- 『ファレイドリア』はどんなゲーム?ブルアカとの関係・戦闘・対応機種を整理
- 『ファレイドリア』はどんなゲーム?
- 旧「プロジェクトRX」が正式タイトル『ファレイドリア』に
- 『ブルーアーカイブ』との関係は?続編ではない
- TGS2026試遊では日常から探索・戦闘までを一通り体験
- 戦闘は「ライブターンバトル」|アクションではなくターン制
- 音声認識では何ができる?AIとの自由会話ではない
- 黄昏館は単なるホーム画面ではなく、メイツが暮らす場所
- 日常のすぐ隣に「浸蝕」がある世界
- 現在公開されているメイツはミニエ、オハナ、シャミ、エレベーターガール
- 対応機種は?PC・スマホ・コンソールの具体的な機種はまだ未発表
- TGS2026ではHall 7-C04で世界最速試遊
- 現時点でまだ分からないこと
- 『ファレイドリア』はTGS2026でようやく「遊び方」が見えてきた
『ファレイドリア』はどんなゲーム?ブルアカとの関係・戦闘・対応機種を整理
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2026年8月に「プロジェクトRX」の正式タイトルが『ファレイドリア(FAREIDOLIA)』に決まった時点では、世界観やキャラクターは見えてきたものの、実際に何をして遊ぶゲームなのかはほとんど分かっていませんでした。
その状況が大きく変わったのが、2026年9月17日に開幕した東京ゲームショウ2026(TGS2026)です。
NEXONは本作を世界最速で体験できる試遊をネクソンブースに用意。TGS2026向け試遊ビルドを先行体験した複数媒体から、3Dフィールド探索、独自の「ライブターンバトル」、音声認識、メイツたちと暮らす「黄昏館」での日常まで、ゲームの中身が一気に具体化しました。
先にまとめると、『ファレイドリア』は少女たち「メイツ」と共同生活を送りながら、アニマ市で起こる異変へ出動し、3D空間を探索して戦い、再び家へ帰って交流するゲームです。
戦闘はアクションではなくターン制。ただし、自分の行動を考えている間にも敵の位置が動き続けるため、「いつ攻撃するか」「どこに敵が集まった瞬間を狙うか」まで考える、少し変わった仕組みになっています。
※この記事は2026年9月17日時点で確認できるNEXONの公式発表・TGS2026情報と、同試遊ビルドを体験した複数媒体の報道をもとに整理しています。開発中の試遊版で確認された数値や仕様については、製品版でも同じになると断定していません。
『ファレイドリア』はどんなゲーム?
『ファレイドリア』は、NEXON Gamesが開発している新作ゲームです。
開発にはUnreal Engine 5を採用。NEXONは、ストーリー、個性豊かなキャラクターとの交流、ライフスタイルコンテンツ、3Dで描かれるダイナミックな戦闘などを特徴として挙げています。
舞台は、地球とよく似た異世界に存在する街「アニマ市」。
プレイヤーは「アニマ市復興センター」のセンター長を務めながら、その事務所でもある「黄昏館」の管理人を兼任します。
黄昏館で一緒に暮らすのが、特殊な能力を持つ少女たち「メイツ」です。
センター長は彼女たちと食卓を囲んだり、買い出しへ行ったりする一方、アニマ市で異常が起これば一緒に現場へ向かいます。
TGS2026の試遊によって見えてきた基本的な流れを整理すると、次のようになります。
| 流れ | TGS2026試遊で確認された内容 |
|---|---|
| 黄昏館での日常 | メイツたちが館内で生活し、会話や交流を行う |
| 異常発生 | アニマ市や黄昏館で起きた問題へ対応する |
| 3D探索 | メイツを操作して浸蝕された空間を探索する |
| 戦闘 | 「ライブターンバトル」で敵と戦う |
| 帰宅 | 問題を解決して黄昏館へ戻る |
| メイツとの交流 | 話す、名前を呼ぶ、手を振るなどの交流を楽しむ |
「RPG部分」と「キャラクター交流」が別々に置かれているというより、一緒に暮らす日常から異変へ出動し、解決して家へ戻ってくること自体が一連のゲームサイクルになっているのが特徴です。
旧「プロジェクトRX」が正式タイトル『ファレイドリア』に
本作はもともと、NEXON Gamesが「プロジェクトRX」の仮称で開発していたタイトルです。
2026年8月24日、正式タイトルが『ファレイドリア』に決定。同時にアニマ市、黄昏館、メイツなどの世界観やキャラクター情報も公開されました。
ただ、この時点ではゲーム画面から実際のプレイ内容を詳しく説明できるほどの情報は出ていませんでした。
TGS2026は、名前と設定だけが先行していた『ファレイドリア』を実際に動かして遊べる初めての大きな機会です。NEXONは会場で「世界最速」で体験できると案内しており、先行体験記事でもTGS向け試遊ビルドが世界初公開のプレイアブル版として扱われています。
『ブルーアーカイブ』との関係は?続編ではない
『ファレイドリア』について検索すると、『ブルーアーカイブ』との関係が気になる人も多いはずです。
両作品には開発組織上のつながりがあります。
NEXON Gamesでは、サブカルチャーゲームを手掛けるIO DIVISIONの中に、『ブルーアーカイブ』を担当するMXスタジオと、『ファレイドリア』を開発するRXスタジオがあります。
「プロジェクトRX」は2023年に開発チームとして動き始め、その後RXスタジオへ発展しました。『ブルーアーカイブ』の韓国・グローバルサービスに携わったチャ・ミンソ氏がPD、『ブルーアーカイブ』でキャラクターデザインやイラストを担当したYutokaMizu氏がアートディレクターとして参加しています。
NEXON自身も『ファレイドリア』を「『ブルーアーカイブ』のIO DIVISIONが手掛ける新作美少女ゲーム」と紹介しています。
ただし、『ブルーアーカイブ』の続編、スピンオフ、同じ世界を舞台にした作品と発表されたわけではありません。
キヴォトスとの世界観上のつながりも現在は発表されていないため、「ブルアカの新作」というより、同じ開発組織の流れから生まれた別の完全新作として見るのが正確です。
TGS2026試遊では日常から探索・戦闘までを一通り体験
TGS2026向けに用意された試遊ビルドは、約15分で本作の基本的な流れを体験できる内容です。
試遊は黄昏館でのミニエ、オハナ、シャミによる日常会話からスタート。
そこからある出来事をきっかけに黄昏館の一部が異常な空間へ変わり、3人で調査へ向かいます。
詳しい原因まで書くと試遊版のストーリーをそのまま追うことになるため、ここでは控えますが、今回のエピソードには「影蛇」と呼ばれる遺物が関係しています。
なお、このエピソードがそのまま正式サービス版の本編へ収録されるのか、TGS2026用に調整された専用シナリオなのかまでは現時点では確認できません。
3人のメイツを切り替えながら3D空間を探索
異常化した黄昏館へ入ると、ゲームは3Dフィールド探索へ移ります。
TGS試遊版ではミニエ、オハナ、シャミの3人でパーティを組み、操作対象となる「リーダーメイツ」を随時切り替えながら進むことができました。
今回の「影の黄昏館」では、普段の生活空間だった館内の壁やオブジェクトが動き、進むにつれて景色や構造が変化します。
ただし、すべてのダンジョンが同じように形を変えるのか、ランダム生成なのかといった仕様は確認されていません。今回の試遊で体験できた異常空間の特徴として見ておくのが安全です。
戦闘は「ライブターンバトル」|アクションではなくターン制
『ファレイドリア』の戦闘システムは「ライブターンバトル(LTB)」と呼ばれています。
基本は、味方と敵の行動順を見ながらスキルを選択するターン制です。
TGS2026試遊版では、メイツのターンになると「スキル1」「スキル2」のどちらかを選び、コマンドを決定して行動します。
ここまでは一般的なターン制RPGに近いのですが、LTBではプレイヤーが次の行動を考えている間にも、敵が3D空間を移動し続けます。
敵が攻撃してくるのをリアルタイムで回避しながらコマンドを入力するわけではありません。試遊版では味方の行動選択中に敵が攻撃を仕掛けてくることはありませんでした。
変わるのは「位置」です。
範囲攻撃は敵が集まった瞬間を狙える
スキルには攻撃範囲が設定されたものがあり、敵が動いているため、同じ技でも使うタイミングによって巻き込める数が変化します。
たとえば複数の敵が離れているなら、すぐ攻撃せず、範囲内へ集まるまで少し待ってから発動するという判断が可能です。
逆に、直線状の攻撃では味方が射線上にいると使えないケースも試遊版で確認されています。
「どの技を選ぶか」だけではなく、敵と味方の位置がどう変わった瞬間に使うかまで戦術に入ってくるわけです。
TGSビルドでは1回の行動に1分の制限時間も設けられていました。ただし、これは開発中の試遊版で確認された数値であり、正式サービス版でも60秒になるとは限りません。
ブーストゲージで行動順を前へ動かせる
LTBでもうひとつ特徴的なのが「ブーストゲージ」です。
攻撃を重ねることでゲージが溜まり、使用すると任意のメイツの行動順を前倒しできます。
試遊記事では、次の行動が近いメイツをブーストで割り込ませ、事実上連続で行動させる例も確認されています。
画面に表示された行動順をただ待つのではなく、自分で順番を崩して有利な流れを作れるため、範囲攻撃のタイミングと合わせてLTBの大きな戦略要素になっています。
スキルだけでなく必殺技もある
TGS試遊版では通常スキルとは別に、カットイン演出を伴う必殺技も確認されました。
一定ターンが経過すると使用できる形でしたが、必要ターン数や再使用までの条件などは正式版で変更される可能性があります。
ミニエ、オハナ、シャミにもそれぞれ役割の違いが見られ、先行試遊では前衛・遠距離攻撃・状態異常などを使い分けながら戦う構成になっていました。
音声認識では何ができる?AIとの自由会話ではない
『ファレイドリア』でもうひとつ変わっているのが、マイクを使った音声認識です。
TGS2026試遊版では、大きく2種類の使い方が確認されています。
ストーリーの選択肢を声で選べる
会話中に選択肢が表示された場面では、選びたい文章を実際にマイクへ読み上げることで決定できます。
声を出さないとゲームを進められないわけではなく、通常のボタン操作でも選択可能です。
黄昏館ではメイツの名前を呼ぶと反応してくれる
黄昏館では、近くにいるメイツの名前を声に出して呼ぶこともできます。
音声認識に成功すると呼ばれたメイツが反応し、交流へ移る仕組みです。こちらもボタンから対象を選択できるため、音声入力は必須ではありません。
注意したいのは、現在確認されているのが名前や用意された選択肢を認識する機能だという点です。
好きな文章を話せばキャラクターが生成AIで自由に返答する、何でも質問できるといったシステムは発表されていません。
「音声認識あり」と「AIキャラクターと自由会話できる」はまったく別の話です。
黄昏館は単なるホーム画面ではなく、メイツが暮らす場所
戦闘以外で本作らしさが最も見えるのが「黄昏館」です。
キャラクター一覧から交流相手を選ぶだけのメニュー画面ではありません。
3Dで作られた館の中をメイツたちが移動し、それぞれ思い思いに生活しています。
先行試遊では、読書をしたり、運動したり、掃除をしたり、うたた寝をしたりする姿が確認されています。固定された場所に全員が立っているのではなく、館内を移動していることも特徴です。
NEXONの公式紹介でも、センター長はメイツたちと買い出しへ出かけ、家庭菜園で野菜を育て、食卓を囲むなど、家族のような時間を過ごすと説明されています。
先行資料では、開発側がこうした共同生活を「異世界ホームステイ」と表現しています。
ただし、NEXON日本公式ページでは現時点で「異世界ホームステイRPG」を正式ジャンル名として掲げているわけではありません。記事上でも、作品コンセプトを説明する言葉として扱うのが正確です。
「話す」「手を振る」「贈り物」などの交流コマンドも確認
TGS試遊版の交流画面では、メイツに対して「話す」「手を振る」といった行動が確認されています。
「手を振る」を選ぶと相手も手を振り返し、好感度が上昇。短い雑談を楽しめる「話す」も実装されていました。
さらに画面上には、
- 贈り物
- お出かけ
- 招待
といった項目も確認されています。
ただし今回の試遊ではロックされていた機能があり、具体的に何ができるのかはまだ分かりません。
「手を振る」に回数制限があったという先行プレイ報告もありますが、これもTGS向けビルド固有の可能性があるため、製品版の確定仕様とは考えない方がよいでしょう。
日常のすぐ隣に「浸蝕」がある世界
『ファレイドリア』の世界で面白いのは、黄昏館での日常とダンジョン探索が完全に切り離されていないことです。
TGS試遊版では、普段メイツたちが生活している黄昏館そのものが異常現象によって変貌します。
先行取材では、アニマ市に存在する特殊な粒子「オッド」が密集することで、物理法則までねじれた異常現象「浸蝕」が発生すると説明されています。
今回の試遊で探索した黄昏館は、壁や家具が勝手に動き、いつもの建物が見慣れない空間へ変化していました。
問題を解決した後は、再びいつもの黄昏館へ帰ってメイツたちとの時間を過ごします。
「日常パートを終えたら別メニューから戦闘ステージへ行く」というより、同じ世界の中で穏やかな日常と異常現象が地続きになっているところが、TGS2026試遊から見えてきた本作の特徴です。
現在公開されているメイツはミニエ、オハナ、シャミ、エレベーターガール
NEXONが現在公式プロフィールを公開している主なキャラクターは4人です。
| キャラクター | 公式プロフィールの概要 |
|---|---|
| ミニエ | 「最高の冒険」が生きがいの探検家。探検家ギルド出身で豊富な知識を持つ |
| オハナ | 自称・天才オールラウンダー。優れた才能をいたずらや楽しさのために使う |
| シャミ | いつも金欠な猫耳少女。不幸体質ながらたくましく暮らしている |
| エレベーターガール | 黄昏館のエレベーター運行を担う謎の少女 |
TGS試遊ビルドにはこの4人以外のメイツも登場していますが、正式な全キャラクター数はまだ発表されていません。
対応機種は?PC・スマホ・コンソールの具体的な機種はまだ未発表
対応プラットフォームについては、現時点で少し注意が必要です。
GAME Watchやファミ通など複数の先行取材では、本作がPC・モバイル・コンソール向けに開発中と案内されています。
一方、2026年9月17日時点のNEXON日本公式ページでは、iOS、Android、PlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|Sといった具体的なプラットフォーム名は掲載されていません。
| 項目 | 2026年9月17日時点 |
|---|---|
| 配信時期 | 未定 |
| PC | 先行取材では対象として案内。具体的なストア等は未発表 |
| モバイル | 先行取材では対象として案内。iOS/Androidの個別発表は未確認 |
| コンソール | 先行取材では対象として案内。PS5/Switch 2/Xboxなど具体的機種は未発表 |
| 料金形態 | 未発表 |
| 事前登録 | 未発表 |
| サービス地域 | 未発表 |
そのため、「スマホ版が確定」「PS5でも発売」「Switch 2対応」といった書き方は現段階ではできません。
課金方式についても、基本プレイ無料なのか買い切りなのか、キャラクター入手がどのような仕組みになるのかをNEXONは正式発表していません。
TGS2026ではHall 7-C04で世界最速試遊
実際に『ファレイドリア』を試してみたい場合は、TGS2026のネクソンブースで試遊できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年9月17日~21日 |
| 一般公開日 | 9月19日~21日 |
| 会場 | 幕張メッセ |
| ネクソンブース | Hall 7-C04 |
| 『ファレイドリア』試遊 | あり |
『ファレイドリア』ゾーンでは、作中の「黄昏館」を2階建てのセットで再現。試遊のほか、ミニエ、オハナ、シャミ、エレベーターガールをイメージした展示やコスプレイヤー、キャラクターと“声”でじゃんけんするミニゲームも用意されています。
試遊、ブース写真のSNS投稿、じゃんけんを利用したスタンプラリーもあり、達成数に応じてビッグ缶バッジや冷感タオルなどが配布されます。ノベルティは数量限定です。
なお、TGS2026は9月17日に開幕していますが、一般来場者が通常のチケットで入場できるのは9月19日からです。チケットや一般公開日の違いについては、つぶログの「東京ゲームショウ2026は9月17日から一般入場できる?一般公開日・当日券・チケット料金を整理」で詳しくまとめています。
現時点でまだ分からないこと
TGS2026によって遊び方はかなり見えてきましたが、正式サービスに向けた基本情報はまだ多く残っています。
- 正式な配信日・サービス開始日
- 具体的なPCストア
- iOS/Androidへの対応
- PlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|Sなど個別コンソールへの対応
- 基本プレイ無料か買い切りかを含む料金形態
- 事前登録開始日
- サービス地域
- クロスプレイ・クロスセーブ
- 全メイツの人数や入手方法
- 「贈り物」「お出かけ」「招待」など交流機能の詳細
また、ライブターンバトルの1行動1分という制限、必殺技の再使用条件、交流回数の制限なども、TGS2026向けの開発中ビルドで確認された仕様です。
NEXON自身も公開中のゲーム内容や画像は制作中で、実際の内容と異なる場合があると案内しています。
『ファレイドリア』はTGS2026でようやく「遊び方」が見えてきた
8月に正式タイトルが発表された時点では、『ファレイドリア』について分かっていたのはアニマ市、黄昏館、メイツたちといった世界観が中心でした。
TGS2026で初めてプレイアブル展示されたことで、その世界で何をして過ごすのかまで見えてきました。
黄昏館でメイツたちと生活し、異常が起これば3Dフィールドへ出動。敵の位置を見ながらライブターンバトルで戦い、問題を解決したら再び家へ帰る。
そこでは名前を呼べばメイツが反応し、館の中ではそれぞれが読書や掃除をしながら暮らしています。
キャラクターとの交流を見せるゲーム自体は珍しくありませんが、『ファレイドリア』は「帰る場所で一緒に生活している感覚」と、位置やタイミングまで考えるターン制戦闘を同じゲームサイクルの中へ組み込んでいます。
一方、配信時期や具体的な対応機種、料金形態など、購入・プレイ環境に関わる部分はまだ発表されていません。
現時点で『ファレイドリア』を説明するなら、「メイツたちと帰る家を持ち、日常と異常を行き来する3Dターン制RPG」というのが、TGS2026の試遊内容に最も近い姿です。