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『カラスBORN』とは?3DS『カラスBOR』のリメイク|TGS2026新要素・発売日・機種を整理

カラスBORNとは?カラスBORとの違い・TGS2026新要素・発売日

『Karous -The Beast of Re:Eden-』のロゴとモノクロのゲームアートを使用したアイキャッチ画像

『Karous -The Blur of Re:venant- New Order』、通称「カラスBORN」が、2027年に発売されます。

名前だけを見ると、2006年にアーケードで登場した『カラス』をそのまま作り直す作品にも見えますが、直接のリメイク元はそこではありません。今回RS34が「リメイク&アレンジ」するのは、2014年にニンテンドー3DSで発売された『Karous -The Beast of Re:Eden-(カラスBOR)』です。

東京ゲームショウ2026(TGS2026)ではゲームプレイを交えた公式配信が行われ、武器を使い込む成長システム、100以上の短時間ミッションに加えて、旧『カラスBOR』にはなかった「フィールドチェンジ」なども具体的に紹介されました。

ただし、「武器が成長する」「100以上のミッションを遊ぶ」といった要素そのものは旧作にも存在しています。本当にBORNで新しくなった部分と、3DS版から受け継いだ部分を混ぜてしまうと、本作が何を作り直しているのかが見えなくなります。

この記事では、2006年『カラス』、2014年『カラスBOR』との関係から、TGS2026で判明した新要素、初心者を意識した仕様、発売日、対応機種、通常版・限定版、Steam版の発売時期まで順番に整理します。

※情報は2026年9月18日時点で確認できるRS34、KONAMI TGS2026、任天堂などの公式情報を基準にしています。

『カラスBORN』とは?3DS『カラスBOR』を現代向けに作り直す作品

正式タイトルは『Karous -The Blur of Re:venant- New Order』。読みは「カラス ザ ブラー オブ レヴナント ニューオーダー」です。

「カラスBORN」は正式タイトルの一部ではありませんが、RS34自身が2026年8月の発表で「以下カラスBORN」と表記しており、公式に使われている略称です。

RS34は本作について、3DS『Karous -The Beast of Re:Eden-』を「現代にリメイク&アレンジ」する作品と説明しています。単純移植ではなく、旧作を土台に要素を追加・改善する方針です。

項目現在の公式情報
正式名称Karous -The Blur of Re:venant- New Order
公式略称カラスBORN
ジャンルシューティング
プレイ人数1人
家庭用発売日2027年1月28日予定
対応機種Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Steam予定
PS4版ダウンロード専売
開発・発売RS34

Nintendo Switch 2専用版は現時点で発表されていません。正式な対応機種はNintendo Switchです。Xbox版についても発表は確認できません。

2006年『カラス』のリメイクではない|BOR→BORNの関係を整理

「カラス」「カラスBOR」「カラスBORN」とタイトルが似ているため、ここが最も混乱しやすいところです。

シリーズの大まかな流れは次のようになります。

時期作品位置付け
2006年11月『カラス』アーケードで稼働したシリーズの原点
2007年3月8日ドリームキャスト版『カラス』アーケード版の家庭用展開
2014年1月23日『Karous -The Beast of Re:Eden-』初代の流れをくむ3DS向け新作。通称カラスBOR
2027年『Karous -The Blur of Re:venant- New Order』3DS『カラスBOR』のリメイク&アレンジ

つまりBORNが直接作り直すのは、2006年の初代ではなく2014年の3DS作品です。

3DS版も初代『カラス』をそのまま携帯機へ移したソフトではありません。武器の成長や世界観を受け継ぎながら、約100の短時間ミッションを攻略していく別作品として作られました。

なお、ドリームキャスト版『カラス』は2007年3月8日に発売され、国内の正規ライセンス新作としてはドリームキャスト最後の一本としても知られています。このあたりは、つぶログの歴代ゲーム機の「最後のソフト」を調査した記事でも取り上げています。

TGS2026で何が新しく分かった?武器成長や「フィールドチェンジ」を実演

9月17日、KONAMIのTGS2026公式配信で「『Karous BORN』の魅力と『Karous BOR』のリメイクについて」が配信されました。

出演したのはRS34代表取締役でプロデューサーの増渕佳人氏、デザイナー兼サウンドクリエイターの永田大祐氏、ゲーマー声優チャーリー氏、MCアシスタントの若杉玲花氏です。

配信では実際のゲームプレイを見せながら、BORNの成長システムやミッション構成、新たに加わる仕組みが紹介されました。

TGS2026全体の発表・試遊情報については、つぶログの東京ゲームショウ2026まとめでも随時整理しています。

シューティングなのにRPG?武器は使うほど成長する

カラスBORNを普通の縦スクロールシューティングと少し違うものにしているのが、RPG的な成長要素です。

TGS2026の説明では、武装は使えば使うほどレベルが上昇し、性能だけでなく見た目にも変化が現れると紹介されました。

剣の場合は威力や攻撃範囲が強化されるだけでなく、属性を持たせることもできます。敵に合わせた属性を選べば、より効率よく攻撃できる仕組みです。

さらに武器を強化すると、「剣技(けんわざ)」と呼ばれる特殊攻撃も使用できます。

ただし、「すべての武器が剣とまったく同じ変化をする」とまでは説明されていません。現段階で具体的に確認できるのは、剣の威力・範囲・属性や剣技といった例です。

100以上の短時間ミッションは新要素ではない

BORNには100以上のミッションが用意され、1ステージは長くても2~3分程度と説明されています。

クリア条件も敵を全滅させるだけではありません。TGS2026では、攻撃をシールドで一定回数跳ね返す、一定時間生き残るといったミッションが紹介されました。

こう聞くとBORN独自の新システムに見えますが、短時間ミッションを大量に攻略する構造自体は3DS版から受け継いだものです。

旧『カラスBOR』も約100~100以上のミッションを収録し、「敵編隊長だけを倒せ」「ソードで100体敵を倒せ」といった異なる条件を攻略していくゲームでした。通常のシューティングのような一本道ではなく、攻略するルートを選びながら武器を育てる点もすでに存在しています。

BORNではこの骨格を残しながら、成長や世界、演出、ステージ構造へさらに手を入れていると考える方が実態に近いでしょう。

旧『カラスBOR』になかった新要素「フィールドチェンジ」

TGS2026で最も分かりやすい完全新要素として紹介されたのが、フィールドチェンジです。

配信の実演では、操作によって現在のフィールドから別の世界へ移動。背景だけが変わるのではなく、操作している主人公まで別のキャラクターへ変化しました。

PS系コントローラーを使った実演ではL2とR2の同時押しで発動していましたが、これはあくまでその環境での操作です。Nintendo SwitchやPCでも同じ入力になると決まったわけではありません。

フィールドチェンジ後の世界と本編がどのようにつながるのか、なぜ主人公まで変化するのかについては、開発側も詳しく明かしていません。

そのため、「別のRS34作品の世界へ移動する機能」といったところまで断定することはできません。

初心者でも遊びやすい?1回被弾しただけでは終わらない

シューティングゲームに慣れていない人にとっては、「弾に一度当たっただけで終わるのでは」と感じるかもしれません。

カラスBORNはHP制を採用しており、1回被弾しただけではゲームオーバーになりません。

TGS2026では、敵機そのものへ接触してもダメージを受けないことも紹介されました。敵本体との衝突まで避け続ける必要はなく、弾への対応に集中しやすい設計になっています。

また、開発側は「シューティングに慣れている人なら腕で進み、難しいならレベルを上げてから進む」という遊び方も示しています。

ただし、これだけでゲーム全体の難易度が低いとは判断できません。ここで言えるのは、初心者が一度のミスだけで終わりにくい仕組みを用意しているというところまでです。

新キャラクター「春日ルイク」「雨宮テレサ」も登場

RS34は事前発表の段階から、新キャラクターとして「ルイク」「テレサ」を紹介していました。

TGS2026では、より具体的に春日ルイク、雨宮テレサという名前も紹介されています。

旧作からはフロンやタリスも引き続き登場します。TGS配信ではフロンとタリスが今作の主人公として紹介されました。

世界観についてRS34は、「『カラス』の世界観だけでなく、一部RS34のシューティング作品に共通する世界も描く予定」としています。

ここも気になる部分ですが、すべてのRS34作品が完全な同一世界で直接つながると発表されたわけではありません。現時点では公式表現以上には踏み込まない方がよさそうです。

自機や「フロート」をカスタマイズできる

BORNでは追加要素として、自機や「フロート」のカスタマイズも紹介されています。

フロートは、マップ上でプレイヤーが現在いる位置を示すアイコンです。

ただし、どのパーツまで変更できるのか、性能へ影響するのか、どのように新しいデザインを入手するのかといった詳細はまだ明らかになっていません。

旧作と『カラスBORN』は何が違う?

ここまでに確認できた内容を、3DS『カラスBOR』とBORNで比べると次のようになります。

項目3DS『カラスBOR』『カラスBORN』
発売2014年1月23日家庭用2027年1月28日予定
機種ニンテンドー3DSSwitch/PS5/PS4/Steam予定
ミッション制あり継承
ミッション数約100~100以上100以上
短時間プレイあり1ステージ長くても2~3分程度と説明
ルート選択あり継承・再構築
武器成長あり継承。性能・外見、剣の属性などをTGSで具体化
フィールドチェンジなし新規追加
新キャラクター春日ルイク、雨宮テレサなど
世界観『カラス』の流れをくむ世界旧世界を再構築し、一部RS34 STGに共通する世界も描く予定
自機・フロートカスタムBORNと同形式の仕様はなし追加要素として発表
すれちがい通信ありなし
Pictureあり実装なし

旧作から消えることが明確になっている要素もあります。

3DSではすれちがい通信を利用した「Picture」が存在しましたが、RS34はBORNには3DS特有のすれちがい通信がないため、Pictureは実装しないと明記しています。

旧『カラスBOR』は2013年ではなく2014年発売

旧作の発売年には、公式サイト間でも表記の食い違いがあります。

KONAMIのTGS2026特設ページでは『Karous -The Beast of Re:Eden-』を「2013年に発売された」と紹介しています。

しかし任天堂公式ページでは、2014年1月にパッケージ版/ダウンロード版として発売されたソフトであることが明記されています。当時の販売情報でも発売日は2014年1月23日です。

2013年にはユーザー参加企画や発売前の広報がすでに動いていたため、この時期と混同した可能性はありますが、KONAMI側がなぜ2013年としたのかまでは説明されていません。

この記事では、日本国内の製品発売日を2014年1月23日として扱います。

発売日は2027年1月28日|Switch・PS5・PS4で発売予定

家庭用ゲーム機版の発売予定日は2027年1月28日です。

対応するのはNintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4。PS4版のみダウンロード専売です。

RS34が8月に発表した当初は「2027年1月予定」でしたが、現在のKONAMI TGS2026ページでは1月28日まで具体化されています。

Steam版も1月28日?ここは公式情報に差がある

Steam版については注意が必要です。

KONAMIのTGS2026特設ページではPS5、PS4、Nintendo Switch、Steamが同じ対応機種欄に並び、ページ上では2027年1月28日発売予定と紹介されています。

一方、RS34が実施したクラウドファンディングでは、Steam版は家庭用版より遅れて発売すると明記され、スケジュール欄には「2027年3月 Steam版発売予定」とあります。

しかもSteam版は最初から確定していたものではなく、クラウドファンディングで280万円のストレッチゴールを達成したことで制作が決まったものです。

このため現時点では、Switch/PS5/PS4は1月28日、Steamは正式発売日を引き続き確認する必要があると分けるのが安全です。

通常版・ダウンロード版・Bird's View Editionの違い

カラスBORNには、通常パッケージ版とダウンロード版に加え、特典付きの「Bird's View Edition」が用意されています。

エディション価格(税込)内容
家庭用ダウンロード版5,280円ゲーム本編
通常パッケージ版6,380円ゲームパッケージ
Bird's View Edition14,080円ゲーム+特製BOX+各種限定特典

Bird's View Editionには、次の特典が同梱されます。

  • 特製BOX
  • 設定資料冊子『BOR"N"BOOK』(36ページ)
  • 限定CD「the dancefloor in the flower ‘s hell」
  • ゲーム内観光スポット紹介「春雨交通観光絵はがきセット」
  • アクリルスタンド「the monument of the flower ‘s hell」
  • ゲームパッケージ

通常版と限定版の違いはゲーム本編の内容ではなく、資料集や音楽CDなどの物理特典です。

また、ダウンロード版5,280円という価格はRS34が家庭用版について発表したものです。後から追加決定したSteam版の最終価格まで同額と決まったものとして扱うのは避けた方がよいでしょう。

なぜ今3DS『カラスBOR』をリメイクするのか

今回の企画には、単に昔のゲームを高解像度で復活させる以上の理由があります。

RS34はクラウドファンディングで、現在の環境では『カラスBOR』を遊びにくくなっている状況をなんとかしたいこと、当時BORで表現したかったものを改めて再定義したいことをリメイクの目的として挙げています。

3DS版は2014年に発売され、2019年にはRS34からダウンロード版が再販されました。しかしニンテンドー3DSのeショップでは2023年3月に新規購入が終了しています。

もちろん、パッケージ版を中古で入手する方法や、過去に購入済みのユーザーが利用できるケースは別です。「現在まったく遊べないゲーム」ではありません。

それでも、現行機で新たに買って遊ぶにはハードルが高くなっているのは確かです。そこへ新システムや世界観の再構築を加え、現代向けに出し直すのがBORNというわけです。

クラウドファンディングは471万3000円で終了|Steam版も実現へ

カラスBORNでは、2026年8月8日から8月31日までCAMPFIREでクラウドファンディングも実施されました。

目標金額250万円に対して、最終支援額は471万3000円。292人が支援し、達成率は188%でした。方式は目標未達でもプロジェクトを実施するAll-in方式です。

280万円の目標を超えたことでSteam版制作が決定。その後もストレッチゴールを達成し、『カラスBOR』楽曲のアレンジ、ボス曲追加などが決まりました。

400万円到達で決まったのが、決められたコース・装備で挑戦するアーケードライクなチャレンジコースです。こちらは発売後のアップデートで追加される予定とされています。

こうした経緯を見ると、クラウドファンディングは「ゲームを発売できるかどうか」だけではなく、BORNをどこまで広げるかに直接関わった企画だったことが分かります。

TGS2026では複数ステージ・武器を試遊可能

TGS2026では実際にカラスBORNを試遊できます。

KONAMI公式は、数種類のステージと複数の武器を試しながら、それぞれ異なるクリア条件を体験できる内容と案内しています。

試遊した人には、楽曲ダウンロードコード付きのカラスBORN限定ポストカードを配布。RS34ブースでは限定うちわも用意されています。どちらも数量限定です。

イベント限定のノベルティは記事の本筋ではありませんが、TGS会場で遊ぶ予定がある人は覚えておいてよいでしょう。

まとめ|昔からあったRPG的STGを、新要素まで含めて再構築する

『Karous -The Blur of Re:venant- New Order』、通称カラスBORNは、2006年の初代『カラス』そのものではなく、2014年の3DS『カラスBOR』をリメイク&アレンジする作品です。

100以上の短時間ミッション、攻略ルートの選択、武器のレベルアップといったRPG的な仕組みは、もともとBORが持っていた特徴です。

その骨格を残したうえで、武器成長をさらに具体化し、新キャラクターや世界、自機・フロートのカスタマイズ、そして旧作にはなかった「フィールドチェンジ」を加えているのがBORNです。

家庭用版は2027年1月28日にNintendo Switch、PS5、PS4向けで発売予定。Steam版も制作決定済みですが、RS34のクラウドファンディングでは2027年3月予定とされており、家庭用版との同日発売については続報を確認する必要があります。

「昔の作品をそのまま遊べるようにする」だけではなく、3DS時代のカラスBORでやろうとしていたものを、現在のRS34がもう一度組み直す。その意味で、BORNは高解像度移植より一段踏み込んだリメイクになりそうです。

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