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楽天モバイルは10月からつながらなくなる?KDDIローミングは9月末で終了?10月以降を整理

楽天モバイルのKDDIローミングは9月末で終了?10月以降も一部継続

楽天モバイルの10月以降のKDDIローミングをイメージした都市・山間部とスマートフォン、基地局のイラスト

2026年10月1日から、楽天モバイルが全国一斉につながらなくなるわけではありません。

KDDIが楽天モバイルへ提供している現在の国内ローミングは、2026年9月30日で現行契約の区切りを迎えます。しかし楽天モバイルは、同年8月12日に「楽天モバイルがカバーに時間を要するエリア」については、10月以降もローミングを継続すると正式に発表しました。

一方、自社回線で十分にカバーできている場所ではローミングを縮小していく方針です。つまり、「9月末で現行契約が終わる」ことと「10月1日からKDDI/au回線へのローミングが全国で完全になくなる」ことは同じ意味ではありません。

ただし、2026年9月18日時点では、10月以降も残る都道府県や市区町村、地下・屋内施設などを網羅した新しいエリア一覧は公表されていません。この記事では、すでに決まっていることと、まだ分からないことを分けながら整理します。

まず4点だけ確認

・KDDIが公表する現在のローミング提供期間は2026年9月30日まで

・ただし、楽天モバイルは2026年10月以降も一部エリアで継続すると発表済み

・楽天自社回線で十分カバーできているエリアではローミングを縮小

・10月以降の具体的な地域一覧や地域ごとの終了日は2026年9月18日時点では未発表

楽天モバイルは10月1日からつながらなくなる?

最も気になる点から整理すると、「2026年10月1日になった瞬間、楽天モバイルが全国でつながらなくなる」という発表はありません。

楽天モバイルが2026年8月12日に発表した「ローミングに関して」では、KDDIと現在も詰めの協議を行っているとしたうえで、楽天モバイル自身によるカバーに時間を要するエリアでは10月以降もローミングを継続し、十分にカバーできているエリアでは縮小していくと説明しています。

楽天モバイルは9月5日にも、利用者向けの公式お知らせに「【重要】ローミングエリアに関してのお知らせ」を掲載しました。

したがって、9月末という日付だけを見て「楽天モバイルからau回線が全部消える」「10月から急につながらなくなる」と受け取るのは正確ではありません。

9月30日で何が終わる?現行契約終了と全国一斉終了は別

KDDIの「楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について」には、現在もローミング提供期間が2019年10月1日から2026年9月30日までと記載されています。

同じページには、提供期間のさらなる延長については「両社協議の上決定」とする記載もあります。

さらにKDDIは2026年8月7日の決算説明会で、この関係をもう一段具体的に説明しました。KDDIによれば、7年間続けてきた現行契約はいったん2026年9月で終了します。そのうえで競争と協調のあり方を踏まえ、「一部のルーラルエリア」に限定して一定期間、インフラ維持に協力する方針です。

つまり、10月1日は「すべてのローミングがゼロになる日」というより、これまでの広い枠組みから、必要な場所に絞った次の段階へ移る境目として理解した方が、現在の両社の説明に近いでしょう。

項目2026年9月30日まで2026年10月以降
楽天自社回線提供・拡大中引き続き提供・整備
KDDIローミング現行契約に基づき提供一部エリアで継続予定
継続する場所現在の提供エリア楽天によるカバーに時間を要するエリア。具体一覧は未発表
縮小する場所自社網拡大に合わせて段階的に変更楽天が十分カバーできているエリア
利用者の手続き通常どおり特別な手続きを求める公式案内なし
SIM/eSIM交換通常どおりローミング見直しを理由とする交換案内なし
料金現行プランローミング見直しを理由とする料金変更発表なし
具体的な10月以降の地域2026年9月18日時点では未発表

KDDIは「一部ルーラル」、楽天は「都市か地方かではない」―なぜ説明が違って見える?

10月以降について調べると、KDDIと楽天モバイルで表現が少し違うことに気づきます。

KDDIは2026年8月7日の第1四半期決算説明会の質疑応答で、現行契約をいったん終了したあと、一部のルーラルエリアに限定して一定期間協力すると説明しています。限定エリアについても時間軸を定め、楽天モバイルが自前のネットワークを構築する考えが示されています。

ところが楽天グループは、8月10日の2026年第2四半期決算の質疑応答で、カバーに時間がかかる場所では継続し、それ以外では順次縮小すると説明したうえで、対象は都市か地方かという単純な区分ではなく、全国を見ながら協議しているという趣旨を述べています。

この2つを合わせて見ると、「地方なら残る」「都市ならなくなる」と機械的に線を引くことはできません。

KDDI側が今後の協力範囲を「一部のルーラルエリア」と表現していることは重要ですが、楽天側は具体的な地域名を示しておらず、両社とも都道府県・市区町村別の最終一覧を公表していません。記事やSNSで独自に地域を予想する段階ではない、というのが2026年9月18日時点の状況です。

10月以降もKDDIローミングが残る地域はどこ?

具体的な継続地域は、2026年9月18日時点では確認できません。

北海道、東北、山間部、離島などを個別に挙げて「ここは残る」とする公式一覧も、東京・大阪などを挙げて「ここは全部終了する」とする確定情報も出ていません。

現在、KDDIには楽天モバイル向けローミングサービス提供エリアが公開されていますが、ページの更新日は2026年6月1日です。

楽天モバイル側の通信・エリアも、サービスエリアマップについて「2026年6月1日更新(2026年5月18日時点のデータ)」としています。

したがって、現在表示されているパートナー回線エリアを、そのまま「10月以降もKDDI回線が残る地域一覧」と見ることはできません。

KDDIも、ローミングサービスの提供エリア変更が決まれば順次更新すると案内しています。自分の地域がどうなるかを知りたい場合は、10月以降の内容を反映した地図や追加告知が出た時点でもう一度確認する必要があります。

そもそも「パートナー回線」とは?auへ乗り換えているわけではない

楽天モバイルで使われる「楽天回線」と「パートナー回線」は、契約先の違いではなく、通信するときに利用しているネットワークの違いです。

呼び方通信に使うネットワーク契約先
楽天回線楽天モバイルが整備した基地局・ネットワーク楽天モバイル
パートナー回線KDDI/auのネットワークを国内ローミングで利用楽天モバイルのまま

KDDI公式によると、楽天モバイル通信サービスへ加入すると、楽天モバイルの契約約款に基づいてKDDIのローミングサービスにも加入する契約形態になっています。

利用者が別途auと契約したり、「今日はau回線を使う」と手作業で契約を切り替えたりする仕組みではありません。

なお、ここで扱っているのは日本国内でKDDIのネットワークを利用する国内ローミングです。海外旅行時などに利用する「海外ローミング」とは別の話なので、混同しないよう注意してください。

なぜ楽天モバイルはKDDIの回線を使ってきたのか

楽天モバイルとKDDIの関係は、楽天が携帯キャリアとして参入した当初までさかのぼります。

全国規模の携帯電話ネットワークは、基地局を短期間に建てただけで完成するものではありません。そこで楽天が自社ネットワークを整備するまでの間、KDDIのネットワークを借りるローミングが使われてきました。

時期主な動き
2018年11月1日KDDIと楽天がローミング協定を発表。当初の提供期間は2026年3月末まで。東京23区、大阪市、名古屋市を除く全国を予定
2019年10月1日楽天モバイルがMNO(移動体通信事業者)としてサービスを開始。現在のKDDIローミング提供期間も同日から
2020年4月8日「Rakuten UN-LIMIT」で携帯キャリアサービスを本格開始
2023年4月KDDIと楽天モバイルが新たなローミング協定を締結
2023年6月新協定開始。都市部の一部繁華街、一部の地下・屋内、ルーラルエリアなどにも対象を広げ、期限を2026年9月まで延長
2024年6月27日楽天モバイルが自社700MHz帯「プラチナバンド」の商用サービスを開始
2026年8月7日KDDIが現行契約終了後、一部ルーラルエリアで一定期間協力すると説明
2026年8月10日楽天グループが10月以降の継続・縮小について決算説明会で説明
2026年8月12日楽天モバイルが「カバーに時間を要するエリアでは10月以降も継続」と正式発表
2026年9月5日楽天モバイルが利用者向けに「ローミングエリアに関してのお知らせ」を重要告知として掲載
2026年9月30日現在公表されているKDDIローミング提供期間の最終日

特に大きな転換点になったのが2023年です。

KDDIと楽天モバイルが2023年5月11日に公表した新協定では、それまで対象外だった東京23区、名古屋市、大阪市を含む都市部の一部繁華街も対象に加えました。一部の地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設やルーラルエリアについてもローミングを続け、提供期間を2026年9月まで延長しています。

そのため、現在のKDDIローミングは単純に「楽天基地局が全くない地方を埋めるもの」だけではありません。地下や建物内など、自社ネットワークだけでは整備に時間がかかる場所を補う役割も担ってきました。

地下・地下街・トンネル・大型施設は10月からどうなる?

現在のKDDIローミング対象には、一部の地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設、観光名所などが含まれています。

そのため普段、地下駅や地下街、大型商業施設、ビル内部、山間部、人口の少ない地域、観光地などで楽天モバイルを利用している人ほど、「今使えている場所が10月以降どうなるか」は気になるところでしょう。

ただし、これらの場所で10月1日から一律につながらなくなるとは発表されていません。逆に、「現在ローミングしている地下施設はすべて10月以降も残る」とも確認できません。

楽天モバイル自身もサービスエリアについて、地下、屋内、大きな商業ビル、トンネルなどでは利用環境によって通信状況が変わること、楽天回線とパートナー回線の境界付近や地下と屋外の間を移動すると、一時的に通信・通話が切れる場合があると案内しています。

鉄道での移動中も同様で、実際のつながりやすさは楽天自社回線の整備状況、10月以降も残るローミング、基地局の位置や混雑、端末、地形や建物など複数の条件に左右されます。

「ローミングが縮小するから必ず電波が悪くなる」とも、「楽天回線があるから何も変わらない」とも、現時点では言い切れません。

KDDIの800MHz帯と楽天の700MHz帯「プラチナバンド」は別物

KDDIは、楽天モバイル向けローミングで利用する周波数について「基本は800MHz帯」と案内しています。

800MHz帯のような比較的低い周波数は、より高い周波数と比べて広い範囲をカバーしやすく、障害物の影響を受けにくい傾向があります。こうした低い周波数帯は一般に「プラチナバンド」と呼ばれます。

一方、楽天モバイル自身も700MHz帯のプラチナバンドを保有しています。楽天モバイルは2024年6月27日に700MHz帯の商用サービスを開始し、残されたカバレッジホールを優先しながら展開を広げていく方針を示しました。

周波数ネットワーク今回のローミングとの関係
1.7GHz帯楽天モバイル自社回線楽天が全国展開してきた主要な4G周波数帯
700MHz帯楽天モバイル自社回線2024年6月から商用化した楽天自身のプラチナバンド
800MHz帯KDDI/au現在の楽天向け国内ローミングで基本的に利用

ここで注意したいのは、楽天に700MHz帯があるからといって、KDDIの800MHz帯ローミングを同じ場所でそのまま完全代替できるとは限らないことです。

電波の周波数特性が近くても、実際にその地域で700MHz帯を送信する基地局が整備されているか、基地局の場所や密度、容量が十分かによって状況は変わります。

楽天モバイルは2026年も基地局の増設を続けており、公式の通信・エリアページでは2026年8月16日から31日だけでも全国42都道府県102市区町村に新たな基地局を設置したとしています。ただし、これは700MHz帯だけの基地局数を意味するものではありません。

したがって「プラチナバンドが始まったからローミング終了の影響はない」と考えるのも早計です。実際の生活圏でどこまで自社回線が整ったかを見る必要があります。

10月以降にSIM交換やスマホの設定変更は必要?

2026年9月18日時点で、今回の国内ローミング見直しを理由として、楽天モバイル利用者全員にSIMカードやeSIMの交換、スマートフォンの設定変更などを求める公式案内は確認できません。

気になる点2026年9月18日時点の状況
スマホの設定変更ローミング見直しを理由に変更を求める公式案内なし
SIMカード交換交換を求める公式案内なし
eSIM再発行今回の変更を理由に再発行を求める公式案内なし
電話番号変更するとの発表なし
Rakuten Link今回のローミング見直しを理由とする仕様変更発表なし
Rakuten最強プランの料金ローミング見直しを理由とする10月1日付の料金変更発表なし
国内データ通信量の扱いローミング見直しを理由とする変更発表なし

現在のRakuten最強プランは、国内データ通信について利用量に応じて料金が決まり、一定量を超えるとギガ無制限となる仕組みです。10月のローミング見直しに合わせて、この料金体系そのものを変更するとの発表は確認できません。

また、パートナー回線を利用するためにユーザー自身が「au回線を選ぶ」設定をするものでもありません。バンド固定などの非公式な方法でKDDI回線を無理に使い続けようとするのではなく、楽天モバイルが正式に提供するエリア・端末設定の範囲で利用するのが基本です。

今、自分が楽天回線とパートナー回線のどちらを使っているか確認できる?

楽天モバイルの公式サポートには、「接続中の回線の確認」という案内が用意されています。

普段よく使う自宅、勤務先、通学先などで自分がどちらの回線に接続しているのか気になる場合は、楽天公式の案内を確認しておくとよいでしょう。

ただし、今パートナー回線につながっている場所だからといって、その場所が10月以降もKDDIローミング対象として残るとは限りません。逆に現在パートナー回線の場所でも、10月までに楽天自社回線側の整備が進む可能性があります。

10月以降、自分の生活圏への影響を確認するには

現時点でできることは、現在の地図だけを見て10月以降を決めつけるのではなく、楽天モバイルとKDDIの更新を確認することです。

  1. 楽天モバイルのサービスエリアマップで現在の自社回線エリアを確認する
  2. KDDIのパートナー回線エリアマップで現在のローミング提供状況を確認する
  3. 10月以降を反映した新しいエリア情報や追加発表が出たら、自宅・職場・学校・駅など普段使う場所を改めて確認する
  4. 切り替え後は地図だけで判断せず、実際によく利用する屋内・地下・移動経路で通信状況を確認する

特に、現在のKDDIローミングに含まれている地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や、楽天自社基地局の整備に時間がかかりやすい場所を日常的に利用している人は、10月以降の新しいエリア情報が出た際に確認しておく価値があります。

「都市部は全部終了」「地方なら残る」と考えない方がいい

KDDIが8月7日の説明で「一部のルーラルエリア」と表現しているため、10月以降は地方だけでローミングが残るようにも見えます。

しかし楽天側はその3日後の8月10日、具体的な縮小地域を尋ねられた際、都市か地方かという話ではなく、全国を見てKDDIと詳細を詰めていると説明しています。

さらに8月12日の正式発表で採用された表現も、「地方」「ルーラル」ではなく「楽天モバイルがカバーに時間を要するエリア」です。

そのため、現段階で「東京都は終了」「北海道は継続」といった都道府県単位の予想を記事の確定情報として扱うことはできません。

10月1日以降に電波が悪くなるとは限らないが、影響ゼロとも断定できない

今回の変更で利用者が最も不安に感じやすいのが、通信品質です。

楽天自社回線の整備が十分に進んだ場所でKDDIローミングが縮小するのであれば、自社回線でこれまで通り利用できる可能性があります。その一方で、これまで実際にKDDIローミングが補完していた場所では、楽天自社回線の整備状況によって体感が変わる可能性があります。

楽天グループ側は8月10日の決算説明で影響を限定的とみる考えを示していますが、これは個々の利用者について「どこでも影響がない」と保証するものではありません。

通信品質は地図上の色だけでは決まりません。建物の構造、地下か地上か、山や谷などの地形、基地局との位置関係、周辺利用者による混雑、使用端末などでも変化します。

そのため、10月以降に本当に重要なのは「全国で電波が悪くなるか」という大きな話より、自宅、職場、学校、通勤・通学経路など、自分が頻繁に利用する場所でどう変わるかです。

9月18日時点で、まだ分からないこと

楽天モバイルとKDDIの最新説明を突き合わせても、まだ公開されていない部分があります。

内容公表状況
10月以降も残る都道府県一覧未発表
市区町村ごとの継続一覧未発表
地下鉄・地下街・トンネルなど個別施設の扱い10月以降の確定一覧は未発表
継続エリアごとの終了時期未発表
10月以降を反映した確定エリアマップ2026年9月18日時点で確認できず
10月以降の契約・協力関係の詳細両社の説明はあるが詳細条件は非公表

期限まで残りわずかなため、9月30日までに追加発表やエリアマップの更新が行われる可能性もあります。古いニュースで「2026年9月末に終了」とだけ書かれている場合は、その記事が8月12日以降の楽天モバイルの発表を反映しているか確認した方がよいでしょう。

まとめ|9月末で「全部終了」ではない。次に見るべきは10月以降の具体エリア

KDDIが楽天モバイルへ提供してきた現行の国内ローミング契約は、2026年9月30日で一区切りを迎えます。

しかし、10月1日からKDDIローミングが全国一斉に完全消滅するわけではありません。楽天モバイルは、自社でのカバーに時間を要するエリアでは10月以降もローミングを継続し、十分にカバーできているエリアでは縮小すると正式発表しています。

現時点でSIM交換や契約変更、スマートフォンの特別な設定変更を利用者全員へ求める案内も出ていません。Rakuten最強プランの料金や電話番号、Rakuten Linkについても、今回のローミング見直しを理由とする変更は発表されていません。

一方で、10月以降もローミングが残る具体的な都道府県や市区町村、地下施設などはまだ公表されていません。現在のパートナー回線マップも10月以降の確定地図ではないため、「自分の地域が残るか」という疑問には、現段階では地域名を挙げて断定できない状況です。

今後確認したいのは、楽天モバイルとKDDIが公表する10月以降の正式なローミングエリアです。とくに自宅や職場、地下、屋内施設、山間部などで日常的に楽天モバイルを利用している場合は、最新のエリア情報が公開された段階で生活圏を確認しておくと安心です。

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