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ゲーム機の「最後のソフト」は何だった?歴代ハードの最終発売タイトルを全調査

目次
  1. ゲーム機の最後のソフトは何だった?歴代ハードの最終発売タイトルを全調査
  2. この記事でいう「最後のソフト」のルール
  3. 歴代ゲーム機「最後のソフト」一覧
  4. ファミコン最後は『高橋名人の冒険島IV』
  5. スーパーファミコンはNintendo Powerを含めると2000年末まで続く
  6. バーチャルボーイは最後が2本ある
  7. NINTENDO 64は『どうぶつの森』より後まで続いた
  8. 64DDは「発売」より「提供」と書いた方が正確
  9. ゲームキューブ最後の新作はWii発売日と同じ日
  10. Wii最後は新作ゲームと追加パッケージで分かれる
  11. Wii Uは『ブレス オブ ザ ワイルド』だけでは終わらない
  12. ゲームボーイには二つの「最後」がある
  13. ゲームボーイアドバンス最後は『FFVI アドバンス』
  14. ニンテンドーDSは2012年、DSiウェアは2015年7月8日まで
  15. 3DSは「最後のソフト」が4通りある
  16. 初代PlayStationは2004年まで新作が出ていた
  17. PS2は最後の新作ゲームと追加ディスクが違う
  18. PS3最後は『FIFA 18』ではなく『FIFA 19』
  19. PS4はまだ「最後」を決められない
  20. PSPはPS Vita発売後も2016年まで続いた
  21. PS Vitaは『ガレリア』の後にもパッケージ新作があった
  22. SG-1000とマークIIIは「専用」と「互換」を分けたい
  23. メガドライブ最後は『魔導物語I』
  24. メガCD最後は『シャドウラン』
  25. スーパー32Xは約1年で新作供給が終了
  26. ゲームギアは『Gソニック』まで
  27. セガサターンは「新作」と「最後の商品」が違う
  28. ドリームキャストは2007年まで正規新作が続いた
  29. PCエンジンはHuCARD終了後も約4年半続いた
  30. PC-FX最後は『ファーストKiss☆物語』
  31. ネオジオは2004年まで家庭用ROMが出ていた
  32. 初代ネオジオポケット互換は『ロックマン』が有力だが断定は残す
  33. ワンダースワンは『テトリス』まで初代本体で遊べた
  34. 3DO最後は『井出洋介名人の新実戦麻雀』が有力
  35. 初代Xboxは『KOF NEOWAVE』のあとにも商品が出た
  36. Xbox 360最後の通常新作は『Rise of the Tomb Raider』
  37. Xbox Oneも2026年時点ではまだ終わっていない
  38. サテラビューは「最後の放送」と「最後の新作」を分ける
  39. 後継機が出ても旧ハードはすぐには終わらない
  40. 長寿ゲーム機ランキングを単純に作りにくい理由
  41. 本体の生産終了とソフトの終了も別の日
  42. 海外やHomebrewを含めれば「最後」はさらに延びる
  43. 調べ直すと「最後」と思われていた作品の後ろにまだあった
  44. 「最後の一本」より終わり方の違いを見ると面白い
  45. まとめ|ゲーム機の最後は発売一覧の一番下だけでは分からない

ゲーム機の最後のソフトは何だった?歴代ハードの最終発売タイトルを全調査

歴代ゲーム機の最後のソフトを全調査した記事のイラストアイキャッチ

ファミコンで最後に発売されたソフトは何だったのか。

スーパーファミコンはいつまで新作が出ていたのか。PS2やドリームキャストは、後継機が登場したあともどれくらい生き残ったのか。

発売一覧を一番下まで見れば、すぐに分かりそうな話です。

ところが実際に一台ずつ追っていくと、「最後のソフト」という言葉は思った以上に厄介でした。

パッケージ版が終わったあともダウンロード専用ソフトが続いたハードがあります。

普通の新作ゲームは途切れているのに、オンラインゲームの追加パッケージだけ数年後まで発売された例もあります。

過去作品をまとめたセット商品や廉価版まで含めると、「最後に売られた商品」と「最後に作られた新作ゲーム」が別のタイトルになることもあります。

ゲームボーイやワンダースワンのように、旧型本体でも動く最後の作品と、後継カラー機を含めたシリーズ全体の最後が違うハードもあります。

そこでこの記事では、日本国内で正式に発売・配信された作品を中心に、歴代ゲーム機の末尾をもう一度洗い直しました。

単純に発売日だけを比べるのではなく、新作、ダウンロード版、追加パッケージ、再編集商品、特殊な書き換え・配布形態をできる限り分けています。

調べていくと分かったのは、ゲーム機の終わりには一本の「正解」がない場合がかなり多いということでした。

この記事でいう「最後のソフト」のルール

最初に、この記事での判定ルールを決めておきます。

基本となるのは、そのハード向けに日本国内で新しく発売・配信されたゲームです。

別機種からの移植でも、そのハードでは初めて発売されたものなら新作として扱います。

一方、すでに発売済みの作品をそのまま安くした廉価版、再販版、複数作品をまとめただけのセット商品は、原則として「最後の新作ゲーム」には含めません。

ただし、それらが新作終了後に発売された「最後の商品」である場合は無視せず、別枠で載せます。

オンラインゲームの拡張ディスクや追加パッケージも同様です。

一本で完結する新作とは性格が違うため分けますが、そのハード向けに後から正式発売された商品である以上、歴史から外すことはしません。

また、Nintendo Power、ディスクライター、64DD、DSiウェアのように販売方法そのものが特殊なものは、その流通形態も併記しています。

このルールを揃えないと、ハードごとに「最後」の意味が変わってしまうからです。

歴代ゲーム機「最後のソフト」一覧

まずは全体をまとめます。

同じハードでも最後が複数ある場合は、無理に一作品へまとめず区分を分けました。

ハード・区分最後のソフト/有力候補発売・配信日補足
ファミリーコンピュータ高橋名人の冒険島IV1994年6月24日通常カセット
ディスクシステムファミマガDisc Vol.6 じゃんけんディスク城1992年12月22日ディスクライター書き換え専用
スーパーファミコン・通常カセットファイアーエムブレム トラキア7762000年1月21日通常カセット版
スーパーファミコン・Nintendo Powerメタルスレイダーグローリー ディレクターズカット2000年12月1日一般書き換え開始日
バーチャルボーイバーチャルボウリング/SDガンダム DIMENSION WAR1995年12月22日2作品が同日発売
NINTENDO 64ボンバーマン642001年12月20日国内新作の最後
64DDマリオアーティスト ポリゴンスタジオ2000年8月29日ランドネットを通じて提供された専用ソフト
ニンテンドー ゲームキューブゼルダの伝説 トワイライトプリンセス2006年12月2日任天堂オンライン販売
Wii・新規ゲーム天空の機士ロデア2015年4月2日Wii U版初回生産分にWii版を同梱
Wii・追加パッケージドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン2015年4月30日『ドラゴンクエストX』追加パッケージ
Wii U・新作パッケージゲームゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド2017年3月3日Nintendo Switch版と同日
Wii U・後発パッケージ商品ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ version1-version42018年7月26日既発売内容をまとめた商品
Wii U・DL専用新作スペロイド2018年3月7日独立したDL専用ゲーム
Wii U・追加パッケージDLドラゴンクエストX 天星の英雄たち オンライン2021年11月11日Wii U版はDLのみ
初代ゲームボーイでも遊べる新作From TV animation ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記!2002年6月28日GB/GBC対応
ゲームボーイカラー専用ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター2003年7月18日GBC専用。後発候補には資料差あり
ゲームボーイアドバンスファイナルファンタジーVI アドバンス2006年11月30日国内通常パッケージ
ニンテンドーDS特命戦隊ゴーバスターズ2012年9月27日通常パッケージ
DSiウェアG.Gシリーズ7作品2015年7月8日7作品が同日に最終配信
ニンテンドー3DS・通常パッケージ大戦略 大東亜興亡史DX~第二次世界大戦~2019年5月23日通常3DS対応
ニンテンドー3DS・DL新作トコトコネコパズル シュレディンガーの箱庭2018年11月28日既発売作のDL再販を除く
Newニンテンドー3DS専用・パッケージファイアーエムブレム無双2017年9月28日Newニンテンドー3DS専用
Newニンテンドー3DS専用・DLドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮2019年12月23日通常3DSでは遊べない
PlayStationBLACK/MATRIX 002004年5月13日通常パッケージ
PlayStation 2・独立新作真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~2011年11月10日一本で成立する新作ゲーム
PlayStation 2・追加ディスクファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境2013年3月27日『FFXI』拡張データディスク
PlayStation 3FIFA 192018年9月28日国内PS3版はパッケージ版
PlayStation 4未確定2027年発売予定タイトルあり
PlayStation Portable神々の悪戯 InFinite2016年4月21日通常パッケージ
PlayStation Vita・パッケージ新作幻想牢獄のカレイドスコープ2020年12月17日通常版・限定版あり
PlayStation Vita・DL新作Brotherhood United2021年7月20日日本PS Store向けVita版を確認
SG-1000系ザ・ブラックオニキス1987年3月頃正確な日付には資料差あり
セガ・マークIII/マスターシステムボンバーレイド1989年2月4日国内ソフト
メガドライブ魔導物語I1996年3月22日ROMカートリッジ
メガCDシャドウラン1996年2月23日CD-ROM
スーパー32Xバーチャファイター1995年10月20日国内正式ソフト
ゲームギアGソニック1996年12月13日国内ソフト
セガサターン・新作ゲームファイナルファイト リベンジ2000年3月30日保存版商品を除く
セガサターン・最後の商品悠久幻想曲 保存版 Perpetual Collection2000年12月7日既発売作をまとめた保存版
ドリームキャストカラス2007年3月8日正規ライセンス新作
PCエンジン・HuCARD21エモン めざせホテル王1994年12月16日HuCARD
PCエンジン・Arcade Card専用魔導物語I 炎の卒園児1996年12月13日Arcade Card専用
PCエンジン・CD-ROM系デッド・オブ・ザ・ブレイン1&21999年6月3日SUPER CD-ROM²
PC-FXファーストKiss☆物語1998年4月24日開発元記録を優先
ネオジオサムライスピリッツ零SPECIAL2004年7月15日家庭用ROM
ネオジオCDTHE KING OF FIGHTERS '991999年12月2日CD版
初代ネオジオポケット互換ロックマン バトル&ファイターズ2000年7月6日有力候補。旧型互換の一次資料は限定的
ネオジオポケットカラーSNK VS. CAPCOM カードファイターズ2 EXPAND EDITION2001年9月13日カラー系列全体
初代ワンダースワンでも遊べる新作テトリス2002年4月18日モノクロ機/カラー機両対応
ワンダースワンカラーDICING KNIGHT.2004年5月31日正式市販カートリッジ
3DO REAL井出洋介名人の新実戦麻雀1996年6月28日国内最終作の有力候補
Xbox・新作ゲームTHE KING OF FIGHTERS NEOWAVE2006年3月30日独立した国内新作
Xbox・後発パッケージ商品Halo ヒストリーパック2007年9月13日『Halo』『Halo 2』をまとめた商品
Xbox 360・独立パッケージ新作Rise of the Tomb Raider2015年11月12日日本マイクロソフト発売
Xbox 360・後発商品モンスターハンター フロンティアG9 プレミアムパッケージ2015年11月18日オンラインゲーム関連商品
Xbox 360・DL新作EA SPORTS FIFA 19 Legacy Edition2018年9月28日国内Games on Demand配信を確認
Xbox One未確定2026年9月時点でも新作予定あり
サテラビューサービス終了は2000年6月30日最後の放送と最後の完全新作を分離

ファミコン最後は『高橋名人の冒険島IV』

ファミコン最後の通常カセットは、1994年6月24日に発売された『高橋名人の冒険島IV』です。

スーパーファミコンの国内発売は1990年11月21日。それから3年半以上たっても、ファミコンには新作が出ていました。

1983年に始まったハードが1994年まで現役だったと考えると、その長さがよく分かります。

一方、ディスクシステムは別の終わり方をしています。

最後まで残ったのは1992年12月22日の『ファミマガDisc Vol.6 じゃんけんディスク城』。

ただし普通の市販パッケージではなく、店頭のディスクライターで手持ちのディスクへ書き込んでもらう書き換え専用作品でした。

同じファミコン系列でも、カセットとディスクで終点が違います。

スーパーファミコンはNintendo Powerを含めると2000年末まで続く

スーパーファミコンの通常カセットで最後になったのは、2000年1月21日の『ファイアーエムブレム トラキア776』です。

しかし、スーパーファミコンの新作供給はそこで完全には終わりません。

同年にはNintendo Power向け『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』が登場しました。

予約分のSFメモリカセットは11月29日に引き渡され、一般の書き換えは12月1日から始まっています。

そのため、通常カセットの最後は『トラキア776』、書き換えサービスまで含めた新作の最後は『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』と分けるのが分かりやすいでしょう。

スーパーファミコン全体の発売時期は、スーパーファミコン全タイトル一覧|1990年から2000年まで完全網羅まとめでも年代順にまとめています。

バーチャルボーイは最後が2本ある

バーチャルボーイは、最後を一作品に絞れません。

1995年12月22日に『バーチャルボウリング』と『SDガンダム DIMENSION WAR』が同時発売され、その後に国内正式ソフトは出ていません。

発売時刻まで比べて無理に順番を付ける意味もないので、この記事では2作品を同着の最終作としています。

この「同日なら複数作品を最後とする」という考え方は、後で出てくるDSiウェアにも使っています。

NINTENDO 64は『どうぶつの森』より後まで続いた

NINTENDO 64末期の作品として有名なのは、2001年4月14日の『どうぶつの森』です。

ただし、本当の末尾はそこではありません。

国内で最後に発売されたNINTENDO 64新作は、2001年12月20日の『ボンバーマン64』です。

『どうぶつの森』より約8か月後。

「末期を象徴する有名作」と「本当に最後に発売された作品」は別だと分かる例です。

64DDは「発売」より「提供」と書いた方が正確

64DDの最後として挙げられるのは、2000年8月29日の『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』です。

その前には5月17日の『巨人のドシン 解放戦線チビッコチッコ大集合』、6月29日の『マリオアーティスト コミュニケーションキット』がありました。

ただ、64DDは普通のゲーム機と流通形態が違います。

『ポリゴンスタジオ』も一般の店頭へ通常パッケージとして並んだ作品ではなく、ランドネットを通じてユーザーへ提供された64DD専用ソフトです。

そのため、この記事では単純に「2000年8月29日発売」と言い切るのではなく、2000年8月29日に提供された最末期タイトルとして扱います。

内容も普通のゲームとは少し違い、3Dモデル制作を中心としたクリエイティブソフトでした。

ゲームキューブ最後の新作はWii発売日と同じ日

ゲームキューブ最後の新作は『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』。

発売日は2006年12月2日です。

そしてこの日は、Wiiの国内発売日でもありました。

新しいゲーム機が始まったその日に、前世代機にも最後の新作が出ています。

ゲームキューブ版は一般店頭販売ではなく、任天堂のオンライン販売でした。

ゲームキューブ全277作品については、ゲームキューブ全ソフトTier表|国内277作品をS〜Eで評価でもまとめています。

Wii最後は新作ゲームと追加パッケージで分かれる

Wii末期はかなり特殊です。

2015年4月2日にはWii版『天空の機士ロデア』が登場しました。

ただしWii版単体の商品が普通に店頭へ並んだわけではありません。

Wii U版『ロデア・ザ・スカイソルジャー』の初回生産分に、Wii用ディスクが同梱されています。

その28日後、4月30日には『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』もWii向けに発売されました。

こちらは独立した新作RPGではなく、『ドラゴンクエストX』の追加パッケージです。

したがって、最後の新しいWiiゲームを知りたいなら『天空の機士ロデア』。

その後に発売されたWii向け追加商品まで追うなら『いにしえの竜の伝承 オンライン』まで残ります。

Wii Uは『ブレス オブ ザ ワイルド』だけでは終わらない

Wii U最後の独立した新作パッケージゲームは、2017年3月3日の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』です。

Nintendo Switch版と同日に発売されました。

ただし、「Wii U向けの商品や新規コンテンツが最後に出た日」という意味では、話はここで終わりません。

DL専用の独立新作では、2018年3月7日の『スペロイド』まで続きます。

さらに2018年7月26日には『ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ version1-version4』のWii U版が発売されました。

これは過去の『ドラゴンクエストX』version1からversion4までをまとめた商品なので、新作ゲームとしてBOTWを押し出すものではありません。

そして2021年11月11日には、追加パッケージ『ドラゴンクエストX 天星の英雄たち オンライン』のWii U版も登場しています。

Wii U版はダウンロード版のみでした。

つまりWii Uには、最後の新作パッケージ、最後のDL専用新作、その後の再編集パッケージ、さらに後年のオンラインゲーム追加パッケージという複数の終点があります。

ゲームボーイには二つの「最後」がある

ゲームボーイ系列は、旧型本体との互換性をどこまで含めるかで答えが変わります。

初代ゲームボーイでも遊べる新作の最後として挙げられるのは、2002年6月28日の『From TV animation ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記!』です。

その後もゲームボーイカラー専用ソフトは続き、2003年7月18日の『ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター』まで確認できます。

ここには少し注意点があります。

古い発売一覧の中には、『合格ボーイGOLD スペシャルエディション』系の商品を2003年9月や12月に置いている資料があります。

一方で、関連する『漢字の達人 スペシャルエディション』については2001年3月30日発売とする当時資料もあり、記録が一致しません。

再版や商品違いまで含めて同一性を確定できないため、この記事では「2003年表記は間違い」と断定せず、末尾判定には使用していません。

現時点では、発売日と対応機種を比較的安定して追える『ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター』をGBC専用の末尾として扱います。

ゲームボーイアドバンス最後は『FFVI アドバンス』

ゲームボーイアドバンスの最終作として『リズム天国』が挙げられることがあります。

『リズム天国』の発売日は2006年8月3日です。

しかし、ゲームボーイアドバンスはそこで終わっていません。

2006年11月30日、スクウェア・エニックスから『ファイナルファンタジーVI アドバンス』が発売されています。

したがって、国内ゲームボーイアドバンスで最後に発売された通常ソフトは『ファイナルファンタジーVI アドバンス』です。

ニンテンドーDSの発売は2004年12月2日。

後継機登場から約2年たっても、GBAには新作が残っていたことになります。

有名な末期作だからといって、本当に一番最後とは限らない。この調査で特に分かりやすく判定が覆った例でした。

ニンテンドーDSは2012年、DSiウェアは2015年7月8日まで

ニンテンドーDSの通常パッケージは、2012年9月27日の『特命戦隊ゴーバスターズ』まで続きました。

3DSはすでに2011年2月26日に発売されています。

さらにDSiウェアを見ると、DS系列の新規配信はもっと後まで残っています。

以前は2015年7月1日の『G.Gシリーズ 勇者パズル』を最後としていましたが、任天堂の公式一覧を最後まで追うと、その1週間後にも新規配信があります。

2015年7月8日に配信されたのは、次の7作品です。

  • G.Gシリーズ ベクトル
  • G.Gシリーズ にょっき
  • G.Gシリーズ エアピンボールホッケー
  • G.Gシリーズ The Last Knight
  • G.Gシリーズ Score Attacker
  • G.Gシリーズ RUN & STRIKE
  • G.Gシリーズ ALL BREAKER

任天堂のDSiウェア一覧はここで終わっています。

そのため、DSiウェアはどれか一本を無理に「最後」にするのではなく、2015年7月8日の7作品を同着の最終配信としました。

3DSは「最後のソフト」が4通りある

3DSになると、パッケージとDLだけでなく、通常3DSとNewニンテンドー3DS専用ソフトまで分かれます。

通常3DSで遊べるパッケージ新作の最後は、2019年5月23日の『大戦略 大東亜興亡史DX~第二次世界大戦~』。

通常3DS対応のDL専用新作は、2018年11月28日の『トコトコネコパズル シュレディンガーの箱庭』まで確認できます。

Newニンテンドー3DS専用では、パッケージ版が2017年9月28日の『ファイアーエムブレム無双』。

DL専用は2019年12月23日の『ドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮』まで続きました。

2019年には『Karous -The Beast Of Re:Eden-』のダウンロード版も登場していますが、こちらは2014年発売作のDL販売なので、新作の末尾には使用していません。

初代PlayStationは2004年まで新作が出ていた

初代PlayStation最後の通常パッケージ新作は、2004年5月13日の『BLACK/MATRIX 00』です。

PS2の国内発売は2000年3月4日。

後継機登場から4年以上たっても、初代PlayStationには新作が供給されていました。

初代PlayStation作品については、PlayStation全ソフトTier表|初回500作品をS~Eで評価でも別途整理しています。

PS2は最後の新作ゲームと追加ディスクが違う

PS2で独立した一本のゲームとして最後まで残ったのは、2011年11月10日の『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~』です。

ただし、PS2向けの商品そのものはその後も発売されています。

2013年3月27日の『ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境』です。

これは新しい一本物のRPGではなく、既存の『ファイナルファンタジーXI』へエリアやストーリーを追加する拡張データディスクでした。

したがって、最後の独立した新作ゲームは『真・恋姫†夢想』。

その後に出たPS2用の追加ディスクが『アドゥリンの魔境』です。

本体の国内出荷終了と、ソフト供給の終了が同じではないことも分かります。

PS3最後は『FIFA 18』ではなく『FIFA 19』

PS3の最後については、2017年9月29日の『FIFA 18』を挙げる一覧があります。

しかしPS3には、その翌年にも新作が出ています。

『FIFA 19』です。

国内発売日は2018年9月28日。

PS3版は日本でも正式発売されており、パッケージ版のみが用意されました。

したがって、PS3最後の国内新作は『FIFA 19』とするのが妥当です。

PS3の発売は2006年11月11日なので、国内向け新作ソフトは約12年にわたって続いたことになります。

PS4はまだ「最後」を決められない

PS4はすでに旧世代機ですが、2026年9月現在、歴史上の最終作を決める段階にはありません。

2027年1月28日には『Fate/EXTRA Record』のPS4版が発売予定です。

つまり、2026年現在もっとも新しいPS4作品を探しても、それを「PS4最後のソフト」とは書けません。

旧世代になったことと、新作供給が完全に終了したことは別です。

PSPはPS Vita発売後も2016年まで続いた

PSP最後の国内パッケージ新作は、2016年4月21日の『神々の悪戯 InFinite』です。

PS Vitaの発売は2011年12月17日。

後継機が登場してから4年以上も、PSPには新作が残っていました。

末期には女性向けアドベンチャーなどが比較的長く供給されましたが、その理由を一つに決めつける必要はないでしょう。

少なくとも結果として、PSPは2016年まで国内新作を受け取った長寿ハードになりました。

PS Vitaは『ガレリア』の後にもパッケージ新作があった

PS Vita末期も、発売一覧を途中で止めると間違えやすいところです。

2020年11月26日の『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』が最終パッケージとして紹介されることがあります。

しかし、その約3週間後にPS Vita版『幻想牢獄のカレイドスコープ』が発売されています。

発売日は2020年12月17日。

通常版だけでなく完全生産限定版も用意され、ダウンロード版も発売されました。

したがって、国内PS Vitaで最後の新作パッケージとして扱うべきなのは『幻想牢獄のカレイドスコープ』です。

さらにDL専用作品は翌年まで続きます。

日本向けPS Storeでは『Brotherhood United』のPS Vita版が2021年7月20日に配信されています。

国内向け製品IDも確認でき、現在追える日本PS Storeの発売履歴でも、Vitaの新規ゲームとしてこの日付まで到達します。

PS Vitaでも、最後のパッケージと最後のDL新作には約7か月の差がありました。

SG-1000とマークIIIは「専用」と「互換」を分けたい

セガの8ビット機は、後継機への互換性があるため境界がきれいではありません。

SG-1000系向けとして最後まで残った作品では、『ザ・ブラックオニキス』が1987年まで出ています。

一方、セガ・マークIII時代のソフトにも旧SG/SC系で動くタイトルがあります。

つまり「SG-1000用として発売された最後」と「SG-1000本体でも動かせた最後」は、必ずしも同じではありません。

マークIII/マスターシステム側の国内新作はさらに続き、1989年2月4日の『ボンバーレイド』まで到達します。

メガドライブ最後は『魔導物語I』

メガドライブの国内ROMカートリッジで最後になったのは、1996年3月22日の『魔導物語I』です。

本体発売は1988年10月29日。

初代PlayStationやセガサターンがすでに登場していた1996年まで、メガドライブにも新しいカートリッジが供給されました。

国内422本の全体像については、メガドライブ全422ソフトTier表|国内発売ゲームをS~Eで全作品評価で詳しくまとめています。

メガCD最後は『シャドウラン』

メガCDで最後に発売された国内新作は、1996年2月23日の『シャドウラン』です。

メガドライブROMの『魔導物語I』より約1か月早く終了しました。

本体を同じ系列としてまとめるだけでは、この媒体ごとの違いが見えなくなります。

スーパー32Xは約1年で新作供給が終了

スーパー32Xの国内発売は1994年12月3日。

最後の正式ソフトは1995年10月20日の『バーチャファイター』です。

1年にも満たない期間で新作供給が途切れました。

10年以上にわたって新作が続いたハードもある中では、かなり短い部類です。

ゲームギアは『Gソニック』まで

ゲームギア最後の国内ソフトは、1996年12月13日の『Gソニック』です。

本体発売は1990年10月6日。

メガドライブの『魔導物語I』が出たあとも、ゲームギアには約9か月新作が残っていました。

セガサターンは「新作」と「最後の商品」が違う

セガサターンの発売履歴を最後まで追うと、2000年12月7日の『悠久幻想曲 保存版 Perpetual Collection』が出てきます。

発売日だけを見れば、これがもっとも後です。

ただし『Perpetual Collection』は、既発売の『悠久幻想曲』関連作品をまとめた保存版商品でした。

独立した新作ゲームとして最後に発売されたのは、2000年3月30日の『ファイナルファイト リベンジ』です。

そのためこの記事では、最後の新作ゲームと最後のパッケージ商品を分けています。

セガサターン全1,057タイトルについては、セガサターン全ソフトTier表|国内1,057タイトルをS~Eで評価でも整理しています。

ドリームキャストは2007年まで正規新作が続いた

ドリームキャスト最後の国内正規新作は、2007年3月8日の『カラス』です。

本体発売は1998年11月27日。

末期には『トライジール』『ラジルギ』『アンダーディフィート』『トリガーハート エグゼリカ』、そして『カラス』とシューティングゲームが相次ぎました。

セガが家庭用ゲーム機事業の方針を大きく変えたあとも、ドリームキャスト向け正規新作はすぐには消えませんでした。

PCエンジンはHuCARD終了後も約4年半続いた

PCエンジン最後のHuCARDは、1994年12月16日の『21エモン めざせホテル王』です。

しかし、PCエンジン系列そのものはそこで終わりません。

Arcade Card専用タイトルでは、1996年12月13日の『魔導物語I 炎の卒園児』。

SUPER CD-ROM²を含むCD-ROM系全体では、1999年6月3日の『デッド・オブ・ザ・ブレイン1&2』まで到達します。

HuCARD終了から約4年半後です。

PCエンジンは、媒体を分けずに「最後のソフト」を一本だけ挙げると歴史の後半がかなり見えにくくなります。

PCエンジン全669作品については、PCエンジン全ソフトTier表|669作品を網羅した評価・ランキングでもまとめています。

PC-FX最後は『ファーストKiss☆物語』

PC-FX最後のソフトは『ファーストKiss☆物語』です。

発売日は1998年4月24日。

資料によっては4月27日とするものもありますが、開発元ヒューネックスの作品履歴では4月24日となっています。

古い作品では発売日が数日ずれて記録されていることもあるため、この記事では発売元・開発元に近い記録を優先しています。

ネオジオは2004年まで家庭用ROMが出ていた

家庭用ネオジオROMで最後に発売されたのは、2004年7月15日の『サムライスピリッツ零SPECIAL』です。

家庭用ネオジオが登場したのは1990年。

非常に長い期間にわたって新作ROMカセットが続いたハードでした。

一方、ネオジオCDの最後は1999年12月2日の『THE KING OF FIGHTERS '99』。

同じネオジオ系列でも、ROMとCDでは4年以上の差があります。

初代ネオジオポケット互換は『ロックマン』が有力だが断定は残す

ネオジオポケットは、資料の残り方に少し難があります。

2000年7月6日発売の『ロックマン バトル&ファイターズ』は、初代ネオジオポケット互換タイトルの末尾としてかなり有力です。

同時期の発売一覧では、カラー専用タイトルと旧型対応作品が区別されており、『ロックマン バトル&ファイターズ』はカラー専用扱いではありません。

ただし、現在参照できるSNKやカプコンの一次資料だけで「初代モノクロ機対応の最後」と最後まで証明するのは難しいため、この記事では断定を一段弱めて有力候補としています。

ネオジオポケットカラー系列全体では、2001年9月13日の『SNK VS. CAPCOM カードファイターズ2 EXPAND EDITION』が末尾です。

ワンダースワンは『テトリス』まで初代本体で遊べた

初代ワンダースワンでも遊べる最後の新作については、従来『デジモンテイマーズ デジモンメドレー』を挙げていました。

しかし、その後にも初代ワンダースワン対応作品があります。

2002年4月18日にヴァンガードから発売された『テトリス』です。

この作品はワンダースワンとワンダースワンカラーの両方に対応していました。

したがって、初代モノクロ本体でも遊べる新作の末尾は『テトリス』へ修正します。

カラー専用ソフトはその後も続き、ワンダースワン系列全体では2004年5月31日の『DICING KNIGHT.』まで到達します。

『DICING KNIGHT.』はWonderWitchを使った個人開発・コンテスト作品を出発点としていますが、最終的には正式な市販カートリッジとして発売されました。

そのため、非公式Homebrewではなく正規ソフトとして扱っています。

3DO最後は『井出洋介名人の新実戦麻雀』が有力

3DO REALの国内ソフトでは、1996年6月28日の『井出洋介名人の新実戦麻雀』が最後の有力候補です。

同年4月の『DOOM』『ブルーフォレスト物語』、5月の『DEFCON 5』より後になります。

ただし3DOは、現在参照できるメーカー公式の国内完全発売台帳が任天堂やセガの旧ハードほど充実していません。

そのため、ここだけは「確定」と言い切らず有力候補として残しています。

初代Xboxは『KOF NEOWAVE』のあとにも商品が出た

日本国内で最後の独立した初代Xbox新作ゲームは、2006年3月30日の『THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE』です。

Xbox 360の国内発売は2005年12月10日なので、新世代機が出たあとにも初代Xboxへ新作が供給されました。

ただし、初代Xbox向けの商品そのものは2006年で完全に終わったわけではありません。

2007年9月13日には『Halo ヒストリーパック』が発売されています。

これは『Halo』と『Halo 2』をまとめた再編集商品なので、『KOF NEOWAVE』より後に出ていても「最後の新作ゲーム」にはしません。

セガサターンと同じように、最後の新作と最後の後発商品を分けるのが自然です。

Xbox 360最後の通常新作は『Rise of the Tomb Raider』

Xbox 360のパッケージ末期も、数日の差で判定が変わります。

2015年11月6日には『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』が発売されました。

しかし、その6日後の11月12日にXbox 360版『Rise of the Tomb Raider』が国内発売されています。

したがって、独立した通常パッケージ新作の最後は『Rise of the Tomb Raider』です。

さらに11月18日には『モンスターハンター フロンティアG9 プレミアムパッケージ』が発売されました。

こちらは既存オンラインゲームの大型アップデートに伴うパッケージなので、通常新作とは別枠にしています。

そしてXbox 360では、パッケージ終了後もダウンロード販売が長く残りました。

従来は2017年9月19日の『NBA 2K18』を国内DL最終としていましたが、その後に『EA SPORTS FIFA 19 Legacy Edition』の国内Xbox 360版が存在します。

国内Games on Demandで配信されていた記録があり、発売日は2018年9月28日です。

そのため、Xbox 360では

最後の独立パッケージ新作=『Rise of the Tomb Raider』

その後のオンラインゲーム関連商品=『モンスターハンター フロンティアG9 プレミアムパッケージ』

国内DL新作の末尾=『EA SPORTS FIFA 19 Legacy Edition』

と三段階に分けるのが分かりやすくなります。

Xbox Oneも2026年時点ではまだ終わっていない

Xbox Oneも旧世代機ですが、2026年9月時点では「最後のソフト」を固定できません。

たとえば『EA SPORTS FC 27』はXbox One版が用意され、2026年9月25日に発売予定です。

つまりXbox Oneも、現在一番新しいゲームを拾って「これが最後」と書ける段階ではありません。

新作予定が完全になくなったあとに改めて判定する必要があります。

サテラビューは「最後の放送」と「最後の新作」を分ける

サテラビューのサービスは2000年6月30日まで続きました。

ただし、末期には過去作品の再放送も多くあります。

そのため、サービス最終日に放送されていたゲームを拾って「これが最後の新作」とすることはできません。

最後に放送されたコンテンツと、最後に初めて配信された完全新作は別です。

サービス終了日は追えますが、最後の完全新作については資料だけで無理に一本へ固定していません。

後継機が出ても旧ハードはすぐには終わらない

こうして並べると、ゲーム機の世代交代は想像以上にゆっくり進んでいることが分かります。

ファミコンはスーパーファミコン登場後も3年以上。

初代PlayStationはPS2登場後も4年以上。

PSPもPS Vita登場後に4年以上。

ゲームボーイカラーはゲームボーイアドバンス登場後まで新作が続きました。

PS2は独立した新作が終わったあとも、2013年まで『FFXI』の拡張ディスクが残っています。

Wii Uでは2017年に通常パッケージ新作が終わったあと、2021年にも対応する追加パッケージが配信されました。

一方、スーパー32Xのように1年足らずで新作供給がほぼ途切れたハードもあります。

「後継機が出た日」をそのまま旧ハードの命日にはできません。

長寿ゲーム機ランキングを単純に作りにくい理由

本体発売日から最後のソフトまでの日数を計算すれば、長寿ランキングを作ること自体はできます。

ただ、それだけでは少し乱暴です。

スーパーファミコンにはNintendo Powerがあります。

ディスクシステムには書き換え販売があります。

PS2、Wii、Wii Uにはオンラインゲームの追加パッケージがあります。

PS VitaやXbox 360では、パッケージが途切れたあともDL新作が残りました。

セガサターンや初代Xboxでは、最後の新作ゲームより後に再編集商品が発売されています。

64DDは末尾が一般的なゲームではなく制作ソフトです。

これらを全部同じ一本の物差しに載せて「○年○か月だから最長」と順位を付けても、意味がかなり変わってしまいます。

それより、普通の新作はどこで終わり、そのあと何が残ったのかを見る方が、それぞれのハードの晩年がよく見えます。

本体の生産終了とソフトの終了も別の日

ゲーム機には「終わり」と呼べる日がいくつもあります。

  • 本体の生産が終わった日
  • 新品本体の出荷が終わった日
  • 最後の新作パッケージが出た日
  • 最後のDL新作が配信された日
  • 追加パッケージの供給が終わった日
  • オンラインストアが終了した日
  • ネットワークサービスが終わった日
  • 修理受付が終わった日

これらは一致しません。

PS2では本体出荷終了後にも新しい拡張ディスクが発売されました。

Wii Uでは通常パッケージ新作が終わったあともDLや追加パッケージが続きました。

PS4やXbox Oneのように、旧世代機になってからも新作供給が続くこともあります。

店頭から本体が消えた日と、そのゲーム機のソフト史が終わる日は別です。

海外やHomebrewを含めれば「最後」はさらに延びる

この記事は、原則として日本国内で当時正式に発売・配信されたソフトを対象にしています。

海外まで範囲を広げれば、日本での新作供給が終わったあとにもゲームが発売されたハードがあります。

さらにファミコン、メガドライブ、ドリームキャスト、ネオジオなどでは、メーカーによる当時の公式供給が終わったあとも新しいゲームが作られています。

実物のカートリッジやディスクとして販売される作品もあります。

こうしたHomebrewや後年のインディー作品もゲーム文化として非常に面白い存在です。

ただ、そこまで公式最終作と同じ枠へ入れると、新作が登場するたびに「最後」が何十年後でも更新され続けます。

そのためこの記事では、当時の正規ライセンス商品と後年の非公式・独立系作品を分けています。

一方、『DICING KNIGHT.』のように個人制作を出発点としながら、最終的に正式な市販製品になった作品は公式側に含めました。

調べ直すと「最後」と思われていた作品の後ろにまだあった

今回、発売履歴を末尾からもう一度確認したことで、いくつかの判定は実際に変わりました。

ゲームボーイアドバンスは『リズム天国』ではなく『ファイナルファンタジーVI アドバンス』。

DSiウェアは2015年7月1日ではなく、7月8日のG.Gシリーズ7作品。

PS3は『FIFA 18』ではなく『FIFA 19』。

PS Vitaのパッケージは『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』ではなく『幻想牢獄のカレイドスコープ』。

初代ワンダースワン互換作品は『デジモンメドレー』より後に『テトリス』があります。

Xbox 360の通常パッケージも『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』の6日後に『Rise of the Tomb Raider』が発売されています。

DL版まで見ると、Xbox 360は2018年の『FIFA 19 Legacy Edition』まで残りました。

有名な「最後のソフト」をそのまま引き写すだけでは、こうした数日、数週間、数か月後の作品を落とすことがあります。

発売一覧の一番下まで見るだけでなく、本当にその後に別媒体、別販売形態、追加商品がないか逆方向から確認することが必要だと分かりました。

「最後の一本」より終わり方の違いを見ると面白い

最終タイトルだけ覚えるなら話は簡単です。

ファミコンは『高橋名人の冒険島IV』。

メガドライブは『魔導物語I』。

ゲームギアは『Gソニック』。

ドリームキャストは『カラス』。

初代PlayStationは『BLACK/MATRIX 00』。

しかし発売履歴の最後まで追うと、それだけでは見えないものがあります。

スーパーファミコンはNintendo Powerで2000年末まで続きました。

PCエンジンはHuCARD終了後も約4年半CD-ROMソフトが出ました。

PS2では普通の新作が終わったあとに『FFXI』の拡張ディスクが残りました。

セガサターンと初代Xboxでは、新作終了後に過去作をまとめた商品が発売されています。

64DDは最後まで残ったのが一般的なゲームではなく3D制作ソフトでした。

Wii Uは新作パッケージ、DL専用新作、再編集商品、オンラインゲーム追加パッケージで4つの終点に分かれます。

3DSは通常機とNew専用、さらにパッケージとDLで答えが変わります。

「最後のソフト」という同じ言葉でも、ハードごとに終わり方はかなり違います。

家庭用ゲーム機興亡史

家庭用ゲーム機の世代交代そのものをもっと深く読みたいなら、前田尋之『家庭用ゲーム機興亡史』も面白い一冊です。ファミコン以前から各社のハード競争、ROMからCD-ROMへの移行、ドリームキャストまで、ゲーム機が栄えて次の世代へ移っていく流れをまとめています。

価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。

まとめ|ゲーム機の最後は発売一覧の一番下だけでは分からない

歴代ゲーム機の最後のソフトを調べていくと、単純に発売日が一番遅いタイトルを拾えば終わり、という話ではありませんでした。

後継機が発売されたあとも旧ハードへ新作が何年も供給されることがあります。

パッケージが終わったあとにDL専用新作だけが残ることもあります。

独立した新作が終わったあとに、オンラインゲームの追加ディスクだけが発売される場合もあります。

一番最後に発売された商品が、最後の「新作ゲーム」とは限りません。

旧型本体との互換性まで考えると、同じシリーズの中にも複数の最後が生まれます。

そして、PS4やXbox Oneのように旧世代になっていても、まだ新作供給が終わっていないハードもあります。

ゲーム機は、新しい本体が発売された瞬間に終わるわけではありません。

普通の新作が終わり、少数のジャンルだけが残り、DL専用作品や拡張商品へ移り、やがて新しいソフトが完全に途切れる。

最後の一本まで追うと、そのハードがどのように世代交代していったのかまで見えてきます。

ゲーム機の歴史は、始まりだけでなく「どう終わったのか」を見てもかなり個性的です。

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