ニュース系

Ankerスピーカーで火災、どれが回収対象?SoundCore・Soundcore 3・Motion X600を整理

Ankerスピーカー火災、どのSoundCoreが回収対象?型番・色・購入時期を整理

Ankerスピーカーの火災・リコール対象をA3102・A3117・A3130などの型番で確認するイメージ

2026年9月8日、消費者庁がアンカー・ジャパン製の充電式スピーカーについて、新たな重大製品事故を公表しました。

名前だけを見ると「Soundcoreのスピーカーは全部危ないのか」と不安になりますが、Soundcoreブランドの全製品が回収対象になったわけではありません。

今回の公表で新たな火災事故が確認されたのは、旧モデルの「Anker SoundCore」と「Soundcore Motion X600」。一方、「Soundcore 3」も別の自主回収の対象になっています。

この3製品は名前が似ていますが、型番もリコールが始まった時期も異なります。

さらにややこしいのが、「SoundCore 2」は今回確認している2025年の自主回収では対象外であることや、2025年の公式FAQでは旧「SoundCore」が「対象外」と表示される一方で、そのSoundCoreには2024年から別のリコールが続いていることです。

自分の製品が該当するかを確認するときは、商品名だけで判断せず、本体の型番とシリアル番号を見ることが最も確実です。

9月8日に公表されたAnkerスピーカーの火災は2件

まず整理しておきたいのは、2026年9月8日は火災が起きた日ではなく、消費者庁が事故情報を公表した日だということです。

今回、特記事項として掲載されたAnkerのスピーカー事故は2件あります。

ひとつは「Anker SoundCore」、機種・型式A3102です。

事故は2026年7月17日に東京都の事務所で発生しました。充電中に発煙へ気付き確認したところ、製品と周辺を焼損する火災が起きていました。

もうひとつは「Soundcore Motion X600」、A3130。こちらは6月25日に長野県の車両内で充電中、異音と異臭に気付き確認したところ、製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生しています。

どちらも消費者庁資料では事故原因を調査中としています。

ここは重要です。

A3102は2024年から、A3130は2025年からすでに回収・交換の対象になっていますが、今回の2件について、

「既存リコールで公表されている原因によって今回も火災が起きた」

とまでは確定していません。

消費者庁自身も、今回の事故がそれぞれのリコール事象によるものかは現時点で不明としています。

どのSoundCoreがリコール対象?まず型番を確認

似た商品名が多いため、先に全体像を整理します。

製品基本型番主なリコール今回9月8日の新規事故公表
Anker SoundCoreA31022024年4月開始あり
Soundcore 3A31172025年10月開始今回の2件には含まれない
SoundCore 2A3105今回確認する2025年リコールでは対象外なし
Soundcore Motion X600A31302025年10月開始あり

特に注意したいのは、

Anker SoundCore=A3102

Soundcore 3=A3117

は別の商品だという点です。

SoundCore 2もA3105という別製品です。

商品名の「2」「3」を読み違えるだけで対象判定が変わるため、手元のスピーカーの底面を確認するのが早いでしょう。

Ankerの回収フォームでも、Soundcore 3とMotion X600は底面に製品名と品番が記載されていると案内しています。

2024年から回収中の「Anker SoundCore」A3102はどれが対象?

旧「Anker SoundCore」の回収・交換は、2024年4月4日に始まりました。

現在のAnker公式回収ページで案内されている対象は、

Anker SoundCore ブラック
で、購入期間は
2023年3月26日~2023年9月30日

レッドとブルーは対象外です。

消費者庁リコール情報サイトでは、対象製品を次のように掲載しています。

  • 商品名:Anker SoundCore ブラック
  • 型番:A3102016
  • 販売期間:2023年3月26日~2023年9月30日
  • 対象台数:2,420台

本体を確認するときには「A3102」を手掛かりにし、最終的には底面にあるAから始まる16桁のシリアル番号を公式回収ページへ入力して判定します。

Amazonで買ったSoundCoreも対象になる?

A3102の2024年リコールには、購入場所の条件もあります。

現在のAnker公式案内で対象販路となっているのは、

Anker Japan公式オンラインストア、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットです。

一方、家電量販店のECサイトを含む家電量販店と、すべての実店舗は対象外と案内されています。

したがって、

「Amazonで買ったから対象」
でも、
「2023年に買ったから対象」

でもありません。

ブラックか、対象期間か、対象販路か、そしてシリアル番号が該当するかを確認する必要があります。

対象期間が「4月1日から」と書かれた資料もある

少し注意したいのが、公式資料の間でも期間表記に差があることです。

2026年9月8日の消費者庁重大製品事故資料には、A3102016の販売期間が2023年4月1日~9月30日と記載されています。

しかし、現在のAnker公式回収ページと消費者庁リコール情報サイトはいずれも、

2023年3月26日~9月30日

です。

Ankerは2024年6月6日に、事故リスクを減らすため対象期間とシリアル番号を拡大したことも案内しています。

そのため、今から自分の製品を確認する場合は、現在稼働している回収ページの3月26日~9月30日を基準にし、シリアル番号で最終判定するのが適切です。

Soundcore 3はA3117、2025年から別のリコール対象

「Soundcore 3」は旧SoundCoreとは別の製品で、基本型番はA3117です。

こちらは2025年10月21日に始まった別の自主回収に含まれています。

消費者庁リコール情報サイトに掲載されている対象は次の4色です。

カラー型番
ブラックA3117011
ネイビーA3117031
レッドA3117091
グレーA31170A1

販売期間は2022年12月16日~2025年10月21日、対象台数は91,933台とされています。

ただし、91,933台という数字だけを見て、期間内に販売されたすべての製品が無条件で交換対象になると考えるのは正確ではありません。

Ankerは対象製品と対象販売期間を確認したうえで、オンライン受付フォームへシリアル番号を入力し、対象と判別された製品を回収する方式にしています。

2025年リコールでは、電池セルの製造工程で特定時期に細かな異物が適切に処理されず、一部の電池セル内部へ混入したことで、使用時に内部短絡が起こり得る状態だったとAnkerが説明しています。

これは2024年から続くA3102のリコールとは別の事象です。

Soundcore Motion X600は3色が対象、ホワイトは対象外

今回9月8日の事故情報にも登場したSoundcore Motion X600の基本型番はA3130です。

現在のAnker公式案内と消費者庁リコール情報サイトでは、対象カラーは次の3色となっています。

カラー型番
スペースグレーA3130011
ブルーA3130031
グリーンA3130061

ホワイトは対象外です。

販売期間は2023年4月24日~2025年10月21日、対象台数は11,200台。こちらも最後はシリアル番号で対象判定を行います。

A3130061は「グリーン」?「レッド」?

ここにも公式資料間の表記差があります。

現在の、

Anker公式自主回収案内
消費者庁リコール情報サイト

では、A3130061はグリーンです。

一方、9月8日の重大製品事故資料では、同じA3130061が「レッド」と記載されています。

どちらを基準に対象を確認すべきかという点では、現在稼働しているメーカー回収ページと消費者庁リコールDBの双方が「グリーン」で一致しています。

そのため本記事では、回収対象色についてはグリーンとして整理します。

ただし、9月8日資料の「レッド」が誤植だと公式に訂正されたことまでは確認できていないため、単純に「消費者庁の誤植」と断定はしません。

実際に手元のMotion X600を確認するときは、色名だけでなくA3130という基本型番とシリアル番号を使うのが確実です。

SoundCore 2は回収対象?

SoundCore 2を使っている人には、ここが最も気になるところかもしれません。

2025年のAnker自主回収FAQでは、

A3105「SoundCore 2」

A3105「SoundCore 2[USB Type-C充電]」

はいずれも今回の2025年自主回収の対象外と案内されています。

micro USB充電版、USB-C充電版とも対象外です。

ただし、「SoundCore 2は今後も絶対に何の問題も起きない」という意味ではありません。

2026年9月8日時点で確認している今回の2025年リコールには含まれていない、というのが正確な答えです。

「A3102は対象外」とAnker公式に書いてあるのはなぜ?

検索していて最も混乱しやすいのが、この点です。

2025年10月に始まった自主回収のFAQを見ると、A3102「SoundCore」は「対象外製品」の欄に掲載されています。

それなら、

「A3102はリコール対象じゃないのでは?」

と思ってしまいます。

しかし、このFAQでいう「対象外」とは、

2025年10月21日に始まったA3117やA3130など4製品の自主回収では対象外

という意味です。

A3102には、それとは別に2024年4月から続いている回収・交換があります。

実際、Ankerの現在のA3102回収ページには、「類似製品のSoundcore 3(A3117)は別途回収・交換を実施」と逆方向の注意書きまで追加されています。

つまり、

A3102は2025年リコールでは対象外

A3102にはリコールがない

はまったく同じ意味ではありません。

Ankerのスピーカーについて調べるときは、「対象外」という一言だけを見るのではなく、どのリコールについて説明しているページなのかを見る必要があります。

回収対象だった場合はどうすればいい?

公式確認で対象と判定された場合、まず行うのは使用を中止することです。

消費者庁も、対象製品を持っていてまだ回収・交換を受けていない利用者に、直ちに使用を中止してアンカー・ジャパンへ連絡するよう注意喚起しています。

基本的な流れは、

シリアル番号を公式サイトで確認

回収フォームへ申し込む

Ankerから回収キットを受け取る

指定された方法で製品を返送

Ankerが到着を確認後、交換品を発送

です。

自分で適当な箱へ入れて宅配便で送り返したり、一般ごみに捨てたりしないでください。

A3102の問い合わせ先

2024年から続くAnker SoundCore A3102の窓口は、

0120-253-004

受付は平日9:00~17:00、土日祝を除きます。

回収フォームでは本体底面にあるAから始まる16桁のシリアル番号を入力すると、交換対象か確認できます。

Soundcore 3・Motion X600の問い合わせ先

2025年リコールの問い合わせ窓口は別です。

0120-775-171

受付時間は9:00~17:00で、土日祝も含まれます。

オンライン受付フォームは24時間利用できます。

Soundcore 3の場合は耐火バッグとレターパックプラスを使う方式、Motion X600は大きいため専用の耐火シートと段ボールを使い、ヤマト運輸で返送する方法が公式FAQで案内されています。

Anker Storeへ持ち込んでリコール品を引き取ってもらう方式ではなく、公式フォームから申し込んで回収キットを利用します。

昔買った製品でも今から交換できる?

2026年9月8日時点でも、どちらの回収受付ページも稼働しています。

特に2025年の自主回収FAQでは、自主回収の案内に期限はないと明記されています。

A3102についても現在の公式回収ページから対象確認と申し込みが可能です。

そのため、

「2024年や2025年のリコールだから、もう申し込めない」

と諦める必要はありません。

A3102については将来の受付終了日まで明示されているわけではないので、「いつまでも交換できる」とまでは言えませんが、少なくとも2026年9月8日時点では回収・交換が続いています。

Amazon購入やプレゼント品はどうなる?

A3102については前述した通り、Amazon.co.jpは対象販路に含まれています。

ただし購入場所だけで決まるわけではなく、期間や色、シリアル番号まで確認します。

2025年のA3117・A3130などについては、回収フォームで日本国内購入品かを確認したうえでシリアル番号判定へ進む方式です。

さらに、プレゼントキャンペーンなどでオリジナルデザインが施された製品についても対象になり得ることがAnker公式で案内されています。

一方、中古で購入したものや人から譲ってもらった製品について、どのような条件で交換されるかを一律に説明した公式FAQは今回確認できませんでした。

中古・譲渡品でシリアル番号が該当しそうな場合は、自己判断で対象外とせず、Ankerの窓口へ確認した方が確実です。

回収率25.5%・48.1%はどう見る?

9月8日の消費者庁資料には、9月7日時点の回収率も掲載されています。

Anker SoundCore A3102は25.5%

Soundcore Motion X600は48.1%です。

数字を見ると未回収品が多いことは分かりますが、

「残りはすべて今も家庭で使われている」
「未回収品はすべて発火する危険品」

という意味ではありません。

処分済みだったり、使われず保管されたりしている製品も考えられるため、回収率から現在使用中の台数や個々の製品の危険度までは判断できません。

ここで重要なのは、古いリコールでもまだ回収が完了しておらず、手元に該当モデルがあるなら今からでも確認する価値があるという点です。

まとめ|Soundcore全部ではなく、型番とシリアル番号を確認

今回の消費者庁発表を見て、「AnkerのSoundcoreスピーカー全部がリコールなのか」と考える必要はありません。

まず確認したいのは、手元の製品の型番です。

Anker SoundCore
→ A3102。2024年から別の回収・交換。

Soundcore 3
→ A3117。2025年の自主回収対象。

SoundCore 2
→ A3105。今回確認している2025年自主回収では対象外。

Soundcore Motion X600
→ A3130。2025年自主回収対象の一部で、現行公式案内ではスペースグレー・ブルー・グリーンが対象。ホワイトは対象外です。

9月8日に新しい火災事故が公表されたA3102とA3130についても、今回の事故原因そのものはまだ調査中です。

その一方で、既存の回収対象と判定された製品については、消費者庁とAnkerが使用中止と回収・交換を案内しています。

商品名の似ている・似ていないだけで判断せず、底面の型番を確認し、Anker公式ページで16桁のシリアル番号を照合する。

それが、自分のスピーカーが対象かを確認する最も確実な方法です。

-ニュース系
-, , , ,