

映画では、劇場公開版などとは異なり、監督の意図をより反映した編集版という文脈で使われてきました。

その感覚をそのままゲームへ当てはめると、

「発売時に削除されたシーンや要素を復活させた版」

のように思えます。

しかし、ゲームでは必ずしもそうではありません。

象徴的なのが『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』です。

この作品ではPS5向けの改良に加え、新しいミッション、武器、装備、配送を助ける機能、射撃訓練、レース場など、多くの新要素が追加されました。

そして2021年、小島秀夫氏本人が「Director's Cut」という名称について言及しています。

小島氏は、映画のディレクターズカットについて、上映時間などの事情で削られた内容を戻すようなものだという自身の考えを示したうえで、『DEATH STRANDING』では削ったものを戻したのではなく、新たに制作したものを追加したため、この呼び方を好まないという趣旨を説明しました。

この発言から、

「誰が商品名を決めたのか」

「なぜこの名前になったのか」

まで推測することはできません。

ただ、

ディレクターズカット版=最初から存在していた没要素を復活させただけの版ではない

ということは分かります。

『龍が如く0』も同じディレクターズカットだが中身は違う

『龍が如く0 誓いの場所 Director's Cut』を見ると、同じ名前でも内容が異なることがさらに分かります。

同作では、オリジナル版で未収録だった重要人物に関するシーンが新たに加えられました。

これだけなら、一般に想像するディレクターズカットに比較的近く見えます。

しかし、それだけではありません。

シリーズ初となるオンラインマルチプレイ「カチコミオンラインバトル」も新要素として追加されています。

過去の未収録シーンを加える一方で、新しい遊びそのものも作られているわけです。

『DEATH STRANDING』と『龍が如く0』を比べるだけでも、

ディレクターズカット版なら何が追加されるのかを名前だけから判断することはできない

と分かります。

GOTY版ならDLCは全部入っている?

「Game of the Year Edition」、いわゆるGOTY版も後発商品ではよく見かけます。

こちらにも、

「GOTY版ならDLC全部入り」

というイメージがあります。

実際、『Fallout 4: Game of the Year Edition』は非常に分かりやすい商品でした。

Bethesdaは2017年の発売時、ゲーム本編に加えて、

「Automatron」

「Wasteland Workshop」

「Far Harbor」

「Contraptions Workshop」

「Vault-Tec Workshop」

「Nuka-World」

という6つの公式追加コンテンツをすべて収録すると案内しています。

この『Fallout 4』については、

本編+当時発売されていた公式追加コンテンツ全部入り

と考えて問題ありません。

ただし、それがGOTY版すべてに共通する収録条件というわけではありません。

また、「どの団体のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞すればGOTY版を名乗れる」といった、ゲーム業界全体で共通する一つの認定制度も確認できません。

『Fallout 4』自体も、GOTY版が商品の最終形だったわけではありません。

その後には、さらに多くのコンテンツをまとめたAnniversary Editionも登場しています。

GOTY版も、

「これでもう将来、新しい版が出ない」ことを意味する名前ではない

と考えたほうがよいでしょう。

アルティメット版は「すべて入り」の意味ではない

「Ultimate Edition」も、かなり強い名前です。

日本語では「究極版」のような印象がありますが、実際には通常版と同時に販売される上位商品にも使われます。

『BLEACH Rebirth of Souls』では、通常版に加えてデラックス版、アルティメット版が販売されました。

アルティメット版には本編のほか、シーズンパス、衣装、ゲーム内アイテムなどが含まれています。

ただし、発売時点ではシーズンパスに含まれる追加キャラクターの一部は後日配信予定でした。

つまり、

アルティメット版を買った瞬間に、そのゲームで将来存在するすべてのコンテンツが完成状態で入っている

という意味ではありません。

発売初日から複数の商品構成を用意し、その中で特典の多い上位版に「Ultimate」という名前を付ける場合もあるわけです。

デラックス版も同様です。

本編にDLC、衣装、サウンドトラック、アートブックなどを組み合わせた豪華版によく使われますが、何が付くかはゲームごとに違います。

コンプリート・ディフィニティブ・ディレクターズカットに順位はない

ここまでの違いを整理すると、よくある使われ方は次のようになります。

名称よくある内容名前だけでは分からないこと
コンプリート版本編+DLCなどをまとめた商品全特典・将来のDLCまで含むとは限らない
ディフィニティブ版リマスター、改善、新要素などを加えた新版過去の全バージョンの全要素入りとは限らない
ディレクターズカット版新規シーンや機能などを加えた新版没要素を戻しただけとは限らない
GOTY版受賞後の再パッケージやDLC同梱版など全DLC入りかどうかは作品ごとに異なる
アルティメット版本編+シーズンパス+特典などの上位商品将来を含む「全部入り」を保証する名称ではない

これは正式な分類表ではありません。

実際に販売されている商品から見える代表的な使われ方を整理したものです。

したがって、

「コンプリート版よりディフィニティブ版のほうが上」

「アルティメット版ならコンプリート版より全部入っている」

という共通ルールはありません。

別々のゲームを、エディション名だけで比較すること自体にあまり意味がないのです。

ゲームのコンプリート版・ディフィニティブ版・ディレクターズカット版の違いと注意点を比較した図解

「完全版」とリマスターは同じではない

もう一つ、混同しやすいのがリマスターです。

完全版とリマスターは同じ意味ではありません。

コンプリート版やディフィニティブ版といった言葉は、主にその商品・バージョンにつけられた名称です。

リマスターは、元のゲームを基礎にしながら、映像や音声、操作性などを現行環境向けに改良した作品を説明するときに使われます。

『Xenoblade Definitive Edition』が分かりやすい例です。

正式な商品名はディフィニティブ版ですが、任天堂自身は「追加要素が加わったリマスター版」と説明しています。

つまり、

ディフィニティブ版であり、リマスターでもある

わけです。

反対に、DLCを一つの商品へまとめただけのコンプリート版なら、大規模なリマスターを行っていない場合もあります。

名称と、ゲームをどのように作り直したのかは別々に考える必要があります。

リメイクとも別の話

リメイクも同様です。

一般にリメイクでは、元作品を土台にしながらグラフィック、マップ、戦闘、システムなどを大幅に作り直します。

しかし、

リメイクしたから完全版

になるわけではありません。

反対に、

完全版だからリメイク

でもありません。

リメイク作品でも、旧版に存在した要素がすべて入っているとは限りません。

完全版という話は「どの商品構成なのか」。

リマスターやリメイクは「元のゲームからどのように作り直したのか」。

この二つを分ければ整理しやすくなります。

パッケージ版の完全版なら、カードやディスクに全部入っている?

購入するときには、もう一つ確認したいポイントがあります。

完全版として販売されていることと、すべてのゲームデータが物理メディアの中に入っていることは別です。

たとえば、2026年9月3日に発売されたNintendo Switch 2版『Wo Long: Fallen Dynasty Complete Edition』にはパッケージ版があります。

しかし、このパッケージ版はゲームキーカードです。

任天堂のゲームキーカードには、ゲーム本編のデータそのものは保存されていません。

初めて遊ぶときにインターネットへ接続し、ゲームデータを本体保存メモリーまたはmicroSD Expressカードへダウンロードします。

つまり、

「コンプリート版をパッケージで買った」

ことと、

「カードだけにゲームデータが全部入っている」

ことは同じではありません。

ゲームによっては、DLCをダウンロードコードで付属させるパッケージ商品もあります。

そのタイプでは中古購入時にコードが使用済みになっていたり、有効期限が設定されていたりする可能性もあります。

「完全版だからディスクやカードだけで全部遊べる」と名前だけで判断しないほうがよいでしょう。

「完全版商法」は正式な商品分類ではない

ゲームの話題では「完全版商法」という言葉も使われます。

発売済みのゲームへ追加要素を加え、後から新しい商品として販売する方法を批判的に表現するときに使われる俗称です。

メーカーがゲームを分類する正式な業界用語ではありません。

また、後発版が出た作品をすべて同じものとして扱うのも無理があります。

旧版所有者に無料アップデートが提供されるゲームがあります。

DLCだけを買い足せる作品もあります。

安価なアップグレードパスを用意するケースもあります。

次世代機向けに映像や動作を改善した新しい版もあります。

『Xenoblade Definitive Edition Nintendo Switch 2 Edition』の場合、Nintendo Switch版の所有者は1,000円のアップグレードパスを購入できます。

新版が出たからといって、必ずもう一度フルプライスで買い直さなければならないわけではありません。

購入者にとって重要なのは、「完全版商法かどうか」という呼び方より、

今持っている版から、新要素を遊ぶには何が必要なのか

を確認することです。

完全版が出るまで新作を待ったほうが得?

「どうせ後から完全版が出るなら、新作は発売日に買わないほうがいいのでは?」

と考える人もいるでしょう。

ただし、これにも共通の答えはありません。

そもそも完全版が発売される保証はありません。

DLCを個別販売するだけで終わるゲームもあります。

無料アップデートで長期間拡張される作品もあります。

数年後、新しいゲーム機が登場したことで移植やリマスターが作られる場合もあります。

発売初日から通常版・デラックス版・アルティメット版を並べて販売するゲームもあります。

将来どんな商品が出るかを予想するより、購入時点で、

「本編だけ遊べればいいのか」

「追加ストーリーまで遊びたいのか」

「シーズンパスが必要なのか」

「上位版だけの特典に価値を感じるのか」

を見たほうが判断しやすくなります。

発売時に遊ぶこと自体に価値を感じる人もいるので、完全版待ちが必ず得とも限りません。

結局、どの版を買えば全部入りなのか

ここまで読んで、

「では、結局どこを見ればいいのか」

と思うかもしれません。

答えはシンプルです。

エディション名ではなく、メーカー公式の商品内容を見る。

購入前に確認したいのは、次のような点です。

  • ゲーム本編が含まれているか
  • どのDLCが収録されているか
  • シーズンパスが付くだけなのか
  • シーズンパスの内容はすでに配信済みなのか
  • 無料アップデートは反映されているか
  • 予約特典や店舗特典まで含まれているか
  • 新規ストーリーや新しいモードがあるか
  • 旧版からアップグレードできるか
  • パッケージの場合、ゲームデータが物理メディア内に収録されているか
  • 別途ダウンロードやインターネット接続が必要か

特に「Complete」や「Ultimate」という名前の響きだけで一番高い商品を選ぶ必要はありません。

自分が欲しいものが本編だけなら通常版で足りる場合があります。

逆に、後からDLCを個別に買うより、まとめた版のほうが分かりやすいこともあります。

まとめ|「完全版」という名前より、何が入った版なのかを見る

ゲームの「完全版」には、

コンプリート版なら必ずここまで入る

ディフィニティブ版ならこれが最後の版

といった、すべての商品に共通する一つの条件があるわけではありません。

『Wo Long』のコンプリート版は、本編と有料DLC三部作などをまとめた分かりやすい完全版です。

一方、『DJMAX RESPECT V』では、後からDLCが増えたことでコンプリート版そのものが再構成されました。

『Xenoblade Definitive Edition』は追加要素のあるリマスターですが、Newニンテンドー3DS版にあった一部要素は収録されていません。さらに2026年には、そのディフィニティブ版を基にしたNintendo Switch 2版まで登場しました。

『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』も、単純に発売時に削られた要素を戻したゲームではありません。

名前からある程度の商品イメージをつかむことはできます。

しかし、それを固定された定義として受け取ると、実際の中身とはずれることがあります。

コンプリート版なのか。

ディフィニティブ版なのか。

ディレクターズカット版なのか。

それだけで購入を決める必要はありません。

確認するべきなのは、

「この版には、具体的に何が入っているのか」

です。

メーカーが示している収録内容を確認する。

それが、ゲームの“完全版”を見分ける一番確実な方法です。

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