『NBA 2K27』忖度なしレビュー|2K26との違い・買い替える価値は?
毎年発売される『NBA 2K』で一番難しいのは、「今年も面白いか」ではありません。
昨年の『NBA 2K26』を持っている人が、また9,460円を払うだけの違いがあるのか。
ここです。
その意味では、『NBA 2K27』はここ数年のシリーズの中でも話がしやすい作品になりました。
ディフェンス、シュート、ドリブル、ダンク。試合を動かしている根本の部分にかなり手が入り、5対5のバスケットボールは明らかに変わっています。
特に守備。
攻撃側だけが気持ちいいゲームではなく、相手の進路を塞ぎ、スクリーンをかわし、リムを守ること自体が面白くなったのは大きい。
ところが、ゲーム全体へ目を向けると話は少し変わります。
MyCAREERには新しいErasが追加され、女性MyPLAYERも登場。MyTEAM、MyNBA、The Cityにも手が入っていますが、VCを中心とする育成構造は相変わらず重い。
新要素そのものが、課金や育成の面倒さをさらに目立たせてしまっている部分まであります。
バスケットボールゲームとしては、かなり良くなった。
9,460円の商品として見ると、そこまで素直には褒められない。
『NBA 2K27』は、その二つを分けて考えた方が実態に近い作品です。
『NBA 2K27』忖度なしレビュー|先に結論
先に点数を出すなら、7.7/10です。
低い点数ではありません。
むしろ実際の試合部分だけなら8点台後半を付けてもおかしくない完成度があります。
2K26で気になったシュートの入りやすさや、守備側の手応えの薄さにかなり手が入り、攻守の駆け引きは今作の方が面白い。
今年の『NBA 2K』を買う理由はあります。
ただし、その理由はMyCAREERの新しいストーリーでも、The Cityでも、豪華なエディションでもありません。
バスケットボールそのものが良くなったからです。
反対に、MyCAREERを中心に遊ぶ人ほど慎重になった方がいい。
60前後の能力からMyPLAYERを育て、オンラインでまともに戦えるところまで持っていく負担は今年も軽くありません。
しかもMyCAREER Erasでは、現代編で育てた選手をそのまま過去の時代へ持ち込めず、別のMyPLAYERを育てる仕組みになっています。
新しい遊びを増やしたはずなのに、そこでまた育成とVCが顔を出す。
ここが本作最大の弱点です。
こんな人なら買っていい
- 2K26の試合部分にマンネリを感じていた
- 5対5のバスケットボールを重視する
- クイックマッチやMyNBAを長く遊ぶ
- 数年ぶりにNBA 2Kへ戻る
- NBAやWNBAの現在の選手・ロスターで遊びたい
慎重になった方がいい人
- 2K26で満足しており、MyCAREERしかほぼ遊ばない
- VCへ追加でお金を使いたくない
- 作ったMyPLAYERを短期間でオンライン上位へ持っていきたい
- 年次更新作品へ毎年フルプライスを払うことに疑問を感じている
2K26所有者に対する答えを一言でまとめるなら、
試合を重視するなら買い替え候補。MyCAREERだけが目的なら急がなくてもいい。
です。
『NBA 2K27』とは
『NBA 2K27』は、Visual Conceptsが開発するNBA公認バスケットボールゲームシリーズの2026年版です。
日本では2026年9月4日に発売されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | NBA 2K27 |
| 発売日 | 2026年9月4日 |
| 開発 | Visual Concepts |
| 発売 | 2K |
| 対応機種 | PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)/Nintendo Switch 2 |
| PS5通常版 | 9,460円(税込) |
| デラックス エディション | 14,080円(税込) |
| ウルトラ エディション | 19,910円(税込) |
| 通常版カバー | ビクター・ウェンバンヤマ |
| デラックス版カバー | ケイトリン・クラーク |
| ウルトラ版カバー | デリック・ローズ |
中心となるモードは、MyCAREER、MyTEAM、MyNBA、The Cityなど。
シリーズを毎年追っている人にはおなじみの構成ですが、2K27ではMyCAREER Eras、女性MyPLAYER、100年間の運営が可能になったMyNBA、MyTEAMのPlayer XPなど、各モードへ新しい要素が追加されています。
ただ、今回のレビューで最初に見るべきなのはそこではありません。
一番変わったのは、試合です。
良かった点
コート上のバスケットボールは2K26よりはっきり良くなった
2K27で最も評価したいのは、選手を動かしている時間そのものです。
過去のNBA 2Kでもグラフィックや選手データは高水準でした。
問題は、毎年買い替えるほどゲームとして変わったのか分かりにくい年があること。
今作はそこから一歩抜けています。
守備、シュート、ドリブル、フィニッシュまで一度に見直されたことで、単に新しいモーションが増えただけではなく、攻撃の組み立て方と守り方の両方が変わりました。
ボールを持ったスター選手で突っ込み、得意な動きを繰り返して得点する。
そうした力押しが以前より通用しにくい。
守備側には位置取りとタイミングが求められ、攻撃側もスクリーン、スペース、選手の能力を使い分ける意味が強くなっています。
NBA 2Kはモードの巨大さばかり目立つシリーズですが、今年一番の進化はもっと単純です。
1試合が面白くなりました。
ディフェンスが「仕方なくやる時間」ではなくなった
特に大きいのが守備です。
これまでのシリーズでは、オンボールディフェンスで正しく位置を取っていても抜かれたり、インサイドで身体を張っても不自然な得点を許したりと、「正しいことをしたのに報われない」場面が目立つ作品もありました。
2K27では、ペリメーターで相手の進路を切る動き、スクリーンへの対応、リム周辺での身体の使い方、ブロックなどが整理されています。
優秀なディフェンダーを使う意味も強くなりました。
カワイ・レナードのような守備能力の高い選手と、そうではない選手を同じ感覚で動かすゲームではありません。
攻撃のスターだけでなく、守備のスターが試合へ与える影響も見えやすい。
これはNBAゲームとしてかなり大事な変化です。
もちろん、接触判定やショットコンテストが常に自然なわけではありません。
スティールを狙った際のファウルや、見た目と判定の感覚が合わない場面を指摘するレビューもあります。
それでも、守備全体が2K26から後退したという評価は考えにくい。
今作を買い替える理由の筆頭です。
シュートは簡単に入りすぎない方へ戻った
シュートも良い変化です。
2K26ではタイミングを覚えれば高確率で決め続けられる場面があり、特に慣れたプレイヤー同士では攻撃が強くなりすぎる傾向がありました。
2K27では、単純にボタンを離すタイミングだけを見るのではなく、
- シューターの能力
- ディフェンダーとの距離
- 相手の身長
- コンテストの方法
- 足が止まっているか
- シュート地点
- 直前の動き
- 疲労
などが成功しやすさへ強く影響します。
オープンで打てば入りやすい。
無理な体勢、無理な距離、強いコンテストを受けた状態なら難しい。
当然のように聞こえますが、その当然をゲームの中で成立させるのが難しい。
2K27ではこの部分がかなり噛み合っています。
「タイミングを覚えた人がどこからでも入れる」より、「いいシュートを作った人が報われる」。
NBAらしい方向です。
ドリブルとダンクも、派手さより操作とのつながりが良くなった
ドリブルも2K27の強い部分です。
方向転換や技のつなぎが滑らかになり、選手を動かしてスペースを作る感覚が以前より自然になっています。
ProPLAYによるモーション追加は今作でも大きく宣伝されていますが、評価したいのは「何千種類増えた」という数字ではありません。
入力してから選手が動き、そのまま次のプレーへつながる。
この流れが良くなっています。
ダンクメーターも同じです。
ゴール下で完全にフリーになったビッグマンと、強烈なディフェンダーへ突っ込むスラッシャーでは、本来成功難度が同じであるはずがありません。
2K27では状況に合わせてダンクの難しさが変わり、強引なプレーほどリスクが大きくなっています。
派手なダンクは残っている。
でも、出せば成功する必殺技ではない。
NBA 2Kがシミュレーション寄りのバスケットボールゲームであることを思い出させる調整です。
MyNBAはオフライン派にも買い替える理由がある
NBA 2KはMyCAREERとMyTEAMばかり話題になりがちですが、追加課金を気にせずNBAを遊びたいならMyNBAの存在は大きいです。
2K27ではフランチャイズを100年間まで進められるようになり、契約、トレード、国際選手、リーグ運営などにも細かな変更が入っています。
さらにMyNBA Legacyでは、一人の選手から始め、その後の世代へ物語をつなげていく遊びも追加されました。
このモードにはまだ粗さがあります。
シミュレーション結果や選手移籍のロジックについては、発売直後から不自然さを指摘する声も出ています。
それでも、MyNBAを単なる毎年恒例の添え物にせず、オフライン派へ新しい遊び方を用意したことは評価できます。
クイックマッチ、MyNBA、The Wはオフラインでも遊べるため、「オンライン対戦もVCも興味がない」という人でも2K27の良くなった試合部分をしっかり楽しめます。
女性MyPLAYERとWNBAは大きな一歩。ただし扱いはまだ同等ではない
2K27では女性MyPLAYERが作成可能になり、The Cityも男女が同じ空間でプレイする形になりました。
男性と女性で別のゲームを用意したのではなく、身長、体重、ウイングスパン、能力などビルドそのものを基準に戦う仕組みです。
WNBAのコート上の動きにも今作のゲームプレイ改善が反映されています。
ただし、ここも完成とは言いにくい。
男性MyPLAYER側に用意された大規模なキャリアストーリーと比べると、女性側には同等のストーリーがありません。
実況や放送演出についてもNBA側ほど厚くないという指摘があります。
使えるようになった。
同じCityへ入れるようになった。
そこは確かな前進です。
次に求められるのは、NBA側と同じくらい「その世界で遊び続けたくなる理由」を作ることでしょう。
気になった点
9,460円を払った後にもVCの存在が大きすぎる
NBA 2K27を高得点にしきれない一番の理由です。
PS5通常版は9,460円。
それだけでも安いゲームではありません。
それにもかかわらず、MyCAREERでMyPLAYERを早く育てようとするとVCが大きく関わってきます。
日本のPS Storeでは、2026年9月5日時点で、
| VC | 価格 |
|---|---|
| 5,000 VC | 275円 |
| 15,000 VC | 660円 |
| 35,000 VC | 1,320円 |
| 75,000 VC | 2,640円 |
| 200,000 VC | 6,600円 |
| 450,000 VC | 13,640円 |
| 700,000 VC | 20,900円 |
という価格設定です。
200,000 VCを買えば、本体と合わせて16,060円。
450,000 VCなら23,100円です。
もちろん、買わなければゲームが起動しないわけではありません。
時間をかけてVCを獲得することもできます。
問題はそこではない。
無課金で遊べることと、現実的な時間でオンライン競争へ入れることは別です。
The CityやRECへ行けば、育ったMyPLAYERたちと同じコートに立つことになります。
能力差がそのままゲームへ影響する以上、「ゆっくり育てればいい」で終わらないプレイヤーも多いはずです。
さらに日本のPS Storeには、取得したVCが取得日から180日後に失効する旨まで記載されています。
フルプライス。
シーズンパス。
VC。
MyTEAM。
NBA 2K27にはいくつもの遊び方がありますが、同時にいくつもの課金入口もあります。
ゲーム部分がこれだけ良くなったからこそ、この仕組みが余計に惜しく見えます。
MyCAREER Erasは面白い企画なのに、また育成が必要になる
2K27の目玉の一つがMyCAREER Erasです。
1980年代から現代まで複数のNBA時代を選び、当時のスターたちと同じリーグでキャリアを送れる。
マジック・ジョンソンやラリー・バードの時代。
マイケル・ジョーダンの時代。
コービー・ブライアントたちの時代。
ステフィン・カリーの時代。
NBAの歴史が好きな人なら、この設定だけでもかなり惹かれるはずです。
時代ごとにユニフォームやアリーナ、画面演出まで変わるため、単なる歴代ロスターとの対戦でもありません。
ところが、現代編で育てたMyPLAYERを、そのまま過去へ連れていくことはできません。
Erasでは別のキャラクターとして始まり、能力も低い状態から育て直すことになります。
ここで一気に評価が難しくなります。
「いろいろな時代で自分の選手を育てられる」と考えれば長所。
「いろいろな時代を遊ぶたびに育成負担が増える」と考えれば短所です。
しかもシリーズにはVCがあります。
この組み合わせを見れば、新モードを素直に「大ボリュームでお得」とは言い切れません。
企画そのものは面白い。
商品設計が、その面白さへブレーキをかけています。
Fire & Concreteは規模を増したが、物語だけで買うゲームではない
現代のMyCAREERでは「Fire & Concrete」という全11章のストーリーが用意されています。
高校時代からプロを目指し、Rucker ParkやG Leagueなどを経てNBAへ進む長いキャリアです。
協力プレイも導入されました。
これまでのNBA 2Kより「自分の選手で物語を遊ぶ」部分を強めようとしているのは分かります。
ただ、ストーリーそのものへの評価は飛び抜けて高いわけではありません。
展開が強引に感じられる場面や、主人公に乗り切れないという評価もあります。
NBA入りまでの道のりをゲームとして追うには楽しい。
一本のスポーツドラマとして強烈に残るかと言われると、そこまでではない。
MyCAREERはあくまで、自分の選手を育ててバスケットボールを遊ぶためのモード。
物語はその後押しです。
The Cityは便利になっても、巨大なメニューであることは変わらない
The CityにはRucker Park、REC、Park、Crew HQ、Casual Cornerなど、かなりのコンテンツが詰め込まれています。
初心者が入りやすい場所も増えました。
男女混合になったことも大きい。
ただし、2K26で使われたCityの基本レイアウトは大きく作り直されていません。
前年のマップを支持する声があったから残した、という判断自体を手抜きとは思いません。
実際、そのぶん試合部分へ力を回したのなら結果は出ています。
それでも、単にオンライン対戦を始めたい人からすると、Cityを移動して店や施設へ向かう構造は相変わらず重い。
バスケットボールゲームのメニューを街にしたもの、と感じる人がいるのも無理はありません。
NBA 2Kの世界へ入り込む場所として好きな人もいる。
早く試合を始めたい人には邪魔になる。
この評価は2K27でも大きく変わりません。
AIやファウル、MyNBA Legacyには発売直後らしい粗さも残る
コート上の評価は高いですが、細部まで完璧ではありません。
スティールを狙った際のファウル。
接触やショットコンテストの見え方。
過去時代のAIによるシュート選択。
MyNBA Legacyのシミュレーション。
フリーエージェントや選手移動。
発売直後のレビューでは、このあたりに不自然さを挙げる声があります。
通常のMyNBAシミュレーションを2K26より良くなったと評価する声もあり、AI全体が悪化したとまとめるのは乱暴です。
問題は、今年増えた大型要素ほど完成度にばらつきがあること。
試合部分はかなり磨かれた。
その周辺にある新しいモードは、同じ水準まで届いていない。
この差があります。
発売直後の不具合やアップデートは?
PS5、Xbox Series X|S、Steamでは、発売前の9月3日にv1.4が配信されています。
The Cityの安定性改善、Social Menuの調整、MyCAREERのFIBAオフシーズンで進行不能になる可能性がある問題などが修正されました。
短期間でv1.3、v1.4まで進んでいるため、Visual Concepts側も発売直後の問題にはかなり速く手を入れています。
ここで注意したいのは、Early Access期間の不具合をすべて現在の欠点として数えないことです。
逆に、「もう修正されたから完成」と言い切るのも早い。
NBA 2Kは発売後にシュート、REP、MyPLAYER、オンライン環境などが継続して調整されるシリーズです。
この記事の評価は2026年9月5日時点。
今後のアップデートで変わる可能性があります。
NBA 2K26から買い替える価値はある?
ここが今年一番大事です。
試合を重視するなら、今回は買い替える意味がある
2K26からほとんど変わっていないのであれば、9,460円を払う必要はありません。
2K27はそこまで小さな更新ではありません。
特に、
- ディフェンス
- シュート
- ドリブル
- ダンク
- 接触
- 選手ごとの違い
は、毎試合触れる部分です。
新しいストーリーを一度見て終わる変更とは違います。
100試合遊べば100試合効いてくる。
この種類の改善は、年次スポーツゲームでは価値があります。
「NBAの試合をするために2Kを買っている」という人なら、2K26から乗り換えていいでしょう。
MyCAREERだけなら、2K26から急いで移る必要はない
MyCAREER Erasは魅力があります。
Fire & Concreteも大規模です。
女性MyPLAYERや協力プレイも加わりました。
それでも、MyPLAYER育成とVCの関係まで含めると、「今年から劇的に良心的になった」とは言えません。
すでに2K26で時間とお金をかけてキャラクターを育てているなら、2K27でまた最初から始める負担は無視できません。
MyCAREERしか遊ばない人に限れば、セールを待つ判断も十分ありです。
MyNBA中心なら、かなり悩ましい
MyNBAは確実に増えています。
100年運営、Legacy、契約・トレード・リーグ管理周りの変更。
オフライン派への追加は少なくありません。
ただし、新しいシミュレーション部分にはまだ評価の割れがあります。
2K26のMyNBAへ大きな不満がないなら、今すぐ移らなければならないほどではない。
新しいLegacyや100年フランチャイズに魅力を感じるなら買い替える。
このくらいの距離感がちょうどいいです。
PS5版・Switch 2版、どちらを選ぶ?
今回はPS5一択ではありません。
Switch 2版がかなり強くなりました。
PS5版|オンラインまで含めるなら一番無難
PS5版はPS5 Pro Enhancedに正式対応。
DualSenseの振動とトリガーエフェクトにも対応しています。
PS5とXbox Series X|Sの間ではオンラインのクロスプレイが使えるため、The City、RECなどオンライン人口を重視する人にも選びやすい。
PS5 Pro Enhancedについては対応表記こそありますが、通常PS5と比較した具体的な画質差を裏付ける十分な発売後技術検証はまだ揃っていません。
「PS5 Proなら別物」とまでは書けません。
テレビやモニターで腰を据えて遊び、オンラインもやる。
そういう人ならPS5版が最も無難です。
Switch 2版|60fps対応で昨年より一気に魅力が増した
Switch 2版で一番大きいのは、Performance Modeで60fpsへ対応したことです。
2K26のSwitch 2版は30fpsでした。
バスケットボールゲームでは、映像が滑らかになるだけでなく、シュート、ドリブル、守備など操作の感覚にも影響します。
携帯機だから大きく妥協する、という昨年までの印象はかなり薄れました。
Nintendo公式ではファイルサイズ約81GB。
TVモード、テーブルモード、携帯モードに対応し、オンラインは最大10人。GameShareにも対応しています。
MyCAREERやMyNBAをベッドやソファで少しずつ進めたい。
外へ持ち出したい。
その使い方ならSwitch 2版にはPS5にはない価値があります。
ただし、PS5/Xbox Series X|Sとの通常のオンラインクロスプレイには参加できません。
MyTEAMのAuction HouseはPS5、Xbox Series X|S、Switch 2で統合されていますが、対戦相手まで共通になるわけではありません。
オンライン人口や他機種の友人との対戦を最優先するならPS5版。
携帯性を優先するならSwitch 2版。
今回はかなりきれいに分けられます。
PS5とSwitch 2そのものの選び方で迷っている場合は、Switch 2版とPS5版どっちで買うべき?後悔しない選び方でも、普段の遊び方から違いを整理しています。
PC版|発売直後は様子を見てもいい
PC版にはDLSS 5など独自の強みがあります。
高性能PCなら映像面をかなり追い込めます。
ただし、発売翌日のSteam評価は「賛否両論」。
2026年9月5日時点では853件中51%が好評となっており、コンシューマー版以上に評価が荒れています。
PCは環境差が大きいため、一部の不具合報告だけを全PCへ当てはめることはできません。
それでも、安定性を最優先して発売直後に買うなら、PS5やXbox Series X|Sの方が判断しやすい。
PC版は自分の構成と最新パッチ状況を確認してからでも遅くありません。
通常版・デラックス・ウルトラ、どれを買う?
迷うなら通常版で十分です。
通常版9,460円。
デラックスは14,080円で100,000 VCなどが付属。
ウルトラは19,910円で135,000 VC、シーズン1プロパスなどが入ります。
MyCAREERやMyTEAMへ最初から深く入る予定があり、どうせVCを購入することが決まっている人なら上位版にも意味があります。
ただ、
「高い版を買った方がNBA 2K27を楽しめるのでは」
という理由だけで選ぶ必要はありません。
クイックマッチ。
MyNBA。
The W。
そして試合そのもの。
2K27で一番評価できる部分は通常版でも変わりません。
むしろ、初めてNBA 2Kを買う人ほど通常版から入った方がいいでしょう。
どんな人におすすめ?
NBA 2K26を持っている人
試合部分を重視するならおすすめできます。
今回は守備とシュートを中心に、毎試合触れる部分の差が大きい。
MyCAREERしか遊ばないなら急いで移る必要はありません。
数年ぶりにNBA 2Kを買う人
かなりおすすめしやすいです。
現在のNBAを遊べるだけでなく、シリーズの弱点だった攻守バランスにも手が入っています。
数年分のモード追加もまとめて体験できるため、毎年買っている人より変化を感じやすいでしょう。
MyCAREER目的の人
条件付きです。
ストーリー、Eras、女性MyPLAYER、協力プレイと新要素は多い。
ただし、VCと育成負担を受け入れられるかで評価が大きく変わります。
MyTEAM目的の人
初期環境は悪くありません。
Player XP、The Exchange、ローテーション型のオンラインモード、統合Auction Houseなど、前向きな変更があります。
ただしMyTEAMはシーズンが進むほどカード環境が変わります。
発売直後の状態だけを見て「今年は無課金でも安心」とまでは言えません。
MyNBA・オフライン中心の人
かなり相性が良いです。
2K27の最大の長所である試合部分を、VCやオンライン競争から距離を置いて楽しめます。
100年運営など新要素にも興味があるなら、有力な購入候補です。
NBAファンだがゲーム初心者
NBAが好きなら入る価値はあります。
ただしMyCAREERのオンラインから始めるより、まずクイックマッチやオフラインモードで操作を覚えた方がいい。
2K27はシュートも守備も以前より状況判断を求めるため、「ボタンを押せばNBA選手が何とかしてくれる」タイプのゲームではありません。
バスケットボールを知っていること自体が、プレイの助けになります。
『NBA 2K27』忖度なしレビュー評価
| 評価項目 | 点数 | 評価 |
|---|---|---|
| バスケットボール・ゲームデザイン | 8.8 | 守備、シュート、ドリブル、フィニッシュまで広く改善。5対5の試合そのものはシリーズでも上位級。 |
| 操作性・ゲームバランス | 8.3 | 攻守とも選手を動かす意味が増した。接触、ファウル、AIにはまだ不自然さが残る。 |
| MyCAREER・MyPLAYER | 6.8 | Eras、協力プレイ、女性MyPLAYERなど意欲的だが、育成とVCの重さが新要素にも入り込む。 |
| MyTEAM・MyNBA・モード構成 | 8.0 | 遊べる量は非常に多い。MyTEAMの新要素やMyNBAの拡張も魅力だが、Legacyなどは粗さもある。 |
| グラフィック・ProPLAY・演出 | 8.5 | 選手固有の動きや試合演出は高水準。ProPLAYの恩恵も操作や動作のつながりへ現れている。 |
| 技術・オンライン機能 | 7.6 | PS5などはv1.4まで更新済み。Switch 2の60fps化は大きいが、PC版や一部オンライン要素には発売直後の不安が残る。 |
| コストパフォーマンス | 6.5 | 内容量は十分。ただし通常版9,460円に加え、VCやパスを強く意識させる商品設計は重い。 |
| 総合スコア | 7.7 / 10 | バスケ部分は8点台後半。それでも商品全体ではVCと育成設計を無視できない。 |
総合7.7は、各項目の単純平均ではありません。
NBA 2K27で一番長く触ることになる「試合」の出来はかなり高い。
そこだけなら8点台後半です。
だからこそ、VCを理由に6点台まで落とすのも違います。
ゲームとして良くなった部分まで、課金への不満で消してはいけない。
ただし逆も同じです。
コート上が素晴らしいからといって、9,460円を払った後の育成負担やマイクロトランザクションまで見なかったことにはできません。
その両方を一本の商品として見ると、7.7が現在の位置です。
守備・シュート・ドリブルなど試合の駆け引きが大きく見直された『NBA 2K27』。MyCAREER Erasや100年運営に対応したMyNBAなど遊びも拡張されています。まず本編を楽しみたい人には、PS5通常版が最も選びやすい一本です。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
総評|今年は買い替える理由がある。ただし、2K27全部が同じだけ進化したわけではない

『NBA 2K27』で一番良かったのは、Visual Conceptsが新しいモードを増やすことだけで終わらなかったことです。
守る。
抜く。
止まる。
打つ。
ゴールへ入る。
相手のシュートを邪魔する。
バスケットボールゲームなら毎試合必ず行う部分へ手を入れた。
その結果、2K26を持っている人にも「今年買う理由」が生まれました。
特にディフェンス。
守備の上手い選手を使う価値があり、正しく守ることそのものが楽しい。
ここまで変わるなら年次更新にも意味があります。
だから、『NBA 2K27』は「去年とほぼ同じだから買わなくていい」と切り捨てる作品ではありません。
むしろ試合だけなら、シリーズでもかなり良いところまで来ています。
惜しいのは、その進化へ商品全体が追いついていないことです。
MyCAREER Erasは面白い。
しかしまた育成が必要になる。
Cityには人が集まる。
しかし強いMyPLAYERを作るには時間かVCが欲しくなる。
通常版だけでも9,460円。
その上にVC、パス、MyTEAMの課金が並ぶ。
NBA 2Kシリーズが長く抱えてきた問題は、今年もコートの外に残っています。
それでも2K27を評価したい理由ははっきりしています。
「今年も新しいNBA 2Kが出た」のではなく、「今年はバスケットボールそのものを良くしてきた」。
2K26から毎年買い替えることに疲れていた人でも、試合を中心に遊んでいるなら今回は候補に入れていい。
数年ぶりに戻る人なら、さらに薦めやすい。
MyCAREERとオンライン育成だけが目的なら、VCまで含めて一度考えた方がいい。
『NBA 2K27』は、シリーズ最高傑作と簡単に呼べる作品ではありません。
ただ、シリーズがどこを直すべきだったのかに対しては、かなり正しい答えを出しています。
バスケットボール部分は大きく前進。
商品設計は、まだ追いついていない。
そこまで含めて、7.7/10です。