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メガドライブミニ3は作れる?ミニ・ミニ2未収録465本を全監査して「次の1台」を考える

目次
  1. メガドライブミニ3は作れる?未収録465本を全監査して「次の50本」を考える
  2. まず確認したかったのは「何本残っているのか」
  3. 「もう名作を使い切った」というほど少なくはない
  4. 今回の50本は「評価点の高い順」ではない
  5. 仮想メガドライブミニ3、50本の完成案
  6. メガドライブ35本|第3弾の中心はまだ十分作れる
  7. シューティングは公式分類なら8本。ただし役割は重なりにくい
  8. 戦略・RPG系も意外なほど厚い
  9. 後半の作品が「残り物集」になるのを防いでいる
  10. メガCDは8本|残り95本でも選定はMDより難しい
  11. スーパー32Xは6本|第3弾だからこそ使える切り札
  12. 50本目だけは市販465本の外から選ぶ
  13. 新規移植が無理でも、既存ソフトだけで50本に届く
  14. 権利があるように見えることと、実際に再収録できることは別
  15. 海外Mini収録済み作品は大きな材料になる
  16. なぜキャラクターゲームや大型外部IPを大量に入れなかったのか
  17. 第3弾は「残り物」ではなく、1・2と違う性格にできる
  18. もし本当に商品化するなら、最大の問題は「ソフト不足」ではない
  19. 全554本から追うと、見え方が変わった
  20. まとめ|メガドライブミニ3は「もう入れるゲームがない」状態ではない

メガドライブミニ3は作れる?未収録465本を全監査して「次の50本」を考える

メガドライブミニ3は作れる?未収録465本を全監査して次の50本を考える記事アイキャッチ

2019年の『メガドライブミニ』、2022年の『メガドライブミニ2』で、メガドライブを代表するタイトルはかなり使われました。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』『ガンスターヒーローズ』『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』『ファンタシースター ~千年紀の終りに~』。ミニ2まで広げれば、『エイリアンソルジャー』『サンダーフォースIV』『新創世記ラグナセンティ』、さらにメガCDの『シルフィード』『ルナ ザ・シルバースター』『ファイナルファイトCD』なども収録されています。

ここまで来ると気になるのが、

「もう第3弾を作れるほど有力なゲームは残っていないのでは?」

という疑問です。

そこで今回は、「メガドライブミニ3に入ってほしいソフト50選」を先に作るのではなく、国内で正式発売されたメガドライブ系ソフトの母集団から洗い直しました。

対象にしたのは、メガドライブ用ROMカートリッジ422本、メガCD市販ディスク114本、スーパー32X用18本。合計554本です。

そこから日本版『メガドライブミニ』『メガドライブミニ2』で既に使われた市販版を1本ずつ除外し、残った作品を監査。そのうえでゲームとしての強さ、ジャンルの偏り、シリーズの重複、過去の復刻実績、現在確認できるIPの動きなども見ながら、「本当に次の1台を50本前後で組めるのか」を考えました。

先に結論を書きます。

作れます。

しかも、新規移植を何本も用意しなくても成立します。

今回の監査では、日本版ミニ1・2未収録の市販版が465本残りました。その中から既存ソフトだけで49本まで組めます。

さらにミニシリーズらしいボーナス新規移植を1本だけ仮定し、『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』を加えたのが、この記事で考えた50本構成です。

重要なのは、新規移植が実現しなかったとしても結論が変わらないことです。

「メガドライブミニ3を成立させられるほどソフトが残っているか?」という問いには、既存49本の時点でYESと答えられます。

なお、本記事でいう「メガドライブミニ3」は、仮想の第3弾を示す便宜上の呼び方です。本記事で挙げる50本はセガが発表した収録予定タイトルではなく、全ソフト監査を基にしたつぶログ独自の構成案です。


まず確認したかったのは「何本残っているのか」

いきなり候補を50本選んでも、それでは有名な作品を並べただけになってしまいます。

そこで最初に、母集団そのものを固定しました。

区分国内市販母集団ミニ1・2で消化未収録
メガドライブROM42270352
メガCD市販ディスク1141995
スーパー32X18018
合計55489465

メガドライブ422本については、つぶログのメガドライブ全422ソフトTier表で使っている国内正式発売ROMカートリッジの母集団と合わせています。

メガCDも同様に、メガCD全114ソフトTier表で扱っている国内市販ディスク114本が基準です。

スーパー32Xは国内発売18本。

この3つを合計すると554本になります。

単純に「ミニが42本、ミニ2が60本だから554-102=452本」とはなりません。

今回の調査では、この「何を1本と数えるか」の整理がかなり重要でした。

初代ミニ42本を、そのまま42本消化とは数えられない

初代『メガドライブミニ』には42タイトルが収録されています。

ただし、その42本すべてが「かつて国内で市販されたメガドライブROMカートリッジ」ではありません。

『ダライアス』と『テトリス』は、メガドライブミニ向けに用意された新規作品です。

さらに『ゲームのかんづめ お徳用』も、今回の通常市販ROMカートリッジ422本の母集団には入れていません。

そのため、初代ミニと今回の422本母集団が実際に交差するのは39本です。

「42本入ったから昔のゲームを42本使った」と数えると、この時点で3本ずれます。

ミニ2はさらに数え方がややこしい

『メガドライブミニ2』は全60タイトルですが、セガの公式な説明では、

メガドライブ/メガCD向け50タイトル+ボーナスタイトル10タイトル

という構成です。

ただし、この50タイトルもそのまま市販版50本として引けるわけではありません。

まず『ワンダーメガコレクション』。

これは今回の「国内で通常市販されたメガCDディスク114本」には含めていないため、114本の母集団からは消化したと数えません。

一方、『三國志III』は1つのメニューからメガドライブ版とメガCD版の両方を遊べます。

つまり、メニュー上では1タイトルでも、今回の「当時発売された市販版」を単位にすると2版を消化しています。

『ワンダーメガコレクション』で1つ減り、『三國志III』で1版増える。

結果としてミニ2が554本の母集団から消化するのは、

メガドライブ31版+メガCD19版=50版

となります。

初代の39版と合わせれば89版。

したがって今回の基礎計算は、

554-89=465

です。

この465本が「日本版メガドライブミニ1・2にまだ入っていない国内市販版」の母集団になります。


「もう名作を使い切った」というほど少なくはない

残り465本と聞けば、まだ大量にあるように見えます。

ただし、数が多いだけでは意味がありません。

スポーツゲームやキャラクターゲーム、現在の権利関係を外部から確認しにくい作品、同じジャンルの似たゲームまで全部含めて465本です。「465本残っているから50本くらい簡単」と結論付けることはできません。

逆に、有名タイトルだけを思い浮かべて「もう残っていない」と考えるのも早すぎます。

メガドライブだけでも、

『シャイニング・フォースⅡ 古えの封印』

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』

『ソニック&ナックルズ』

『ザ・スーパー忍Ⅱ』

『ロケットナイトアドベンチャーズ』

『バトルマニア大吟醸』

『エリミネートダウン』

『パルスマン』

といったタイトルが日本版ミニ1・2には入っていません。

さらに、「日本版では未収録だが、海外のGenesis Miniシリーズでは既にMini化されたゲーム」もあります。

『シャイニング・フォースⅡ 古えの封印』『エレメンタルマスター』『ヘルツォークツヴァイ』『ラングリッサー』『リスター・ザ・シューティングスター』『レインボーアイランドEXTRA』『ローリングサンダー2』『ベア・ナックルⅢ』『アウトランナーズ』などがその例です。

日本版だけを見ると新しい候補ですが、一部はセガ自身が海外向けMini商品へ載せた実績があります。

もちろん、以前一度収録できたから現在も同じ条件で許諾できる、という意味ではありません。

それでも、

一度もMini化されたことがない作品

と、

日本版では未収録だが海外Miniでは収録実績がある作品

は分けて考えられます。

第3弾を現実寄りに考えるうえでは重要な違いです。


今回の50本は「評価点の高い順」ではない

全ソフトTier表をそのまま上から未収録順に並べれば、今回とは別の50本になります。

今回はそうしていません。

商品として50本を並べるなら、ゲーム単体の評価だけでは決められないからです。

同じシリーズばかりでも困りますし、シューティングだらけでも、シミュレーションばかりでも遊びの幅が狭くなります。

さらに、現在のシリーズ活動や過去の復刻状況を確認できる作品と、権利の経路を外部からほとんど追えない作品を同じようには扱えません。

そこで今回は、単純なベスト50ではなく、複数の軸を使いました。

見るポイント今回の考え方
ゲームとしての強さ現在遊んでも選ぶ理由があるか
ミニ1・2との差日本版で未収録か
ジャンル構成アクションやSTGだけに偏らないか
シリーズ構成同じシリーズで枠を使いすぎないか
保存価値現在触れにくい作品を残す意味があるか
再商品化の材料過去のMini収録や現在のIP活動を確認できるか
権利リスク外部IPや人物・競技ライセンスへの依存が大きすぎないか

その結果が、

MD35+メガCD8+スーパー32X6=既存49本

です。


仮想メガドライブミニ3、50本の完成案

全体を先に並べます。

#区分タイトル
1MDシャイニング・フォースⅡ 古えの封印
2MDソニック・ザ・ヘッジホッグ3
3MDソニック&ナックルズ
4MDザ・スーパー忍Ⅱ
5MDロケットナイトアドベンチャーズ
6MDリスター・ザ・シューティングスター
7MDワンダーボーイV モンスターワールドⅢ
8MDストライダー飛竜
9MDエレメンタルマスター
10MDエリミネートダウン
11MDグレイランサー
12MDガイアレス
13MDヴイ・ファイヴ(V・V)
14MDパノラマコットン
15MDバトルマニア大吟醸
16MDヘルツォーク・ツヴァイ
17MDラングリッサー
18MDパルスマン
19MDヴァリスⅢ
20MDヴィクセン357
21MDゴールデンアックスⅢ
22MDライトクルセイダー
23MDアウトランナーズ
24MDアドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦
25MD大航海時代Ⅱ
26MDジ・ウーズ
27MDフラッシュバック
28MDスピードボール2
29MDデザートストライク 湾岸作戦
30MDローリングサンダー2
31MDぺぺんがPENGO
32MDトージャム&アール
33MDベア・ナックルⅢ
34MDレインボーアイランドEXTRA
35MDレミングス
36メガCDダークウィザード 蘇りし闇の魔導士
37メガCDぎゅわんぶらあ自己中心派2 激闘!東京マージャンランド編
38メガCDゆみみみっくす
39メガCD幻影都市 -ILLUSION CITY-
40メガCD信長の野望・覇王伝
41メガCDメガシュヴァルツシルト
42メガCDアークス Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
43メガCDウイニングポスト
44スーパー32Xバーチャファイター
45スーパー32Xバーチャレーシング デラックス
46スーパー32Xカオティクス
47スーパー32Xステラアサルト
48スーパー32Xメタルヘッド
49スーパー32XTEMPO
50ボーナス新規移植案ゴールデンアックス デスアダーの復讐

ここで最も注意したいのは50番です。

1~49は未収録465本の中に実在する国内市販作品。50番の『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』だけは465本に含まれません。

つまり、

「未収録465本から50本選んだ」

のではありません。

正確には、

「未収録465本から既存49本を選び、別枠のボーナス新規移植案を1本加えた」

という構成です。


メガドライブ35本|第3弾の中心はまだ十分作れる

35本の中心になるのは、やはりメガドライブのROMカートリッジです。

主役級には、シリーズの大きな空白を埋められる作品が残っています。

『シャイニング・フォースⅡ』は主役級に置ける

『シャイニング・フォースⅡ 古えの封印』は、その代表でしょう。

初代ミニには『シャイニング・フォース 神々の遺産』、ミニ2には『シャイニング&ザ・ダクネス』『シャイニング・フォースCD』がありますが、『Ⅱ』は日本版Miniでは抜けたままです。

戦闘だけでなく、フィールド探索、仲間集め、育成を長編RPGの形に広げた作品で、今回の35本でも中心に置けます。

『ソニック3』と『ソニック&ナックルズ』は2本使う意味がある

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』と『ソニック&ナックルズ』も大きい存在です。

初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』や『2』が有名なため、「ミニシリーズですでにソニックは十分」という見方もできます。

一方、この2本はロックオンシステムまで含めてメガドライブ後期のソニックを象徴する組み合わせです。

シリーズ枠を2本使うことを許容するなら、収録理由を説明しやすい2本でしょう。

アクションだけでもかなりの厚みが残っている

アクションでは、

『ザ・スーパー忍Ⅱ』

『ロケットナイトアドベンチャーズ』

『リスター・ザ・シューティングスター』

『ワンダーボーイV モンスターワールドⅢ』

『ストライダー飛竜』

『パルスマン』

が残っています。

『ザ・スーパー忍Ⅱ』はダッシュや壁蹴りを加えたシリーズ発展形。

『ロケットナイトアドベンチャーズ』はロケットの反動を攻撃と移動へ使う独自性があります。

『リスター』は腕を伸ばしてつかむ操作が移動、攻撃、ギミックへ一貫して使われています。

『パルスマン』はメガドライブ末期の作品としての保存価値も高い。

有名シリーズの続編だけでなく、「メガドライブにはこういうゲームもあった」と見せられる作品がまだ揃っています。


シューティングは公式分類なら8本。ただし役割は重なりにくい

35本の構成を見て最も気になるのは、シューティングの多さかもしれません。

セガの発売一覧などで使われているジャンル分類に沿うと、今回のMD35本ではシューティングが8本になります。

『エレメンタルマスター』

『エリミネートダウン』

『グレイランサー』

『ガイアレス』

『ヴイ・ファイヴ(V・V)』

『パノラマコットン』

『バトルマニア大吟醸』

そして『デザートストライク 湾岸作戦』です。

ただし、『デザートストライク』まで一般的な縦・横スクロールSTGと同じ枠として見ると、実際の遊びの違いが見えにくくなります。

『デザートストライク』はヘリを操縦しながら目標の優先順位、燃料、弾薬、救助などを考える戦術性の強い作品です。

そのため今回の構成は、

純粋なシューティング系7本+戦術アクション色の強い異色作1本

と見る方が実態に近いでしょう。

純粋な7本にもかなり違いがあります。

前後攻撃を軸にする『エレメンタルマスター』、射撃方向を切り替える『グレイランサー』、高火力で押す『ガイアレス』、東亜プラン系の縦STG『ヴイ・ファイヴ』、疑似3D表現の『パノラマコットン』、2人の位置関係を活かす『バトルマニア大吟醸』。

数字だけを見れば多めですが、遊びまで含めると同じ作品を7本並べたわけではありません。

『ヴイ・ファイヴ』は初出だけ「V・V」も併記

表記上、少し注意したいのが『ヴイ・ファイヴ』です。

セガの旧ハード資料ではメガドライブ版を『ヴイ・ファイヴ』として掲載している一方、近年は『V・V』表記も広く使われています。

そのため本記事では、初出を

『ヴイ・ファイヴ(V・V)』

としました。

検索時には「V・V」で探す人もいるため、どちらか一方だけに寄せるより分かりやすい表記です。


戦略・RPG系も意外なほど厚い

ミニ3をシューティング中心のハードにしないために重要なのが、

『ヘルツォーク・ツヴァイ』

『ラングリッサー』

『ヴィクセン357』

『アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦』

『大航海時代Ⅱ』

です。

『アドバンスド大戦略』は短時間で遊べるゲームではありませんが、それ自体が価値でもあります。

兵器開発、補給、天候、長期キャンペーンを持つ本格戦略ゲームが1本入るだけでも、収録ラインナップの性格が変わります。

『ヘルツォーク・ツヴァイ』は同じ戦略系でも別物です。

プレイヤー自身がユニットを動かしながら部隊配置を行うため、通常のターン制シミュレーションとは役割が重なりません。

『ラングリッサー』はシリーズ第1作。

ミニには『ラングリッサーⅡ』が収録されていますが、シリーズの出発点を日本版Miniへ残す意味があります。

『大航海時代Ⅱ』まで加えれば、戦闘中心ではない長時間型ゲームもしっかり確保できます。


後半の作品が「残り物集」になるのを防いでいる

35本の中で意外に重要なのが、トップクラスの有名作ではない後半です。

『ジ・ウーズ』

『フラッシュバック』

『スピードボール2』

『デザートストライク 湾岸作戦』

『ローリングサンダー2』

『ぺぺんがPENGO』

『トージャム&アール』

『ベア・ナックルⅢ』

『レインボーアイランドEXTRA』

『レミングス』

この辺りまで入ることで、単なる「ミニ1・2に漏れた名作集」ではなくなります。

『ジ・ウーズ』は液状の主人公を操作する異色作。

『フラッシュバック』はアニメーションを重視したシネマティックアクション。

『スピードボール2』は近未来スポーツ。

『ぺぺんがPENGO』は対戦要素も持つパズルアクション。

『レミングス』は集団を誘導するパズルです。

35本の上位だけを見るとセガ色の強いアクション/STG機に見えますが、後半へ進むほど遊びの幅が広がります。

有名作だけを集めるより、この辺りを残した方が「第3弾を遊ぶ理由」は強くなるでしょう。


メガCDは8本|残り95本でも選定はMDより難しい

メガCDは国内市販114本のうち、ミニ2で母集団から19本が消化されています。

したがって未収録は95本

数字だけなら大量に残っています。

ただし、ここはメガドライブROMとは事情が違います。

ミニ2はメガCDの代表作をかなり強く取りに行っています。

『ルナ ザ・シルバースター』

『ルナ エターナルブルー』

『シルフィード』

『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』

『ファイナルファイトCD』

『シャイニング・フォースCD』

『ぽっぷるメイル』

『夢見館の物語』

など、まず名前が挙がる作品の相当数がすでに収録済みです。

そのため、「95本残っている」と「ミニ3用の強力なメガCD作品が95本ある」は同じ意味ではありません。

今回残したのは8本です。

#タイトル公式ジャンル上の役割
1ダークウィザード 蘇りし闇の魔導士シミュレーション
2ぎゅわんぶらあ自己中心派2 激闘!東京マージャンランド編テーブル
3ゆみみみっくすアドベンチャー
4幻影都市 -ILLUSION CITY-RPG
5信長の野望・覇王伝シミュレーション
6メガシュヴァルツシルトシミュレーション
7アークス Ⅰ・Ⅱ・ⅢRPG
8ウイニングポストシミュレーション

かなり偏っています。

シミュレーション4本、RPG2本、アドベンチャー1本、テーブル1本。

アクションやシューティング中心の華やかな8本ではありません。

これは今回の案の弱点でもあります。

ただ、華やかさだけを優先して『ソウルスター』『バリ・アーム』『慶応遊撃隊』などへ機械的に差し替えると、今度は2026年時点で権利や再商品化の説明を付けにくい作品が増えてきます。

そこでメガCD枠では、

見た目のジャンルバランスより、2026年時点で収録候補として説明を付けやすい作品を優先

しました。

『ゆみみっくす』が入るだけでもCD-ROMらしさは出る

SLG・RPGが多い8本の中で重要なのが『ゆみみみっくす』です。

アニメーションや音声をゲーム進行と組み合わせた作品で、ROMカートリッジとは違う「CD-ROMだからこそやりたかったこと」が分かりやすい1本です。

『ぎゅわんぶらあ自己中心派2 激闘!東京マージャンランド編』も、単なる麻雀ゲームではなく、演出を含めてメガCD枠の空気を変えてくれます。

ミニ2のメガCD枠と比べれば地味なのは否定できません。

それでも、

メガCDを8本追加できないほど枯れているわけではない

ところまでは確認できました。


スーパー32Xは6本|第3弾だからこそ使える切り札

今回の構成で最も第3弾らしいのは、スーパー32Xかもしれません。

国内では18本しか発売されなかったため、メガドライブやメガCDと比べると圧倒的に小さなライブラリです。

しかし、日本版のメガドライブミニ1・2ではスーパー32X作品を消化していません。

今回の母集団では、18本すべてが未収録です。

そこから選んだ6本がこちらです。

#タイトルこの構成での役割
1バーチャファイター3D格闘
2バーチャレーシング デラックス3Dレース
3カオティクス2Dアクション
4ステラアサルト宇宙シューティング
5メタルヘッド3Dメカアクション
6TEMPO2Dアクション

この6本はかなりきれいに役割が分かれます。

『バーチャファイター』と『バーチャレーシング デラックス』で、32Xが目指したポリゴン表現を見せられる。

『カオティクス』と『TEMPO』は2D側。

『ステラアサルト』は宇宙空間、『メタルヘッド』は3Dメカ戦と、同じ「32Xらしいゲーム」でも方向性が違います。

『DOOM』『スターウォーズ・アーケード』なしでも32Xは組める

32Xを語るとき、『DOOM』や『スターウォーズ・アーケード』を思い浮かべる人も多いでしょう。

ただ、この2本を必須にすると大型外部IPへの依存が増えます。

今回はあえて外しました。

それでも、

『バーチャファイター』

『バーチャレーシング デラックス』

『カオティクス』

『ステラアサルト』

『メタルヘッド』

『TEMPO』

がある。

外部大型IPを使わなくても、32Xというハードの特徴を6本でかなり見せられる

と判断しました。

ミニ1が「メガドライブの王道」、ミニ2が「メガCDまで広げたもう一つのベスト盤」だったとすれば、第3弾で32Xを本格的に取り込むだけでも商品として明確な違いを出せます。


50本目だけは市販465本の外から選ぶ

ここまでで49本。

MD35、メガCD8、スーパー32X6です。

最後の1本だけ、過去のミニシリーズと同じように「本来メガドライブでは発売されなかった作品を新たに移植するボーナス枠」と仮定しました。

選んだのは、

『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』

です。

1992年にSYSTEM 32で稼働したアーケード作品で、当時メガドライブ版は発売されていません。

そのため、当然ながら今回の「国内市販554本」にも、「未収録465本」にも入っていません。

完全に別枠です。

なぜ『デスアダーの復讐』なのか

初代メガドライブミニには、新規移植の『ダライアス』と『テトリス』が入りました。

ミニ2にも、当時の市販カートリッジやメガCDをそのまま再現しただけではないボーナスタイトルがあります。

つまり、「本来存在しなかったメガドライブ版を新たに作る」という発想自体は、ミニシリーズから外れたものではありません。

その1本として考えるなら、『デスアダーの復讐』は面白い位置にいます。

『ゴールデンアックス』は初代ミニに収録済み。

今回の49本には『ゴールデンアックスⅢ』も入っています。

そこへ、家庭用メガドライブには来なかったアーケード続編を新規移植できれば、シリーズを横断する大きな目玉になります。

『デスアダーの復讐』自体は近年『アストロシティミニ』に公式収録されています。

さらに2026年には『SHINOBI 復讐の斬撃』のDLCでもデスアダーが登場し、セガ自身が『デスアダーの復讐』を想起させるステージとして扱っています。

30年以上前の一作だけで完全に止まっている題材ではありません。

ただし、ここは事実と提案を混ぜてはいけません。

セガやM2が『デスアダーの復讐』のメガドライブ版を開発している、あるいはミニ3へ収録する計画があるという情報は確認されていません。

あくまで、

「過去のミニと同じように新規移植を1本作れるなら、何を選ぶか」

という本記事独自の提案です。


新規移植が無理でも、既存ソフトだけで50本に届く

今回、一番重要なのは『デスアダーの復讐』ではありません。

50本目がなくても、既存ソフトだけですでに49本あります。

仮に開発費や期間の問題で新規移植を1本も作れないとしても、残る465本の中からもう1本選べば50本になります。

RESERVEとして残した候補には、たとえば次の作品があります。

タイトル位置づけ
ジノーグMDシューティングの追加候補
ゼロウイング独自システムを持つ横STG
ヘルファイアー海外Miniでの収録実績もある候補
ダイナブラザーズシミュレーション系の追加候補
ソウルスターメガCDのアクション/シューティング系補強候補

もちろん、この5本も「現在必ず許諾できる」という意味ではありません。

重要なのは、

50本目の代替候補そのものが存在する

ことです。

したがって、

「ミニ3は作れる」という結論を、架空の新規移植1本に依存させる必要はありません。

ここまで来れば、「本数不足」は少なくとも最大の問題ではありません。


権利があるように見えることと、実際に再収録できることは別

今回の監査で何度も注意したのが、現在もシリーズが続いていることと、昔の特定バージョンを再収録できることを混同しないことです。

たとえば『ウイニングポスト』シリーズが現在も展開されているとしても、それだけで1993年のメガCD版をすぐ商品化できるとは限りません。

『信長の野望』も同じです。

作品名やシリーズが現役であることはプラス材料にはなりますが、

「IPが現役」

と、

「当時のメガドライブ/メガCD版を新商品へ収録できる」

は別の話です。

さらに音楽、原作、肖像、スポーツリーグ、実在選手などが絡むゲームでは、ゲームそのもの以外の許諾が問題になることもあります。

そのため今回は、「権利的に絶対可能」「これは絶対不可能」といった断定はしていません。

外部から確認できるのは、

過去にMiniへ入ったか。

現在も同一IPが商品化されているか。

過去の復刻例があるか。

現在の権利表記を確認できるか。

といったところまでです。

最終的な契約条件は外部からは分かりません。


海外Mini収録済み作品は大きな材料になる

その意味で、Genesis Mini 2など海外向けMiniに収録された日本版未収録タイトルは特に興味深い存在です。

今回の35本にも、

『シャイニング・フォースⅡ 古えの封印』

『エレメンタルマスター』

『ヘルツォークツヴァイ』

『ラングリッサー』

『リスター・ザ・シューティングスター』

『アウトランナーズ』

『ローリングサンダー2』

『ベア・ナックルⅢ』

『レインボーアイランドEXTRA』

などが入っています。

日本版ミニ1・2だけを所有している人から見れば新しい収録作品でありながら、セガのMiniシリーズ全体では前例があります。

これは第3弾を現実寄りに組む際の大きな材料です。

一方で、海外版で一度出たから「日本版へコピーするだけ」と考えるのも危険です。

地域、言語、契約範囲、現在の権利状況まで同一とは限らないからです。

本記事では、あくまで「Miniシリーズへの収録実績がある」という事実までにとどめています。


なぜキャラクターゲームや大型外部IPを大量に入れなかったのか

未収録465本の中には、ほかにも知名度の高い作品があります。

しかし、知名度だけで選んでいくと外部IPへの依存が急激に増えます。

映画、コミック、アニメ、スポーツ、実在選手、海外キャラクターなどが絡む作品は、ゲーム単体の版権だけでは終わらない場合があります。

もちろん、実際の商品でそうした作品が1本や2本入る可能性はあります。

初代ミニやミニ2にも他社タイトルは多数収録されました。

ただ、「第3弾がそもそも成立するか」を検証する今回の記事で、大型外部IPを何本も前提にすると結論が弱くなります。

そこで今回は、

それらが取れなくても50本近く組めること

を重視しました。

32Xで『DOOM』『スターウォーズ・アーケード』を必須にしなかったのも同じ理由です。


第3弾は「残り物」ではなく、1・2と違う性格にできる

全監査を始める前、一番心配だったのはここでした。

第3弾を作っても、

「ミニ1に入らなかったゲーム」

「ミニ2にも入らなかったゲーム」

を集めただけの残り物セットになるのではないか。

49本まで組んだ結果、その心配はかなり薄れました。

主役級には、

『シャイニング・フォースⅡ』

『ソニック3』

『ソニック&ナックルズ』

『ザ・スーパー忍Ⅱ』

『ロケットナイトアドベンチャーズ』

『リスター』

があります。

シューティングには、

『エリミネートダウン』

『グレイランサー』

『バトルマニア大吟醸』

などが残っています。

戦略系には、

『ヘルツォーク・ツヴァイ』

『アドバンスド大戦略』

『ラングリッサー』

『大航海時代Ⅱ』。

そして32Xを6本入れれば、これまで日本版ミニになかった3D格闘、3Dレース、32X独自の2D・3D作品まで加わります。

むしろ、

「1と2で使わなかった領域を掘るからこそ、これまでとは違うメガドライブ像を作れる」

という結果になりました。


もし本当に商品化するなら、最大の問題は「ソフト不足」ではない

今回確認できたのは、あくまで「収録候補となるゲームが足りるか」という部分です。

実際の商品化には別の問題があります。

49本すべてについて現在の契約条件をまとめられるのか。

必要なエミュレーションや個別調整にどれだけ開発工数がかかるのか。

メガCDと32Xを同じ商品で動かす構成にするのか。

価格をどこへ置くのか。

ハードを新たに製造するのか。

新規移植まで用意するのか。

こうした条件は外部からの調査だけでは決められません。

そのため、本記事でいう「作れる」は、

「未収録作品を精査しても、第3弾の商品コンセプトを成立させるだけのソフトラインナップを組める」

という意味です。

セガが実際に同じ50本を許諾、開発、販売できることを保証するものではありません。


全554本から追うと、見え方が変わった

最初はもっと単純な記事になると思っていました。

ミニ1とミニ2の未収録作品を並べて、良さそうな50本を選ぶ。

しかし実際に調べ始めると、そもそも「何本使われたか」の時点から単純ではありませんでした。

初代42本の中には、新規制作された『ダライアス』『テトリス』がある。

『ゲームのかんづめ お徳用』は今回の422本母集団外。

ミニ2には10本のボーナスタイトルがあり、『ワンダーメガコレクション』も114本の市販メガCD母集団外。

一方、『三國志III』は1つの収録項目からMD版とメガCD版の2版を遊べます。

全部整理すると、

国内市販554版

から、

日本版ミニ1・2で89版消化

し、

465版が残る。

そこから商品として組みやすい作品を絞っても、

MD35+メガCD8+32X6=49本

まで残りました。

最後に新規移植案を1本置けば50本です。

セガハード戦記

メガドライブだけでなく、セガが家庭用ハードで何を目指してきたのかまで追いたい人には、奥成洋輔氏の『セガハード戦記』も面白い一冊です。メガドライブ/GENESISの海外展開を含め、セガハードの歩みを当事者の視点から振り返れます。

価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。


まとめ|メガドライブミニ3は「もう入れるゲームがない」状態ではない

国内で正式発売された今回の対象は、メガドライブROM422本、メガCD114本、スーパー32X18本の合計554本です。

日本版『メガドライブミニ』『メガドライブミニ2』と市販版単位で突き合わせると、すでに消化したのは89版

したがって、未収録は465版残ります。

そこから第3弾を想定して絞った結果、

メガドライブ35本

メガCD8本

スーパー32X6本

既存49本まで構成できました。

さらにミニシリーズ恒例のサプライズを仮定し、『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』の新規移植案を加えれば50本になります。

ただし、『デスアダーの復讐』は465本から選んだゲームではありません。

正確には、

未収録465本から既存49本を選び、市販母集団外の新規移植案を1本加えた50本

です。

そして、新規移植を作らない場合でも既存49本が残ります。

50本目をRESERVEから補えば、通常の市販作品だけで完成させることもできます。

今回の全監査から見えたのは、「メガドライブの名作はミニ1・2ですべて使い切った」という状態ではありませんでした。

むしろ残っている作品を丁寧に見ていくと、ソニックやシャイニングの大きな空白、Mini未収録の良作シューティング、戦略ゲーム、メガCDの未収録作品、そして日本版Miniでは一度も扱っていないスーパー32Xまで、まだかなり広い領域が残っています。

本当に第3弾が発売されるかは別の話です。

ただ少なくとも、

「もう入れるゲームがないからメガドライブミニ3は作れない」

とは言えません。

554本から数え直した結果は、むしろ逆でした。

あと1台分、まだ作れます。

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