- 『ウィッチャー3』Switch DL版は今買うとどうなる?値上げ・Switch 2リマスター100円
- 『ウィッチャー3』Switchダウンロード版は7,490円へ値上げ
- なぜSwitchだけ値上げ?362円の理由までは公表されていない
- 今Switch版を買うと9月29日にどうなる?
- Switchパッケージ版でも100円でSwitch 2版へ移行できる?
- すでにSwitch版を持っているなら7,490円を買い直す必要はない
- PC・PS5・Xbox Series X|S版を持っている人は無料アップグレード
- PS4版を持っている場合は100円でPS5版へ
- PS4のセーブも現在はPS5へ移せる
- Xbox One版はSeries X|Sで現行世代版を利用できる
- DLCを持っていなくても「無情なる心」「血塗られた美酒」は無料になった
- すでにDLCを買った人への返金はない?
- セーブデータはリマスターでも使えるが、スキルと設定はリセット
- SwitchからSwitch 2など機種をまたぐ場合はクロスプログレッションも利用可能
- PS4・Xbox One・初代Switch版は9月29日以降も遊べる
- 2027年の新拡張「追憶の調べ」はリマスター無料アップグレードとは別
- 結局『ウィッチャー3』は今買うのと9月29日まで待つのは何が違う?
『ウィッチャー3』Switch DL版は今買うとどうなる?値上げ・Switch 2リマスター100円

『ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション』の日本向け価格が2026年9月9日に改定されました。
今回やや分かりにくいのは、PC版とXbox版が110円安くなった一方、Nintendo Switch版だけ362円高くなったことです。ただし、値上げされたのはNintendo Switchのダウンロード版。2019年に発売されたパッケージ版まで一律に7,490円へ値上げされたわけではありません。
さらに9月29日には、PC、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2向けに『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』が登場します。対象版の所有者にはアップグレードが用意され、Nintendo Switch版からSwitch 2版へ移る場合も、日本国内では100円でアップグレードできます。
では、Switch版を今7,490円で買った場合はどうなるのでしょうか。
現在確認できる価格では、Switch版ダウンロードが7,490円、Switch 2版リマスターも7,490円です。そのため、まだ一本も持っておらず、Switch 2版だけ遊べればいい人が今Switch版を買うと、7,490円+アップグレード100円で合計7,590円。価格だけなら9月29日にSwitch 2版を直接買う方が100円安くなります。Nintendo StoreでもSwitch 2版リマスターは7,490円で掲載されています。
一方、すでにSwitch版を持っている人や、9月29日まで初代Switchで遊び始めたい人は話が別です。
値上げだけを見て判断するより、「今何を持っているか」「どのハードで遊びたいか」まで分けて考えた方が分かりやすい変更になっています。
『ウィッチャー3』Switchダウンロード版は7,490円へ値上げ
今回価格が改定されたのは、『ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション』のダウンロード版です。
| プラットフォーム | 改定前 | 改定後 | 変更 |
|---|---|---|---|
| PC(Steam/Epic Games Store) | 6,600円 | 6,490円 | 110円値下げ |
| Xbox | 6,600円 | 6,490円 | 110円値下げ |
| Nintendo Switch | 7,128円 | 7,490円 | 362円値上げ |
現在、Steamでは6,490円、Xbox Storeでもコンプリートエディションが6,490円で販売されています。PlayStation 5版は今回の価格改定対象には含まれておらず、PlayStation Storeでは6,600円です。
ここで注意したいのがNintendo Switch版です。
「Switch版が7,490円になった」とだけ見ると、パッケージ版まで値上げされたように見えますが、今回の改定はダウンロード版のみ。既に流通しているSwitchパッケージ版は、販売店ごとの実売価格で引き続き購入できます。
なぜSwitchだけ値上げ?362円の理由までは公表されていない
CD PROJEKT RED側が説明しているのは、今回の価格変更が『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』の発表と、各プラットフォームで展開していた旧バージョンの統合に伴う価格調整だというところまでです。日本を含む一部地域が対象とされています。
ただし、なぜNintendo Switch版だけ362円高くなり、PCとXboxは110円安くなったのかという具体的な算定理由は明らかにされていません。
Switch 2版リマスターの価格も7,490円なので、結果的には同額になっています。
とはいえ、それだけを根拠に「Switch 2版と価格をそろえるための値上げだった」と断定することはできません。任天堂の手数料、為替、開発費などについても、今回の価格差の理由として公式に説明されたものではありません。
今Switch版を買うと9月29日にどうなる?
Nintendo Switch版『ウィッチャー3 ワイルドハント』を所有している場合、9月29日のリマスター発売後、Nintendo Switch 2版へアップグレードできます。
海外向けには無料アップグレードとして案内されていますが、日本国内版では100円(税込)が必要です。CD PROJEKT REDの日本語サポートにも、この例外が明記されています。
現在の通常価格だけで比べると、
Switchダウンロード版を今購入:7,490円
Switch 2版へアップグレード:100円
合計:7,590円
となります。
一方、9月29日にNintendo Switch 2版『リマスター』を新規購入する場合の価格は7,490円です。
したがって、まだ『ウィッチャー3』を持っておらず、初代Switchでは遊ばず、Switch 2版だけが欲しい場合、今のSwitchダウンロード版を経由する価格上のメリットはありません。
むしろ通常価格の比較では100円高くなります。
ただし、これは「今買うと損だから待つべき」という意味ではありません。
9月29日を待たずに初代Switchでゲームを始め、発売後はSwitch 2版へ移りたいなら、その100円はSwitch 2への移行費用と考えられます。
Switchパッケージ版でも100円でSwitch 2版へ移行できる?
国内でスパイク・チュンソフトから発売されたNintendo Switchパッケージ版についても、Switch 2版への移行手段が用意される予定です。
CD PROJEKT RED Japanの本間覚氏は8月30日、スパイク・チュンソフト発売のSwitchパッケージ版所有者にも、Nintendo Switch 2ダウンロード版『リマスター』へ100円でアップグレードする方法を9月29日までに用意する予定と案内しています。
これはパッケージ版を持っている人にとって重要な情報です。
ただし9月9日時点では、具体的な取得方法までは公開されていません。
ゲームカードをSwitch 2へ挿せば認証されるのか、ニンテンドーアカウント側でどのような手続きが必要になるのかなど、細かな操作方法は正式案内を待つ必要があります。
そのため、現段階では「パッケージ版でも100円アップグレード予定」までを確定情報として見ておくのが安全です。
すでにSwitch版を持っているなら7,490円を買い直す必要はない
ここは新規購入者と既存所有者で大きく違います。
すでにNintendo Switch版を所有している人は、Switch 2版リマスターを7,490円で新しく購入する必要はありません。
日本では100円が必要ですが、既存Switch版からSwitch 2版へアップグレードできます。
つまり今回の7,490円というSwitch 2版価格は、基本的にはこれからSwitch 2版を新規購入する人向けと考えると分かりやすいでしょう。
Switch 2版を遊ぶには、当然ながらNintendo Switch 2本体が必要です。初代Nintendo Switch本体へリマスター版そのものが配信されるわけではありません。
PC・PS5・Xbox Series X|S版を持っている人は無料アップグレード
Nintendo Switchだけ100円という例外がありますが、PC、PS5、Xbox Series X|Sでは対象版の既存所有者にリマスターへの無料アップグレードが提供されます。
CD PROJEKT REDは9月29日に、PC、PS5、Xbox Series X|S向け『ウィッチャー3』をリマスターへ更新すると案内しています。PCではSteam、GOG、Epic Games Storeに加え、新たにBattle.netでも展開されます。
Steamの販売ページにも、
9月29日に現在の『ウィッチャー3 ワイルドハント』がリマスターへ無償アップグレードされる
ことがすでに記載されています。
ただし、Steam版を持っていればBattle.net版まで別に無料でもらえる、という意味ではありません。
現在所有している対象プラットフォーム・ストアのゲームをリマスターへ更新する仕組みとして考える必要があります。
PS4版を持っている場合は100円でPS5版へ
PlayStation 4版そのものにリマスターが配信されるわけではありません。
国内では以前から、PS4版本編の所有者を対象に100円(税込)でPS5版へアップグレードできる制度が用意されています。パッケージ版からアップグレードする場合は、ゲームディスクを使用できるディスクドライブ付きPS5が必要です。
そのためPS5を持っている場合は、
PS4版 → 100円でPS5版 → 9月29日にPS5版を無料でリマスターへ更新
という経路を取れます。
「PS4版が100円でリマスターになる」というより、まずPS5版へアップグレードし、そのPS5版がリマスター対象になると理解した方が正確です。
PS4のセーブも現在はPS5へ移せる
PS4版については、古い公式ページを見ると「PS4版のセーブデータはPS5版では使用できない」という注意書きが残っています。
しかし、CD PROJEKT REDの現在のサポート情報では事情が変わっています。
PS4版をパッチ4.04へ更新し、CD PROJEKT REDアカウントを使ったクロスプログレッションを有効にすることで、PS4のセーブをクラウドへアップロードし、PS5版から読み込む手順が案内されています。
古い商品ページだけを見ると混乱しやすい部分ですが、現在はクロスプログレッションを利用してPS4からPS5へ進行状況を移すことが可能です。
Xbox One版はSeries X|Sで現行世代版を利用できる
Xbox版はSmart Deliveryに対応しています。
現在販売されているコンプリートエディションもXbox OneとXbox Series X|Sの両方に対応しており、Microsoft Storeでは「スマート デリバリー」と明記されています。
そのため、Xbox One版の対象所有権があり、Xbox Series X|Sを使用する場合はSeries版を利用し、そこから9月29日のリマスターへ更新する形になります。
ただし、Xbox One本体そのものがリマスター対応になるわけではありません。
DLCを持っていなくても「無情なる心」「血塗られた美酒」は無料になった
今回もう一つ大きく変わったのが、2本の大型拡張パックです。
『ウィッチャー3』にはこれまで有料だった、
「無情なる心」
「血塗られた美酒」
という2本の拡張パックがあります。
CD PROJEKT REDはこの2本をゲーム本編へ統合し、本編しか所有していなかったユーザーにも追加料金なしで提供しています。ゲームを最新バージョンへ更新すれば両拡張が導入され、PS4とXbox Oneでは無料ダウンロードとして提供されます。
これは「9月29日のリマスターを買った人だけが無料でもらえる」という特典ではありません。
現在の『ウィッチャー3』本編所有者そのものが対象です。
今後のデジタル販売も基本的には、本編と「無情なる心」「血塗られた美酒」をまとめたコンプリートエディションへ統合され、両拡張の単体販売は終了します。PS4・Xbox Oneについては従来の販売構成が一部残る例外があります。
すでにDLCを買った人への返金はない?
すでに「無情なる心」や「血塗られた美酒」を購入している場合、購入済みコンテンツは引き続きライブラリに残ります。
一方で、今回の無料化に伴う返金や別の補償について、CD PROJEKT REDからの案内は確認できません。
そのため「昔DLCを買った人は返金される」と考えない方がいいでしょう。
既存購入者向けの補償制度ではなく、今後の本編構成そのものに2本の拡張を統合する変更です。
セーブデータはリマスターでも使えるが、スキルと設定はリセット
現在プレイ中の人にとっては、9月29日にセーブデータがどうなるのかも気になるところです。
CD PROJEKT REDは、現在の『ウィッチャー3』のセーブデータはリマスターでも利用できると案内しています。実績・トロフィーも現在版と共有されるため、すでに解除したものを取り直す必要はありません。
ただし、すべてが完全にそのまま残るわけではありません。
リマスターではゲームシステムにも変更が入るため、スキルと各種設定はリセットされます。
進行状況そのものが最初からになるわけではなく、スキルポイントはアップグレード後に改めて振り直せます。
つまり、
ストーリーのセーブは引き継げるが、キャラクタービルドや設定は一度見直す必要がある
ということです。
SwitchからSwitch 2など機種をまたぐ場合はクロスプログレッションも利用可能
CD PROJEKT REDは、今回の拡張パック統合後もセーブデータの互換性とクロスプログレッションを維持するとしています。
クロスプログレッションでは、ゲームを最新状態にしたうえでCD PROJEKT REDアカウントへ接続し、対応するセーブをクラウドへアップロード。移行先でも同じアカウントへ接続することでセーブを読み込めます。
Nintendo Switch 2版リマスターでもセーブ互換そのものは維持されるため、Switchで進めたデータを生かしてリマスターへ移ることができます。
ただし、Switch 2版がまだ発売前のため、Nintendo SwitchからSwitch 2へ移る際の実際のメニュー表示など、発売後の細かな操作手順までは現時点で確認できません。
PS4・Xbox One・初代Switch版は9月29日以降も遊べる
リマスターの対応機種にPS4、Xbox One、Nintendo Switchが入っていないため、「9月29日で旧版が終了するのでは」と心配する必要はありません。
CD PROJEKT REDは、今後の新コンテンツやアップデート開発の中心をPC、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2へ移す一方、PS4、Xbox One、Nintendo Switch版の本編と既存2拡張は現在のバージョンのまま引き続きプレイ可能としています。技術サポートも継続されます。
変わるのは、今後の新しいアップデートや追加コンテンツが旧世代機には提供されないという点です。
すでに所有しているゲームが9月29日を境に起動できなくなるわけではありません。
2027年の新拡張「追憶の調べ」はリマスター無料アップグレードとは別
『ウィッチャー3』では2027年に新拡張「追憶の調べ(Songs of the Past)」も発売予定です。
これは今回無料化された「無情なる心」「血塗られた美酒」とは別の新規コンテンツで、CD PROJEKT REDは有料拡張として発表しています。具体的な販売価格はまだ発表されていません。
9月29日に無料でリマスターへアップグレードできるからといって、「追憶の調べ」まで無料で付いてくるわけではありません。
また、この新拡張は現行世代向けに開発されているため、PS4、Xbox One、初代Nintendo Switchでは利用できない予定です。
結局『ウィッチャー3』は今買うのと9月29日まで待つのは何が違う?
Switchについては、状況を分けるとかなり簡単です。
すでにSwitch版を持っている人は、Switch 2版リマスターを7,490円で買い直す必要はありません。日本では100円でアップグレードできます。
まだ持っておらず、Switch 2版だけ遊びたい人は、現在のSwitchダウンロード版7,490円を買ってから100円でアップグレードすると合計7,590円です。Switch 2版リマスターの新規価格7,490円と比べれば、通常価格だけを見る限り、今Switch DL版を買う方が100円高くなります。
一方、9月29日前から初代Switchで遊びたいなら、先にSwitch版を買う意味はあります。
PC、PS5、Xbox Series X|Sでは、対象版を今持っている、または今購入した場合でも、9月29日のリマスターへ基本的に無料で更新できます。
そして本編所有者なら、「無情なる心」と「血塗られた美酒」はすでに追加料金なしで遊べるようになっています。
今回のSwitch版値上げだけを見ると単純な価格ニュースに見えますが、実際には『ウィッチャー3』全体の販売形態と現行世代への移行が同時に進んでいます。
「今買うと損か得か」ではなく、自分がすでにどの版を持っているのか、9月29日前から遊びたいのか、Switch 2だけで遊ぶのか。
そこまで分けると、今回の価格改定とリマスターの関係はかなり見通しやすくなります。